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October 21, 2010
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カテゴリ: カテゴリ未分類
劇団四季「キャッツ」を見に行ってきました。
生まれて初めてのミュージカルです。

所感を順不同思いつきベースで並べてみる。

地方巡業はほぼ不可能だな
舞台装置があまりにも大掛かりなため、地方の文化会館などに持ち込むことは限りなく不可能だと思われる。舞台とともに回転する座席、空中を飛ぶゴンドラ、舞台の下から、上から後ろから神出鬼没のネコ・・・

芝居というよりはオペラに近いかも?
進行を、スクリプトではなく音楽で制御しているタイプの舞台。あらすじそのものは書き出すと1行で終わってしまう単純なもの。なので、脚本ではなくダンスと歌からなる場面の展開が目玉。展開の流れを止めないため、状況説明や会話などは台詞ではなくすべてレチタティーヴォとなっている。

アメリカ(イギリス?)のキャッツとは相当違う
YouTobe にアップされていた英語版キャッツを予習していったが、音楽はまったく同じだが演出や振り付けが全然違う。こう書くと、本場のほうがよさそうに見えるが、実は劇団四季版もかなりレベル高くてまったく遜色なし。特にダンスを楽しみたい向きには、劇団四季のほうがいいかもしれないです。



ただ、歌詞は英語のほうがいいわ・・・
曲はまったく一緒でも、やっぱりどの言語で歌われているかで印象が全然変わりますねぇ。日本語だとどうしても抑揚がつかず平べったくなってしまうので、英語のほうがメリハリがきいてて音楽的には聴かせます。オペラが翻訳(ほぼ)不可なのがよーく理解できた。もっとも、英語で歌われると意味が理解できなくなってしまうので良し悪し。

役者のレベルが(想像以上に)高くて驚く
事前に、劇団四季のHPをチェックして復習していったんですが、そこにオーディションのご案内もあったわけですよ。劇団四季に入るには、大きく3つのコースがあって、「演技」「ダンス」「ボーカル」の3部門から自分の得意分野でオーディションを受けられるとか。たとえば「ダンス」だったらバレエダンサー出身の人だらけだし、「ボーカル」だと芸大声楽科出身の人がかなり多かったり。
CMでおなじみの「回ってるクロネコ」は間違いなくバレエ出身でしかありえないし、あの有名な「メモリー」歌ってるネコとか、「ネコの王様」役はわかりやすく声楽家だよね、みたいな、わりあい適正のはっきりした役はあるものの、24匹中20匹くらいは、歌もダンスも両方見せる役だったのです。んでもって、その20匹がそろって歌もダンスも両方こなしてる!かなり激しく踊ってるのに、全然歌が乱れないのに驚き。

子連れにやさしい!

もし飽きて騒いでしまっても、一番後ろにガラス張りの「親子観覧席」があるので、そこに避難可能。観劇が無理そうな子どもには託児も整備されてるというのもポイント高い!

ビジネスとして成り立ってるのがすばらしい
キャストやスタッフの数が多く、劇場のキャパは1000人前後とそんなに大きくなく、そして(たぶん)国や自治体の補助金も受けてないという状況を考えると、実はチケット代はそれほど高くない。S9,800円 A8,000円 B6,000円 C3,000円。会員になると、S席8800円。チケット代とキャパを勘案すると、1回あたりの公演で入る収入は500万円前後かそれを下回る程度なんじゃないかと推察しました。
もし、公演が1回かぎりであれば、この収入では赤字だと思います。
収支が成り立つのは、やっぱり公演回数が半端ないからだと思います。一日1~2回公演で休演日は月5~6日(隔週連休っぽい)。一ヶ月でおおよそ30ステージ!?そして、何年ものロングラン。お客さんの入りはわりとよくて、今日は平日の午後イチスタートと、おおよそ集客に不利な時間帯でしたが、それでも6~7割がたは埋まってたかなぁ・・・
どうやって、これだけのお客さんを集めているのかをすごく知りたいですね。きっと、財政悪化に深刻に悩んでいる日本のオーケストラの運営にとても役立つヒントが得られそうです。

今の日本のオケの公演って、基本的には1回限りなのですごくもったいないです。N響みたいに、同一プログラムを日を変えて場所を変えて2~3回やるようなオケもありますけど。公演回数を1回から3日連続に変更したところでリハーサル日数は変わらないわけでどう考えても公演回数増やすのが、1回当たりのコストを引き下げる一番単純な方法。
でも、それができないのは、ホールの都合とかいろいろあるけど最大の理由は集客でしょうね。1回の本番でさえ席が埋まらないのに、2回も3回もやれるわけない、と。

その点、欧州やアメリカの主要オーケストラの定期公演は、1プログラム3~4日連続公演というのが普通。オペラハウスなんかは定休日は月曜だけで、毎日公演があるのが基本だし(プログラムはさすがに日替わりだけど)。しかも、ちゃんと席が埋まるんですよねぇ。

リーマンショック以降、この手のエンターテイメントへの出費は真っ先に絞られて、どこも定期会員の減少に悩んでます。定期会員の減少を補うため、依頼公演を増やすというのがどこのオケも狙っているところなんだけど、同じく不況のせいで、依頼公演の数自体も減ってるしギャラも落ちている、と。どん詰まりの状況。
でも、その中にあって、劇団四季はちゃんとビジネスとして回ってるしお客さんはいってるんですよねぇ・・・

あとほかいろいろ考えた気がするんだけど、またこんど!





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Last updated  October 22, 2010 12:29:08 AM
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