カツラの葉っぱ 大好き!

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通訳、翻訳,についてR25

<通訳、翻訳についてR25>
通訳、翻訳といえば大使のミニブームであるが・・・
この際、通訳、翻訳について集めてみます。

・『カーヴの隅の本棚』
・『感情 俳優の声の中に』
・柴田元幸『他人になってみる』
・『日々翻訳ざんげ』
・『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』
・『洋書ラビリンスへようこそ』
・柴田元幸『翻訳教室』
・『柴田元幸の意見100』
・『BOOK MARK』2
・コーランを知っていますか
・現代女性翻訳家の揃い踏み
・群像(2020年6月号)
・Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち
・柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう』
・ジェイ・ルービン『村上春樹と私』
・鴻巣友季子『本の森 翻訳の泉』
・村上春樹『スメルジャコフ対織田信長家臣団』
・村上春樹『私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー』
・鴻巣友季子『全身翻訳家』
・常盤新平『翻訳出版編集後記』
・工藤幸雄『ぼくの翻訳人生』
・柴田元幸『愛の見切り発車』
・『小川洋子対話集』4
・小川洋子『博士の本棚』2
・柴田元幸『翻訳夜話』
・金原瑞人『翻訳のさじかげん』
・柳瀬尚紀『日本語は天才である』
・『映画字幕は翻訳ではない』
・読み、書き、訳すこと
・関西弁の通訳
・翻訳困りっ話

R25:『村上春樹と私』、『群像(2020年6月号)』、『本当の翻訳の話をしよう』を見直し



【カーヴの隅の本棚】

鴻巣友季子著、文藝春秋、2008年刊

<「BOOK」データベース>より
小説を読みつつ記憶のカーヴを探り、ワインの製法をたどり文学の本質に迫る。
【目次】
家政婦の血抜き/白バラの香り/そこに現前するもの/詩人の蝋燭/蛙を池にもどす/余韻の成分/骨肉の争い/描写の成分/訳しえぬもの/ハンプティ・ダンプティの口ぶり〔ほか〕

<読む前の大使寸評>
追って記入

rakuten カーヴの隅の本棚

『カーヴの隅の本棚』1 :中上健次や多和田葉子



<『感情 俳優の声の中に』>
アナログ老人は新聞記事のスクラップに勤しむのですが・・・
映画字幕翻訳の達人・戸田奈津子さんのオピニョンをスクラップしていたので紹介します。
朝日新聞の(リレーおぴにょん:声を感じて13)というスクラップ記事ですが。


『感情 俳優の声の中に』 byドングリ




【他人になってみる (英文精読教室 第2巻)】


柴田元幸著、研究社、2021年刊

<「BOOK」データベース>より
最高の物語、丁寧な注釈、信頼できる訳文。「英語」を捏造するアジア人、独自の愛を見出す女の子、過酷な生を生きるアフリカン=アメリカンの若者…英語で書かれた小説を辞書なしで100%楽しむ本。

<読む前の大使寸評>
柴田元幸さんの編・訳・註で6巻シリーズの第2巻とのことで・・・
柴田さんといえば、読んでいるより、訳するほうが早いといわれる達人だそうで、如何なる本か興味がわくのです。

rakuten 他人になってみる (英文精読教室 第2巻)





【日々翻訳ざんげ】


田口俊樹著、本の雑誌社、2021年刊

<出版社>より
本書はローレンス・ブロックの〈マット・スカダー・シリーズ〉をはじめ、2002年度「このミス」第1位のボストン・テラン『神は銃弾』、エルモア・レナード、トム・ロブ・スミス、ドン・ウィンズロウなど、ミステリーを中心に200冊近い訳書を刊行してきた名翻訳家が、自身が手掛けてきた訳書を再読し、翻訳家デビューのいきさつから、誤訳の数々、マイクル・Z・リューインとのメール交流、ジョン・ル・カレの逆鱗に触れた英文、レイモンド・チャンドラー「待っている」新訳での「大発見」まで、それぞれの訳書にまつわるエピソードと時々の翻訳事情で40年に及ぶ翻訳稼業を振り返る回顧録です。

