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大変たいへんご無沙汰しております。 もう、2年近くの放置となっておりました。 この春、長女は芸大の短大に、ムスコは県立高校に進学し Her'sの歴史とともに成長してきた次女も、早や小学4年生となり。。。 そして、3月に、実父がこの世を去りました。 実に7年に及ぶ療養生活でした。 単に多忙と言うよりは、心身ともに余裕がなく、ブログと向き合う心のゆとりも持てずに、今に至っておりましたが 様々な身辺の変化にともない、このブログも、一度大きくリニューアルしようと考えております。 父の療養生活に寄り添うため、仕事を極力セーブしたりしておりましたが お蔭さまで、Her'sそのものは、そのスタンスを大きく変えることもなく、地道に営業を継続しております。 少し変わったとすれば、時間と状況の変化により、リンパ浮腫を取り巻く環境が変わったことで 患者さまにとって、より「受け皿」「最後の砦」としての位置付けが強くなったことくらいでしょうか。 また、直接対応の他、各地での講演活動などで、これまでの経験に基づき いわゆる「教科書には載っていない」ケアの本質をお伝えする機会を与えていただくことが増えたというのもあります。 父を送ってから、しばらくはその事後処理諸々に追われているので、リニューアルと言っても明確な期限は宣言できませんが いずれ遠からず、手を付けようと考えております。 昔のような高頻度での更新は難しいと思われますが、心機一転、再スタートした折には また、ご愛読いただけますと幸いです。 今年も異常な猛暑で、また、立て続けに天災に見舞われ、先々に不安がつのりますが まずはご自愛くださいまして、元気に夏を乗りきって参りましょう(*´―`*)
2018年07月20日
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12月も下旬に入りました。。。。毎年、だんだん顔色を失い始める時期です。。。今年は、学習したんです。えぇ。毎年、ご縁が広がるごとに増えていく、年賀状の枚数。取りかかる時期が年々遅れていき、当然、完成(投函)の時期も先延ばしに。極めつけは、去年でした。Her'sの対象者さまは、その殆どが「主婦層」なので、例年、クリスマスを過ぎるとご予約は激減します。例えば、結構年末ギリギリまで開けておこうと考えていても「何となく、慌ただしいでしょ?」と、25日以降にご予約される方は本当に少なくて。だから、必然的に、毎年26日くらいから開店休業、と言うよりもご予約が入らないので早々に仕事納となっていました。ところが去年は、曜日の関係もあって、特に気にも留めず29日まで仕事をしていました。ご要望がなければ開けないけれど、あればご対応させていただく。がモットーです。ご予約があったので、当たり前にお受けして、仕事をしていたのですがさて、年末のお休みに入った!さぁ、年賀状作ろうか!!え?あと2日しかないよね??まだ、年賀状のレイアウトも何にも考えてないよね???ってか、1年の名刺の整理すらしてないよね?!それからと言うもの、「お正月休み」とは名ばかりの、地獄のような日々。。。すべての年賀状を投函し終えたのは、1月10日も過ぎていたでしょうか。。。。。もうね、三が日が過ぎたら、やめてしまおうかとも思いましたよ。でも、何百枚と、手元に購入済みの年賀はがき。。。ここでやめたら、全てが無駄になる!それは、困る!!地獄を見ながら、地を這うような思いで、すべて仕上げました。いやぁ、めでたいモノの筈ですが、あれだけは本当にキツかった。。。ので、今年は、9月くらいから名刺の整理とレイアウトの検討を始めようと決意していました。しかーし!!!学習は、したんですよ。学習は。けれども、案の定、10月頃からパタパタっと、色々な仕事が舞い込みましてね。(そうなんです、例年、秋口くらいから何となく仕事が増えて慌ただしくなるのです)そこへきて、12月の上旬に、立て続けに講師のご依頼をいただきまして。12月2日乳がん患者会での講演@神戸海星病院12月4日学生・新人理学療法士向け講演会@兵庫県理学療法士会主催 卒前教育部研修会12月10日ウィメンズヘルス理学療法研究会 九州支部主催勉強会@博多これがまた、全て、テーマも対象者さまも全くジャンルが違うのでバラバラの資料作成が必要で。息切れしながら、お蔭様で何とか全講演、無事に終えることができました。で、現在、年賀状作成には至れていないのですが実は、今年は、まだ年賀はがきを購入していなくてですね。極めて不本意ながら、一年、お休みしちゃう?!なんて、姑息なことを考えたりもした訳ですが。。。無理ーーーーー!!!なぜなら。。。来年は、とり年だからーーーーー!!!そうです。我が家は、目下、「鳥屋敷」。前回、少しお伝えしてから、さらに増えまして(!)総勢19羽(!!!)の鳥たちを、年賀状に登場させない訳にはいきません!!!!!今年は、26日で、仕事納です。去年よりは、若干、余裕があります(余裕、って言って良いのか。。。)そして、気持ちだけは、焦りがあります(何てったって、学習してますからね。。。)この「焦り」を原動力に何を後回しにしても、今年こそは年内完成を目指して、頑張るのみです!!!まだ、体調不良の関係もあって、〆切を過ぎても終えられていない仕事があったり。。。2月に既に決まっている講師のご依頼があったり。。。なかなか、前途多難?ではありますが本気で、去年の失態を学習して、しっかり1年を締めくくりたいと思います。またまた、滞りがちな本ブログですがなるべく、短期間での更新を心掛けて参ります(汗。。。)
2016年12月20日
