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木村様、今回の旅行につきましては大変お世話になりました。
旅行中もお気遣いを頂いたり、スケジュール調整などでご配慮いただき、ありがとうございました。おかげさまで本当に良い旅行となりました。
アラビア語でよく使う表現に 『インシャーアッラー』や『アルハムド リッラー』というのがありますね。日本人的にはすごく抽象的な表現ですが、実際にアラブの世界に浸ってみると、本当にそうだなあという気がしてきます。
ドライバーの Jihad 氏は本当に良いドライバーで、私の拙い英語を一生懸命理解してくれ、道中の色々な説明や、時にはイスラムにおける概念などについてもわかりやすく話してくれました。ブログで書かれているヨルダン人像とは異なり、とても気配りのできる方でした。
今回の旅行は、1.ブラックアイリス 2.ワディ・ラムでの月 3.ダーナで青トカゲ を見ることを大きな柱として、アラブの文化や料理を体験し、ヨルダンの自然や野生の花々に触れることが目的でした。
ブラックアイリスは Kings Hihway 沿いのダート・ラース村近辺やダーナ自然保護区の Rummana キャンプ場へ行く道中で見ることができました。黒以外にも白っぽいアイリスも発見しました。Jihad 氏が言うには、ブラックアイリスはヨルダンの中でもある特定の場所で、4月にしか咲かないとのことで、もちろんこれに 合わせてスケジュールを組んだわけですが、本当に見れてよかったです!
ワディ・ラムでは想像以上にたくさんの花が咲き誇っていました。特にキャンプ場前の丘で群生している白い花(シレネの一種)は本当に見事で、『ワラダ』というユニークな咲き方をする花や『アジューザ』?という青色をした大型のアザミのような花がきれいでした。
この日は昼間若干雲がかかっていましたが、月が明るく輝くころには雲も晴れ、満月には2日ほど早かったもののきれいな月夜が見れました。キャンプ場前の丘に寝そべって、明るく輝く月をしばらく眺めていました。想定内のことでしたが、月が沈んでから日が昇るまでは1時間ほどしかなかったため、東西がうっすらと明るくて、本当の満天の星空には巡り会えませんでした。また、10月の月はもっと大きくてきれいに見えるそう。ワディ・ラムは本当に素晴らしい場所で、ドライバーの話では、1 晩だけの予定で訪れたところ、6 か月も延長して滞在した日本人女性(画家さん?) がいたというぐらい。また秋の名月の時期に訪れてみたいと思わせる魅力がありました。
ダーナでは、キャンプサイト周辺のコースで日没時に道を間違えてしまい、危うく遭難してしまうところでした。レセプションでガイドはつけられないということでしたが、長いトレイルを希望といっていたためか、紹介されたのはオプションのコース (Paradise Canion) で、これが想定以上に高かったです(280JDぐらい)。ガイドなしのコースはキャンプ地の周囲の山だけということで、他のルートを相談するとダーナ村からのCircle trail というローカルガイドによるトレイル(60JD)を紹介され、それにすることにしました。
前日に遭難しそうになったことに加え、自然保護区のガイドではなくローカルガイドであることや、さらに翌朝チップを置かなければならないとか、宿泊等に関する支払いについて尋ねられたり(レセプションで予約や支払いに関する把握ができていなかったようです)など、いろいろ重なって、若干ナーバスな状態での出発となりました。
ところが結果的にこれが大当たりでした!ダーナ村の雰囲気が良く、トレッキングルートの景色や花々も素晴らしく、ガイドについてくれた Hazem 氏もすごく良い方で、よい気分でダーナを後にすることができました。残念らがら念願の青いトカゲは見られませんでしたが、これはもっと熱い気温に なると出てくると Hazem 氏が教えてくれました。
他の方もよく書かれていますが、ぺトラでのガイドに関するチップについては確かに気を付けておくべき点だということを実感しました。ガイド料金についてもかなり足元を見て要求してきたり、別のガイドが後から出てきて最初にチップを要求してきたりということがありました。お金に関することがなければ、特別なルートを通ることができたり、その場で摘んだハーブ入りのお茶をごちそうしてもらったりと、いい体験ができたと思うのですが。
ぺトラバイナイトは、さすがにその雰囲気は幻想的で素晴らしいものでしたが、周囲の雑踏が気になりました。
マダバで、15 あるモザイクの学校のひとつをを見学しましたが、製作の様子が見れたり、またそこでの作品の質が非常に高いので、訪れてよかったで す。なんでもこれらの学校はヨルダン王妃の障害者支援の一環として運営されているそうですね。終盤に訪れていたらぜひともお土産にしたかったで す。
