ホテルと旅館の批評

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2024年10月08日
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カテゴリ: サンフレッチェ



 ACL2東方戦から中二日。先発メンバーを変えているとはいえ、香港まで移動して、今度は直接静岡に移動。東方戦の劇的勝利で気分はアゲアゲ、でもコンディションがどうなるのか少し心配です。

 W杯予選の日本代表に大迫が選出、さらにブラックバーンに移籍した大橋も初選出になりました。海外移籍を目指してサンフレッチェに移籍、大活躍して半年でブラックバーンに。さらに日本代表と素晴らしい躍進で、今後のモデルケースになりました。ただ、移籍金がいくらだったのか、そこだけが不明です。あと、ピエロスもキプロス代表に選ばれました。しっかりと試合勘を取り戻してもらいましょう。  

 今節は、アウェイのジュビロ磐田戦です。スキッベ監督がメンバーはACL2戦に出場していない選手になるということで、先発は以下になりました。

      パシエンシア      

   アルスラン     加藤   

東   松本泰   川辺    中野

   佐々木  荒木   塩谷   



SUB:川浪、新井、満田、柏、マルコス、ピエロス、ドウグラスV

 前節と同じメンバーです。アルスラン、パシエンシアは香港に帯同せず、広島に残って調整なので、コンディションは問題ないでしょう。

 新井はACL2で90分出場しているので、途中出場になりそうです。パシエンシアやアルスランはまだ90分出場できる状態ではないので。しかし、新井をベンチにおけるとは、少し層が厚くなりました。

 そして、マルコスがベンチ入りです。ACL2で途中出場したので、展開次第では出場がありそうです。もっともリードされて点が欲しい状況限定でしょう。守備を考えると満田のほうが優先かな。それでも、ベンチに帰ってきたので、監督の戦術の幅広がります。

 対するジュビロは、いつもの4-4-2ではなく3-4-2-1とシステムを合わせてきました。序盤は好調だったもののジャーメインのケガが痛かったか、負けが混んで降格圏の18位に沈んでいます。よって、システムをかみ合わせることで、サンフレッチェの幅を取る攻撃を抑えてくるようです。

 終盤まで無失点でいけば、焦り始めるサンフレッチェから勝点を奪う可能性は高くなります。また、セットプレーで失点が多いサンフレッチェなので、そこは弱点です。前回対戦はホームで2-0で勝利しているけど、ジャーメインが不在でした。今回は先発でいます。ただ、他のメンツを見ると攻撃の怖さはないですね。

 横内監督には悪いけど、ジャーメインの今季ホーム初ゴールは許しても、しっかりと3-1で勝ちたいと思った試合前です。ヴィッセルが先勝しているだけに、負けは許されない試合前でした。

  やはり、ミラーゲームになると、やりにくいですね。後ろがボールを持つと3人がプレスにくるので、DFへの裏への長いボールになります。そこを跳ね返されてもすぐにボールを奪いに行くことでリズムを作ろうとします。立ち上がりのよさが最近の特徴だけど、今日はゴールが遠いですね。

 特にパシエンシアは、まだキャンプ中と思いたいけど、ロングボールをほとんど競らないですね。プレスタイルが違うとはいえ、これならピエロスを先発に使ったほうがいいと思うほどです。アルスランが少し下がってできたスペースに松本が走りこんでパスを受けてシュート。GKがシュートを弾いて、パシエンシアの前に。パシエンシアは右足であわせたけど、バーを叩いてしまいました。早い時間帯で先制のチャンスだっただけに残念でした。でも、松本泰のシュートは枠を捉えていました。一歩、前進。

 序盤はジュビロのプレスに苦しんだけど、だんだんと幅をとって攻撃ができるようになります。右サイドは中野と塩谷が持ち上がり、加藤が相手のWBの裏を狙って、幅を広げます。左サイドは、アルスラン、松本泰、東に佐々木が入って、ポケットを狙います。相手を押し込むことができるとセカンドボールの回収もよくできました。

 そのために、CKを何度も獲得します。今日は、右CKは川辺で左CKは東でアウトスイングになるボールでした。

 そして、6本目のCK、左CKを東が蹴ると、中央で誰にも合わずにこぼれ球を相手選手がクリアします。そのボールに佐々木が右足を合わせると、当たってそのままゴールになりました。ラッキーだけど、佐々木の執念の一撃でした。