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ずーーーーーっと、気になっていました。えぇ。現在、Facebookでの発信が多いのですが公私混同で利用しているため、なかなかブログとリンクさせることもなく。そもそも、このブログは長年【公式】という意識が強い(強すぎる)あまり他愛も無いことをサラッと書く、ということがど〜〜もできなくてかなり気合いの入った(=長文)投稿にどうしても偏りがちになってしまいます。そうなると、じっくり腰を据えて、ということになってしまうためまとまった時間が取れないことには、いざ更新、と向き合いづらくそうこうしている内に。。。ぅわぁ〜〜〜、半年以上、放置でした。。。。。いつもながら、すみません。。。このブランクの間、実に色々な出来事がありました。最後の更新の直後、インターネット公開講座で3度目の講師を務めさせていただいたり。地元・神戸新聞に掲載していただいたり。Her'sとは別に、EPochという、業界では名の通った企業に部長として迎え入れていただきフォーラムを企画・開催したり。起業家としての講師で名古屋にお招きいただいたり。大学時代の恩師の、叙勲のお祝いに出席させていただいたり。ウィメンズヘルスをテーマに据えたフォーラムで講師として登壇させていただいたり。各種学会参加もありました。5月:理学療法学会(札幌)6月:乳癌学会(東京) リンパ学会(東京)7月:臨床腫瘍学会(神戸)8月:国際リンパ浮腫フレームワーク学会(大阪)9月:日仏合同ウィメンズヘルス学会(神戸) リンパ浮腫治療学会(東京)様々な学びを得ることができ、新たな素晴らしいご縁にも恵まれ、貴重な経験ばかりでした。中でも、8月の国際リンパ浮腫フレームワーク学会では生まれて初めての発表(ポスター)を!!また、9月の日仏合同ウィメンズヘルス学会では「がん」をテーマとしたセッションでファシリテーターを務めさせていただきフランス人の先生方との素敵なご縁を結ばせていただきました。。。。。。と、超・駆け足でこれまでの活動を振り返ってみましたが(汗)今後(年内)は、少なくとも、12月前半に講師のご依頼が3つ。また、予定は未定ですが、リンパ浮腫の手術に関することで関東の病院へ単独見学「ツアー」を敢行したいと計画中です。それから、私事ですが、近況報告としては。。。春から【いきものがかり】になりました!!ハイ。4月に、2羽の文鳥を迎えたのを皮切りに、あれよあれよと言う間に現在小鳥が12羽(文鳥4羽、キンカチョウ8羽)ハムスター3匹ちょっとした「大家族」になりました。まぁ、これにも深い理由があったりする訳ですが、それはまた、追々。。。それらも含め、とっても充実した毎日を送らせていただいております。感謝。さて、ブランクが長ければ長いほど、復帰第一弾が異様に緊張するのですが勇気を出して更新しましたのでも〜少し、気楽に、ちょこちょこ更新できるようにしたいと思います。もうね、息の長いブログになって参りましたので多少のブランクができようとも、今更やめるつもりはありませんので時々、覗いていただけると嬉しい限りです。今後とも、細〜く長〜くお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします(^^*)
2016年10月27日
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※今回、あまりの長文となったため、「前編」「後編」と分けました。以下、「後編」です。我々のような、命に関わる職種にとっては、【分を弁える】ということが患者さまの利益を最大限に守りつつ、自身の保身に最も重要なことであるとこれまでの経験から確信してきました。昨今の「起業(開業?)流行り」の風潮を見るにつけなぜ、医師との連携もなく、疾患や症状を限定することもなく(限定されているところもあるようですが)あんなに堂々と、広く患者さまを受け入れられるのか?!自分がいかにちっぽけかを痛いほどわかっているわたしには、空恐ろしくてなりません。わたしは、癌という、命に関わる可能性の極めて高い疾患との関わりが深いだけに迂闊な自己判断で、患者さまの予後を狂わせることが何よりも怖いのでその点には小心者に過ぎるくらいに、慎重に、神経質に配慮するよう努めています。いわゆる「開業系」と呼ばれるセラピストたちはウデに自信があり、問診から得た情報とともに評価し、原因を判断して対応していると思われますが本当にその判断で間違いないのかどうか、何を根拠にわかるのでしょう?我々は、血液検査ができるでなし、画像診断(と言うか、撮影自体)ができるでなしそもそも「診断」という行為が許されている訳ではないのにそれでどうして、責任ある対応をしていると言えるのでしょうか。若干の語弊はあるかも知れませんが、我々のようなコメディカルの知識なんて医師に比べれば、取るに足らないものであると、少なくともわたしは考えています。(そもそも、学びの量も、質も、教育体制自体が全く違いますよね)海外を例に挙げて、日本でも開業を認めるべきだ、という意見がよく聞かれますが海外では、それに足るだけの教育が行われていますから、一概に同等の比較はできないと思います。医師との連携なく、患者さまに対応しているセラピストたちはもし、見えない情報の中に、命に関わる重大な問題が隠れていたら?とは、考えたことはないのでしょうか。わたし自身が、法令遵守の目的以外に、必ず協力医の受診を条件としている理由のひとつには患者さまは、必ずしも本当のことをすべて伝えてくださるとは限らないという不安もあります。患者さまは、言うなれば「素人」です。問診票の記入など、患者さまの自主的な申告に任せているとこちらにとっては、絶対に必要な情報であり、当然伝えてくれる筈と思い込んでいることであっても患者さまご自身が、その必要性をご存じなく「別にいいか」と伝えてくださらないことは十分にあり得ます。或いは、絶対禁忌にあたる事項があっても、患者さまご自身がそんな状態にあることをご存じないケースも。そんな素人を相手に、本当に確実な診断まがいのことができるのか、ただただ怖いと感じます。そして、相手は素人ですから、「もしも」のことが起こった時落ち度はプロであるセラピストにあるのです。そんな時「伝えてくれなかったから」なんて言い訳は通用しません。「知っていたら、そんなことはしなかった」それは、あくまで、我々の暗黙の常識であってそんな常識を素人に押し付けられる筈がないのですから。我々は、どちらかと言うと、職人気質の技術職としての傾向が強いと思われますので治療技術そのものは、確かなものを持っているとしてもその技術を適用させるに至るまでの過程(診断や処方)に関しては、やはり医師の専門領域です。それを凌駕しようとしたり、してしまったら、それは「分を超える」ということです。だんだん取り留めがなくなってきそうなので、まとめたいと思います。確かに、時と場合によっては、我々の方が医師よりも優れていることもあるかも知れません。しかし、現行の法制度や、実際の教育の質など、医師は、医師たるだけのものを備えています。そして、その責任も、我々のそれより遥かに大きく、重いです。わたしは、何も医師を崇め奉れ、我々は己を卑下しろ、なんてことを思っている訳ではありません。適材適所、チーム医療を行ってこそ、真の患者さまの利益を追求できると考えているのです。と同時に、我々の適切な身の処し方に繋がるとも。ちなみに「チーム医療」は、病院などの組織内でしかできないとは思いません。わたし自身、お隣の協力医をはじめ、必要に応じて問い合せを行ったり、情報提供とともに紹介したりフィードバックを受けて、その後のケアの継続に役立てるなどまさに、適材適所と言える取り組みを、これまで続けてきています。