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アラブの女性はアクセサリーが大好き。友達のアクセサリーコレクションを実際にのぞいたことはありませんが、服や靴やカバンの色に合わせて毎回とっかえひっかえ新しいアクセサリーが登場します。アラブは一般的にジャラリ・ピカリと、かなりどでかく主張するアクセサリーを身にまとうのが趣味。そんなわけで、どう考えても 質より量
。小振りで清楚だけど本物の上質を、という感覚はありません。
安物のアクセサリーもアラブの女性たちがつけると、派手な顔立ちにぴったりフィットして、それなりのものに見えるから不思議です。
アクセサリー・ショップに行っても、遠くから見ると素敵に見えたものが実際に手に取ってみると、メイド・イン・チャイナのそれはそれは安っぽいものだったりするので、驚きます。虚構のアラブ世界を象徴しているかのようなアクセサリーたち。というわけで、実際に買いたいと思うものはほとんど見つけることができません。中東で自分のためには全くといっていいほど買わないものがアクセサリーかもしれません。
質より量、しかも半端じゃない量が必要なアクセサリーですから、アラブ世界ではプレゼントにアクセサリーを贈るのも一般的。別れと出会いの季節であったこの夏から秋にかけても、アクセサリーを友達から何度かもらいました。
で、でも、でも・・・実際のところ、袋を開けると絶句するものがほとんど。そりゃあ、ショップにあるアクセサリーでいいと思えるものはわずかです。でも中にはちょっぴり素敵だなと思えるのもあるわけですし、友達がつけているアクセサリーの中にも「お、これはなかなかセンスがいいな」と思うのもあるわけです。
ところが贈り物でもらうものは、そのたくさんあるバラエティーの中から「なんでまた、わざわざこれを選ぶの?」 というようなものばかり・・・。申し訳ないけれど、絶対につけることはできません! せっかくもらったんだから1回くらいは・・・と思うのですが、絶対に無理。日本でつけていたら気が違ったのかと思われそうです。
さて、でもお礼は言わねば。相手はそれなりに一生懸命選んでくれたのでしょうから、傷つけたくはありません。ひきつりながらも言葉を選びながら、「ありがとう。アクセサリーがきれいすぎて(実は派手すぎて)ちょっと気が引けるけど、つけてみようかなと 思っている 」などということにしています。つけてみようと思ったのは事実ですし、まぁこれならつけていなくても、ウソをついたことにはならないし。
でも、このアクセサリーたち、一体どうしましょうね。日本に持って帰って、おしゃまなおチビさんたちに中東土産として配りましょうか。でもおチビさんたちの親が絶句するかもしれませんね(笑)。
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