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ヨルダンは日本人の待遇がかなりヨイ国です。というのも、空港では日本人だけ査証(ビザ)が無料。ビザを購入するために列を作って並んでいる外国人をしり目に、さっさと入国審査に進むことができます。スタンプがボンと押され、これで1ヶ月間の滞在ビザが無料で支給されたことになります。
旅行の時は、これで十分。複雑な手続きが必要ないので楽ちんです。
語学留学などで滞在を考えておられる方には、ヨルダンに長期滞在するための方法が2つあります。イカマと呼ばれる滞在許可証を取得する方法と、3ヶ月ごとにビザを更新する方法です。
イカマというのは、下の写真のようなカードのことです。これを取得すると、面倒くさいビザの更新をせずに1年間ヨルダンに滞在できます。外国人にはパスポートの携帯が義務付けられていますが、このイカマは身分証明書の代わりにもなります。さらにこのイカマを持つとヨルダン人扱いになるので、ぺトラの入場料がヨルダン人料金。1JDになります。旅行客は22JDくらい支払わないといけません。ジェラシュもワディ・ラムもすべて1JDで入場可能。イカマ様、様なのです。


イカマを取るためには、スポンサーになる人、会社、学校などがなければなりません。私は初めの3ヶ月半をヨルダン大学の学生として過ごしたので、大学からの推薦状でイカマを申請できました。
このイカマ、何がややこしいって、政府関係の人たちが混乱していること。内務省に行けという人がいれば、地区の警察署に行けという人もあり・・・。行ったら行ったで「これはここじゃできない。○○に行って」といとも簡単にはねつけられ、あっちに行きこっちに行き、たらい回し状態・・・。この混乱ってヨルダンではよくある話。
私のイカマは今年の3月で切れるので、申請し直すことを考えると今から頭が痛いです。
お金がかかるのかというと、学生として申請した時は無料でもらえました。学生以外は、イカマ取得にお金がかかるようですが、いったい幾らなのかはどうもナショナリティによっても違うようなのです。日本人はいったい幾らなんでしょうか。今度のイカマ申請のときに要確認です。
3ヶ月ごとにビザを更新して長期滞在する方法もあります。ただ、この場合は半年ごとに国を出ないといけません。レバノンやシリアにタクシーで出かけて帰ってくるだけでいいので、簡単といえば簡単です。でも3ヶ月経ったらまた警察署に出向いて、混乱した警察官を相手にしないといけないこと(しかも言葉が通じないのでなおさら困る)、たらい回しにされてかかる時間のこと・・・などを考えるとかなり憂鬱になります。なので、長期滞在にはイカマが便利です。
日本人でヨルダンに語学留学する人はまだまだ少ないです。治安はいいのですが、いろいろなことが組織されておらず、外国人はかなり苦労します。言葉が少し分かるようになり、生活にも慣れてくるとストレスの半分以下はなくなりますけれど。
アラビア語を現地で学びたい方は、ヨルダンもぜひ候補の1つにしてくださいね。
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