カラック城は場内にルッコラを始めたくさん花が咲いており、またその迷路のような造りもなかなか楽しめました。野生の花を見ることを目的として訪れたウンムカイスではルリタマアザミやシノグロッサムの仲間など他では見かけなかった花がたくさん見られたり、 20cm 超の大きなトカゲも目にすることができ、ゴラン高原とガラリア湖の眺めもすばらしかったです。
アジュルーンはウンムカイスで時間を使いすぎたため、保護区の散策はせずにお城の見学だけにしたので、花についてはほかの地域で見られるものがほとんどでしたが、オルニソガラムなど数種類ほどは新しい花を見つけることができました。お城の保存状態は確かによく、遠足の子供たちでにぎわって いました。
また、オプションでヨルダン唯一海に面したアカバを訪れ、初のシュノーケリングを経験しました。シュノーケリングの使い方がよくわからず、泳ぐに風が強くて寒かったので30分程度しか潜れませんでしたが、色彩豊かな魚たちやサンゴなど、海中の景色はこれまで経験したこともないくらい美しいものでした。日本に帰ってもぜひ挑戦してみたいと思いました。
初日に死海のムジブシャーレーに宿泊して、翌日シークトレイルを行う予定でしたが、シークトレイルはメンテナンスの為クローズしていていました。 ムジブ保護区からの死海の景色は本当に美しく、夕焼けもさることながら、朝日が当たる瞬間のイスラエルの山々が本当に美しかったです。この時ばか りは本当にのんびりと時間を過ごしました。
旅行中シークトレイルの再開の確認やスケジュール調整を行っていただいたおかげで、最終日に組み込むことができました。この時は Jihad 氏と同行しましたが、水位が非常に高かったそうで、通常は歩いて滝まで行けるところ、今回はロープ伝いに泳いでいくこともあり、かなり楽しめました。防水仕様のカメラが非常に役立ちました。
アンマン市街ツアーは上記のスケジュール調整の結果、主要な観光地の営業時間には間に合わなかったので、車で巡るだけになりましたが、お店などは遅くまであいており、アンマン滞在中にたっぷりと街歩きができました。ベジタブルスークなどは活気があってとても面白く、スパイスやお菓子屋さんなどお店の人もみな気さくで親切でした。
アラブ料理は今回初めてでしたが、自分にはとても相性が良く、どれもおいしく頂けました。基本的に量が多かったですが、焼き立てのホブズとケバブを食べたジェラシュのレストランやダーナのTower Hotelのランチが特においしかったです。
日本へのお土産は空港でそろえる予定にして、途中ではほとんど購入しなかったのですが、それほど品揃えや品質が良くなかったように思うので、モザイクや刺繍、死海グッズなどちょっとこだわったものは、現地や街中で買っておいたほうがよかったです。
今回中東に旅行するということで周囲からは「心配だ」とか「なぜ中東?」とかよく言われましたが、実際に旅行してみて、日本で懸念されるようなことは全くありませんでした。旅行中 Jihad 氏とよく話していましたが、ヨルダンは日本よりも小さな面積ながら、行く先々で全く違った景観があ り、何度訪れても飽きることのない魅力を感じました。
今回は男一人旅で、国民性なのか、宗教的な観念なのか、旅行中に結婚しているかどうかをよく聞かれました。一人旅かまだ見ぬ未来の伴侶と連れ立ってかはわかりませんがきっとまた訪れたいと思います。
長文、順不同で失礼いたしました。

このお客様はその道の専門でいらっしゃるのか、お花の名前にとても詳しい方でした。私はヨルダンに住みつつも、ここで咲くお花の名前などはほとんど知らないままに過ごしていますので、恥ずかしく思います。今年は2月3月が予想外に暑かったので、ご旅行にいらっしゃる4月半ばにはお花がもう枯れてしまっているのではないかと冷や冷やしていました。が、無事にお花の季節をお楽しみいただいたようで、とても嬉しく思います。
それから、通常は4月1日から開くムジブ保護区が、今年は3月の大雨の影響で4月15日まで閉まっておりました。それでムジブを目的として来てくださった4月前半のお客様には大変ご迷惑をおかけしました。このお客さまは4月16日ご帰国だったので、最終日に滑り込みでムジブ保護区を入れていただくことができました。これから秋にかけていらっしゃるお客様には、問題なくムジブを楽しんでいただけますので、ご安心くださいませ。
中東ヨルダン! 洗練とか繊細さとかいった言葉とは無縁ですが、ごつごつして不器用で荒々しいのが中東らしさかもしれません。皆さまも "Inshallah" の世界を楽しんで下されば、と思います。
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