2006年07月12日
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そのものズバリを言わないで、「見立て」をして婉曲に呼ぶものがあります。

キ」があるかと思えば、海苔(海のこけ)、河豚、海豚……。で、「山ふぐ」
です。何のことはない、薄切りのこんにゃくで、ふぐの刺身(関西では「鉄砲
の刺身」=略してテッサ)になぞらえて、大皿に広く、皿の模様が見えるよう
に敷き詰めて出されるので、そう呼ばれます。これを梅肉あえにした一品です。

こんにゃく1丁(なるべくなら、ねずみ色の普通のこんにゃくではなく、白く
作ってあるもの)を、小さな色紙または短冊になるよう、まずは棒に切り、そ
れをできるだけ薄く切っていきます。切ったものは多めのお湯で充分に茹でて

じて)の種を取って、まな板でよく包丁でたたき、粉かつお、みりん各少々を
混ぜて、湯がいたこんにゃくをあえます。あえたら、冷蔵庫でよく冷やします。

さっぱりした一品で、箸休めにもなります。色合いがさびしければ、薄切りに
してよく揉んだきゅうり1本分を混ぜてもいいでしょう。お好みなら、しその
葉を刻んだものや、みょうがの薄切りもOK。しかし、いずれも、作ったら一
両日ぐらいで食べ切ってください。長く置いて味がよくなるものでもなく、逆
に夏場は(火を通したとは言え)あえただけのこんにゃくが心配になるからで
す。「山ふぐ」というだけあって、あたったら洒落になりませんから(-_-;)。





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最終更新日  2006年07月13日 01時11分57秒
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