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8月も今日で終わり。もう日本では9月1日に突入しておりますね。いや~あっという間に8月が終わってしまいました。さて、9月からは夢にまで見た新しいアパートでの生活 のはずだったんです、つい数時間前までは… 今住んでいるスタジオアパート(ワンルーム)の下の階の部屋が空きまして、そこに入る予定にしておりました。やっと、やっと、やっとだーーー! と舞い上がっていたのです。居候生活ともこれでおさらば。来週にはフランス人の友達も帰ってくるし、二人で仲良くお引っ越し。大きなアパートをシェアしましょうね~ルンルン、という感じだったのです。つい数時間前までは…。やっと今日になり、家主から鍵が渡されました。いよいよ、新しいアパートにお引っ越し~。家主もニコニコ顔で部屋を案内し始めます。と、ところが…想像していた部屋と全然違う…。そうなんです、私とこのフランス人の彼女はこのアパートを事前に見ることなく、このアパートに引っ越すことにしていたのです。ここに大きな落とし穴があったのです! このアラブ世界で、何かを見ないで決めることほど危険なことはない。私自身もアラブ社会で揉まれるうちに、「見るまでは信じない」というのがモットーになっていたのに、大切なアパートを決めるにあたって、確認をしなかったというのは何たる不覚!!でも理由があるんです。どうしてアパートを見ずにして、引っ越すことに決めていたか。理由1 同じビルの大家さんの家にはたびたびお邪魔しているが、彼らのアパートはとてもセンスが良く立派である。理由2 今回入る予定だったアパートにはアメリカ人の夫婦がつい最近まで住んでいた。アメリカ人がハッピーに暮らしているアパートならきっと素敵なはずだという思い込みがあった理由3 アメリカ人に「部屋を見せて」と頼んでも見せてくれなかった。それで、同じ階の向かいの部屋の住人に頼んで彼らの部屋を見せてもらっていた。とても素敵な家具と造りだった。彼らは、向かいの部屋も全く同じ作りだと請け合った。ちなみに彼らはアラブ。理由4 今住んでいるスタジオアパートが結構可愛いく、気に入っていたのだが、大家さんは下の部屋のほうが何倍も広くて素晴らしいのだと自信をこめて断言していた…このような理由が重なって、私たちは、下の部屋はさぞかし素敵なんだろうと引っ越しの日を心待ちにしていたのです。が、しかし!! ひきつってしまいましたよ。確かにワンルームよりはもちろん広く、ベッドルームが2つあります。でも一部屋は窓のない小さな小さなベッドルーム…。窓がない部屋なんて、窒息しそうになります。さらに、家具が~~。確かにどっしりとした重厚感のある家具。でも…私の趣味ではない。絶対エミリー(フランス人の彼女)の趣味でもない。黒っぽいカラス色のカーテンが家具の重厚さと相まって、部屋全体が陰気臭い。嗚呼~ 涙、涙。でもニコニコ顔の大家さんを前に、何も言えなかった。そうです、確認しなかった私たちが悪いのです。先回のブログでアップしたように、アラブが自信満々な時こそ注意しなければいけなかった…。そしてアラブの言うことを鵜呑みにしちゃいけなかった。分かっていたはずなのに…今回はヤラレタ!!!嗚呼~。しかも時すでに遅く、9月分の家賃を支払ってしまった (ワンルームの2倍以上)! ワンルームは明日で引き払うことになっており、私の行き先はこの陰気なアパートしかない(号泣)!! 今このブログは、明日でおさらばのこの愛すべきワンルームで書いております。ううっ、こんなことになると分かっていたら、このワンルームとはおさらばしなかったのに。去りがたし。このワンルームアパートが、日光の差し込むとっても明るい部屋だったので、余計に下の部屋が暗くて陰気臭く見えるんです。。。でも悲しい中にも good news が。実はこのワンルームには、私のスペイン人の友達ベロニカが9月に引っ越してくる予定なのです。ベロニカのことは、以前にもこのブログで何度か触れています(http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201002150000/ )。彼女が再びヨルダンにやってくることになっています。ベロニカは妹と一緒に引っ越してくるので、スタジオアパートは狭すぎる。それで、いったんはスタジオアパートに入りますが、新しいアパートを探して引っ越す計画です。となると、このスタジオアパートはまた空くことになります。私のルームメイトであるエミリーはこのスタジオアパートに戻ることができます。私は…もう居候はこりごりですので、自分だけのアパートをまた探すことになりそうです。またかよ!! でも仕方ありません。今回は私とエミリーの大失敗。アラブ社会の手強さをここにきて思い知らされた出来事でした…。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.31

アラブと多少なりとも接した方であれば、アラブの自己評価の高さ・その自信っぷりに気付かれることでしょう。自己評価の高さとは、「俺様は何ーーでも知っている」的な発言が要所要所で表れること。とにかく自分を非常に非常に高く評価している。代わって日本人。「能ある鷹は爪を隠す」ということわざに示される通り、知識や学歴をひけらかすことは恥ずかしいこととみなされています。まぁ、そういう人も中にはいますが…。私が思うに、人は物事を知れば知るほど自分が知らないことがいかに多いかを思い知らされ、謙虚になるべきだと思います。さて、アラブはそんな私の人生観とは対極に、常に自信たっぷり。でもその自信って、実は何の根拠もないんですよね~…( 一一) 間違った情報でも自信たっぷりに言ってのけますから。だから、アラブが自信たっぷりな時こそ、ご用心! 鵜呑みにはできません。まず疑ってかかれ、という精神が必要です。で、根拠のない自信から、色々なことを断定的に言ってきますが、もちろん間違っていること・不正確なことのほうが多い。そして支離滅裂で一貫性がないことも多い。こちらとしては、「あの時、ああ言ったやん!」と突っ込みたくなります。が、しかし! この「あの時ああ言ったでしょ」「さっきはこう言ったやん」と鋭く追及するのは危険なんです!アラブ世界での禁句はけっこう色々ありますが、特に気をつけなければならないのは相手のプライドを傷つけること。相手が間違っていることは、こちらとしては重々承知。でも、「あの時ああ言ったやん!」と突っ込むと、相手のプライドを傷つけます。プライドを傷つけられるとアラブは再起不能。なんせ「俺様は最高!」と信じているので、それを否定されることは非常にゆゆしい事態なのです。