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げじねこ

げじねこ

March 27, 2006
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カテゴリ: 舞台&役者
『レ・ミゼラブル』 中日劇場

2005年3月26日 12:00開演(名古屋楽) 1階15列上手


【キャスト】
バルジャン:山口祐一郎
ジャベール:岡幸二郎
エポニーヌ:坂本真綾
ファンティーヌ:井料留美
コゼット:剱持たまき
マリウス:泉見洋平
テナルディエ:駒田一
テナルディエの妻:瀬戸内美八
アンジョルラス:東山義久
ガブローシュ:桝井賢斗

グランテール:伊藤俊彦
クールフェラック:横田大明
ジョリ:岡田雄一
コンブフェール:上条コウ
フイイ:清野秀美
司教レーグル:宮腰裕明
バベ:阿部よしつぐ
プリジョン:鈴木良一
プルベール:萬谷法英
モンパルナス:森隆二
クラクスー:沓沢修一郎



***********************************************



名古屋楽公演。
そしてとにかく楽しかった。
もちろん感動もしたのだが楽しくてたまらなかった(笑)。


全体としては、楽ということでもっと熱い公演になるのかな、
と思っていたのだが、そうではなく、
なんていうのか、ものすごく丁寧な演技の舞台に感じられた。
だからかな。
山口バルの「彼を帰して」はいつも絶品ですごくクルのだけれど、

いつのまにか涙が零れていたよ。
前回は泣かなかったんだけどなー。
こーゆうの、うれしい誤算?
何度も観てる舞台でこーゆうことがあるってのが『生』の魅力なんだね。
一刻一刻を惜しむかのようなその丁寧な、
でも心ひそかに熱い舞台でうれしかった。


ではキャスト別感想をちょい?と。


未見キャストはジャベ・マリウス・テナ妻。
その中で本当の初見はマリウスの泉見くんだけ。



岡ジャベール

3年ぶりの岡さんのジャベール。
あまりの変貌振りにびっくりー(@@)。

3年前は、ウマイけれど、声がキレイすぎてね。
どうしても前役のアンジョのイメージも抜けてないしで、
正直ものたりなかったの。

なのにこの日のジャベといったら!
なんという迫力。気迫。

法の重さ酷薄さを感じさせる佇まい。
そして声だよ。なんということだ。
すごく低音の響きというか、声色がよいのだ。
まさにジャベ。岡さんならではのジャベ。

そしてなんといっても「自殺」のシーン。
心の揺れ・迷い・懊悩のすべてが伝わってきた。
ブンブン頭を振って現実を認めようとしない・・・が・・・。
何事も直視することが身上のジャベ。
そして受け入れがたい真実と現実からの逃避。
見事だったなぁ。
ブラヴォー!!!


・・・でも。
ごめん。私は綜馬ジャベのほうが好みだった(おい)。




泉見マリウス
かーーーわーーーいーーーいーーー
とにかくもう、観ててうれしくて楽しくてツボだらけだった(笑)

実はこの日は友人たちにつられて?マリ&アンジョ中心に観劇したのもあって、
今までにない発見がいっぱいだったのね。
特にマリは初見の泉見くんだしと、しっかり目でおっていたのだけれど、
ほんと楽しかったんだ。


マリウスとして最初の登場時は、まだちゃんとカタブツ学生らしい雰囲気で。
ひとりひとりの市民に丁寧に熱心にビラ配りしてるのも初々しい感じで。

なのに、コゼットにあってからはどうよ?
とにかく一瞬たりとも目が離せない、っていうのがよくわかった。
ただでさえ大きな目がこぼれそうなくらい大きく見開いてさー、
そんなに見つめたら穴が開くってば(笑)。

そしてこの日の最大のツボが訪れる。

1幕終盤、プリュメ街のバルジャンの家でコゼットに再会した場面。
ふたりで愛を歌うシーン。

『あっ!』

ですよ。
出会えたうれしさでついつい抱きしめたくなる自分。
でもまだ名前さえ知らなかったんだよ、
なのに手を握ろうとしちゃってごめんーーーー。

『あっ!』 なのだ。

歌の間に、本当にさりげなく?言う。
でもものすごくストレートな思いがダイレクトに伝わるんだ。

伝わるんだが・・・私には伝わりすぎた(爆)
このときの泉見マリがなんともかわいくて。
めちゃめちゃわんこ笑顔でいじらしくてねー。

んで、それがめちゃくちゃツボにハマッテ、
思わず肩を震わせる程に笑ってしまって。
隣にそのマリウスがダーリンのKちゃんがいたんでさー、
気づかれないようにこっそり笑ったつもりだったのだが、
隠しきれなかったようで、ひじで小突かれてしまった(爆爆)。