独立したから、ウデ一本でやる!やれる!!というのは、浅はかな驕りでしかありません。我々は、物を売って利益を得る仕事をしている訳ではありません。対象は、人であり、多かれ少なかれ、その人生にも関わっています。患者さまに不利益を与えた場合「すみません」では済まないことがほとんどです。一度きりの人生、ひとつしかない命に、替えは利かないのです。患者さまに対応するのに、自信が持てないのも問題ですから研鑽を積み、不安を感じさせないように、外見(雰囲気など)も内面も十分なものを備えることは大切ですが自分の「知っていること」と「知らないこと」をしっかりと熟知し知っていることには、持てるすべてを駆使して全力を尽くし知らないことには、然るべき情報提供を行うなどの尽力をする。我々が、いかに危険で責任の重い立ち位置にいるかということを、いま一度再認識して欲しいのです。知らないことは、知らないと言える勇気。そのうえで、最善の方向・結果に向けて誠意を尽くすことこそが、我々の矜持であるべきだと、わたしは思っています。前後編にわたる長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
2016年02月11日
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もうひとつ、長い間ずっと気になっていたことがあるので立て続けの更新です。【無知の知】という言葉があります。簡単に言えば「自分に知らないことがある、ということを知っていること、それが重要である」といったところでしょうか。わたしは、自分自身が「リハビリテーション関連職種」であることは大いに自覚しそのことに自信と誇りを持っていますが「理学療法士」と名乗ることには甚だ自信がなく、内心は常に躊躇しています。なぜなら、わたしの「遅咲きの臨床デビュー」は「リンパ浮腫」でありリンパ浮腫に関しては、死に物狂いで勉強しそれなりに、胸を張って人前に出られる程度のものは身に付けてきたつもりですが何しろ十余年のブランクを経て、の臨床デビューでしたから(それもリンパ浮腫限定)一般的な理学療法士としての知識も、技術も、新卒のヒヨッコ理学療法士にも劣ると本気で思っています。ただ、伊達に理学療法士免許を持っている訳ではないですから自分自身でどうこうできなくても「理学療法士にならできる!」と、予想や判断が出来ることは多いのでHer'sにお見えになる患者さまの、リンパ浮腫以外の気になる問題点が見えた時、或いはご相談を受けた時には然るべきところへ受診を勧めたり、紹介するなどのアドバイスを差し上げることはしばしばあります。同様に、リンパ浮腫のケア目的で通室されていても単純にリンパ浮腫に留まらない、何か別の問題を感じた時、例えば、原疾患(=癌)の影響かも知れないし、もっと別の思い及ばない「何か」かも知れないし、とにかく、自身の手に負えないと判断した際にはお隣の協力医や、かかりつけの主治医、さらにはリンパ浮腫の専門医に必ず受診していただくように促します。Her'sでのそれまでのケアの内容とその経過や、問題を感じる点についてのお手紙を添えることもあります。Her'sは、「リンパ浮腫ケア」に特化(限定)して、必ず、医師からの処方箋(または紹介状)をいただきそれに従ってケアを行いつつ、必要に応じてご相談したり指示を仰ぐようにしています。それは、もちろん「法令遵守(医師の指示のもと)」の責任に基づくということでもありますがそれ以上に、自身の取り組みがどれだけ危険を孕んでいるかを自覚しているからに他なりません。リンパ浮腫は、国内ではその発症の殆どが、癌の術後の後遺症です。つまり、殆どの患者さまが、主要な背景として癌をお持ちです。近年、【癌=死】というネガティブなイメージは変わりつつあり癌は「闘える病気」「付き合っていく病気」になってきています。しかし、どんな病気でもそうですが、特に癌は、安易に楽観できるものではありません。場合によっては、やはり、死と隣り合わせであることもまた、事実としてあります。リンパ浮腫に関わる時、リスク管理として、癌のことは最重要注意事項と言って良いとわたしは思っています。余談ですが、リンパ浮腫に興味がある・学びたい・関わりたい、と相談を受けることがありますが当然ながら、手技(リンパドレナージ)さえ身につければ良いというものではありません。今なお「リンパ浮腫ケア=リンパドレナージ(マッサージ)」というイメージは根強く受け身で施術のみを期待される患者さまや、施術によって改善を導けると想像している医療者は非常に多いのですがリンパドレナージはあくまでケアの一部分に過ぎずリンパドレナージを含めた「複合的治療」を、個々の患者さまによってどのようにカスタマイズしていくかそのプログラムの構成能力が、セラピストに最も求められるものでありそこには必ず原疾患のリスク管理(癌のタイプや治療経過と予後予測など)が必要になります。わたしは、理学療法士としての能力は極めて乏しいと思っています。そして、リンパ浮腫そのものはともかく、癌との関係性を考えたとき癌治療のスペシャリストとしては、医師の足下にも及ばないことを重々承知しています。しかし、わたしの一番の強みは「自分が知らない、ということを、知っている」この一点に尽きると、これは、一見不条理かも知れませんが、それだけは自信を持っています。(後編につづく)
2016年02月11日
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我々の業界での「起業志向」は、一層加速しているように感じられます。個人的には、自分自身も起業家ですし、これからの時代も考えると法令遵守等、然るべき対応をきちんと取っていれば、何も問題視することはないのですが近頃、どうにもこうにも気になって仕方ない事例をしばしば見受けるためお馴染み「老婆心炸裂」で、ちょっと(長いですよ・汗)綴ってみようと思いました。ちなみに、わたしがこの手の記事を書く時は親心のような(まさに「老婆心」)不安や心配が一番のきっかけなので特定の【誰か】の存在はありません。けれども、「え?自分に言われてる?!」と感じる方がいらしたらきっと、多かれ少なかれ【貴方】のことも含まれています。なので、ちょっと立ち止まって考えてみる機会にしていただけると、嬉しいです。我々は「治る」「良くなる」といった文言を使ってはいけません。それは大前提として、仮にそれを一万歩くらい(苦笑)譲ったとしてもそれでも尚、それはマズイけどなー。。。と思う場面にしばしば遭遇します。