<読む前の大使寸評>
ジョン・ル・カレの逆鱗に触れたというエピソードは如何なるものか?
このところ翻訳に関する本を読んできたが・・・翻訳家の苦労話が興味深いのです。

<図書館予約:(4/26予約、副本1、予約6)>

rakuten 日々翻訳ざんげ


『日々翻訳ざんげ』3 :チャールズ・バクスター『世界のハーモニー』
『日々翻訳ざんげ』2 :著者の処女訳
『日々翻訳ざんげ』1 :ジョン・ル・カレの逆鱗に触れた




【出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記】


宮崎伸治著、フォレスト出版、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
30代のころの私は、次から次へと執筆・翻訳の依頼が舞い込み、1年365日フル稼働が当たり前だった。その結果、30代の10年間で50冊ほどの単行本を出すに至った。が、そんな私もふと気がついてみれば、最後に本を出してから8年以上も経っていた。-なぜか?私が出版業界から足を洗うまでの全軌跡をご紹介しよう。出版界の暗部に斬りこむ天国と地獄のドキュメント。

<読む前の大使寸評>
内容をざっと眺めてみると、出版社の編集者との虚々実々の闘いの日々が綴られているわけで・・・と言うか詐欺まがいのパワハラに耐える日々だったようで、涙ぐましいかぎりでおます。

<図書館予約:(1/06予約、副本5、予約58)>

rakuten 出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記




<『洋書ラビリンスへようこそ』1>
図書館で『洋書ラビリンスへようこそ』という本を手にしたのです。
ぱらぱらとめくってみると、見事なまでに知らない本ばかりであるが・・・
欧米では知られた本のようで、興味深いのでおます。


【洋書ラビリンスへようこそ】


宮脇孝雄著、アルク、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
日々、好奇心の赴くままに膨大な洋書を読んできた翻訳家の乱読・多読な読書案内。読むほどに洋書や翻訳書やいろいろな本が読みたくなってくるエッセイ集。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくってみると、見事なまでに知らない本ばかりであるが・・・
欧米では知られた本のようで、興味深いのでおます。

rakuten 洋書ラビリンスへようこそ




<『翻訳教室』1>
図書館で『翻訳教室』という本を、手にしたのです。
先日、柴田さんの『翻訳に関する100の意見』という本を読んだのだが面白かったので・・・チェーン読書というわけです。
特に柴田さんと村上春樹の対談が載っていて、興味深いのです。



【翻訳教室】




柴田元幸著、新書館、2006年刊

<「BOOK」データベース>より
チュアート・ダイベック『故郷』、バリー・ユアグロー「鯉」、レイモンド・カーヴァー「ある日常的力学」、ハルキ・ムラカミ=村上春樹(英訳はジェイ・ルービン)“かえるくん、東京を救う”、イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』より「都市と死者2」、アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代に』より第5章と第7章の抜粋、ローレンス・ウェシュラー「胞子を吸って」、リチャード・ブローティガン「太平洋ラジオ火事」、レベッカ・ブラウン「天国」。村上春樹、ジェイ・ルービンもゲスト参加!東大文学部の翻訳演習を完全収録。

<読む前の大使寸評>
柴田さんと村上春樹の対談が載っていて、興味深いのです。

rakuten 翻訳教室





【柴田元幸の意見100】


柴田元幸著、株式会社アルク、2020年刊

<「BOOK」データベース >より
近現代の英米文学作品を、独自の視点で選び抜いて翻訳し、日本の読書界を動かしている翻訳家・柴田元幸が、翻訳に対する考え方や自身の翻訳手法について述べたとっておきの100の言葉(と、なぜか本人のボケツッコミ)を集めた一冊。東京大学での翻訳の授業や、講演、対談、インタビューなど、さまざまなシーンのシバタセンセイが登場。柴田訳のファン、翻訳に興味のある方、英語を勉強中の方、言葉について考えるのが好きな方、そして、なぜだかこの本を手に取ってしまったあなた。-どなたにもおすすめの一冊です。