でもさー。
これって不可抗力だってば。
あんなマリウスだなんて思ってもみなかったんだもん。
熱いマリウスって聞いていたんだからね。
そして確かに熱いけど、あんなにかわいくもあるなんて卑怯だ(大笑)。
いやぁいいもんみせてみらったよ。

そして、熱いのは恋だけでなく、
ちゃんと革命にも燃えているのも伝わった。
どちらにも目をキラキラさせていた。
うん、本当に魅力的だったね。

今までは岡田マリウス一途だったけれど、
どちらも違う魅力で捨てがたいわ。

こーやってまた、見たいキャストが増えていく・・・
あぁ私の煩悩、絶対108では足りないぞ。




瀬戸内テナ妻

コワイよー。迫力だよー。
本気でいぢめてる?(泣)
・・・ってなくらいドスが効いてたっす。
だからか?結婚式のコミカルなシーンが効果的。
そして何気にダンスがお上手。


それでね、やっぱり森テナ妻を2度観た後だからこそ思ったんだけれど、
森さんは怖そうでも、どこか、あの体格や表情からコメディアンヌのニオイがするのよね。
本人も充分わかってて、そこをうまーく表現してるから。
だからそのあたりは瀬戸内さんはやっぱかなわないかなーって。
とはいえ、本来のテナ妻はきっとこうだろうな、っていうのが想像できる。

役作りが全く違うから面白いね。



そして本日、友人が思わぬ落とし穴?に落ちたことから私も注目してしまった 東山アンジョ
前回、砦から駆け下りるシーンを見逃したので今日こそはとチカラが入る。

早っ!
マリウスが銃で撃たれて倒れこむまでに、
銃声で振り返ったアンジョが驚いて一気に駆け下りるのだけれど、
倒れこむのとほぼ同時に下に到着してかがみこんでいた。
・・・2秒くらい?1秒かも。
ありえないーーー。

そしてそのアンジョはもちろん砦を駆け上るのもめちゃんこ早い。
体重あんの?
何度そう思ったか。

そのアンジョ。
最後に砦に駆け上った後姿。
そして左手で赤い旗の先をちょっと握っていたのがものすごく印象的だった。
何があっても志は捨てない、そう無言のうちに背中で語っていたようで。


その後、給仕として再登場したんだけれど、前回よりオーバーアクション
テナ妻とのやりとりはもちろん、リアクションがめっちゃおもろい。
そしてダンスシーン。
踊りたくても踊れないジレンマ?をその場で充分発揮してた(爆)。
なんなんだそのノリは。
めちゃくちゃカラダが動いてるぞ。
前回はかろうじて?上半身はおとなしかったけれど、
今回はおとなしかったのはアタマだけだった(大笑)。
全身でリズム刻んでノリノリーーー。
あぁ友人のとろけそうな笑顔がいっしょに目に浮かぶー。



そして場面は戻るけれど忘れられないシーン、 「カフェ・ソング」
打って変わって打ちのめされたマリウスの悲痛な叫び。
けれど、それを見守る仲間たちの慈しむような目線がなんともあったかい。
グランテールがアンジョに肩をまわしてよっかかりながら、


  おめーはちゃんと生き抜けよ。
  な、アンジョもそう思うだろ?


そう脳内妄想できるかのようなふたりでさ。
もちろん他の仲間たちもそれぞれにそう思っているんだろうな、
そうゆうのがマリウスは悲痛な歌を歌っていても空気はすごくあたたかかったんだ。

改めてこのシーン好きだなぁと。




そんなこんなで偏った観方(笑)の楽公演でしたが
充実してて大満足だったにゃん!



はい。またも長くなってしまったっす(苦笑)。
カーテンコールはまた今度。






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最終更新日  March 30, 2006 07:28:47 PM
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