あー、ややこしいと思った方! 実は単純なんですよ。アラブにとっては「分からない」ということのほうが恥ずかしいことなのです。だから、間違っていようがなんだろうが、とにかくコメントしてみる。こっちにはいい迷惑ですが。ヨルダンに来た当初は、間違った情報に振り回され、あっちでこう言われ、こっちでああ言われ…まさに混乱!!! そのうち、アラブの自信には根拠がないことに気付きます。そのあとは、聞き流し~~の術で日々を乗り切ります。でもとっても大切なことを知りたいときにも、なかなか信頼できる情報が手に入らないのがアラブ世界の難点。「あの時ああ言ったやろ! なんで今日は変わってるねん」と突っ込みたくなる時もたくさんあります。が、ここは抑えて、抑えて。相手が先回と違うことを言った時は、自分も彼が言ったことを覚えてないふりをする、ちょっぴり無知なふりをする…これもアラブ世界で人とうまく付き合う秘訣なのです。だって、几帳面な日本人に鋭く突っ込まれたら、ほとんどのアラブが再起不能に陥りますから。ま、そんな訳で、コツさえつかめばそれほど難しくないアラブ世界。自信たっぷりなアラブに愛着すら感じてしまいます。「I know everything」とアラブがいうときは、口では「マーシャ・アッラー」(すごいね)、心の中では「ま~た、何アホなことゆうてますねん、you don't know anythingやろ」と言い返しています(笑)。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.27

シリアで日本人女性ジャーナリストが亡くなったことを受けて、シリア関連の報道が多くなっているかと思います。シリアは孤立しているかに見えます。なぜって、「政府による大虐殺」「政府による弾圧」という構図が繰り返し報道されているから。マインドコントロールのように、繰り返されるこの構図。「シリア政府=むごい政府」というイメージが定着しています。女性ジャーナリストを殺害したのも政府関連だと一時は報道されました。事実は…? シリアに詳しい方、また詳しくなくとも一度は足を踏み入れたことがある方なら、絶対に疑問に思われるはずです。この構図は成り立たない、と。女性ジャーナリストを殺害したのも反体制派だったという証言があります。事件に関わった張本人と神のみぞ知る出来事ですから、私が断定はできませんが…あえて言わせていただくとすれば「シリア政府は関係していない」。アサド大統領はイスラム教徒でもなくキリスト教徒でもなく、少数派のアラウィ派に属します。現在、このアラウィ派が弾圧されているのです。このブログでも何度もお伝えしていますが、シリアでのゴタゴタは早い段階で 政府VS国民ではなく、国民VS国民、つまり宗教間の争いに形を変えています。でも日本では、「政府VS国民」であろうと「国民VS国民」であろうと関係ないんでしょうね。とにかくシリアで争いが起きている。じゃあ、分かりやすい「政府VS国民」で報道したほうが単純明快で手っとり早い。日本で「宗教間の争い」なんて言っても、なんのこっちゃ分からないでしょうから。そんな感じで、報道の適当さ・不正確さが目立ちます。ヨルダンに住んでいるシリア人は非常に客観的な見方で自分たちの国を見ています。私の友達はシリアのラタキア出身。ここはアサド大統領の生まれ育った土地です。実はアサド大統領の父親の時代に、少数派のアラウィ派の支配に抗議してイスラム教徒が決起するということがありました。一番大きな反対運動が起きたのがハマという場所。アサド大統領の父親はかなり強硬派で、ハマでの反対運動を武力で徹底的に弾圧。2万人から3万人ほどが亡くなったといわれています。このラタキア出身の彼女によると、現在シリアで起きているのは、復讐劇。30年ほど前の1982年に起きたこの出来事の復讐に打って出ているのです。現在アラウィ派への弾圧・殺害が進行中。アラウィ派が子供たちを含めどんどん殺されています。宗教間の憎しみと復讐―これが基本的な構図で、それに便乗した理解不能な犯罪があちこちで起きています。例えば、誘拐事件が続発。外国人であろうとシリア人であろうと、とにかく連れ去られる。そして多額のお金を要求される。これは政府が機能していないことに便乗した犯罪。どの国でも邪悪なことを考える邪悪な者がいるのです。無政府状態を利用して「この時ぞ」とばかりに邪悪さの限りを尽くす。シリアはもう"大混乱"です。イラクと同じですね。中東諸国は、多宗教・多民族のモザイク国家。この微妙なバランスが壊れると、大混乱になります。いったん壊れたこのバランスは元には戻らないでしょう。幼い子供達まで虐殺してしまう、宗教間の憎しみ…。じゃあ宗教がいけないのか、と言われますとそうともいえず、本来は正しいことを教えるべき宗教を利用して純粋な一般市民に憎しみを教え込む「宗教指導者たち」に問題があるといえます。こうした宗教指導者たちは政治的な野望を持っていることがほとんどで、宗教と政治が結びつくことに問題があるのではないでしょうか。そんな訳で、誤解に誤解が重なり、シリア政府は孤立。宗教間の争いについていえば、憎しみの連鎖を断ち切ることが必要です。…と、言うは易し、行うは難し。私たちすべての心から憎しみがなくなる時が来るよう祈ってやみません。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.26

NHK BS1の「アジアで花咲け! なでしこたち」ですが、無事にヨルダンの放送が終了したようで、安心いたしました。私はまだ観ていないのですが…観てくださった皆様、ありがとうございました。ペコ。ちょうど放送日の昨日は、1泊2日の視察旅行に出かけておりまして、帰ってきましたらメールがドンと入っておりました。少しずつお返事させていただきます。ご旅行のお問い合わせには早めにお答えいたしますので、しばしお待ちくださいませ。さて、この1泊2日旅行はヨルダン人を引き連れての旅行でしたが、正直な感想は…「つ、疲れる…」。アラブと行動するって、本当に疲れます。まずアラブは何事も一人ではできない! トイレに行くのすら一人だと怖い、と言う…。なぬ? あり得ません。そして一人で行くくらいならトイレを我慢する…。トイレくらい一人で行きなさい! 夜中の2時にも叩き起こされ、深い眠りを突然に妨害されまして…えーーい、一人で行ってくれい! と心の中で叫んでしまった。付いて行きましたけど…(笑) でもよかったのは、深夜2時に見上げた星空が非常にきれいだったこと。彼女のトイレが終わるのを待ちながら、この星空を見れたからよしとしよう、と自分をなだめておりました。それから私は"痩せの大食い"でして、夕食はゆっくりとたっぷりと取りたい。