ら組三番町大安売屋碧眼の魔術士

2005年06月21日
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ここまでやってきて、すごすごと帰るわけにはいかない。


日本の公式サイトにあったCWCの授賞式の時の画像だと、
某とかげ社はこのビルではなく平屋の建物だったはずだから、前に入っていた社名かもしれない。

私のように突然会社に押しかけてくるユーザーへのフェイクという可能性もある。


とにかく行ってみよう。

部屋番号の場所までたどり着いて、それでもそこに違う会社があったら、
その時こそ私の負けだ。

私は気持ちを立て直しつつ、胸の鼓動を抑えながらエレベータに乗った。


エレベータを降りると向こう側に喫煙コーナーが見えた。


会社名を一つ一つ確かめながら、目指す部屋番号を探していく。



あった・・・4××号・・・









そこには、ローディング画面で見慣れた、青いとかげのロゴが掲げられていた。





やっと、着いたよぉぉぉぉ。





しかし、フライヤーを掲げて抗議行動をするにも、喫煙コーナーが隣にあって、
某とかげ社以外の人にまで見られてしまいそうで、恥ずかしい。(何をいまさら・・・


オートフォーカスオフにしてるぐらい動揺してたorz


しばし思い悩んでいると、ちょうど某とかげ社の中から人が出てきて、
喫煙コーナーへと入っていった。


よおっし。女は度胸だ!



「アンニョンハセヨ イルボンエソ オン クロノスプレーヤー エヨ」


その人は驚いて、イルボンエソ?(日本から?)と聞きなおすと、
ついて来いと手招きして、指紋センサー付のドアロックを開けた。



う、うそぉっ?入れてくれちゃうの????


その人の後ろからドキドキしながらついていくと、黄色いシャツを着た男性と話しこんでいる。




ごめん・・・クロノスジャンキーって、私かいっ!!!!!


確かに、出張のついでとは言え、はるばる日本から本社まで襲撃なんて、
まごう事なき「クロノス廃人」なんだろうが・・・orz


黄色いシャツを着た男性にとりあえず用意したフライヤーを示す。
彼は笑いながら周りの人に声をかけ、そしてフライヤーに描かれたマジシャンを指差した。

「アー ユー マジシャン?」「イエス」

もう緊張の極地である。まさか中に入れるとは思わなかった。
その上、彼は自分の部屋に入って来いと手招きする。


個室・・・? 恐ろしい予感がした。


薦められて彼の机の前に座っていると、お茶が出てきて、若いスタッフが入ってきた。
電話でしばらく誰かと話していた彼は、受話器を渡して話せと言う。

ああああ、日本語が通じる人だぁぁぁ。

某とかげ社の通訳人らしい。

国際会議に来たついでに、要請行動でプラカードデモのつもりできたこと、
会社の前で記念撮影して帰るつもりできたことを話す。


私を部屋に招きいれてくれたのはCFO、つまり財政担当の最高責任者だった。
日本からわざわざ来てくれるファンがいるなんて、嬉しいと言っているとのこと。

しかも、おみやげを用意したから、スタッフの様子でも見て行ってくれと。



偉い人ほど本当に気さく。あと、チーフはヨンさま風でかなりカワイイ♪



冷や汗だらだら、心臓はどきどきデス。
心の準備もへったくれもないよ、ママン・・・orz


もう、言葉がうまく出ない。

話すより見せた方が早いと、持参したノーパソで楽天日記を見せると、
ジャドを持ったまま死んでいるSSにみんなの笑いがこぼれた。

再び周りの人から「ジャパニーズ・クロノス・ジャンキー」の言葉が漏れる。

ごめん・・・しかも、へたれな両手マジなんです。


名刺を用意しているのが見えたので、慌てて本業の名刺を取り出す。

英字での記載があるのはこっちの名刺だけなのだが、
大層な団体名とエグゼクティブと表記された自分の名刺を見てどう思われたことか・・・

こんな役職の人が「クロノス・ジャンキー」ですいません。

というか、問い合わせとか連絡あったら、帰国後つるし上げられそうだ。
自腹で参加している会議で本当によかったと思う。


チーフらしい男性に案内されて、クロノス開発チームのブースへと案内される。
とにかく開発スタッフはみんな若い。年を聞くとみんな20代前半から半ばだ。

ディスプレイの横にアトムがぶら下がっていたり、高橋留美子短編集がおいてあったり、
しかも・・・めっちゃみんなかわいかったりするし・・・



ショタマス懐柔作戦ですか? これって?(核爆


こんなに可愛くて、若い開発チームと知ってしまったら、もう文句言えませんorz(自爆


写真撮って出していい?に「ケンチャナオ」でしたw


「新マップをお見せできなくてすいません」「がんばるので」との言葉に、
「上位マップでのクエスト作ってください」と片言で返答。

あと、「バグ早く無くしてください」とも。


チーフにキャラの名前を尋ねられたので答えると、ディスプレイの前に来いと手招きする。
見れば、通訳を介して日本の運営チームとメッセで会話している様子。



げっ!!!! 通報されましたorz


某とかげ社襲撃の罪で垢バンか・・・短いクロノス人生だったなぁ・・・




ところが、日本のプロデューサが日本語でお話したいと言う。

「いつもユーモアあふれるメッセージありがとうございます。
 こうやってユーザーの方を入れることはあり得ないことだけに、
 ぜひともクロノス通信に訪問記を投稿してください。」と。


あ、完全に素性ばれてるよ・・・

反省して、必ず書いて送ります・・・はい。



言葉が通じないながらも、某とかげ社の雰囲気を満喫して、私は満足だった。
とりあえず、開発チームにフライヤーを手渡し、がんばってくださいと激励。

すると、プレゼントと言われて小箱を渡された。
中にあったのはクロノスと刻印されたセルキスソードの携帯ストラップ。

これもと渡された紙袋には、クロノスのTシャツとユニオンウォーのめがね拭きが多数在中。



仕事中の手を休めて対応してくださった某とかげ社のCFO、
そして、若くて可愛いクロノス開発チームのケンチャナオな対応に心からの感謝を。


苦労を重ねて達成した某とかげ社こと、LIZARD INTERACTIV襲撃クエスト。
クエスト達成のご褒美を手に、私はそこを後にした。



さて、目的外目的も達成したし、いよいよ本来の仕事をこなしてから今夜にも帰国だ。






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最終更新日  2005年06月22日 08時23分06秒
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