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異境、辺境を描く著作R6
今読んでいる『発火点:桐野夏生対論集』という本のなかに異境とか辺境を描く著作がでてくるのだが・・・この種の作品に対しては偏屈な大使のアンテナがうずくのでおます。
ということで、これまで大使が読んできた(あるいはこのあと読む)この種の作品を並べてみます・・・壮観やないけ♪
・津軽 失われゆく風景を探して (アラン ブース著、1995年刊)
・群馬県ブラジル町に住んでみた (中川学著、2013年刊)
・サハラ横断砂の巡礼 (前島幹雄著、1989年刊)
・野生のティッピ (シルヴィ・デグレ, アラン・デグレ著、1997年刊)
・砂の海 (椎名誠著、2000年刊)
・国家と犯罪 (船戸与一著、2000年刊)
・宮本常一 旅する民俗学者 (佐野真一責任編集、2005年刊)
・北緯14度 (絲山秋子著、2008年刊)
・日本辺境論 (内田樹著、2009年刊)
・やっちゃれ、やっちゃれ! (坂東眞砂子著、2010年刊)
・隣のアボリジニ (上橋菜穂子著、2010年刊)
・望遠ニッポン見聞録 (ヤマザキマリ著、2012年刊)
・氷山の南 (池澤夏樹著、2012年刊)
・サラバ!(上) (西加奈子著、2014年刊)
・「暗黒神話」と古代史の旅 (諸星大二郎著、2014年刊)
・謎のアジア納豆 (高野秀行著、2016年刊)
・キトラ・ボックス (池澤夏樹著、2017年刊)
R6:『津軽 失われゆく風景を探して』を追記
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<『津軽 失われゆく風景を探して』>
図書館で『津軽 失われゆく風景を探して』という文庫本を、手にしたのです。
氷雨の中を旅館のアポなしでひたすら歩く外人・・・外人というより変人ではないか。
遍路旅のような旅行記が気になるのでおます。
【津軽 失われゆく風景を探して】
アラン ブース著、新潮社、1995年刊
<「BOOK」データベース>より
太宰治の『津軽』をリュックに入れて、ほぼ半世紀前の晩春、傷心の太宰が「自分」を探しに故郷を訪ねた、二十三日間の足跡を辿った。太宰が見たものを見よう。しかも、ひたすら歩いて―。行く先々の老若男女と大いに語り合い、酒を酌み交し、斜陽館のバーでは「与作」を唄う。シェイクスピアの末裔たる英国人作家が、眼と耳と、肌で接した本州さいてはての地の、人情と風景は…。
<読む前の大使寸評>
氷雨の中を旅館のアポなしでひたすら歩く外人・・・外人というより変人ではないか。
遍路旅のような旅行記が気になるのでおます。
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津軽 失われゆく風景を探して
『津軽 失われゆく風景を探して』2
:太宰治『津軽』に対する傾倒
『津軽 失われゆく風景を探して』1
:宮脇俊三氏の解説
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<『群馬県ブラジル町に住んでみた』1>
図書館で『群馬県ブラジル町に住んでみた』という漫画本を、手にしたのです。
なるほど、住んでみるという手があるのか・・・
究極のフィールドワークというか、軽いフットワーク(あるいは貧乏暮らし)や、おまへんか♪
【群馬県ブラジル町に住んでみた】
中川学著、KADOKAWA、2013年刊
<「BOOK」データベース>より
中川学、人付き合いが苦手な37歳。海外に行ったことがなく、外国人と交流した経験もほとんどない。そんな彼が外国人の友だちをつくるために引っ越したのは、ブラジル人・ペルー人が人口の1割以上を占める、群馬県の町。
地元のスーパーマーケットやレストラン、飲み屋を歩き、サッカーやサンバで交流を図った先につかんだものとは…。汗と涙と爆笑の“異国の友だちづくり”コミックエッセイ!
