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2008.05.25
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カテゴリ: 自閉症児・カイ
本棚を整理していたら、自閉症に関する本が出てきました。

「自閉症傾向がある」と、やっと心理士の先生から言われた2才半のとき、たくさんの本を読み漁りました。

自閉症がどうのこうのと書いた本は、1冊読めばあとは一緒で、やはり体験談が読み物としては良かったんです。


当時、今から3年程前でも、本屋には自閉症に関する図書は少なく、もちろん図書館だってほとんどありませんでした。


そこで、携帯からネットで適当に数冊購入。


そのときの2冊が、とても衝撃的でした。

1冊目がこれ、
2008-05-26 04:34:29







まさに、そのときの私の気持ちが、そのまま題名になっていました。

この本は、本好きの義父に理解を求めるため貸して、私の手元にありません。思い出して書きます。



自閉症がよく理解されてなかったとはいえ、それは、それはひどい扱いを受けていたんです。

何もない、コンクリートの部屋に、誤飲してはいけないからとオモチャ一つ与えられず、水遊びをするからと、蛇口は針金で縛られ、一日することがない子供達は、ただクルクルと回るしかなく…。

ただ、問題なく一日が過ぎたら良いと言う病院の姿勢に疑問を持ちはじめた著者は、一人の女の子の出会いから、病院内に革命を起こしていきます。

その後、家に戻った少女が成人してから、著者は再会をはたし二人で旅行に行きます。
今の時代なら…もっと良い支援ができるのに、そうすればどう変わっていたのかと、書かれていたのも印象的でした。



読んで・・・泣きました。

カイがこの時代に生まれていたら、こんな差別の中で生きなくてはいけなかったのか?
そう思うと、涙が流れました。
自閉症があっても同じ人間なのに、なんと日本人は愚かなんだろうと、怒りさえ覚えました。

日本人は、こういうことをしてきたから、今も差別や偏見、いじめがなくならないんですよ。

あまりにも衝撃的で、カイの障害が受け入れられない義父には、ぜひ読ませたいと思いました。


本を読んだあと義父は、私の一番始めの協力者になってくれました。

しかし、未だに本が返ってこないとこを見ると、義母は読んでないのでしょう。
かまいません、あなたたちの息子は、1冊も読んだことがないですからね。


理解がない両親がいて、本が好きな人達なら、ぜひ読むよう薦めてほしいです。

昭和の時代に、自分たちか当たり前に感じていたこと、それを孫と重ねて考えたとき、自分達の中の差別と偏見に気付かされる本だと思います。




私は、この本を読んだあと、「私が、日向さんになろう。誰かに託すのではなく、自分がカイの日向さんになろう」と、思いました。





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最終更新日  2008.05.26 11:20:23
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