概ね、起業したてから、3〜4年以内くらいの方に多いという印象が強いのですが主に簡単な症例紹介とともに・◯回(1回!というのが多い)の施術で良くなった!!(完治、改善、軽減、、)・◯分の施術で激変した!!・どこへ行っても(医療機関、整骨院、その他民間療法など)変わらなかったのに、ウチで治った!!etc…あのですね。まず、それを否定しようとは思いません。1回で良くなったのも、ほんの数分で良くなったのも、きっと事実なのでしょう。どこへ行っても良くならなかったものを良く出来たのだって、嘘ではないのでしょう。「その時は」ね。でもね。「その後」って、どうなった?3ヶ月前に来られた患者様が、一発で良くなったとするでしょ。その時は、感謝感激・神さま仏さまと崇められ。。。確かに、患者さまも、心底そう思われたのでしょうし患者さまのお役に立てたことに喜びを感じるのも、もっともだし当然、自分の「ウデ」に自信も持てるよね。で、その患者さまは、そこから1週間後、1ヶ月後、そして今。。。どんな経過を辿ってるの?今の状態、知ってる?そこまで、責任持ってる??例えば、ありがちな「腰痛」。これって、一種の生活習慣病みたいなもんだよね。日頃の好ましくない姿勢や活動状況の蓄積の結果、ってところが大きいよね。一度の施術で、その時は良くなったとしても、悪しき習慣に逆戻りしたら、またぶり返すよね。思うに、「ちゃんとしたところ(人)」はそういったことも踏まえて、「完治させる」なんてこと、おいそれとは言わないんだよ。言えないもん。「その後」は、患者さま自身に負うところが大きいんだから。たとえ一過性に激変させられたとしても、人の身体は変わっていく、まして、加齢、という現象は、万人に等しくもたらされるものなんだから「その時」はともかく、「今後絶対」は、あり得ない。それを知ってるから、ものすごく慎重に取り組んでる筈。そもそも、その改善(完治??)が、100%そのセラピストのみによって実現出来たなんてどこにそんな保証があるの?もしかしたら、こちらには言わずに何日か前から飲み始めた薬の影響があったかも知れないじゃない。たまたま、身体(自然治癒力)のタイミングと合致しただけかも知れないじゃない。患者さまにとっては、そんな複合的な原因なんて、どうでもいいのよ。とにかく、良くなれば、それが一番良いことであってセラピストのウデのみである必要なんて、ないんだから。ただ、最も成果に近いところに居たのが、たまたまセラピストだったからその感謝を一身に浴びることになっただけに過ぎないんだから。もう、何年前になるでしょうか、わたしが、今よりもはるかに未熟だった頃、その当時は、改善例ばかりで、自身も意気揚々としているところはありました。誰よりも信用して応援してくれる夫は「Her'sではこれだけ良くなる!って宣伝したら?」と、業界外ならではの、善意からの意見をくれたものでしたがそれはしてはならないことだから、と、勿論しなかったとは言えでも内心は「必ず良くできる!」という自負のような思いがあったのも事実でした。しかし、経験を重ねるごとに、太刀打ちできない難治例と出会うことになります。どうしても、セルフケアを心掛けてくださらない方もありました。油断して、蜂窩織炎を発症させてしまい、振り出しに戻られる方もありました。でも何よりも厄介だったのは、原疾患(=癌)そのものに関わる例です。抗がん剤の副作用。癌の転移・再発。放射線治療の影響は、時間の経過とともにじわじわと現れてきます。体質的なものもあいまってか、副作用がなかなか抜けず入念なケアを重ねて「今回は、イケた!」と手応えを感じても次回ご来室時には愕然とするほど、まったく元に戻ってしまっているケースや通室を重ねられ、少しずつではあるものの、確実に状態が良くなられた方が再発によって、見るみるうちに、最初の状態よりも悪くなっていったケースなどどんなに手を尽くしても、わたしの「手」だけでは限界があることを思い知らされ己の無力をこれでもかと叩き付けられたものです。ただ、それはまだ、その経過を拝見していたケースについてです。中には、卒業という形で通室を終えられしかし数年後、ふとしたことで亡くなられていたことを知った、というケースもありました。通室を終えられてから亡くなられるまで、どのような経過を辿られたのかわたしには知る由もありません。願わくは、もうわたしを必要としないほど安定されていたと思いたい。でも、がんの進行が顕著で、リンパ浮腫にかまけていられないほどだったのかも知れません。或いは、Her'sでは良くならない、と見切りをつけられてしまっていたのかも知れません。経過を知ることの出来ないケースが「その後」どうなったのか自身で責任を持てない限り、滅多なことは言えない・言ってはならないと、強く感じました。「必ず良くなる!」と豪語して「その時」は実際に良くなったかも知れなくても、その後、また逆戻りするかも知れない。逆戻りしたときに「どうしてくれうるの!?」と怒ってやって来られたら、恥ずかしくないですか?でも、再度尋ねてきてくださったら、それはまだ、いいですよね。その自慢の「ウデ」で、再度良くして差し上げれば良いじゃないですか。問題は、【その後、二度といらっしゃらない方】ですよ。「完治したから、来る必要が無くなった」その可能性も、否定はしません。けれども「完治させると言ったのにしなかった、あんなとこ二度と行くもんか!」という可能性は?最後まで追いかけることもなく(まぁ、全例の追跡なんて、ほぼ不可能だと思われますが)「治る(戻らない)」なんて、そんな重大なこと、そんな簡単に言い放って、果たして本当に大丈夫??たぶん、経験を重ねていったら、良くも悪くも挫折感を味わうことが出てきますよ。お一人につき、長らく経過を拝見することが出来れば「絶対」はない、ということを、嫌という程思い知るようになります。そこで、自身の分を弁えて、謙虚になることが出来る、これが、経験値というものです。未熟だからこそ、虚勢を張りがちになるものです。起業していれば、実際問題、多少の「ハッタリ」は必要です。けれども、そこにばかり終始していると、トンデモナイ落とし穴にはまるかも知れませんよ?まして、我々の職種は、ひとつの失敗が、文字通り「命取り」になりかねません。大袈裟でなく、患者さまの人生背負ってるところもあるのです。「ウデ」に自信がないと、起業しようなんて思い切れないでしょうから少なくとも並以上の技量は持っているのでしょう。でも、起業したからには、大局を見据えられないとダメだと、わたしは激しく思う次第です。それは、取りも直さず、患者さまに責任を持つということであり同時に、自分自身を守ることでもあります。組織に属している時は、気付かないところで、その大きなチカラに庇護されています。問題が起こっても、自分自身に至るまでに何重にも防波堤が存在します。しかし、独立したら、あらゆる責任は、全て自分にかかってきます。そのダメージは、自分一人を直撃します。そして、業界や同業者に対して、補償しきれないほどの迷惑を及ぼすことにもなります。自身のおかれた、危険極まりない立場を、しつこいくらいに見直して、胆に銘じて謙虚に、真摯に、誠実に、真っ当に取り組んで欲しい。先は長い筈です。今、功を焦って走り過ぎたら、取り返しのつかないことになるかも知れませんよ。ふと見返すと、10周年のご報告がきちんと出来ておらず。。。実は、写真をアップしようとして、なぜかうまくいかず試行錯誤を繰り返して、断念したまま放置だったことを思い出しました(汗)