<読む前の大使寸評>
なるほど、住んでみるという手があるのか・・・
究極のフィールドワークというか、軽いフットワーク(あるいは貧乏暮らし)や、おまへんか♪
rakuten
群馬県ブラジル町に住んでみた
このマンガの冒頭を見てみましょう。
ネットではスクロール可能なマンガ頁もあるので、お後は宜しく。
「広報おおいずみ」の外国人特集号を、見てみましょう。
広報おおいずみ(特集:多くの外国人が住む大泉町)
より
大泉町の総人口は4万1834人。
このうち外国人が7586人を占めます(平成30年3月末現在)。割合にすると18.1%と、全国的にも高い数値です。「どうして、こんなにたくさんの外国人が住んでいるの」と首を傾げる人もいると思います。そこで改めて、外国人増加の背景や町の取り組みと課題などについて、お知らせします。
■外国人増加の背景
法律改正と工場の「人手不足解消」が要因
特に、「日系ブラジル人」が増加しはじめたのは、平成2年6月の入管法の改正が要因です。
これにより、日系人の2世、3世とその配偶者などには、活動や就労を制限しない「定住者」という、在留資格が認められました。
従来から「工業の町」として栄えてきた大泉町の工業製品出荷額は順調に伸びている一方で、多くの中小企業では、労働力不足の問題を抱えていました。いわゆる3K(きつい、危険、汚い)といわれる部門で働く人たちが減少していたためです。
このような状況の下、中小企業は、外国人に労働力を求め、受け入れたことにより、近隣も含めた好評の生産現場などでは仕事のある大泉町をはじめ、製造業が盛んな東海地域などで、多くの南米系外国人が存在することとなったのです。
日本での生活が長くなった外国人たちと「多国籍化」
急増の当初は、「出稼ぎ」という感覚が強かった外国人も、母国の経済状況や子どもの教育など、さまざまな理由で日本の滞在年数が長くなってきました。
町内にはポルトガル語の看板を掲げたスーパーやレストラン、雑貨店などが増え、休日にもなると、県外からの日本人・外国人を含む多くの買物客なども見られます。
また近年では、南米系外国人のみならず、ネパールをはじめとするアジア径外国人も仕事を求めて増加。その国籍は46ヶ国にわたるなど、「多国籍化」しています。
■町の取り組みと課題
日本の習慣やルール、マナーを身につけてほしい
“郷に入れば郷に従う”ということわざがありますが、日本のルールを守り、日本の習慣を身につけてもらうことは、日本に住む外国人にとっても安全で快適な生活につながるものと考え、町では全国に先駆け、ごみ出しのマナーをはじめ、納税への理解、子どもの教育や日本語習得の必要性などを、役場の各窓口やポルトガル語の広報紙、また説明会の開催により、積極的に伝えようと務めてきました。
【Interview 6】
大泉町に住んで6年になります。地域の一員となるためには、外国人が日本のルールやマナー、文化などを学ぶことが大切だと思います。
特に、ごみのマナーは重要です。私の経営する工場の前にごみステーションがあるのですが、ごみが散乱していることが多く、私が片づけをしたこともあります。その地域に住んでいる住民がしっかりとマナーを守らなければならないと思います。日本の生活習慣への理解を積み重ね、日本人と交流し顔の見える関係を築いていきたいです。
外国人キーパーソン:ファリアス ビルマル さん
このところ、新聞なんかでは外国人労働者の問題(人手不足、過酷な入管、諸国間争奪、日系4世の悲哀など)でもちきりであるが・・・大泉町はその問題を先取りしているのかも。
政府、国会ではわりと無責任に取り扱っているが・・・
とにかく、縦割り行政で(政策責任者がいないわけで)、そのツケは大泉町の町政、町民、日系人に回ってくるのでしょう。
