花屋な日々

花屋な日々

2025.11.13
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愛ちゃんの発作はもしかして
太陽フレアの影響では?
と思った昨日の夜。

そういえば、去年の10月にも発作がひどくなり、
それから点鼻薬を始めたり
投薬を深夜にも増やしたりして
かれこれ一年は発作は起きてなかった。

調べると、去年の10月、太陽フレアのニュースがあった。

もしかしたらもしかするかも、、、



太陽フレアは 人体への影響は少ないものの、まれに頭痛や倦怠感、
てんかん発作の誘発などがあるらしい。
てんかんもちの犬もこの影響を受けるらしく、
繊細なネコは更に影響が出る可能性があるとのこと。

そして、この今回の太陽フレアのピークは
今日の未明午前3時から24時間以上、というので

慌てて
対策は?
と質問した。

脳傷害のネコの発作がひどくなった原因は太陽フレアか?と。

対策としては、太陽フレアから出る磁波を遮断すること、そのために簡易的な方法として、ネコのいるケージをアルミホイルで覆って密閉に近い状態にしろ、と、、、


えぇー!

昨日の夜、そんなこんなで
スーパーの、閉店時間ジャストくらいに駆け込んで
店頭に並ぶだけのアルミホイルを大急ぎで買ってきた。

で、、そこからがもーたいへん、、、



これをどうやってアルミホイルで巻くのだ???

AIに聞きながら、なんとかかんとか大雑把に巻いてみて
でもどうしたって隙間だらけだし、
段ボールにアルミホイルを巻き付けて、それでケージを覆ってみたり、、

えー、、?こんなんで本当にいいのかしら?と思ったが

AIもテキトーで
「あとはフェリウェイを準備して!これであなたのねこちゃんは無敵です!」
とか言うし
ホントかよと思いつつもフェリウェイもつけて、
やらないよりはマシだろうという一縷の望みに賭けるしかなく。


もし、太陽フレアの影響で
あんなにひどい発作が起きたのだとしたら
防げるものなら防いであげたいし




更にSケージを取り出して
それもアルミホイルでぐるぐる巻きにした。
病院へ連れていくのに、これに入れて連れていこうと思った。

しかしアルミホイルで巻かれたケージを持ち歩くのは
どう考えても様子がおかしい人なので

今日の午前中 病院へ愛ちゃんを連れていったのだけど
さすがにケージには布を被せた。
しかしアルミホイルは隠しきれないし、がさがさと音はうるさい。

アルミホイルのおかげかどうかはわからないけど、
明け方の太陽フレアのピーク時、愛ちゃんは発作も起こさず朝まで静かに寝ていた。


病院では、私がおかしなケージを持ち歩いてるし、
中からは愛ちゃんの発狂して怒り狂う声が響いてるし、

多分 この人は少し頭がおかしくて、何か得体の知れない猛獣でも連れてきたのでは、と思われたかもしれない。

先生からも
「愛ちゃん何にはいってるのー?」と驚かれた、、、

かくかくしかじか太陽フレアが、、、
と説明したが

ちょっと陰謀論的な人かと思われたかもしれない

しかしどう思われてもいいのだ、愛ちゃんを守れれば


今日は、脳の炎症を抑えるために
ステロイドを注射して、1週間分の飲み薬のステロイドも処方された。




愛ちゃんのあの発作は
意識はとてもクリアで
なのに体が意思に反して勝手に激しく動いて

何度も何度も頭を抱え込んで苦しんでいたから
頭痛がひどかったのかな、と思ったり

先生にも動画を見せたけど、先生は
てんかんといえばてんかんだけど、
いわゆる極度の興奮状態だといった。

極度の興奮状態、制御できないほどの。
仰向けでバタバタ暴れたり、
倒れて苦しそうにもがいたり、
それでも意識はクリアだから、失禁もしないで自分でふらふらしながらトイレに行って用を足した、というミラクル。

まったくわからない、、、


先生は
やはりMRIを撮らなければ、愛ちゃんの脳の状態がわからないから、わからないまま こうだろうと予測して薬を処方している、MRIをとって、原因を究明したほうがいいのではないか、と言った。

MRIについては、最初から言われている。
だけど当初は誰もが愛ちゃんが2年も生きるとは思っていなかったので
できる範囲で処置していこう、ということだった。


でも愛ちゃん、もう2歳も超えたでしょ?それがすでにすごいことなんだけど、このまま良くなることはないし、悪くなっていくのは間違いないので、MRIで脳の状態を調べて、適した薬を見つけて治療していくのがいいんじゃないかなぁ、
と先生は言う。

多分動きを見る限りでは、小脳形成不全もあるだろうし、
脳腫瘍なのか、脳の欠損なのか、現時点ではわからないから、、
と言うけれど

いや、仮に原因がわかったところで対処療法しかないだろうし、麻酔のリスクも高いし、お金もめっちゃかかるし、どうなの? と私は思っている。


獣医師や研究者からしたら、
愛ちゃんが、この状態で2年以上生存している奇跡について、いったいどういうことなのか、興味があるんだと思う。
悪く言えば 研究対象みたいな?

これは、私の勘ぐりすぎかもしれないけど
一般的にはここまでひどい障害を持ってる子が
こんなに長く生きるなんて誰も思わない。

そして、最初から愛ちゃんのことを診てくれてる先生も、さすがにこれ以上何かあってもお手上げなんだろう。
それはそう、先生も気の毒だとは思ってる。
だからこそ、大学病院でMRIを撮って、原因を究明して、
専門医に診てもらうのがベストなんだろうとは思っている。

だけどもね、
じゃあ仮に私にお金の余裕があって、
大学病院での検査も治療も全然できる状態だとして

うーん、、それでもやっぱり
全身麻酔のリスクを負ってまで、やるかなぁ、、やらないかなぁ、、、


先生は、具体的に病院名と脳神経の専門医の名前まであげてすすめてくれた。

中途半端にこのへんのMRIを撮れる病院へ行くよりも、
大学病院の専門医に診てもらったほうがいい、って。

うん、そこまで言われると確かにね、、とは思うけど。


全身麻酔のリスクは高すぎる。
もし検査入院とかになったら、愛ちゃんはストレスで発狂して寿命が縮むだろう。

現時点で、
担当医の あの のらねこバリバリ怯まず診れる先生でさえ
怒っている愛ちゃんを触ることもできない、それくらいに愛ちゃんの癇癪は激しい。

そんな愛ちゃんを片手で抱き上げてケージに戻せるのは
私だけなのだ、、、

自宅の、愛ちゃんのいつもケージの、ガリガリサークルのベッドに戻すと
愛ちゃんは安心して落ち着く。

私が愛ちゃんを抱き上げるときは、
ご飯の前に連れていくときか、ケージのベッドに戻すときなので
愛ちゃんも それは理解しているのだと思う。

あとは、興奮して暴れる愛ちゃんを、抱き上げるタイミングを計れるのも多分私だけなのだ。

噛まれないように、これ以上嫌なことしないように、怒らせないように、のタイミング。


もし、大学病院で
知らない場所、知らない人、知らない匂い、愛ちゃんの扱いもわからない獣医師たちに囲まれたら
愛ちゃんは不安で恐怖で 更に暴れてしまうだろう。
その知らない獣医師たちが、例え分厚い革手袋で愛ちゃんを触って噛まれなかったとしても
愛ちゃんは恐怖でパニックになるだろう。

そんな想いをさせるくらいなら、
原因なんてわからなくてもいいじゃないか、と思ってしまうのだ。

愛ちゃんはおうちが好きで、安心で、ひどく怒り狂っていたとしても、私のことはちゃんと認識している、と自負してる。


治る病気なら多少の無理はするけどさ

治らないとわかっていることに対して
ただ愛ちゃんに極度のストレスを与えることに
なんの意味が??と思ってしまう…


いやしかし
それでも
先生の言う通り
ちゃんと検査をして 原因を把握して
適切な治療なり薬なり もっとしっかりしてあげた方が、というのももちろん痛い程わかっている。


難しいよね、動物医療って。


私にとって愛ちゃんは
研究対象でもなんでもなくて

ただただ 普通の
がんばり屋さんのかわいいうちの子。

一般的には
こんな癇癪持ちの頭のおかしい子を、こんなに生かして!
と思われるのかもしれないけど


愛ちゃんがどうであれ、
生きるという選択肢がある以上、ご飯をもりもり食べてる限り、
私は愛ちゃんに付き合うつもりだし


もちろん、最後にしてあげられることかそれしかなくなったんなら、安楽死という選択肢も排除はしていない。


さすがに一昨日の発作は
安楽死が頭をよぎったのも事実なんだけど

それくらい辛そうな姿だったから


だけども、強い子愛ちゃんは復活した。
今日もご飯をもりもり食べた。

自分でトイレに行って、ベッドに戻って、
怒りながら眠ってしまった。




言葉をもたない動物たちの、
動物医療の難しさ。

一挙手一投足を、いつもそばで見ている私にしかわからないこと。



もしかしたら気が変わって
やっぱり、大学病院でMRIを撮ります!っていう気持ちになるときがくるかもしれないけれど


今は…そんな心境になれずにいる。

白黒も、正誤もないんだと思う。



獣医師が悪いわけではもちろん無いし
医療の一般論として、MRI等の検査は当然、必然だからすすめてくるのは理解してる。
それを決めるのは 飼い主で

獣医に言われるがまま 検査だ手術だ入院だと
流されていては ダメだと思うし
自分の頭で どうすべきか、どうしたいか、を限界まで考えるようにしている。

愛ちゃんにとって、何がいちばん最適か、について。
もう胃液吐くほど考える。
そして、その時出した答えが その時の自分の精一杯の限界であったなら、
後悔はしないと思うんだ…


えらそーに言ってももちろん
私もぐらぐら揺れ動くんだけどね、
考えすぎてわからなくなっても、投げ出さないで考え続けること、
それが大事かなって。


大学病院に限らず、医療センターとかの高度医療の病院だってそうなんだけど
二次診療だからさ、日頃からのその子の様子とかわからないし
その子に対して愛情はなくて、
ただ、検査のデータベースでしかわからないんだよね、、

こうならこう、ああならこう、っていう
教科書通りの内容をすすめてくるし、それベースで話が進むから
ちょっと待って!と思うことがよくある。

もちろん、そこでしかできない検査や治療があるから、全部否定してるわけじゃないけど

そのデータじゃなくて、この子を見て!
と思ったことが、過去に何度もあったから。



愛ちゃんのような子は特に、難しいよ。
簡単には決められない。



うーん、難しい。

今は、まだ、検査はしない。
だけど、この先はまだ、わからない。


私の願いは
ただただ 愛ちゃんが 毎日 美味しくご飯を食べて
すやすや眠って
安心で安全なら それでいい。

もちろん 怒ってばかりは可哀想だから、癇癪をなくせるならなくしたいけど
愛ちゃんが癇癪を起こすことでストレスを発散させてるなら
それならそれで 別に構わないのだし。



愛ちゃんは今夜も
アルミホイルで包まれた異様なケージの中で眠ってる。

私もどーかしてるかもだけど
今の私にできる精一杯。

考え続けるよ、これからも。

ゆっくりおやすみ、かわいい愛ちゃん。





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Last updated  2025.11.13 22:58:09


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