2016年02月10日
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新年 明けましておめでとうございます。10周年記念講演会以降、例年以上に公私共に忙殺されブログの更新もままならないままに年を越してしまいました。。。今年の目標は「今」やるべきことは「今」やるつまり、それなりに余裕があっても目の前にあるタスクは、後回しにせずその手で完了させる、ということです。皆さまに幸多き2016年となりますように!!本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016年01月02日
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2015年11月1日から、Her’sの11年目が始まります。お蔭様で、10月31日に開催しました【 Her’s創業10周年記念講演会 】は、大成功の裡に終了いたしました。追って、その模様をお伝えさせていただきます。今後とも、Her’sを何卒よろしくお願いいたします。
2015年11月02日
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イベントの告知です!お蔭様で、Her’sは11月1日で創業10周年を迎えます!!これもひとえに、皆さまのご理解とご支援の賜物と心より感謝申し上げます。ありがとうございます。この10年間の感謝を込めて、下記の通り、10周年記念講演会を開催いたします。どうぞ、お気軽におはこびくださいませ!よろしくお願いいたします。
2015年08月31日
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夏休みもついに最終週となりました(世のお子さま方、宿題はOK?!)今月末に、わたしも所属させていただいている『ウィメンズヘルス理学療法研究会』主催の研究会がなんと初めての九州開催、博多で行われます。わたしは、公私双方の事情につき、今回は残念ながら不参加となりますが、ご盛会をお祈りしております。さて、「功罪」だなんて、穏やかならぬキーワードで失礼いたします。が、こういう切り口って、僭越ながら、わたしならでは・わたしだからこそ、の投げかけかしら、と思い誤解を恐れず、、とは申しません、誤解を生まないように呟いてみたいと思います。「ウィメンズヘルス(=女性の健康)」と聴いて、何を思い、どのように受止められるでしょうか。狭義では【女性特有の臓器、疾患、症状の問題】を捉え広義では【女性の身体とこころに関する問題】であると、わたしは理解しています。わたしは、主にがんの術後の後遺症として発症するリンパ浮腫を専門としていますので正直、自分がウィメンズヘルス領域にいるという自覚は、当初は殆どありませんでした。ただ、リンパ浮腫はその大部分が女性特有がん(乳癌、婦人科腫瘍)に起因して、圧倒的に女性患者が多いためその意味においては、ウィメンズヘルス領域と言えるのかも知れません。つまり、上記【広義】の方ですね。しかし、わたしの印象では「ウィメンズヘルス」=「産前産後」、つまり、上記の【狭義】が最もポピュラーであり「ウィメンズヘルスに興味があります、勉強したいです(しています)、この分野で仕事したいです」と言われる方は、殆どがこの部分(産前産後)を指していると感じています。「誤解を生まないように」という点ですが、現在、ウィメンズヘルス領域で中心的にご活躍中の方々に対する意見的なものは、特にありません。妊娠・出産を踏まえた「産前産後」についての研究や臨床に注力されている方々、そこからの影響が多分に含まれますが、更年期以降のトラブルに対して精力的に対応されている方々、既にその分野で懸命に取り組まれている方々には、本当に頭が下がります。問題(と、わたしが感じていること)は、この領域を、これから目指そうとしている方々についてです。ある種、目新しいジャンルであるため、向学心や探究心など、興味を惹かれるのもわかりますしその道の「先駆け」的な方々に尊敬と憧れの思いを抱くのもわかる気はします。しかし、その『憧れ』や『志』が、何だかとても漠然としていて歯に衣着せずに言えば【「ウィメンズヘルス」という言葉に踊らされている】気がしてならないのです。わたしは、先に述べた通り、自分がウィメンズヘルス領域にいるという意識は極めて乏しく言うなれば客観的評価から、次第に「そうなのか」と自覚するようになっていきました。そんなわたしなのに、これまでにたくさんの(主に女性)セラピストたちから「ウィメンズヘルスに興味があります」「ぜひ、お話聴かせてください」「相談したいことがあるんです」と、アプローチを受けてきました。わたしは基本、来るものは拒まずですから、後進のお役に立てるなら、と殆ど応じてきましたがほぼ100%、皆さん【狭義】のウィメンズヘルスについて、わたしからの「何らか」を求めてこられるんですよね。ちょっと待った。みんな、わたしのこと知ってるの?わたしの専門が何かわかったうえで、アプローチしてる??毎回、何とも釈然としない思いでいっぱいになりました。確かに、まだまだ発展途上の分野であり、情報を得られそうな対象も見つけにくいのかも知れません。でも、わたしの専門は、少なくとも「産前産後」ではありません。もちろん、【広義】の方での問いかけなら、喜んで応じます。応じられます。しかし、ど真ん中の専門ではないことについて、キラッキラのお目々で尋ねられても、わたし、困ります。※WiTHsに関わる前からでしたが、関わっている間は殊更に多かったですね。本当に困りました。そして、さらにもう少し突っ込んで思うことはウィメンズヘルスって、そんなに珍しいものじゃないんだけど?ってこと。つまり、あなたの目の前の女性患者は、中枢疾患であれ整形疾患であれすべて【女性】として該当するんだけど、と。。。。。。