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【サハラ横断砂の巡礼】
前島幹雄著、彩流社、1989年刊
<内容紹介>より
古書につきデータ無し
<大使寸評>
砂漠とラクダは西域フェチの大使をくすぐるし、なんといっても「ラクダと歩いた四八七日」という副題に惹かれるわけです。
大きな図体でねばり強いリズとの一心同体ぶりが、泣かせるでぇ♪
大使のラクダについての拘りは「
地図の空白地帯
」でもふれています。
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サハラ横断砂の巡礼
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<『野生のティッピ』>
図書館で『野生のティッピ』という本を、手にしたのです。
冒頭にティッピの写真が数枚載っているが、どれにもティッピの魅力的な能力が写っています。
・・・これは期待できそうである。
【野生のティッピ】
シルヴィ・デグレ・ロベ-ル, アラン・デグレ著、小学館、1997年刊
<「BOOK」データベース>より
ティッピは、ナミビア生まれの最初のフランス人だ。私たちはこの広大なアフリカの地平線を、ティッピとともに分かちあうのだ。彼女は動物たちとふれあいながら、世界でもっとも美しい風景の中で大きくなっていくだろう。アフリカに移り住んだ家族の、愛と自由に溢れる驚愕のノンフィクション。
<読む前の大使寸評>
冒頭にティッピの写真が数枚載っているが、どれにもティッピの魅力的な能力が写っています。
・・・これは期待できそうである。
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野生のティッピ
『野生のティッピ』5
:ティッピとヒョウの交流
『野生のティッピ』4
:ティッピと象の遭遇
『野生のティッピ』3
:アフリカーンス語
『野生のティッピ』2
:アランとシルヴィ(つまりティッピの両親)
『野生のティッピ』1
:ティッピとリーダー象アブーとの交流
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【砂の海】
椎名誠著、新潮社、2000年刊
<「BOOK」データベース>より
目的地は、探検家ヘディンが「さまよえる湖」と名づけたロプノールと2000年前の幻の王国・楼蘭。太陽のコノヤロ光線、岩山も刻む砂嵐の中、“あやしい探検隊”隊長は、“正しい探検隊”である日中共同探検隊と、ずんがずんがと砂漠を突き進む。金属味の缶詰料理に辟易し、激しく車に揺られながら、著者が最終地点で目撃したものは?ハードな旅をユーモアで描く、シルクロード紀行。
<読む前の大使寸評>
ちょっと古い本ではあるが、砂漠、西域は大使のツボでもあるし、シーナの紀行とあれば期待できそうやでぇ♪
借りたのは、1998年刊のハードカバーです。
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砂の海
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【国家と犯罪】
船戸与一著、小学館、2000年刊
<内容紹介より>
「わたしは比較的辺境を旅することが多いが、ときどき眩暈を覚えるような光景に出くわすことがある。そこでは人間があまりにも簡単に殺されるのだ……。
国家に対する犯罪。本書はその二つの相関についてのささやかな旅の報告である」(「序にかえて」より)
キューバ、メキシコ、中国、クルディスタン、イタリア…世界の辺境では、いま何が起きているか?
