FANTA-G

FANTA-G

2015.10.14
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 内閣の文科大臣である馳浩議員が教員時代の自分の生徒に行った体罰についてのコメント。

 これ、昨日のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」でも取り上げられてますが、記者会見の段階で「ウソをついている」としか・・・というのは、この会見では「当時の記事を読んでいただければわかっていただけると思いますが、自戒、反省、謝罪を込めた発言」としています。が、当時の記事がネットでUPされていますが、ヤンキー先生で有名なもう一人の議員と並んでの対談で、内容はまったく逆の、ほぼ自分の武勇伝、体罰自慢でした。反省という要素はまったくない。当時自分の顧問だった部活での指導の厳しさを「竹刀が一週間に一本持たなかった」と・・・どんな指導という名の暴力が蔓延していたか想像がつきます。しかも、それを「生徒との体当たり教育」という副題で語っている対談録なので美化こそすれ上のような反省の色はない。当時を反省している様子はまったくない。

 なんだかなあ、と思うのは、まずあの当時も体罰は禁止されています。そして、竹刀を日常的に持っている先生の異常性、それを美談にしていたのが、今の立場で突っ込まれてあわてて軌道修正発言というあさましさというか。

 もう一人のヤンキー先生の豹変もそうですが、この手の話を「美談」にする体質はちょっと視点を変えると恐ろしい話。いじめと同じで一般社会では許されない犯罪行為がなぜか学校という中だと指導の名のもとに許される。

 何より卑怯だと思うのはこの手の体罰って「指導者側は絶対に反撃されない立場から一方的に振える暴力」であること。そして、こういうのを肯定する大人は「今、自分が殴られていないから」なんですよ。自分が会社で上司に同じようなことをされたら?

 体罰が肯定される場合、すべてのいじめも、パワハラも肯定されてしまう。「当時殴った生徒に謝罪したい」という発言も、記者会見でこの昔の記事を突っ込まれての発言ですから言われなければ忘れていた、あるいは「なかったことにしている」訳で。

 だからこそこの馳議員の豹変とウソ発言は許し難く感じました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.10.14 10:16:02
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

FAM5220

FAM5220

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ツキアップ@ Re:絶滅危惧種を食べようとまでは思わない(10/17) ツキアップについては、 0896240183 をど…
もにゃら@ Re:絶対にこの人だけは支持できない(09/10) 高市氏が総裁になってしまいましたね… 氏…
ちいふう@ Re:一言でも言ったら積み上げてきた謝罪の言葉は全部リセットされる(08/17) お疲れ様です 今回の内容、氏のおっしゃ…
いちはら@ Re:AI作画は画材が増えただけだと思う(08/05) 二次創作と生成AIの問題は別物だと思いま…
もにゃら@ Re:民間企業が表現の自由を規制する(07/23) 中国ではBL作家が一斉検挙されたそうです…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: