我らの同級生は、孫を持つ歳になっても若い頃とちっとも変らない。
団塊の世代最後の我々は、年寄りになることをほとんど信じていない節がある。
若いものに道を譲るなんて発想がそもそも根本にない。
兄弟も多い事から新家を構えているということもあるし、昔のような隠居という概念がないし、世間体を気にすることなく自由な価値観で生きている。
着ているものも若い時とあまり変わらないし、じじ臭いものを避けてさえいる。
Tシャツやトレーナーは勿論、Gパンやスニーカーだって穿くし、息子のジャージのお下がりを着たりもする。
自分は晩婚だったので同年に比べれば子供が比較的若く、未だ結婚すらしていない。当然、孫なんていない。
もし孫が出来たとしても「おじいちゃん」なんて呼ばせないだろう。
私は、サラリーマンではないので定年もなければ退職金もないし、年金も微々たるもの。老後の生活を悠々自適に過ごすなんて、夢のまた夢の話だ。
”老けこんでなんていられない”というのが厳しい現実でもあるのだ。
ウルマンは「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう。」と。
そう、好奇心と向上心をもって前だけ向いて生きて行くしかない。
サムエル・ウルマンは 「青春の詩(うた)」 を70代で書いたとされる。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
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