しかしアラブたちはものの5分で食事を終わらせてしまう。そして「早くしろ」とせき立てる。一人にさせて! 一人でゆっくり食べるから、あなたは向こうへ一人で行ってらっしゃい!! しかし一人で行動ができないアラブは、私を待つ。つまり、アラブと付き合うのには本当に本当に忍耐がいる。特に私は何でも一人でしてしまうし、基本的に一人が好きなほうなので、「一人でできな~い」と言われてもなんのこっちゃ意味が分からない…。 はぁさて愚痴はこれくらいにして、今回の視察旅行はダーナ保護区でした。ダーナ保護区については、おいおいアップしていきたいと思います。旅行そのものは、色々あったけど、最終的には楽しかったし実り多かった! その間、日本ではテレビでヨルダンが放送されておりましたが、少しでも皆様の中東に対するイメージが変わればいいなと思っております。撮影は7月でした。撮影時からヨルダンの情勢は全く変わっておりませんので、テレビで観ていただいた通りの日常が流れています。シリアで女性ジャーナリストが亡くなりましたね。とても芯の強い人間的に美しい女性 (ヒト) だったとお聞きしています。こんな風に隣の国 (シリア) では美しい国土が徹底的に破壊され、行き場のない人々が日々の生活に困っている。アラブ世界の行く末はいかに…? 何かとネガティブなイメージが付きまとうアラブ世界ですが、私のヨルダン生活はテレビで観ていただいた通りのものです。このちょっと独特なアラブ世界にぜひ皆さまも足を踏み入れてみられるのはいかがでしょうか? ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.25

本日、NHKのディレクターさんから連絡があり、ヨルダンの番組が完成した!! というお知らせをいただきました。放送は2日後の8月24日です。いよいよで…ドキドキです。でも、私はオンラインで観ることができませんので、後からDVDを送っていただくことになっております。しかも放映の日は、ダーナ保護区の視察を兼ねた1泊2日のトリップに出かける予定でして…帰って来たころには放映は終了していることでしょう。NHKのホームページでは、たかぎなおこさんの漫画やヨルダンのフォトギャラリーもアップされていました。ぜひ番組前にご覧くださいね。ディレクターさんからは以前に「たかぎさんの漫画で、木村さんがすっごく似ています!!」という報告をいただいていました。に、似ていますかね??http://www.nhk.or.jp/asia-nadeshiko/s2_part05/*上記の写真はNHKのホームページからの転載です。すでにこのシリーズの放送は始まっていまして、私も興味津々です。お会いしたことはない方ばかりですが、いろんな国で働いておられる同世代の女性たちの物語、私も全部観たいな~。皆さまも是非シリーズすべてをご覧になってくださいね。もしヨルダン編を観ていただく機会がありましたら、皆さまからのご感想もいただければ幸いです。ちなみにどんな番組になっているのかさっぱり分かりませんので、ディレクターさんを信じるしかない!! いまさら遅いと思いますが、ディレクターさん、ほんまによろしくお願いしますよ~(笑)。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.23

2012年8月 (つまり今月ですね) にいらしたお客様からの旅行記です。当ブログ、それからホームページで混載を募集させていただいていたお客様ですが、最終的に3名様でのご旅行の催行となり、無事にご旅行を終えて日本に帰国されました。募集内容については、以下のサイトをご参照くださいませ。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201206170000/お客様の言葉を借りると、「人生で一番心に残った旅だった」と「絶賛」できる「最高の旅だった」ということです。3泊4日という短いご日程でしたが、ヨルダン満喫プランでしたので、ムジブ、ぺトラ、ワディラム等の見所をぎっしり詰め込んだご日程だったと思います。ホヤホヤの旅行記をお楽しみくださいませ。 昨日、旅を終え無事日本に帰着いたしました。ヨルダンでの4日間は本当に衝撃的な毎日でした。本当に『絵画のような風景』を毎日見ることができ、美しい風景を見るという今回の最大の目的は十二分に果たすことができました。すべて、木村さんのおかげです。ありがとうございました。今回の旅で一番感じたのは、日本という場所における、ヨルダンという国の印象が、まったくもって現実のものと乖離してしまっているという事です。「中東=危ない」「シリア、イスラエル、イラクの隣=超危ない」という形で、とにかく危険な場所というイメージが定着してしまっております。しかし、実際に訪問をしてみた結果、そのイメージがまったく違ったものだという事がわかりました。何年後になるのかはわかりませんが、次は家族で来たいと思っております。ムジブなんかは大人が来てもはしゃいでしまいますね笑その時はまたぜひ宜しくお願い致します。(※マゼンは本当に時間に正確で、本当に紳士的な方でした。同行者も彼には本当に感謝しておりました)僕の周りで仮に長旅を検討している人間がいれば、ヨルダンを押します。ぜひ、木村さんを押させてください。本当に記憶に刻まれる風景をありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。 ムジブとマリオットホテルは最高だったというご感想を別途で頂いています。ムジブの人気はかなり高いですね~。皆さまも是非是非この隠れた名所に足を運んでくださいね! NHKの番組でもムジブが出てくるかもしれません。それから、シリア情勢がヨルダンに及ぼす影響をご心配なさっている方も多いかと思いますが、このお客様のコメントが参考になるのではないかと思っています。今月のコメントですので、ヨルダンの治安に関する最新の情報となります。ご不安に思わず、是非ご旅行の計画をお立て下さいませ。 ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送のNHK BS1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演の予定です。ぜひご覧ください。にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.21

