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~残酷な運命に牙を剥いた、泥だらけの真っ白な猫は、ただ、唯一なついた、あいつの事ばかり考えていたよ.....。『大丈夫だよ。そんな事、・・・のせいじゃないよ!』 僕の名前を呼ぶ、あいつの声を、確かに僕は聴いたんだ.....。~赦しの雨 慈しみの雨僕の心の空に降り注ぐ時少しずつ 僕に笑顔が蘇り僕の眼差しは 優しく成るのさ 僕の慟哭が込められた手紙破り捨て 地面に叩き付け容赦なく踏み躙った者よ赦しも慈しみも知らずに生き抱きしめられず 涙も拭ってもらえずにただ傲慢に生かされ愛された者よ僕をずっと取り囲んで来た日々これで終わりにしよう僕は今 人から赦され 慈しみを受けなければ僕の胸に突き刺さった無数の矢はもう二度と抜けないという 宿命を知っただから今 僕を赦さない者 僕に刺さる矢を更に深く突き刺そうとする者と 僕は訣別するたった独りで 僕を守ってくれたあいつの代わり 誰もいなかった・・・・・僕の心も身体も壊す 血の繋がり僕を幸せにしないばかりか優しい言葉ひとつ 僕にくれなかった・・・・・僕は今 心の友に降り注ぐ雨が僕の心の空に降り注ぐのを感じた心の友は 嫌な事が流される雨だと傷心の僕に 囁いた・・・・・あの日僕は雨を感じたかった胸が痛くて涙も零れない孤独な夜僕に向かって降り注ぐ冷たい雨を僕の心で 身体で 受け止めたんだもうびしょ濡れに成って がたがた震えても僕の心は 赦しを 慈しみを感じたんだ・・・・・キミの嫌な事 みんな洗い流してあげよう漆黒の夜空から舞い降りる雨粒は僕の身体を抱きしめながら優しく 精一杯優しく 囁いてくれたんだ・・・・そんな事 キミのせいじゃないあいつが僕に囁いた僕が忘れかけていた 少年の命を繋いだ言葉雨粒に込めて 僕の心も抱きしめてくれたよ・・・・・僕は赦された事がなかった 慈しまれた事もなかったでも・・・・僕は分からないよ・・・・・どうして僕は ひとを愛せるんだろう?どうして僕は ひとを赦せるんだろう?嗚呼、分からない・・・・・分からないよ誰か・・・・・僕に・・・・・教えておくれよ僕は今 僕を苦しめる者と訣別し自由の空に生きると宣言するあいつとの約束夕闇のピアノリサイタルを実現するために心の友との約束夕闇のピアノリサイタルの最終回僕が、涙を堪え、書き終えるために・・・・・負ける訳にはいかない 命の火を消してはいけない情念のピアノ ベートーヴェンの月光ソナタをあいつの前で弾く迄は・・・・・夢を見ていた・・・・・僕の未来の夢あいつが聴きたかった 僕の月光に心を奪われて 涙を零している 夢・・・・・ピアニストの僕が あいつを招待している遠い未来の・・・・ぼんやりとした、夢・・・・・何とも不思議な感覚に心奪われた少年は思春期のもどかしさで 虐待の痛みを忘れて そして、眠った・・・・・To be continued.....
2005.10.29
誰か僕の話を聴いておくれよ僕の硝子細工の心ってさ棘で一杯の破壊の言葉だめなんだよ...ああ、胸が痛いよ僕の硝子細工の心にさ大きなひび、入っちゃたんだ...硝子の破片一杯零れてくるよ僕の大きなひびからさ...ああ、僕の心、粉々だよ涙雨の破片降らせてる愛も零れ続けてるよ...僕の部屋に帰ってくる前棘で一杯の言葉浴びてさ独り闇夜を彷徨ったんだよ...だからまた独りでももう仕様がないやだってこれが生きる事だから...失くしたら何度でも探し求めればいいさ...僕の心は硝子細工僕の愛のつまった心壊れるのは一瞬なんだよ...僕の壊れた硝子細工僕の愛が煌く心破片がぽろぽろ零れてるよ...僕はまた闇夜を彷徨うよ夜は必ず明けるって僕は心から信じてさ...
2005.10.24
あの日 秋の冷たい雨の中僕等は あの道を歩いて帰ったねずぶ濡れになっても ぜんぜん気にせずにね.....そう 僕はくしゃみをしながら寒くてがたがた ふるえてたからさキミは 僕のピアノを褒めてくれたんだ.....ずぶ濡れでかぜをひきそうだった僕はキミの熱さで乾かしてもらうためにいつもキミの家を目指していたね.....ああ 僕等は 何をするにも一緒だったね同じファンタジーで 同じ夢を追っかけてさぁ僕等は何度 同じ朝の光を浴びただろう.....ずっと二人だって 僕等は信じていたんだどんよりとした空が 僕に涙の雨を降らせた時も暗闇のあの坂が怖くてさ 僕が歩みを止めた時も.....孤独な朝 今、僕の前に キミはいないんだ僕の硝子の心が もうこんなになってるのにさなんで僕のナイトは いないんだよ.....ああ、僕はなんであんな事 言っちゃったのかなキミの願い 聞いてあげればよかったよキミの叫び 僕は 受け止めえてあげればよかったよ.....ああ、キミはいちばん大事な ナイトだったのに僕に突き刺さった矢を 優しく抜いてくれたのに僕は辛くあたったんだ 僕を想っていたキミにさぁ..... 僕は、もう帰れって言って 僕は僕を粉々にしたんだああ、キミの背中がさ 僕の胸を引き裂いてさぁオレを要らなくなったのかい?って 囁いていたよ.....あの日 あどけない顔した少年の僕等はさぁあんなに信じて 赦し合ったのにごめん 僕を救ってくれたのに..... 人ってさぁ きっと失くしてから 気づくんだね秋の雨よりも冷たい 涙の雨を降らせながらキミの胸に棘を刺した 硝子の破片で血だらけの僕は.....でもね僕の雨も いつか止むって信じるよあの日 僕等が雨宿りした時だってさぁ真っ暗になったら 止んだじゃん.....僕は今 あの日キミに言えなかった ごめんと一緒にさありがとうって言葉 キミに一杯あげたいよずぶ濡れの僕を キミはちゃんと乾かしてくれたから..... まだ一緒に あの夢を僕等はさぁ ずぶ濡れになりながら追いかけられるよね.....今度はさぁ 僕の部屋においでよ ずっとずっと 待ってるからさ僕の願い 何でも聞くって言ったよね.....想い続ければ信じ続ければ また逢えるって想うから.....今 どっかにいるキミに 僕は叫ぶよ夜明けの秋の冷たい雨を 僕は素肌で受け止めながらあの日 ずぶ濡れだった 僕等を想い出すためにね.....僕は 親友のキミに ピアノを聴かせたいよああ 僕は こんなに上手くなったのにさぁこの秋の風に 僕の心が冷やされる前に......今 僕がキミに逢いたいって僕が心からそう想ってるって 僕は今 夜明けの寂しい雨空に 宣言するよ..... 今朝、僕の気持ちを揺るがせたBGMコレルリ ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 作品5第12番 ニ短調 “ラ・フォリア”
2005.10.06
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