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先日、3ヶ月分の家賃を払いに大家さんを訪ねました。今の大家さんは本当にいい人で、家賃をとても低く抑えてくれていて助かっています。全然知らなかったのですが、この大家さんのご家族はすべてガザに住んでおられるのだとか。今回のガザ侵攻では本当に心を痛められたようです。
ご家族はみなご無事だったようで、安心しました。ただ家は破壊されてしまったようです。
家賃を支払ってすぐに帰る予定だったのですが、おじさま、どうも祖国について語りたかったらしく、まぁ座れ、と言われてから延々とパレスチナの歴史についてレクチャーを受けました。友達との約束があったので初めはもじもじ落ち着かなかったのですが、熱く語るおじさまを見て、「パレスチナの歴史についてしっかりと勉強するのもいいな」と腹をくくり、講義に耳を傾けました・・・。
講義の最後におじさまから、「日本人はどうもアメリカの言うことばかりに従って、現実を知らない人が多い。ガザの現実と現状をメールで送るから、日本人の友達にぜひとも転送してくれ」と頼まれました。
数日後に早速送られてきたメールには、ナチがユダヤ人に対して行ったことと、現在のユダヤ人がパレスチナ人に対して行っていることとを比較した写真がたくさん添付されていました。ナチにされたことを自分たちが今やっているなんて、なんて歴史は皮肉なんだ、というコメント付き。
私としては同意しかねる部分もありましたが、おじさまの強い要望ですので、ちょっとばかりその写真をブログに載せてみます。
左の白黒写真が第2次世界大戦時のナチの写真で、右が現在のガザで起きていること。



前にも書きましたが、ヨルダンの人口の大半はパレスチナ人ですので、このパレスチナ問題は多くの人に影響を与えています。ガザに親類や家族がいる場合なんて、特にそうでしょう。
パレスチナ問題には宗教と歴史が深くかかわっているので私は何もコメントできませんが、この聖書の言葉だけは事実。「人が人を支配して、これに害を及ぼした」という言葉です。権力闘争をめぐる争いに終わりはなく、どれほどの人が傷ついていることでしょう・・・・。
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