うまく言えなくなってきてしまいましたが(汗)まとめます。「ウィメンズヘルス」という、新たな?未知なる?分野に、光明を見出したが如き感覚が、怖いです。『女性特有』という意味では、確かに特殊かも知れません。けれども、目の前の女性を疎かにして、限定されたものにばかり目が向くのは、いかがなものかと。今、わたしが危惧するのは、ウィメンズヘルスという「学び」、もっと言えば「キーワード」にばかり心を奪われて患者さまの利益の追求(=サービスの提供)という、大前提が見落とされていないか?というところです。我々の業界は真面目な方が多くて、皆さん専門職として非常に勉強熱心で、それは素晴らしいのですがひとつ間違えると、視野がぐんと狭くなり、何のための勉強か、を失念しがちです。目の前の女性患者の抱える悩みは、治療箇所だけですか?キャラクターや環境など、ゆっくり紐解いていけば、女性としての悩みが潜んでいませんか?そういったものに心を配り、寄り添うだけで、色々なことが変わってきませんか?それはまさに、ウィメンズヘルスに寄与していることになるのですよ。新たな学びへの意欲を、決して否定するものではありません。でも、しっかり足もとを見つめ直して、何がしたいのか、そこからどこへ向かいたいのか自分の思いをはっきりと自分の言葉で語れるだけの、強い思いを持って、取り組んで欲しいと願わずにはいられません。う〜ん、長いけど「呟き」ってことにさせてくださいませ。
2015年08月26日
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さて、先日「完成したらアップします」と予告していました【イラスト】ですが。ついに、完成いたしました!!!我が子ながら、渾身の力作、素晴らしいクオリティーです!!!そして、去る7月18日(土)、サタスタイベントのファイナルとなる、石だたみボーイズのLIVEにおいてポスター化していただき、ステージにどーんと配していただきそのうえ、「このイラストを描いてくれたのは。。。」と紹介までしていただきましたー!!!!!ポカーンとしているムスメ(事前のお知らせなし!)と、隣でウルウルしている母。今後は、8月末に行われる「岡本サマーフェスティバル」に向けてなんと‘ちびキャラ’も作成予定、フェスティバルまでにはお披露目できる見込みです。もし、イラストのご用命をいただけるようでしたら、是非!!!お声掛けくださいませ!!!(過去にも、医学系書籍のカットイラストのお仕事をいただいた実績があります)地元アイドル【石だたみボーイズ】はもちろん長女にも応援よろしくお願いいたします!!
2015年07月21日
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乳癌学会から帰って週明けを迎え、待望の書籍が届きました!!!普段からいつも言っている(決して誇れることではない…)のですがワタクシ、本当〜〜〜に、本を読みません(汗・習慣がないんですね…)また、私の専門や、さらに進もうと考えている方向が、極めて特殊?であったりするのでなかなか求める、或いは興味を惹く類いの書籍と出会えなかったり、ということもあります。そもそも、わざわざ専門書を探しに出かける機会も殆どなく、必要なときのみ、専らA●azonさんにお願いするばかりで。。。しかし、今回、会場内で出店している専門書店に何となく立ち寄り(ま〜ぁ、私に関係あるような本なんて、ないんだろうな〜)と思いながら、冷やかし半分(否、半分以上かも)で、並んだ書籍をの〜んびり眺めているとん?んん???Dr向けのとても理解できないような難解な書物か、ナース向けの看護書ばかりだろうという先入観がありましたがその中でも、まさに私の専門とするジャンルのものや以前から気になって学びたいと思っていたもの、これから学んでいきたいと考えていたもの、など眺めているうちに「おや!」と目を引くものが見つかり始めました。そうして、楽しみながら、悩みながら、これらを選んで購入したのですが自分の中で、これまでとは明らかに変わってきた感覚を感じました。ひとつには、リンパ浮腫を極めようと努めていくうちに、その背景となる「がん」そのものについてももっと学びを深めよう!と、昨年度「がんプロ」を受講・修了したのですがその中で学ぶうちに、決して定着したとは言えないまでも、記憶に残る数々の情報がありそれらをさらに理解して身に付けたい、という欲求が高まり一般的な理学療法士では、まず手に取らないであろうと思われる書籍に、激しく気持ちを揺さぶられました。がんプロ受講前であれば、好奇心の域を出なかったものですがこれまでの学びを踏まえて、自身の向き合う姿勢が変わってきたことで書籍のタイトルひとつ取っても、見る目が変わってきたことの現れであると実感しました。もうひとつには、周辺情報に対する興味です。看護系のケアであったり、より専門的な緩和ケアについてであったりリンパ浮腫「のみ」ではなく、そこにまつわる関連情報も得ておくべきだろうと、言うなれば『視野が広がった』というところでしょうか。各講演の聴講や、業者さんとの情報交換など、思っていた以上に収穫溢れる学会でしたが最後に、魅力溢れる書籍との出会いまであり、堪能し尽くした感で、もう大満足!!思い切って参加して、本当に良かったと思いました!!!今後は、いかに臨床をはじめとする活動に活かして、還元していくか。行きっぱなしで終わらないように、しっかり取り組んでいきたいと思います。
2015年07月06日
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3日間を無事に終え、帰宅しました。充実の3日間で、本当に行って良かった!!!2日目は、午前中に業者さんのブース巡り。アウェイ感で気負っていましたが、あ〜、ここは私のホームだな〜と、ホッとリラックス。大阪のナック商会さんのブースにて、前の担当の山本さんと久しぶりの再会。ケア用品業界老舗のユコーさんのブースにて。戎谷社長は、すっごく優しい方。それから、以前ご挨拶させていただいた程度なのですが、池山メディカルさんのオーダーの人工乳房もご紹介します。越屋メディカルケアさんのブースにて(賑わっていたので様子だけ)越屋メディカルケアさんからは、超オススメな新商品が発売予定!追ってご紹介します!!!その「オススメ」のうちのひとつの開発者としてアメリカからいらしたMsキャロルと。彼女はOT(作業療法士)さんで、リンパ浮腫のクリニックの経営経験もおありとのこと。すぐに意気投合!!学びに専念するつもりで参加した学会でしたが、想定外に、仕事の上でも有用な情報をたっくさん仕入れることが出来て、その意味においても有意義でした!!
