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| * | 父と母で 二人 父と母の両親で 四人 そのまた両親で 八人 こうしてかぞえてゆくと 十代前で 千二十四人 二十代前では・・・・・? なんと百万人を越すんです 過去無量の いのちのバトンを受けついで いま ここに 自分の番を生きている それが あなたの いのちです それが わたしの いのち です 15日に娘と二人で母のお見舞いに行きました。 母は微笑みながら「きたの」と言ってくれました。 娘を愛しそうに見つめて名前を呼んでくれました。 「寒くない?お腹は空いていない?」と気遣ってくれました。 16日は一日病院に居て母との時間を過ごしました。 蒸しタオルで母の顔を拭いて乳液とリップをつけて 髪を梳かして「綺麗だよ~♪美人さんだねっ」と言ったら 嬉しそうに「ほんとぉ?」と言ってくれました。 足がパンパンに浮腫んでいたのでマッサージをしたら 「きもちいい」と言ってくれました。 17日、「今日帰るからね。また来るからね。」と伝えたら、 母は「遠いんだから 来なくていいよ」と言ってくれました。 病室を出る時、振り向いて母を見たら とても心配そうに私を見つめていたので 「気をつけて帰るから心配しないでね」と言うと頷いてくれました。 娘が「○○ばあば、また来るね~♪バイバイ」と言うと 母は微笑んで「○○ちゃん バイバイ」と言ってくれました。 それが母との別れになりました。 17日夜11時、母、危篤の知らせが入ったのです。 朝までもつかどうか・・・と医師に告げられたと。 すぐに車で向かおうとした私に兄が、 「俺が看取るから。 無理して来ると母が心配するからそっちで祈っててくれ」と。 車で3時間の所に住んでいる姉一家が向かってくれることになり、 「私がNON★NONの想いも伝えるからね。 私が行くまで母は絶対に待っていてくれる。強い人だから!」 と、姉が電話で言ってくれたのが救いになりました。 母のことは父と兄と姉にお願いして 私は「頑張って!」と祈ることしか出来なかった。。。 姉が向かっている間、 兄がメールや電話で母の様子を伝えてくれていました。 血圧が測れないほど低くなり、 呼吸が止まりかけては戻ったりしていると。。。 母が少しずつ旅立ちの準備をしているのだと感じました。 午前4時頃「意識がなく息をしているだけですが間に合いました」 と姉からメールが着ました。 娘と孫が来てくれたことが力になったのでしょうか、 その後、6時間も頑張ってくれましたが 1月18日午前10時6分、旅立ちました。 苦しむことなく静かに眠るように逝ったそうです。 あなたがそこに ただいるだけで その場の空気が あかるくなる あなたがそこに ただいるだけで みんなのこころが やすらぐ そんなあなたに わたしもなりたい お母さん、ありがとう。 産んでくれてありがとう。 育ててくれてありがとう。 小学校の入学式の時、 クリーム色の着物を着たお母さんがとても綺麗で誇らしかった。 運動会のお弁当はいなり寿司と太巻きとから揚げと卵焼きと煮物、 ぜ~んぶ美味しかった~~♪ 思春期の頃、いっぱい口答えしてごめんなさい。 三兄弟の中で一番手のかかる子でごめんなさい。 早くに結婚して県外に行っちゃってごめんなさい。 長男が生まれた時、一番に駆けつけてくれてありがとう。 孫を可愛がってくれてありがとう。 毎年12月30日に届く、お母さんが心を込めてついたお餅と 手作りのこしあん、柚子大根、イカ人参が楽しみでした。 野菜や孫へのお菓子をいっぱい送ってくれてありがとう。 いつも電話で悩みや愚痴を聞いてくれてありがとう。 数年前、一緒に温泉に入っていっぱい話をして楽しかった。 また温泉に行こうねって約束したのに行けなかったね・・・ もっともっと長く話をして一緒に笑っていたかったよ・・・ 趣味の絵手紙が上手でした。 日本舞踊の発表会のために一生懸命練習をしていました。 花や自然が大好きでお友達数人とバイクに乗って 春は桜、秋は紅葉を見に遠くまで出かけていました。 温厚で優しくて強くて「人に迷惑をかけない」をポリシーとし、 人との繋がりをとても大切にしていました。 葬儀には300人以上の方がお別れに来てくれて 当日、弔辞を読ませてほしいと申し出てくれた人が5人もいました。 幼なじみの方と話をさせて頂いて、 誰にでも優しくておっとりとした文学少女だったことを知りました。 疎遠になっていた従兄弟や親戚と久し振りに会って 昔を思い出し和やかに話ができたのはお母さんのお陰です。 今、私の心の中は母への想いでいっぱいです。 辛い闘病生活を愚痴一つこぼさず耐えぬいて、 今はゆっくりと休んでいますか? 両親といっぱい話をしていますか? 頑張ったね!と褒めてもらいましたか? いっぱい頑張ったんだから いっぱい褒めてもらわなくちゃダメだよ。 私もいつの日かあなたのところにいきますが、 逢った時に、私なりに精一杯生きてきたよ~♪と報告できるように、 いっぱい褒めて貰えるように生きて行きます。 そして、 もう一度この世に生れ落ちることが出来るのなら またあなたの子供として生まれたい。 身近な人の死に逢うたびに 人の命のはかなさと 今ここに生きている事の 尊さを骨身にしみて 味わいました 人のいのちの尊さを 骨身にしみて 味わったおかげで 人のいのちを ほんとうに大切にする 本物の人間に 裸で逢う事ができました 一人のほんものの人間に めぐり逢えたおかげで それが縁となり 次々に沢山のよい人たちに めぐり逢うことができました お母さんありがとう ゆっくり休んでね 母の戒名に「月」の字が入っているので、 月の綺麗な夜には夜空を見上げて母を想うことにします(*^-^*) 文中の「青字」は、相田みつをさんの詩です。 |
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チマミ2403さんコメント新着