なくてもいいのに、あったらついつい食べてしまうもの…皆さんにとって、それは何ですか? お菓子? はたまた…? 私にとってそれは、「海苔」と「インスタントのお味噌汁」です。海外では、日本食を体が欲することはありません。無類の日本食好きなのですが、ヨルダンにいったん戻ると、全く必要なし。レンズ豆を食べたり、ジャガイモとズッキーニを炒めたり、現地にあるもので不都合なく調理して食べています。でも、そんな私でも年に2,3回は「あー、なんか日本食食べたいなぁ~」とふと思うときがあるんですね。それが先日やってきました。で、開けてしまったんですねぇ 。手巻き寿司の海苔の袋を! これは、アラブに巻き寿司を作ってあげる時だけのとっておきのもの! 自分で食べちゃうなんて、いけません、いけません。ヨルダンにも手巻き寿司用の海苔は売っていますが、中国製やイギリスからの輸入物で、日本オリジナルのものはありません。中国製の海苔は、薄くて弱くて、巻いている途中でビリビリに破れてしまいます。でもこの間は、ふっかふかの白米と海苔に、お味噌汁が食べたーーーい! と急に思い立ちまして、ふと気付けば海苔の袋を開けておりました。「あかんで~」という心の声もかすかに聞こえた気がしましたが、全く無視してしまいました。お味噌汁は、といえば、インスタントのものがたんまりあります。日本から持ち込んだ残りと、NHKの取材班から頂いたもの。なくてもいいのに、あったら絶対に食べてしまいますよ~。白米は、日本米はありませんが、日本米に似たお米があります。以前はエジプト米やカリフォルニア米でも少しパサパサした感じのお米しか代用品がなかったのですが、3年ほど前からヨルダンにお目見えしたのは、Diamond Rice というブランドで、水分がとても多いお米です。米国からの輸入です。このお米をふかふかに炊きまして、海苔を巻いて食べました。いやー、おいしかったなぁ。そんな事を書いていると、また食べたくなりました。いったん開けてしまった海苔の袋…結局自分ですべてを食べてしまいそうです。ないならないで全く問題ないのに、あったらついつい誘惑に負けて食べてしまう…そんなヨルダンの平和な日常の一コマでした。。 ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送 NHK BS 1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。にほんブログ村←読み終えたら一回クリックしてくださいね。
2012.08.20

2012年のラマダン明けは明日、8月19日 日曜日から…と正式に発表されました。昨夜見えることが期待されていたラマダン明けを告げる新月が肉眼では確認できなかったらしい…。…ちゅうことは、今日もムスリムたちは断食中???昨日の開放感あふれる街の様子は一体…( 一一) どの人も「今日でラマダン終了!」と昨日は喜びを爆発させていたのに。そして道路では子供たちが深夜の2時になっても奇声を上げて走りまわっていたのですが…。ところが、実は今日がラマダンの正式な終了日だとは。本日のアンマン市の朝は、ゴーストタウンのようにすっかり静まり返っています。しかし、本当に計画が立てにくいですね。ラマダン終了は明日か、はたまた明後日か…と直前になるまで分からない。こんなわけですから、何事においてもアラブが「インシャアッラー」(神のご意志なら) を連発するのも分かります。さて私は一足 (一日?) 早く休暇気分。だってラマダンが明けたと思って今日は屋上で堂々とティーを楽しんでしまいましたもんね。ラマダン中は外でゆっくりティーなんてご法度。こっそり家で飲んでいました。今日からは屋上での"朝ティー"を再開! と一人 happy な気分に浸っていたのでした。ではでは明日からのイード (大型休暇) を心待ちにいたしましょう。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/8月24日放送 NHK BS 1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。にほんブログ村←読み終えたら一回クリックしてくださいね。
2012.08.18

本日をもって2012年のラマダンが終了いたしました!!!! 明日からは4日間の大型休暇に入ります! お疲れさまでした~断食を励行されたムスリムの皆さま、ぜひぜひ明日からはお水をたっぷり日中にも飲んでくださいね。明日からは私も気兼ねなく道路で水を飲むことができます。やれやれ、よかったヨカッタ。心なしか今宵はアンマン市に、うきうきした開放感が漂っています。本日は COSMO へ買い物へ行ってきました。プリンターのインクを買うのが目的だったのですが、Mecca Mall で1か月ほど在庫切れだったクレンジングなども買うことができ、ほとんどのものが1回のお買い物でそろったので、満足、満足。COSMO は Mecca Mall などと比べると少し値段が高めですが、商品がかなり充実しています。さて、この COSMO に入っている薬局では、友達に勧められていたアメリカ製のシャンプーも手に入りました。近所の薬局では扱っていませんでしたが、やはり COSMO にはありましたね~。友達お勧めのシャンプーは「My Secret」というもの。実は最近の私、抜け毛が気になっておりまして、何とかせにゃ! と思っておりました。この友達は、非常に髪の毛が薄かった (年のせいで薄くなっていた) のですが、レバノンから帰ってきて2年後に会ったときに、何と髪の毛が増えていた! 気のせいかなと思っていたのですが、彼女なりにいろいろ工夫したようで、とっておきのシャンプーを教えてもらったのです。このシャンプーは、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる男性ホルモンに注目したシャンプーです。DHTは、悪性の男性ホルモンで、脱毛や薄毛の原因となるらしい。このDHTを抑制することで抜け毛を防ぐというこのシャンプー。とあるサイトには、このDHTについて「近年の女性の抜け毛の原因も、女性の社会進出による過度のストレスによって血中のDHT濃度が上がった為と言われている」とありました。ギクッ。抜け毛が多いということは…私にはこの男性ホルモンが多いということか…。やっぱり…何となく自分には男性ホルモンが多そうだと昔から思っておりましたが(笑)。いや、笑いごとではありません! ヨルダンにいると抜け毛が多くなるんですよね。日本に一時帰国すると抜け毛が減るんです。太陽がすごく強いこととか、生活が全く違うこととか、言語のこととかで、日本にいる時とは違うストレスにさらされることは確実です。そのために、悪性の男性ホルモンが増えてしまうのかも!! という訳で、自分なりにこのシャンプーのうたい文句に納得した私は、早速このシャンプーを購入し、今晩から使い始めることにしました。