<読む前の大使寸評>
おお 翻訳に関する100の意見てか・・・大使のツボが疼くのでおます♪

rakuten 柴田元幸の意見100

『柴田元幸の意見100』3 :漢語と和語のせめぎ合い
『柴田元幸の意見100』2 :「!」やコロンについて
『柴田元幸の意見100』1 :翻訳の勘所



<『BOOK MARK』2>
図書館で「BOOK MARK」という本を手にしたのです。
表紙のコピーにも「翻訳者による海外文学ブックガイド」とあり、つい借りたのでおます。


【BOOK MARK】




金原瑞人×三辺律子編 、CCCメディアハウス、2019年刊

<商品の説明>より
「もっと海外文学を!」「翻訳物っておもしろい!」読めば一生忘れられない。心にぐっとくる204冊。
・これがお勧め、いま最強の十七冊
・本に感動、映画に感激
・まだファンタジー?ううん、もっとファンタジー!
・えっ、英語圏の本が一冊もない!?
・過去の物語が未来を語る
・明日が語る今日の世界
・眠れない夜へ、ようこそ
・やっぱり新訳!
・顔が好き
・わたしはわたし、ぼくはぼく
・Listen to Books!
・これ、忘れてない?

<読む前の大使寸評>
表紙のコピーにも「翻訳者による海外文学ブックガイド」とあり、つい借りたのでおます。

rakuten BOOK MARK


「はじめに」でBOOK MARKの成り立ちを、見てみましょう。

<はじめに:三辺律子> p1~3
「『もっと海外文学を!』『翻訳物はおもしろいんだ!』と主張する冊子」。
「BOOK MARK」は、そんなフリーペーパーとしてスタートしました。サイズはCDの大きさで、フルカラー24ページ。各号にそれぞれ設けたテーマに合わせ、16冊の海外文学を訳者の方の解説で紹介、巻頭にはそのテーマに縁の深い作家の方がエッセイを寄せてくださっています。

「BOOK MARK」を始めることになった直接のきっかけは、よもやま話で金原さんが何気なく発した「じゃあ、海外文学を紹介する瓦版でも作る?」という一言でした。金原さん曰く、そうしたら私(だけ)が急に本気になった、ということなのですが、もちろん金原さんもじゅうぶん「本気」だったと思います。

 ただ「急に本気になった」理由として心当たりがあるのは、そのころ、「海外文学を紹介する場がほしい!」と切に願っていたこと。もちろん、書評する場がほしいという意味でもありましたが、実際の「場」、つまり、読者と本が出会う場所が必用だとつくづく感じていたのです。

 その大切さを教えてくれた一つが、丸善津田沼店の書店員(当時)酒井七海さんが企画した「第一回はじめての海外文学」でした。

 酒井さんからいただいたメールはまだとってあるのですが、そこには「お店に立ちながら外国文学をもっと読んでいただくにはどうしたらよいか常々考えて(中略)今回自店で『はじめて読む海外文学』(仮題)というフェアを考えております」とあります。





<『コーランを知っていますか』2>
図書館で『コーランを知っていますか』という本を、手にしたのです。
大使としてはコーラン自体にあまり興味はないのだが、砂漠の民の生活が出てくるので借りたのでおます。


【コーランを知っていますか】
コーラン

阿刀田高著、新潮社、2006年刊

<出版社>より
遺産相続から女性の扱い方まで厳格に、でも驚くほど具体的に、イスラム社会を規定する『コーラン』。日本人には理解しにくいと言われるこの書も、アトーダ流に噛み砕けばすらすら頭に入ります。神の言葉『コーラン』は、実は後悔しない人生を送るための親父の説教みたいなものなんです。イスラムとの協調が絶対不可欠な、今だからこそ読みたい『コーラン』の、一番易しい入門書。

<読む前の大使寸評>
大使としてはコーラン自体にあまり興味はないのだが、砂漠の民の生活が出てくるので借りたのでおます。

shinchosha コーランを知っていますか


コーランの翻訳あたりを、見てみましょう。
p85~87
<アラーは駱駝を創った> より
 が、それはともかくコーランの翻訳に戻って・・・ある時代までヨーロッパで適切な翻訳が現れにくかったのも本当だったろう。昨今の英語訳はかなりのレベルに達しているようだ。
 日本はイスラム教を特に毛嫌いはしなかったけれど、関係は薄かった。大正期に初めてコーランが訳され、今日このごろようやくその翻訳が軌道に乗り始めている。

