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ご旅行のお客様にとって、一番面倒くさく、かつややこしいのはビザに関する情報かもしれません。情報もまちまちで、いったいどれが最新??? と頭を抱えられた方も多いことでしょう。
ヨルダンはとってもシンプル。日本人には入国時に無料で現地支給されます。 事前のビザ取得は必要ありません。 ビザを購入するために列をなして並んでいる外国人を横目に、スイスイと入国審査に進めます。
シリアに関しては、ちょっとややこしいです。シリア大使館で事前習得しないといけないの? とよく聞かれます。結論から言いますと、事前習得なしでも 現地取得は可能です。 ただし、訳あり。現地取得は可能なのですが、現実的には、実際に取得できるかどうかが国境の係官の裁量に依存しています。とはいえ、日本人に関しては取得できないということはまずありません。時間がかかるか、かからないかの違いです。
現地取得を希望する場合、国境の係官がダマスカスにある本部に電話で連絡を取る必要があります。この作業に時間がかかります。本部の責任者が席を外していると、連絡がつきません。特に深夜などオフィスアワー外に到着されますと、責任者は当然帰宅しておりますので、かなり長~~~く(朝まで)待たされる可能性もあります。
こうした中東の国では、係官の中でも手続きや取り扱いについての混乱があります。係官によって言うことが違う。複雑なことや自分が知らないことは「あなたが間違っている。自分が正しい」といって調べようともしませんから、厄介です。
現地取得を決行される方は、最低でも1時間、ひどいときには何時間も待つつもりでどうぞ。先にも書きましたように支給がされないということはありませんので、気長に待っていただく必要があります。でも旅行はやっぱりスムーズに行ってほしいもの。時間を有効に使っていただくためにはお住まいの国での事前習得がおススメです。ただし東京以外の場所に住んでいる人には、これも厄介ですよね。そういう時には、シリアの旅行会社を通してビザを取得する方法があります。ただし、この旅行会社を通してシリア国内のツアーをアレンジしていただく必要があります。ホテルはご自分で取っていただいても構いません。
必要な手続きは、パスポートのコピーをメールで送っていただくことと、US$ 200 のお支払い。後は国境(空港または地上国境)で旅行会社の担当者がお客様をお待ちしていますので、担当者と一緒に国境を越えていただくだけで済みます。
いずれの場合も、パスポートの残存期間が6カ月以上あることをご確認くださいませ。パスポートにイスラエル入国歴のある方はシリアに入国できません。
下の表は、ヨルダン周辺国の国境越えにかかる費用の一覧。出国税に関しては、陸路で地上国境を越える時に必要な金額です。空路の場合の出国税は航空券に既に含まれていることもありますので、下の金額は適用されません。
| 国 |
ビザ(入国査証) |
出国税 |
その他の情報 |
|---|---|---|---|
| ヨルダン |
無料で現地支給 |
8 JD |
出国税は地上国境のみ |
| イスラエル |
無料で現地支給 |
約 US$ 46 相当 |
シェケルにてお支払い |
| レバノン |
25000 リラ (約 US$ 17 相当) |
無料 |
リラ・ドルどちらでも可能 |
| シリア |
1.シリア大使館にて事前習得 2.現地取得(US$ 24) トランジットビザは US$ 8 3.旅行会社を通してツーリストビザを取得(US$ 200) |
500 SP |
出国税はシリア通貨 (SP)でのみお支払い可能 |
上記の情報は11月現在のもの。突然予告なしに改正される可能性もあります。悪しからず。さらに詳しくお知りになりたい方は、メールでお問い合わせくださいね。
*追加情報:上記の情報を更新しました。
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