2015年07月05日
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ただ今、東京におります。第23回乳癌学会に参加しております。実は、乳癌学会は初参加。正直なところ、毎回案内が送られてきても、規模が大き過ぎてどうしていいかわからなくて(汗)今まで参加したくてもかなりハードルが高かったのです。しかし、今回は事前にダイジェスト版のプログラムが届きパラパラッと見てみると、何ともまぁ魅力的ではありませんか!!そして、先月初めに参加した、日本理学療法学会と同じ、東京国際フォーラムでの開催とあって会場に少々予備知識があったことも、背中を押される一因となりました。そんな訳で、本日、始発に乗って参戦!通常、泊まりの学会参加の際は、パック=飛行機利用がとてもリーズナブルなのですが初日の朝イチからの教育講演をどうしても聴講したくて、あれこれ思案を巡らせて交通と宿泊を別々で手配して、往路のみ新幹線を利用しました。そうすれば、9時前には東京駅直結の会場に十分入れるからです。ところが!!理学療法学会よりは大規模であろうと、ある程度想定はしていましたが会場に着くと、受付をするために、目が点になるほどの長〜〜〜蛇の列!!!事前登録をしていたにもかかわらず、受付からはるか離れた「最後尾」の札を掲げたところに並び結局、手続きを済ませ、クロークに荷物を預けて、お目当ての会場に入ると既に始まっていました。おそらく、Dr7割、ナース2割、あとの1割のうちの一部が理学療法士であろうと(勝手に)予測していて(勝手に)アウェイ感に意味不明な意気込みを持って参加していますが(苦笑)実際のところ、理学療法学会は「ホーム」でありつつも、内容的には私にとってあまり密接でないことが多くかつ、「お祭り」的な意味合いも強いため、聴講すると言うよりは人に会うことの方がメインだったりするのですが乳癌学会は、自身の仕事内容に非常に深い関わりがあり「アウェイ」を自覚するだけあって、誰かに会う可能性も目論みも殆どないのでこれを聞いたら次、この後はこっち、これが終わったらあっち。。。と、学び三昧とも言うべき一日になりました。今日の最大の収穫?は、御年103歳の、かの「日野原重明先生」の特別講演の聴講!!!「生」でお姿を拝見するのは初めてでしたが、想像以上に矍鑠としておられて声は凛としてよく通り、時折ユーモアを交えて会場の笑いを誘いつつ、意義深いお話をきっちり時間内にまとめられまさに、健康寿命を体現しておられ、無条件に感動しました。今日は、教育講演で、乳癌の「診断」と「治療」について聴講したりランチョンセミナーでは支持療法(制吐剤のことなど)の最新の知見を学んだり。。。明日は午前中に、チーム医療のポスターをたっぷり見て回る予定です。そんなこんなで、これからご飯に出かけます。昨夜は、平日2日家を空けるとあって、2日分の夕飯の段取りや、今日の分の夫とムスコのお弁当の準備、洗濯も出来るだけ済ませて、結局殆ど眠ることなく東京へやってきたので明日に備えて身体を休めたいと思います。と言っても、東京で歓待してくれる仲間と一緒にご飯なんですけどね(^^)
2015年07月02日
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突然ですが、私の地元・ “ 石だたみの街 ” 神戸岡本に誕生した商店街アイドル【 石だたみボーイズ 】の紹介をさせてください!!!岡本商店街では、7/31まで「サタスタ」という、ポイントサービスが実施されています。その「サタスタ」のPRのために結成されたアイドルグープが、彼ら【 石だたみボーイズ 】なのです。(左から2番目の方も、メンバー)※詳しくはコチラを⇒ 「サタスタ」(岡本商店街ポイントサービス)22歳〜50歳までのメンバー総勢14名、皆さん、岡本商店街でお仕事をされています。色々とメディアでも取り上げられ始めており、ナント今日付けの 関西Walker にもカラーででっかく掲載されました!!そもそも、彼らを知ったのは、我が家が家族で10年来お世話になっている美容室 ディパーチェユニオン の美容師で「真性イケメン」として知られる「ニノ」こと二宮くんがメンバー入りするとのことでデビューステージを応援に行ったのが始まりでした。私は、知る人ぞ知る「地元愛」のカタマリのようなヤツですから、愛する地元にアイドル誕生、しかも、長いお付き合いのあるニノちゃんがメンバーとなれば、これはもう、全力で応援するしかないでしょ!!!と。そして。そのデビューステージを見て、イラストレーターとしてセミプロの長女が彼ら【 石だたみボーイズ 】のイメージイラストを描きたい!!と切望しありがたいことにご縁が繋がり、描かせていただけることになりましてそうなると、親近感もうなぎ上り、結成時からの応援団となった訳です。さて、本題はここから!!まず、画像をご覧いただく限り、「けっこー、フツーのお兄ちゃんたち」に見えることと思います。正直、私たち母娘も、当初はニノちゃんしか知らなかったので「アイドルと称するには、ちょーーっと若くないし、飛び抜けて目立つこともないし。。。」と、一抹の不安を拭えませんでした(メンバーの皆さん、「当初」の印象です。ごめんなさい。。)ところが。イラストを描かせていただくための取材として、お話を伺いに各店舗にお邪魔していくうちに。。。あれ?なんか、皆さん、印象と違うやん?!と感じ始めました。カッコイイ。。。そう、当初の印象を見事に覆され、皆さんホントにイケメンなんです!!!彼らは「岡本商店街ではたらくアイドル」です。その職場、つまり、彼らの好きなことやものに囲まれた【彼らの城】で、仕事について話す様子はステージで見たのとは違う、実に活きいきとした表情でキラキラ輝く瞳は、仕事に懸ける思いや情熱を、言葉よりもはるかに饒舌に語りかけてくれます。ステージも、もちろん、素敵です。実際、デビューからこっち、皆さん劇的な勢いで垢抜け始めています!ほんの数日で、見違えるようなオーラを纏い始めているのです。が、商店街アイドルの真の魅力に迫るにはぜったい、お店に行ってみて!! そして、喋ってみて!!!もうね、【 石だたみボーイズ 】の虜になること、間違いなしです!!!サッカー選手は、サッカーしてるときが一番カッコイイように仕事に懸けるオトコたちは、仕事してる姿がいちばん素敵!!!岡本商店街では、ただ今「サタスタ」という、ダンゼンお得なサービス期間中ですのでこの機会に、ぜひ、「どんな感じなん?」と好奇心いっぱいで、遊びにいらしてください!!注目を集めることで、メンバーもさらにアイドルらしく磨きがかかってくる筈!日に日に洗練されていく様を見守っていくことが、これからの楽しみです。是非ぜひ、岡本商店街を、そして【 石だたみボーイズ 】をよろしくお願いいたします!!!!!※長女のイラストが完成したら、続報としてまたアップいたします!