 イスラム教徒側も、今では一つの良識としてコーランの翻訳について、
 「注文はありますけど、まあ、仕方ないでしょうね」
 と、各国語版の存在を認めつつあるが、本心はやはり「コーランはアラビア語で」である。アラーがあえて荘厳なアラビア語を選んで全人類への啓示を垂れたのだ、という選民思想は私たち日本人には納得の届かないところもあるけれど、コーランが詩的であり、音楽であり、翻訳では会得できない部分を相当に含んでいるのは事実であろう。
(長くなるので、以降省略)




<現代女性翻訳家の揃い踏み>
8.11朝日新聞に現代女性翻訳家の揃い踏みのような記事があったので、スクラップしたのです。
すなわち、小川洋子、多和田葉子、辛島デイヴィッドのお三方であり、ここに村上春樹や柴田元幸あたりを加えたら・・・現代翻訳家の勢揃いみたいなもんでんがな♪

(注:辛島デイヴィッドは男性だったのか・・・訂正は、ま、いいか)



 世界で最も権威ある文学賞の一つ、英国のブッカー賞の翻訳部門にあたるブッカー国際賞=キーワード=が8月26日(現地時間)に発表される。最終候補6作に小川洋子さんの『密(ひそ)やかな結晶』が名を連ねる。近年、英語圏で翻訳文学の存在感が増し、日本の女性作家の注目度が高まっている。(興野優平、板垣麻衣子)

■村田沙耶香・多和田葉子ら 翻訳家育つ/「風変わり」の評価も
 『密(ひそ)やかな結晶』(英題The Memory Police)は昨年の全米図書賞翻訳部門の最終候補にも残り、高く評価された。ただ、「英語圏で存在感を増しているのは小川さんだけではない」と、同作を英訳した米ミドルベリー大教授(日本文学)のスティーブン・スナイダーさんは言う。「とくにここ5、6年で、日本の翻訳作品がぐっと読まれるようになった」

 そもそも、米国では翻訳文学自体、日の目を見ないジャンルだった。流れを変えたのは、村上春樹さんをはじめとする、国外の人気作家の席巻だ。翻訳文学は手間とお金がかかり、割に合わないとする業界の常識を覆したという。

 村上さんによって日本人作家への期待値が高まる中で、小川さんの『博士の愛した数式』や、村田沙耶香さんの『コンビニ人間』などが見いだされ、広く支持されるようになった。川上未映子さん、小山田浩子さんらの作品も続々と翻訳された。

 翻訳文学の広がりは、文学賞にも影響を与えた。ブッカー国際賞は2016年にそれまで隔年だった選考を毎年に改め、対象を作家から作品に変え、選考の幅を大きく広げた。その年の受賞者は韓国の女性作家のハン・ガンさん。全米図書賞も18年から翻訳部門を復活させ、最初の受賞作は多和田葉子さんの「献灯使」だった。

(長くなるので、以降省略)


日本の女性作家 英語圏で存在感 2020.8.11



<『群像(2020年6月号)』>
本屋の店頭で『群像(2020年6月号)』という雑誌を、手にしたのです。
表紙に出ている特集「多和田葉子」「翻訳小説」というコピーに太子のツボが疼くわけでこれは買うっきゃないで・・・
ということで久しぶりに雑誌を買い求めたのでおます。


【群像(2020年6月号)】


雑誌、講談社、2020年刊

<商品説明>より
[小特集 多和田葉子]
・インタビュー
「離れていても、孤独ではない人間たちの闘争」 聞き手・構成:小澤英実
・評論
「多和田葉子の『星座小説』--『星に仄めかされて』をめぐって」岩川ありさ

[特集 翻訳小説]
・アンケート「最新翻訳小説地図」

<読む前の大使寸評>
表紙に出ている特集「多和田葉子」「翻訳小説」というコピーに太子のツボが疼くわけでこれは買うっきゃないで・・・
ということで久しぶりに雑誌を買い求めたのでおます。

rakuten 群像(2020年6月号)