『山猫の夏』『砂のクロニクル』など傑作冒険小説を描き続ける作家が20年ぶりに世に問うた巨弾ルポルタージュ。
<大使寸評>
目次を見ると「中華膨張主義の解体」という章があり、これこそ喫緊の世界的課題ではないかと思い、借りたわけです。
この本の発刊時(1997年)には新疆では暴動が沈静化していたようだが、今チベットでおきているような暴動が、起きていたはずである。(ウルムチでは4人にひとりが公安関係だといわれているそうです)
緩慢なジェノサイドのような少数民族対策であるが、それが国是とも言える大漢民族主義である。
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国家と犯罪
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【宮本常一 旅する民俗学者】
佐野真一責任編集、河出書房新社、2005年刊
<「BOOK」データベース>より
【目次】
口絵・宮本常一写真集成 オン・ザ・ロードー写真という「記憶の島」/巻頭言 佐野真一ー知恵の宝庫の発掘作業/宮本常一の思い出エッセイ/特別対談 谷川健一・佐野真一 旅する民俗学者ー今なぜ宮本常一なのか/宮本常一単行本・著作集未収録コレクション/宮本常一の継承エッセイ/評論/レポート/資料
<読む前の大使寸評>
責任編集というムック制作があるのか♪
まあ、宮本常一を世に知らしめたような佐野真一であるから、これはこれでいい企画だと思うのです。
rakuten
宮本常一 旅する民俗学者
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【北緯14度】
絲山秋子著、講談社、2008年刊
<「BOOK」データベース>より
30年の時を越え、やっと神様に会える!西アフリカ・セネガルへの魂の旅。友だちと出会うこと、自分の居場所を見つけること、言葉の本当の意味をさがすこと、大切なことを考え続けた長篇紀行。
<読む前の大使寸評>
おお 絲山秋子の長篇紀行ってか・・・
それも西アフリカ・セネガルへの旅というド田舎と言うか、キワモノではないか♪
rakuten
北緯14度
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【日本辺境論】
内田樹著、新潮社、2009年刊
<「BOOK」データベースより>
日本人とは辺境人である―「日本人とは何ものか」という大きな問いに、著者は正面から答える。常にどこかに「世界の中心」を必要とする辺境の民、それが日本人なのだ、と。日露戦争から太平洋戦争までは、辺境人が自らの特性を忘れた特異な時期だった。丸山眞男、澤庵、武士道から水戸黄門、養老孟司、マンガまで、多様なテーマを自在に扱いつつ日本を論じる。読み出したら止らない、日本論の金字塔、ここに誕生。
<大使寸評>
「日本は辺境でいいじゃん」という内田先生の明るい開き直りがいいですね♪
日本人論といえば、内田先生のこの本を外すわけにはいけません。
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日本辺境論
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【やっちゃれ、やっちゃれ!】
坂東眞砂子著、文藝春秋、2010年刊
<「BOOK」データベース>より
このまま衰弱死するがやったら、高知は日本から独立するしかないろうが!直木賞作家が本気で描いた、迫真の地方独立小説。
<大使寸評>
住民投票で土佐黒潮共和国を誕生させる。それもキューバを参考にして自給自足をめざすという・・・明るくて大胆な構想が、いかにも土佐のはちきんなんですね♪
50代で早世したが、惜しい人を亡くしたものである。
沖縄県には独立の気運がなくはないが、その次に独立の話がもちあがっても不思議でないのが高知県である・・・・
この小説のラストでは、貿易交渉のため小さな漁船でフィリピン目指して航行するシーンとなっています。
いかにも現代版の海援隊であるが、地産地消というか明るくていいではないか♪
単なる実験小説と笑っている場合でない面白さがあるなぁ(笑)
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やっちゃれ、やっちゃれ!
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【隣のアボリジニ】
上橋菜穂子著、筑摩書房、2010年刊
<「BOOK」データベース>より
独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然のなかで生きる「大自然の民」アボリジニ。しかしそんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニのイメージに翻弄されて生きる人々。彼らの過去と現在をいきいきと描く、作家上橋菜穂子の、研究者としての姿が見える本。池上彰のよくわかる解説付き。
<読む前の大使寸評>
アボリジニといえば、自然人、岩絵を描くアーティストというイメージがあるのだが・・・
上橋さんが報告する現代のアボリジニが興味深いのです。
<図書館予約:(5/03予約、5/24受取)>
rakuten
隣のアボリジニ
隣のアボリジニ
byドングリ