  前半はボールの失い方が悪いと一気にピンチになるシーンもあったけど、これなら1-0でそのまま逃げきれるのではという展開です。なにより先制点が観ているほうにも心にゆとりを与えてくれます。

 後半開始時にパシエンシア->新井になります。パシエンシアはまだキャンプ中で90分持たないこと。交代枠を3回残したいという考えで、ハーフタイムでの交代になりました。

 加藤がワントップ、松本泰がシャドー、塩谷がボランチ、中野が右CBで新井が右WBになります。前節と同じ交代とポジションチェンジです。これで、安定すると思ったけど、罠が待っていました。

 どうも前の3人だとボールが落ち着かないですね。ジュビロに高さがあるわけではないので、加藤のゼロトップは機能するかと思ったけど、やはり疲れがあるのか、マンツーマンで来られると前線が落ち着かないことになります。

 そして、相手のCK。サンフレッチェはマンマークで守るところをショートコーナーを使って守備をずらされます。ファーサイドで折り返されて、中央で合されて失点です。高さに関係なく、しっかりとデザインされたプレーで同点に追いつかれました。これは、相手がうまかった。

 まだ同点。ここから攻撃のギアが上がります。同じシステムなのに、しっかりと幅を使ってジュビロを押し込んでいきました。この辺りは、システムの練度の差でしょう。左右からクロスを上げてチャンスを作るけど、中央で合わない、シュートがポストを叩くなど惜しいシーンになります。

 中野がCKの流れからPA内でターンして左足シュート。あんなプレーできたのかと驚くプレーだったけど、枠に入らないのはいつも通り。でも得点ができそうな雰囲気になります。中野は今日も見事な足技を見せて、右WBでも縦に侵入できていました。チャレンジする気持ちの強さとWBを経験したことで攻撃にも力をつけてきました。ただいま絶賛育成中の松本泰より成長度合いは上です。

 70分、前線に高さを出すためにアルスラン->ピエロスになります。そして、左サイドでボールを受けた松本泰が右足でクロス。クロスはジャンプするピエロスを越えてしまったけど、後ろにいた加藤が頭で合わせて、ゴールを決めました。この1点で勝利できると思いました。できれば、あと1点ほしいけど。

 直後に塩谷→満田。満田がシャドーで松本泰はまたボランチに戻ります。ここからは、満田の鬼プレスでジュビロの攻撃の芽を摘んでいきましょう。

 アディショナルタイム、加藤がPA内に仕掛けて左足でシュート。しかし、力なく枠を捉えません。さすがに疲労困憊か。加藤->ドウグラスVになります。もう、前線でボールをキープして試合を終わらせるための投入です。

 しかし、ジュビロの最後の反撃にあいます。左サイドからクロスはフリーの選手がシュート。大迫が反応してシュートを弾きます。しかし、ボールをすぐ前に。東が掻き出して、松本のクリアで事なきを得ました。大迫のナイスセーブで助かりました。しかし、大迫は顔面を蹴られているのに、なんでファールにならないのか。今日の審判は、イエローカードの基準も不思議で、明らかに下手でした。

 そして、試合は終了しました。下位チーム相手とはいえ、痺れるような90分+αでした。残り5試合、勝ち続けないといけない試合が続くことになります。これが一番の育成でしょう。Jリーグ優勝は9年前。多くの選手がその時のプレッシャーを経験していません。経験済みの塩谷、佐々木がいるのは強みだけど、若手はこのプレッシャーを楽しんで成長してもらいましょう。優勝争いをしている今は、全員が育成中です。

 しかし、今日も2得点。1点取るのが遠かったころが嘘のようです。前半は大橋、後半はアルスラン効果が間違いないと思います。

  次の試合まで2週間空くので、しっかりとオフを取ってコンディションを調整しましょう。今の選手層では、ルヴァンカップや天皇杯は敗退してよかったと思います。ただ、パシエンシアはしっかりとキャンプで追い込みをしてもらいたいと思います。







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Last updated  2024年10月08日 15時27分25秒
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