効果のほどはいかがでしょうか。効果があれば、皆さまにご報告いたします。ところで、薬局には写真のような茶系のボトルと、紫のボトルの2本が置いてありました。どう違うのかな、と使用方法を読み比べても全く同じ説明。どちらもシャンプーっぽいけど、コンディショナーはないのだろうか? という訳で、店員さん(薬剤師) に聞いてみました。彼女は即答し、茶色のがコンディショナーで、紫のはシャンプーだと言い張ります。でも裏面にはどちらも「髪の毛を濡らしてから洗います」と書いてある。シャンプーとコンディショナーの使用法が全く同じって…おかしい。でもこの薬剤師は、この茶色のボトルには "conditioning Formula" って書いてあるでしょ、だからコンディショナーなのよ、と譲りません。出た! アラブ特有の自信満々、断定表現。こういうときは、信じないほうがいい。大体、どの薬局の店員もかなり適当なことを言うのがヨルダン。そして間違った情報ほど自信満々なのがアラブ!そこでとりあえず茶色のボトルだけを買って家に帰り、インターネットでカチャカチャと検索。やーーーーっぱり! 茶色のボトルは染めたヘア用 (だから"conditioning Formula"、つまり髪に優しいということ)、紫のボトルは普通のヘア用でした。信じなくてよかった! なんでこうなんでしょうかねぇ。アラブって、間違った情報でさえ自信満々で伝えるんですよね。常に「自分が正しい」という前提なので。そして間違っていることが分かっても、謝りません。非を認めない。でもねぇ、薬局で働いている一応資格のある店員が間違った情報を堂々と伝えるのは問題ですよ。まぁ、シャンプーごときでは大ごとには至りませんが、薬も扱っているわけですからねぇ。まったく信頼できません。このようにアラブ世界では、何事においてもすぐに人を信頼しないほうがいい。私はアラブからの情報は疑ってかかるようにとことん訓練されましたので、アラブの情報は鵜呑みにしません。間違った情報に基づいて行動して間違った結果になっても、間違った情報を流した張本人は、全くもって責任を取りません。素知らぬフリをされるだけです。あるいはなぜか私が悪いことになって終わり。なんか、ちゃうんちゃうん!!!ご旅行だけですと、このアラブの大いなる矛盾に気付かれる機会はないかもしれませんが、いずれにしても、アラブ社会では何事もぜひ何人かに確認するようになさってくださいね。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/8月24日放送 NHK BS 1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。にほんブログ村←読み終えたら一回クリックしてくださいね。
2012.08.17

アラブ男性が愛を囁 (ささや) くとき…………………………寒気がする! ←もちろん私の個人的な意見です。あ、誤解のないようにお伝えしておきたいのですが、私は別にたくさんのアラブ男性から愛を囁かれた経験があるわけではありません。私は「綺麗だね」などと言われて嬉しくて舞いあがるようなタイプの女性ではありませんので、アラブ男性にも愛を囁く機会を与えません。と書くと、何だかとても高飛車なように聞こえるかもしれませんが。。。アラブ社会に多少なりとも接した方であれば、アラブ男性が誰かれ構わず愛を囁こうとすることに気づかれるでしょう。まぁ…「誰かれ構わず」というのは少し大袈裟ですが、お伝えしたいのは、彼らにとって歯の浮くようなセリフを言うのは、別に特別なことではないということです。ですので、愛の囁きを聞きたいと思えば簡単なのです。このように書けば、誤解していただかなくて済むでしょうか。さて、アラブ社会とは言葉の世界。言葉が上手でないと、アラブ世界では生き残れないといっても過言ではないでしょう。「不言実行」などという世界とは対極です。言葉は多いけれど、実質が伴わないのがアラブ世界。日本では、ペチャクチャとしゃべる人、それが男性であれば特に何か格好が悪いし、言葉が上手な人ってなんだか信頼できない、というイメージがありませんか? 少なくとも私はそう思います。でもアラブ世界では正反対。しゃべったほうが勝ち! お世辞の羅列でもOK! しかしもちろん人の話は聞かない。 女性の美しさを表現するにも、まぁそれはそれは実に多種多様な表現があります。「ああ、愛する人、僕の月よ!」みたいなアホらしい表現もたくさん。それを普通にしゃあしゃあと言えるのがアラブ男性。アラブ男性は女性にはこうした言葉が必要だと思っているらしい。その確信のもとに、思わせぶりなことを言いますが、決して信じないように。機会さえあれば、そしてその気にさえなれば誰にでも言っているからです(ここまで断定するとひどいかもしれませんが、少なくとも彼らは誰にでも言える!)。そんなアラブ男性を見て、私はしらけます。冷たーーーい目で見てしまう!!! 前述のように、私はアラブ男性に愛を囁く機会を与えませんので、基本的に非常に鈍感なアラブ男性でもどうも私が喜んでいないということが分かるらしく、不思議な顔をしつつも、思ったような反応がないのでやめてしまいます。でも時々、本当に本当に場の雰囲気が読めないアラブ男性が、しつこく言い続けることがあります。し・ら・け・る~~~( 一一) 女性を褒めちぎるのと同時進行で自己アピールも忘れません。「僕にはすごく大きくて素敵なマイホームがあるし、高級車もある。しかも僕の仕事は…(マネージャだのエンジニアだの) だよ。お給料は月に…JD だ。 結婚したら、君は何もしなくていい。車も買ってあげるし、メイドも雇ってあげる。君は家でただただリラックスしていたらいい。何でも好きなものを買ってあげる。好きなことをしていいよ。僕はとってもオープンマインドで寛容な人間なんだ」これで落ちない女性はいない! とばかりに自信ありげに語るアラブ男性。さ・い・あ・く! な結婚ですね、こんな結婚。私は家もいらないし、車もいらないし、メイドもいらないし、毎日家でダラダラしたくもないワイ! と思う訳です。つまり一般のアラブ女性が喉から手が出るほど欲しいもの全てが、私にとっては全く魅力ではない。何もせずにお人形のように着飾って、ぶくぶくと太って行けと言われているようなもの(ほとんどのアラブ女性がそうなる)。嗚呼!!!! 申し訳ないけれど、何にも魅力的ではない。しかも自信満々に語るお給料の額が700JD (8万円ほど) だったりする。愛にお金は関係ないとはいえ、そんな自信たっぷりに語る額か? という訳で、アラブ世界は言葉の駆け引きと自己アピールの世界。なんでまたこんな世界に足を突っ込んでしまったのか…と思うときもあります。ちなみに私がコロリと落ちるかもしれないセリフは、「僕にはお金もないし、マイホームもない。でもたとえあなたが事故にあって変わり果てても、たとえ病気になって障害を持つようになっても、一生涯あなたを愛し続けることだけは信じてほしい」…ですかねぇ。でもやっぱり大切なのは言葉で何を言われるかではなくて、その人の本質=「内面の人」ですよねぇ。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/8月24日放送 NHK BS 1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。にほんブログ村←読み終えたら一回クリックしてくださいね。