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【望遠ニッポン見聞録】
ヤマザキマリ著、幻冬舎、2012年刊
<「BOOK」データベースより>
異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。
【目次】
世界を飛び回る、世界一幸福な人たち。/巨大化するおっぱいMANGA。/ぽっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化。/アイデンティティなんていらない日本の国酒、ビール。/厳かに行われる俄か結婚式の妙。/子供の物欲をあおりまくるメディアに注意せよ。/同化しようとするカメレオンたちのストレス。/信頼できるのは、女好きより、猫好き人間。/ナチュラルに着飾れない、みすぼらしい東洋人の悲哀。/伊達男は伊太利亜にはどこ探してもおらず。〔ほか〕
<読む前の大使寸評>
ヤマザキマリのマンガを愛読しているわけではないが、彼女のコスモポリタンな経歴がびっくりポンでおま♪
rakuten
望遠ニッポン見聞録
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【氷山の南】
池澤夏樹著、文藝春秋、2012年刊
<「BOOK」データベース>より
2016年1月、18歳のジン・カイザワは、南極海の氷山曳航を計画するシンディバード号にオーストラリアから密航する。乗船を許されたジンは厨房で働く一方、クルーや研究者たちのために船内新聞をつくることに。多民族・多宗教の船内で、ジンはアイヌの血という自らのルーツを強く意識する。女性研究者アイリーンとともに、間近で見る氷山に畏怖の念を覚えるジン。真の大人になるための通過儀礼を経て、プロジェクトに反対する信仰集団と向き合う。このプロジェクトの行方は…。21世紀の冒険小説。
<読む前の大使寸評>
冒険小説というマイナーなジャンルであるが、たまには夢を見たいではないか。
池澤さんの長篇小説といえば、『カデナ』以来となるのだが…読んでみるか♪
rakuten
氷山の南
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【サラバ!(上)】
西加奈子著、小学館、2014年刊
<「BOOK」データベース>より
1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずにー。
<読む前の大使寸評>
西加奈子といえば関西弁を駆使する帰国子女ということで、大使が注目する大型新人である♪
それから・・・
今、大躍進中の又吉直樹ともお友達だそうで、関西弁による関西文壇を打ち立てて欲しいものだ。
rakuten
サラバ!(上)
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【「暗黒神話」と古代史の旅】
ムック、平凡社、2014年刊
<みんなのレビュー>より
諸星大二郎のムックです。
色々な方が暗黒神話や諸星大二郎について語っています。
ちょっと難しいかも。(^^;
<読む前の大使寸評>
ブログ友お奨めの本なので、図書館に予約を入れたのでおます♪
<図書館予約:(7/13予約、7/30受取)>
rakuten
「暗黒神話」と古代史の旅
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【謎のアジア納豆】
高野秀行著、新潮社、2016年刊
<「BOOK」データベース>より
山奥のジャングルで出会った衝撃的納豆ご飯。ぱりぱりと割れるせんべい納豆。元・首狩り族の優雅な納豆会席。中国湖南省の納豆入り回鍋肉。そして日本で見つけてしまった「究極の納豆」。本気度1000パーセントのノンフィクション大作。壮大すぎる「納豆をめぐる冒険」
<読む前の大使寸評>
写真も多く、わりと厚みのある本であり・・・本気度1000パーセントというコピーにも頷けるのである。
これまで高野さんの本を5冊ほど読んでいるが、どれも面白かった。この新刊も面白いはずである。
<図書館予約:(6/11予約、10/08受取)>
rakuten
謎のアジア納豆
『謎のアジア納豆』3
byドングリ
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【キトラ・ボックス】
池澤夏樹著、KADOKAWA、2017年刊
<「BOOK」データベース>より
奈良天川村ートルファンー瀬戸内海大三島。それぞれの土地で見つかった禽獣葡萄鏡が同じ鋳型で造られたと推理した藤波三次郎は、国立民俗学博物館研究員の可敦に協力を求める。新疆ウイグル自治区から赴任した彼女は、天川村の神社の銅剣に象嵌された北斗が、キトラ古墳天文図と同じであると見抜いた。なぜウイグルと西日本に同じ鏡があるのか。剣はキトラ古墳からなんらかの形で持ち出されたものなのか。
<読む前の大使寸評>
新疆ウイグル自治区とキトラ古墳天文図とが、どう繋がるのか興味深いのである。
<図書館予約:(4/19予約、7/05受取)>
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キトラ・ボックス
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