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ふみさんの読書メーター
September 30, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類


久々に読んだ経営戦略コンサルティング本。


V字回復の経営

V字回復シリーズ3部作の第三弾。


戦略プロフェッショナル

第一弾のこの本は、新入社員のころ読んで、「コンサルかっちょえぇ~~!こんな仕事やってみてぇ~~!!」といたく感動したのを思い出した。
#あのころはほんとフレッシュだったなぁ~(遠い目)

小説仕立ての企業改革ストーリー。
業績不振企業を、改革リーダーたちが再建に導いていくプロセスを小説で追いかけながら、

・企業が罹る病の症状
・それを治療するに当たっての要諦

を指し示していきます。


時期的に、ちょうど日産のV字回復と同じ時期で、回復の経緯もほぼ同じ。

危機に陥った企業ほど、内部の危機感は薄い、といいます。主人公となるリーダーたちは、「ゆでがえる」たちにさまざまな質問を投げかけることで、危機感を実感させ、改革を推進していきます。

すらすらとよめるが、いざ自分が主人公の立場になったとして、同じような問いをなげかけることができるか?反対派と対峙したときに、ひるまず決断を下せることができるか?と考えるとはなはだ心もとない。
まだまだ下っ端のお気楽なうちに、できる勉強はつんでおかないと、やばいな・・・と、特にターンアラウンドを実施する予定はないのですがw勉強不足を痛感させられました。

ただ、業績不振企業と好調企業を隔てるキーワードは「責任感」にあるというのは、私の経験から言っても非常に納得。

ここ数日、人事評価期間というのもあって、これまでやってきた仕事をふりかえりーの、レジュメをかきなおしーの、といった作業をやってました。
で、自分、過去にいろーんな業種のお客さんと仕事をしているのですが、相当に企業のカルチャーって違います!

一般に規制に守られた企業(含む・政府系機関)、古い企業ほど、生産性は低い!意思決定は遅い!会議がやたら大人数!!スケジュール管理が甘い!!!本文じゃなくて行間でコミュニケーションする!!!!といった特徴があるのですが、その キーワードが、個人の持つ権限と責任 なのです。

コンサバな企業ほど、担当者の権限が曖昧。なので、会議をやってもその場で物事を即断できない。
たとえ決めても、決定したあとで「オレは聴いてない」と言い出す人間が出てくる⇒だから会議をひらくとやたら大勢招待しなきゃいけない

これではいけないと、特定の人名を入れて計画に落とし込もうとしたら、今度は組織の壁に阻まれる(その件は〇〇部の担当だし、あれは△△グループの領域だし・・・)
責任感がないので、実感なく平気で職務も放棄します。

クライアントA「はんこ押して、承認を確認する?めくら判だから訳たたないよ」
ふみ「あ・・・そ、そうですか・・ (はぁぁぁぁ????今自分で、承認者として仕事をしてませんって白状しただろーーーーー!!)」

だいたい、そういう会社ほど人間の流動性も低いので、コミュニケーションも曖昧になります。主語も目的語もない会話が平気で成り立つのです。



クライアントB「あの件さ~、先方が見積もりしてくれるんだって」
ふみ     「はい、わかりました」

クライアントBさんの発言を文字通り受け取って、「先方が見積もりをしてくれる」からこちらは待ってたらいいのね・・と、のんびりかまえてたら、 地雷 です。

正しい解釈は、

クライアントB「あの件さ~、先方が見積もり出す前に、 その前にこちらで先手打って現実的な対応方法出して、下手な期待もたせないように封じ込めないといけないよ。なるべく早く急いで!

という、実際は優先順位トリプルAの緊急重要案件、だったりと。 どこをどうエスパーしたら、そういう解釈が出てくるねん!! と思うけど、実際そうなんだから仕方ない。

重要なポイントほど、言語化されない傾向にあるので、死ぬほどコミュニケーションが大変です。まさに、同じ釜の飯を食ったもの同志にしかわからない隠語といいますか・・・

しかも、これ、危険なことに、伝染するのです!
ここのクライアント、かなり長いお付き合いなのですが、プロジェクトが長いメンバーほど、コチラサイドの人間も、はっきりものを言わなくなってます。
「あれ、やっといて」
「はい!」
みたいな会話がすごく増えてくる。「あれ」ってなにゃねん!「やる」ってなにをやねん!! いつまでにやるの?だれがやるの?5W1Hが全部すっぽ抜けた指示がまかり通るようになる。

だって、すごく楽なんですよ。きちんと5W1Hを明確に特定して指図を出すのって、指示を出す側もちゃんと詰めないとできないですから。あいまいに言っておいて、出来上がったものがちょっとイメージ違ったら、そのとき「ここ、こう直しといて」と言えばいい。

それに対して、新興企業とか、古い企業でも業績のいい会社、激しい競争にさらされてる会社はだいぶ違います。
論理的に物事を詰めて考える癖のついている人が多く、プロジェクトに参画するこちらがわもうかうかしてられません。
責任範囲と意思決定が明確なので、その分ものすごくスピード感があります。結果責任が明確なので、結果がすぐにポストと報酬に反映される。やりがいはすごくありそうです。
その代わり、仕事はハードになります。求められる水準も高くなります。

まったりコンサバ企業って、わりと夜7時すぎにはオフィスに人がいなかったりと、働き方も相当まったりしてますが、新興企業だとけっこう24時間仕事人間が多いです。仕事に求められる水準が高いし、スピード感があるとそれにのってかなりハードに働けてしまうので、どうしてもワーカーホリック傾向が強まります。

実際、この小説の舞台になった企業でも、

Before:夜7時すぎにはもう人がまばら。
After:残業当たり前。時には休出してもこなす。

という光景が出てきます。働いている人は、BeforeよりもAfterのほうが、やりがいはありそうです。結果も目に見えて違います。その代わり、仕事に対する要求水準が厳しくなったというのはみんな感じているようです。

V字回復の基本は、中で働いている一人ひとりにいかに高い生産性を発揮させるか?そして、発揮させるための仕組みをどうやって作り上げるか、という1点が基本なのだなと思いました。





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Last updated  October 1, 2010 12:15:48 AM
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