2012.08.15

ラマダン終了も目前です。あと約1週間!! 断食中の皆さま、本当にお疲れ様です。断食が始まった当初はまだまだ元気だったアラブたちも、後半にさしかかる今頃はかなり疲れていることと思います。私のアパートの大家さんもぐったりと青ざめた顔で、口を開くのも苦しそうです…。さて、イスラエル関係の情報アップが遅れ気味になっております。もっともっとアップしたいことがあるのですが、時間の関係上なかなかできません。お許しくだされ~。そんな今日は、エルサレム市を走る路面電車 (トラムというそうです) のご紹介。 これはまだ新しいので、ガイドブックなどにも乗り方の説明などが書かれていないかと思います。トラムの路線図が手元になかったのですが、Wikipedia から無理やり引っ張ってきました。100%正確かどうか分かりませんが、すべて正確でなくてもよし。今回はエルサレム観光に必要と思われる駅のみ黄色で囲っています。少しメインの駅のご紹介。Damascus Gate 駅。旧市街へのアクセスに便利です。もしくは、この駅の一つ手前の「City Hall」駅で降りると、ヤッフォ門にアクセスしやすい。Manane Yahuda 駅。とても大きな Manane Yahuda Market (市場) があります。お買い物に便利。そして、この Manane Yahuda Market から道路を挟んだ向かい側にある換金所は、どこも信頼できますので、換金にうってつけ。Central Station 駅。バスの集結地点です。このバス停から、エイラットなどイスラエルの様々な場所へのバスが発着しています。Mount Herzl 駅。ユダヤ人のホロコーストミュージアムがあります。 このトラムですが、慣れると非常に便利。下の写真は、エルサレム市の目抜き通り「ヤッフォ通り」。トラムはこのヤッフォ通りに沿って走ります。電車が来ていない時は、線路を普通に横切れます。チケットの買い方をご説明いたしましょう。各駅に2つほどチケット購入の機械があります。ちょっと数が少ないのが難点。チケットを買う人が多い時は、並んでいるうちにトラムが来てしまうことがあります。まぁ本数が多いので、1本見逃しても大丈夫です。チケット代は、1回6.90シェケル(2015年3月現在)。機械にお金を投入します。20シェケル紙幣までは使えますが、50シェケル紙幣は受け付けません。ご注意くださいませ。「single trip 6.90」を選択されると良いかと思います。さて、いざトラムに乗車! 車内の入口の近くにこれまた小さな機械があります。よく観察していると、乗客は皆この機械にチケットを差し込んでいます。そうです、購入したチケットは、車内で機械に読み込ませ activate (アクティブにする) させないといけません。activate させていないと、チケットを買わずに乗車したとみなされ、罰金が科されることもあります。トラムは、チケットなしでも乗ろうと思えば乗れ得てしまう ”自己申告制”。ただし車内では抜き打ちでチケット検査が行われる場合があります。チケットを持っていないと罰金が課されます。このシステムはヨーロッパで取り入れられているシステムだそうです。そういえばドイツに行った時もこんな感じでした。ドイツでは、チケットなしでタダ乗りする人はいないというドイツ人気質を前提にこんなシステムが取り入れられています。ただしヨーロッパと同じシステムをイスラエルで採用することが賢明かどうか…ちょっぴり疑問ではあります。で、このトラムですが、1時間半以内だと次のトラムに無料で乗ることができます。つまり乗り換えに便利。あるいは、いったん電車を降りてさっと換金だけして、次の目的地へ、というときにも便利。*このシステムは2015年3月現在廃止されています。シングルチケットで乗れるのは1回だけ。エルサレム新市街は歩いても楽しいです。でも旧市街と新市街を行ったり来たりするのは大変。そんな場合は是非このトラムをご利用くださいませ。私は、荷物が多い時だけ利用しています。アレンビー橋からのセルビスは、ダマスカスゲートが終着です。このダマスカスゲートからホテルまで、大きな荷物を持って歩くのは大変なので、ホテルまでトラムを利用。セルビスの終着地点からトラムの「Damascus Gate」駅までは少し距離がありますので、ちょっと歩いていただく必要があります。徒歩で7,8分でしょうか。セルビスを降りたら、旧市街の城壁を左手に見ながら、歩いて行ってください。しばらく歩くと、トラムの線路が道路に見え始め、右手にトラムの駅が見えてくると思います。エルサレム観光、上手に体力を温存しながら是非お楽しみくださいね!!! ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送のNHK BS1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。是非ご覧ください。にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.13