『群像(2020年6月号)』6 :Susanooの物語
『群像(2020年6月号)』5 :小野正嗣の小説
『群像(2020年6月号)』4 :ブロークン・ブリテンに聞け28
『群像(2020年6月号)』3 :J・G・バラードや中国
『群像(2020年6月号)』2 :多和田葉子のインタビュー
『群像(2020年6月号)』1 :翻訳小説に関する辛島デイヴィッドのレポート




<『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』2>
図書館で『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』という本を、手にしたのです。
内容を覗いてみると、翻訳がテーマとなっているようで・・・
これが太子のミニブームにいたく響くわけでおます♪


【Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち】


辛島デイヴィッド著、みすず書房、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
村上春樹と英米出版界のスペシャリストたちの冒険。A・バーンバウム、E・ルーク、L・アッシャー、J・ルービン、G・フィスケットジョン、チップ・キッド…、そして村上春樹。Haruki Murakamiの世界への飛翔までの道のりを、30余名へのインタビューをもとにたどる、異色の文芸ドキュメント。

<読む前の大使寸評>
内容を覗いてみると、翻訳がテーマとなっているようで・・・
これが太子のミニブームにいたく響くわけでおます♪

rakuten Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち

『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』3 :村上さんの「冬の時代」p236~238
『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』2 :出版社の出版事情p32~35
『Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち』1 :翻訳家バーンバウムのケースp23~27




【本当の翻訳の話をしよう】


村上春樹×柴田元幸著、スイッチ・パブリッシング、2019年刊

<「BOOK」データベース>より
【目次】
帰れ、あの翻訳(村上春樹+柴田元幸)/翻訳の不思議(村上春樹+柴田元幸)/日本翻訳史 明治篇(柴田元幸)/小説に大事なのは礼儀正しさ(村上春樹+柴田元幸)/短篇小説のつくり方(村上春樹+柴田元幸)/共同体から受け継ぐナラティヴー『チャイナ・メン』(村上春樹+柴田元幸)/饒舌と自虐の極北へー『素晴らしいアメリカ野球』(村上春樹+柴田元幸)/翻訳講座 本当の翻訳の話をしよう(村上春樹+柴田元幸)

<読む前の大使寸評>
追って記入

rakuten 本当の翻訳の話をしよう

『本当の翻訳の話をしよう』2 :村上流短編小説の書き方
『本当の翻訳の話をしよう』1 :翻訳のプロお二人の業界裏話



<『村上春樹と私』5>
図書館で『村上春樹と私』という本を、手にしたのです。
著者のジェイ・ルービンは『1Q84』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』などを翻訳していて、世界的に知られているそうです


【村上春樹と私】


ジェイ・ルービン著、東洋経済新報社、2016年刊

<商品の説明>より
『1Q84』『ノルウェイの森』をはじめ、夏目漱石『三四郎』や芥川龍之介『羅生門』など数多くの日本文学を翻訳し、その魅力を紹介した世界的翻訳家が綴る、春樹さんのこと、愛する日本のこと。

<読む前の大使寸評>
著者のジェイ・ルービンは『1Q84』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』などを翻訳していて、世界的に知られているそうです。

rakuten 村上春樹と私


『村上春樹と私』6 :文学鑑賞と年齢の関係
『村上春樹と私』5 :世界中の翻訳仲間
『村上春樹と私』4 :アメリカでの村上講演会
『村上春樹と私』3 :村上作品の英訳
『村上春樹と私』2 :翻訳者の仕事
『村上春樹と私』1 :翻訳の苦労



<『本の森 翻訳の泉』1>
図書館で『本の森 翻訳の泉』という本を手にしたのです。
ぱらぱらとめくると、取り上げている作家が多和田葉子、村上春樹、水村美苗、池澤夏樹と好きな作家が多いのが借りる決め手となりました。


【本の森 翻訳の泉】


鴻巣友季子著、作品社、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
角田光代、江國香織、多和田葉子、村上春樹、朝吹真理子ー錯綜たる日本文学の森に分け入り、ブロンテ、デュ・モーリア、ポー、ウルフー翻訳という豊潤な泉から言葉を汲み出し、日本語の変容、文学の可能性へと鋭く迫る、最新評論集!

