カネミ油症
の 項目を 追加されました。
そして、1月27日(日) 午後1時半~3時半
カネミ油症 被害者・支援者の
関東地区 集会
が あるとのことなので、参加して
みようかと思っているところです。
場所は、
池袋エポック10(豊島勤労福祉会館3F)
03-5952-9501
JR池袋駅西口下車徒歩7分
参加費:無料
主催:カネミ油症被害者支援センター
連絡先
佐藤 03-3982-1498、080-5078-2573
石澤 042-427-6561、090-8112-2787
Yさんは、一見、元気そうなのに、体調が
よくないことを、時々 こぼしていました。
ある時、遠方にお住まいのお父さまに
電話で、遺伝?と たずねてみたら、
「カネミ油症だ」と断言された
とのこと。
美容と健康にいいと宣伝をして、他の油より
高く売っていた‥と、40年前に聞きました。
それは、西日本の人たちのことと思っていました。
でも、カネミ油を食べて、苦しんでいた人が
私の身近なところにも いらしたんだと、
Yさんも驚かれたでしょうが、私もショックでした。
Yさんは、悩み、迷われたと思いますが、
資料を調べたり、検診を受けたりされ、
ブログにも 書かれるようになりました。
私は、20代の半ばころ、もう40年も前ですが、
多くのカネミ油症の患者さんに お会いしました。
でも、その後、原発の絵本づくりなどを
始めてしまって、何もしてきませんでした。
カネミ油症の被害を受けられた方々が
どのように考えていらっしゃるかも
わからなかっったし‥ でも、今
40年前に 私が見聞きしたこと、憶えて
いることを、伝えていくことは できるし、
それは 必要なことだと思って‥ それに
今、カネミ油症のことが、どうなっているのかも
知りたいし‥ それで、あさって 27日の集り
に 参加させていただこうかと思いました。
このブログを始めたのも、7年前に10日間ほど、
五島列島めぐりのことを 載せようと思ったから‥。
私としては、初めての本格ひとり旅でしたが、
空港の 手荷物検査で アウト!
カッター、ナイフ、ハサミ、爪きり‥を、
機内に持ち込もうとしてしまいました。
福江城跡のお堀端では、 ひとりぽっちの猫
と
乏しい食べものを 分かちあいました。
「私も83才になりました」という Tさんにお会いする
ために、福江から バスに乗って、玉之浦町へ‥
真冬でも、 野生の椿と水仙が咲く島
です。
二十代の頃、PCBのことを知りました。
身の回りのいろいろなもの、電化製品や 印刷
インク…忘れてしまったけれど、その他たくさん
それらの製品が捨てられたとき、環境汚染は
深刻で、食物連鎖で私たちの体の中に入って
かなりの悪い影響を及ぼすこと。
PCBが入った油を食べて、
苦しんでいる人たちがいる。
しかも、 集中して、離島に…
初めて、玉之浦に行ったのが1972年の1月でした。
その4年前に、カネミの油で、多くの人たちが 発症。
原因がわからず、各地で、何重にも苦しんでいて、
PCBが原因とわかり、ほっとしたものの、治療法は
ありませんでした。 会社は、玉之浦町の被害者の
お宅を 一軒一軒歩いて、示談契約を 結びました。
重症 40万円
中症 30万円
軽症 20万円
★ 小学生以下はこの70%、老人は80%
★ すでに支払われた見舞金はこの中から差引く
★ 示談金支払い後は、いっさい金の請求はしない
というものでした。
情報も少ない中で、Tさんは 長崎や福岡の被害者と
連絡をとって、『 玉の浦町油症患者の会 』 として、
裁判等をしてきました。長崎に出るのにも泊りがけで
行かなければなりません。 Tさんは、林業の仕事を
他の人にゆずって、油症のことに取りくまれました。
34年前にお会いしてお話を伺ったほとんどの方は
亡くなり、自殺された方も… 何も出来なかった
自分が… 今ごろ何のために、ここにいるのか?
暗く、居たたまれない気持ちになりました。
これは、Tさんを訪ねたあと、暗い気持で、
福江島から船に乗って、久賀島、奈留島、
中通島、小値賀島、宇久島をまわって
帰宅してから 書いた文章からです。
玉之浦で おひとり住まいをされている
Tさんは 今は、90歳くらいのはず‥
27日の集りの連絡先になっている、石澤さんは
五島にも、10回位も いらっしゃった‥とのこと。
『カネミ油症で、 今もなお、大勢の人たちが
苦しんでいる たいへん、大きな問題です』
と おっしゃってました。
40数年前に出まわった、PCB入り米ぬか油のために
今もなお、若い人たちも 苦しんでいる。 その原因が、
カネミ油によるものであると証明し、認定されるのは
限りなく 難しいのが 現実だと思います。
これって、原発事故のこれから先、40年後のこと
‥とも重なってきて、胸が苦しくなってきます。
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