8月は日本のホリデー。この8月は過去5年間の8月で一番忙しい月です。お客様が多い! ありがとうございます。偏ったメディア報道で中東のイメージは散々ですが、それにも関わらず、ヨルダン・イスラエルに来てくださることをとても嬉しく思っています。さて、とはいえ気になるのは中東情勢、特にシリア情勢。ご旅行直前まで「シリア情勢はヨルダンにどう影響しているのでしょうか?」というお問い合わせが多いです。また別の旅行会社を通してツアーをアレンジされているお客さまからも「失礼を承知で問い合わせています。シリア情勢について教えてください」というお問い合わせが多い。日本にいると正しい情報が入りませんので当然のことだと思います。さらに自分では大丈夫だと思っていても、周りが「そんな危ない場所に行くなんて!!!!」と過剰に反応することもあるようです。そうですよね~。でもアンマン在住の私からすると、シリア情勢の直接的な影響は感じません。シリア人のヨルダン入国は現時点で規制されています。全く入ってきていないという訳ではありませんが、ヨルダンに親類がいる場合でも、シリア人がヨルダンに入国するにはヨルダン側でかなりの手続きが求められます。つまりシリア人の入国は非常に難しいのです。それにほとんどのシリア人は単に逃げ場を探しているだけ。テロリストなどではないのです。もちろん、シリア情勢が今後ヨルダンにどのような影響を与えて行くのか誰にも分かりません。見守って行く必要があります。何かあれば在ヨルダン日本大使館からすぐに連絡が入ることになっています。現時点では注意を喚起する情報は何も入っておりません。ご旅行は全く問題なく楽しんでいただけます。アラブは血に飢えた国民ではありません。平和を心から愛する私たちと変わらない国民です。この夏ヨルダンに来られる皆様はきっとメディアで目にする中東のイメージとかけ離れたヨルダンの姿にびっくりされることでしょう。さて、ヨルダンにシリア情勢は「直接的な」影響は与えていないと書きました。が、「間接的な」影響は毎日感じます。まず、物流の滞り。野菜の数が・・・減った!!! そして…野菜が高い!!! シリアから輸入していた野菜や果物がことごとく入ってきません。ヨルダン川流域で収穫できる野菜なんて数が知れています。ラマダンで人口過密のヨルダン。ここにわんさかひしめくアラブの腹をヨルダン国内だけの栽培で満たすことはできません。ついに先日はニンジンがヨルダンから消えました…。シリアから入って来ない。ヨルダン川流域では収穫できない。ニンジンが……ない!!! ガーーン。毎日野菜ジュースを飲む私には、ニンジンがないことがなによりもツライ。3日間、野菜ジュースはお預け。今日は中国産のニンジンを手に入れることができました。シリア情勢の影響で、何から何まで中国産。中国産は…できるだけ食べたくない(涙)。ヨルダンに入ってくる中国製商品はすべてかなりの粗悪品。日本で見る Made in China とは話が違います。質が悪過ぎて買えたものではありません。そんなわけで、中国産の野菜にも全く持って確信が持てない私。。。でも仕方ありません。今後シリアのごたごたが長引くにつれて、このようにヨルダンへ与える影響も大きくなることでしょう。物価上昇は、低賃金で働くヨルダン人にはかなりの打撃です。中東よ、一体ドコヘ イク? 私たちは今、中東の歴史が変わり、世界の歴史が変わる時に生きています。今後の中東情勢を見守っていきたいと思っています。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/8月24日放送の NHK BS1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。観てくださいね。 にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.08

以前に「ユダヤ人女性のファッションは可愛い」ということを書きました。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201205190003/ この夏、イスラエルに旅行される方も多いかもしれません。ぜひユダヤ人女性のファッションをチェックしてみてくださいね。さて、結婚しているユダヤ人女性で、ユダヤ教の中でも正統派に属する人たちは、頭にスカーフをして髪の毛を覆っています。すべてのユダヤ人女性が頭を覆っているわけではありませんが、きっと皆さまも髪の毛を覆っている女性が多いことに気づかれることでしょう。髪の毛を覆うスカーフの結び方は、本当にいろいろ。とってもお洒落だなぁ、どうやって結ぶんだろう、と興味津々で見てしまいます。下の写真は、巻き方の一例。みんな思い思いの柄で、思い思いの結び方をしています。服に合わせてスカーフの色や柄を合わせるのですから、持っているスカーフの数ときたら、きっと半端じゃないはず!! すっごくお洒落~。 という訳で、私もついに買ってしまいました! 街を歩くユダヤ人女性に聞いてお店を探し当てるという執念で…(笑)。お店には様々なスカーフがあり、値段もピンからキリまで。色もデザインもいろいろで、迷ってしまいます。スタッフの女性たちもきれいに巻いています。どうやって巻くの? と聞くと、鏡の前で教えてくれました。私のようにショートヘアで、しかも頭の形がよくない場合(?)は、中に伸縮性のあるゴムバンドのようなものをかぶります。これで頭がぽっこりときれいな形に整います。それから、スカーフを巻いていきます。値段の高いものは伸縮性があって巻きやすい。でも結構高かったので、私はコットン製の物を選びました。ついに、ヤッター!!! ファッションとして十分に通用します。頭にこれを巻いて、意気揚々とエルサレム市内を歩き回りました。…が、時間がたつとず、ずれてくる…! 後ろへ後ろへとずれてしまい、ついにはぽっこりと頭から外れてしまいそうになります。これはあれですね、中にかぶっている伸縮性のバンドのような帽子が頭にフィットしていないからでしょう。私の頭の形が悪いんでしょうね~。それから、私の頭はデカイ。コロンと小さな頭だったら、素敵にフィットするのでしょうけれど ユダヤ人女性のかぶり物をヨルダンでかぶったらどうなるか? アラブは基本的にユダヤ人が好きではありませんので、「こやつはユダヤ人か?」と思われ大変なことになるかもしれません。…なんていうのは思い過ごしで、ヨルダンでこのスカーフを巻いていても誰も気にしません。ファッションの一部という感じです。日本でも十分に使えるものだと思います。女性の皆さま、ぜひ一枚イスラエルで購入してみてはいかがですか? ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ NHK BS1 の「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演予定です。8月24日の放送を是非ご覧ください。にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.08