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、取り上げている作家が多和田葉子、村上春樹、水村美苗、池澤夏樹と好きな作家が多いのが借りる決め手となりました。

rakuten 本の森 翻訳の泉

『本の森 翻訳の泉』5 :『エクソフォニー』で読む『文字移植』(続き)p32~35
『本の森 翻訳の泉』4 :阿部和重との対談p271~275
『本の森 翻訳の泉』3 :読書つれづれ日記2006~2007 :p71~74、p86~87
『本の森 翻訳の泉』2 :『エクソフォニー』で読む『文字移植』p29~32
『本の森 翻訳の泉』1 :対談 日本語は滅びるのか p295~298



<『博士の本棚』2>
図書館で『博士の本棚』という本を、手にしたのです。
ぱらぱらとめくると、大使は書名も著者名も知らない洋書の数々、村上春樹の作品などが出てくるではないか…
これは期待できるかも♪


【博士の本棚】
博士

小川洋子著、新潮社、2007年刊

<「BOOK」データベース>より
本という歓び、本という奇跡。『博士の愛した数式』で第一回本屋大賞を受賞した著者が、大好きな本の数々を紹介しつつ、本とともに送る生活の幸福を伝える極上のエッセイ。
<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、大使は書名も著者名も知らない洋書の数々、村上春樹の作品などが出てくるではないか…
これは期待できるかも♪

amazon 博士の本棚


小川さんが翻訳者について語っているので、見てみましょう。
p94~97
<翻訳者は妖精だ>
 私の小説をフランス語に訳してくれる翻訳者は、医学部に進学したものの、途中から東洋文学に方向転換した女性なのだが、今年の6月、初めてパリで会った折り、
 「自分にとって翻訳は、とても論理的な作業だ。真っ白い紙に、何でもいいから書けと言われたらお手上げだけれど、オガワさんの小説が目の前に差し出されると途端に、フランス語に移し替えてゆく論理の中に、自己を実現することができるようになる」という意味のことを語った。

 私が書く物語は論理的とはほど遠いのに、彼女がその言葉を使うのは、やはり元々理系の思考回路を持つ人だからだろうと、その時は単純に考えていた。

 しかし、理系、文系、など陳腐な分類には関係なく、文学について話す時、彼女との間に不思議な親密さが通い合うのは間違いない事実だった。それはかつて、編集者にも文芸記者にも感じたこともない種類の、温かみに満ちた確固たる親密さだった。ただ、その感情がどういう回路をを通ってわいてくるのかは、うまくつかめないままだった。

 今回、村上春樹と柴田元幸が、なぜ自分たちはこんなにも翻訳が好きなのかについて自由に語り合った本書、『翻訳夜話』を読んで、パリで感じたものの正体が、少しずつ見えてきた気がした。つまり、村上氏の言葉を借りて言えば、“親密で個人的なトンネル”なのだろうと思う。

 テキストにとって翻訳者がかけがえのない存在となること、文章の骨の髄を自分だけが掴んでいる確信を持つこと、の大切さについて、村上氏は説いている。そして翻訳者がテキストに抱く信頼を“親密で個人的なトンネル”にたとえる。

 フランス人翻訳者との間に通じた温かみは、たぶんこのトンネルを伝わってきたに違いない。トンネルを掘り、物語を探索した向こう側に、書き手である私がいる。私たちは誰にも邪魔できない、二人だけの秘密の通路を共有し合うことになる。

 さて、村上氏、柴田氏の翻訳に対する愛情が同質のものであることは、一読すればすぐに分かる。特にお二人は、文章に現れる原作者の声のうねりを重要視する。翻訳のできない私には、うねりについて適確に説明するのは難しい。たぶん、私自身、いい小説を読んで言葉を失うような衝撃に浸っている時、そのうねりに吸い込まれているのだろうと思う。自分が小説を書く時、どうやって文章にうねりを持たせたらいいのか、となると見当もつかない。
(長くなるので以降省略)




以降は 通訳、翻訳についてR12 による。


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