2012年6月にいらしたお客様からの旅行記です。 私が一押しお勧めのムジブ自然保護区、それからワディラムをご堪能いただいたようで、旅行記を読ませていただきながら自分が旅行しているような嬉しい気分になりました。ありがとうございます!木村様お世話になっております。一昨日、無事日本に帰国しました。旅行前は死海とペトラしかヨルダンについて知りませんでしたがムジブ自然保護区、ワディラムの砂漠、ジェラシュの遺跡、マダバのモザイク等々ヨルダンには面白いところがたくさんあるんですね。木村様にヨルダン満喫プランを組んでいただいたことでこれらを見て回ることができて本当によかったです。私の友人はムジブ自然保護区をすごく気に入っており、次行くときは7時間のコースに挑戦したい!と言っておりました (笑) 私自身も美しいシークと川を登るアドベンチャーの両方を同時に体験でき大満足でした。ワディラムのキャンプ・ジープツアーも最高でした。ワディラムは本当に綺麗で、どこを写真にとっても絵になる景色ですね。キャンプの夕飯もとても美味しく、一面の星空も見ることができました。ベドウィンの方々に気さくに話しかけてもらったのもいい思い出です。旅行中、急なツアーの変更をお願いして申し訳ありませんでした。ワディラムでシャワーに入れなかったのでハマム(Turkish bath)に行きたいとドライバーのWaelにお願いしました。Waelはすぐに色々調べてくれて、アンマンよりペトラの方が安くていいよと勧めてくれました。さらにWaelはツアー変更による追加料金がかからないよう交渉してくれて、燃料費の10JDで対応して頂きました。本当によいドライバーさんを紹介して頂き、感謝しております。4日という短い期間でしたが、トラブルなく充実した日々を送ることができたのも木村様に手配していただいたお陰だと思っております。中東にはまだまだ興味をもっていますので、次回旅行する際にもお助けいただければと思っております。懇切丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。 ワディムジブ自然保護区は、まだまだ知名度が低い観光地ですが、行かれたお客様の 100% からご満足のレポートをいただいております。ヨルダン一押しの観光地です。特に夏場のリバーウォーキングは、最高です。 ヨルダン=砂漠という常識を覆す圧巻の光景にきっと息を呑まれるはずです。皆さまのご日程にも是非このムジブを入れていただきたいと思っています。ヨルダンでアドベンチャー…なんていうもの悪くないですよ!!ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送のNHK BS1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演の予定です。ぜひご覧ください。にほんブログ村←読み終えたらクリックしてくださいね。
2012.08.01

8月、9月そして10月と夏から秋にかけては観光のシーズンですね。特に日本の8月と言えば大型休暇。この機会に海外旅行される方もたくさんおられるかと思います。中東にいらっしゃる方も多いかと思います。ところで、中東の8月は灼熱です!! 乾燥していますので、日本の高温多湿から比べると過ごしやすいことは確かですが、太陽の光が強烈です。是非、帽子とサングラスをお持ちくださいませ。そんな今日は、イスラエル旅行のヒントをお伝えいたします。イスラエルには観光地が多すぎて、回りきるのは大変!! しかも交通費は半端じゃなく高い。でも旅行会社でプライベートなツアーを申し込むのも敷居が高い…。なかなか難しいです。そんな方には、Bein Harim の1日ツアーをお勧めいたします。ユダヤ系の会社で、ガイド付きのバスツアーを提供しています。足の心配をせずに観光地を回ることができますので、主な観光地を網羅したい方・ざっと概要を知りたい方にはお勧め。あ、ちなみに私はこの会社と提携しているわけではありません。が、とても便利だと思いますので、ご紹介させていただきます。さて、主なツアーとしては以下のようなものがあります。 エルサレム&ベツレヘム一日ツアー エルサレム発ならお一人様 US$ 99 マサダ&死海 エルサレム発ならお一人様 US$ 100 ナザレ、ティベリア&ガリラヤ湖 エルサレム発ならお一人様 US$ 90他にもいろいろありますので、是非ご希望にあったツアーをお探し下さい。ツアーによっては曜日が決まっているものもあります。詳しくは、http://www.beinharimtours.com/ をご参照くださいませ。事前のお申し込みが必要です。ホテルによっては予約してくれることもありますので、まずはホテルにパンフレットがないか確認してみてください。さてこの会社の難点は…時間にかなりルーズ!!! とはいえ仕方ないかもしれません。エルサレムの主なホテル、テルアビブの主なホテルから参加者をピックアップしてくるので、場所によってはかなり待たされます。私が参加した時は、待ち合わせの時間に30分以上遅れてきたので、ホントに置いて行かれたのかと思いました。エルサレム市の場合は、Jerusalem Gate Hotel で待ち合わせのケースが多く、ここまでは自力で来ていただく必要があります。帰りは、各ホテルまで送迎してくれます。こうしたバスツアーは、個人での移動とは違って融通が利きません。参加者が多い場合は、ガイドの声も聞きとれない。主な観光地を駆け足で回るだけなので、じっくりとは見学できません。こうしたデメリットを理解された上で、ご参加くださいませ。私はマサダツアーとガリラヤ湖のツアーに参加しましたが、時間にルーズなことを除いてはツアーの質はとてもよかったと思います。マサダツアーはたった8名の参加だったので、プライベートツアーという感じで特にヨカッタ。ガリラヤ湖のツアーは大型バスにギュウギュウ詰めの参加者で、ゾロゾロと移動して、何だか少しもったいない気も…。いずれにしても、概要を理解するにはよいツアーです。じっくり型の方、マイペースな方の場合は、旅行会社の専用車で回るプライベートツアーをお勧めします。イスラエルは観光大国。ヨルダンとは違って、個人でも回りやすいかと思います。こうしたバスツアーなどを組み合わせて、是非イスラエルを満喫してくださいね。ヨルダンツアーのことなら:http://picturesque-jordan.com/ 8月24日放送の NHK BS1 「アジアで花咲け! なでしこたち」に出演します。ヨルダンが特集されますので、ご関心のある方は是非ご覧くださいませ。http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=12n93 にほんブログ村←読み終えたら応援のクリックをお願いします。
2012.08.01
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