2015年06月16日
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§2)一般社団法人WiTHs代表辞任と法人退社2013年9月に設立し、代表理事を務めて参りました【一般社団法人WiTHs】を2015年1月付けで退社いたしました。準備期間から数えても、約1年半という短い期間でしたので他の理事はもちろん、たくさんの方々に「なぜ?!」という波紋を呼んでしまいました。退社の理由を、ごくごく簡単に言うと『方向性の違い』ということになろうかと思われます。私の専門(リンパ浮腫、がん)も、ウィメンズヘルスに含まれる部分は大いにありますがいわゆる「王道」(性差が最も顕著な産前産後など)とは少し外れています。WiTHsでは、「すべての女性」を対象として、地域の啓蒙から始めることを目標としていましたが私自身、代表という立場も含め、各種マネジメントに携わることが法人での使命と捉えておりそれは、逆に言うと「予防・保健」のレベルで、私の臨床スキルが活かせる場面は非常に限られているということでもありました。ウィメンズヘルス領域は今や、その周辺では大変な勢いがあり(専門職の関心の飛躍的な向上)即戦力的人材・団体も各地に見られ、興味を持ってこれから学びたい人もどんどん増えています。しかし「病中・病後の女性」を対象として、活動できる・している人材や団体は、極めて限られています。活動を進めていく中で、非常にうがった言い方かも知れませんが病中・病後に関われる数少ない人材として、私に求められるフィールドは、ここよりもっと他にあるのではないか、そんな、存在意義についての自問自答がありました。期待を込めて大役を任せていただきましたので、道半ばにして退く選択をすることは、非常に勇気の要ることでした。しかし、法人の立ち上げから、1周年を無事に迎えられるところまで関わりまだまだ未熟ながらも、認知度も向上し、方向性が定まってきたと感じられるようになってきましたのでこのタイミングで、後を任せる決断に至った次第です。今後は、リンパ浮腫のケアを更に極められるように精進すると同時にその背景となる「がん」についての学びを一層深め《 Only One 》を目指して、研鑽を重ねていきたいと思っております。ご心配いただいた皆さまには、申し訳ありませんでした。ぜひ、今後のHer'sの動向にもご注目くださいませ。
2015年06月13日
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先週、全国学会が終わりました。全国各地の仲間たちと、充実した時間を過ごすことができまた最終日には、大恩師との再会を果たし、改めて自身の立ち位置を再認識するなど極めて有意義な3日間でした。自身の思いを明確にするため、色々と「振り返り」もしたいところですが今回は【目次】に沿って続けていきたいと思います。§1)祝!!ウィメンズヘルスリハビリテーション刊行!!!共著ではありますが、生まれて初めて、本格的な書籍の執筆を経験させていただきました!!おそらく日本で最初の、ウィメンズヘルスに特化した、主に理学療法士を中心とした専門職向けの書籍で編集は、わたしも所属する『ウィメンズヘルス理学療法研究会』です。前半では、女性の一生に起こりうる問題を時系列に沿って概論的に解説してあり後半では、各問題に対する具体的なリハビリテーションについて述べられています。執筆陣は、各専門分野の第一線でご活躍される錚々たるメンバーで正直、お話をいただいたときは、ただただ畏れ多くて尻込みしました。しかし、折角お声掛けいただいた貴重な機会に、是非ともチャレンジさせていただこうと考え直し謹んでお引き受けさせていただきました。わたしは、「乳癌と婦人科腫瘍(女性特有がん)」と、「そのリハビリテーション」を担当させていただいております。不慣れな作業は、まさしく「産みの苦しみ」でもありましたがたくさんの方々のお役に立てることを願いつつ、今後一層の研鑽を心に誓いました。
2015年06月13日
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わざわざ「目次」をあげておきながら、イレギュラーで恐縮ですが(汗)【旬】の話題から先にお伝えいたします。6月5日(金)6日(土)7日(日)、東京国際フォーラムにおいて、理学療法全国学会が開催されます。私も、2泊3日で参加してきます。第50回の記念大会ということで、さぞかし盛り上がるのであろうと、今からとても楽しみです。今回は、共同演者として、2日目にポスター発表が1本ありますが個人的には、全国学会の位置づけは【お祭り】なので(^^)日頃なかなかお目にかかれない全国各地の方々と、ご縁を結んだり、再会を果たしたり、橋渡しとなったり。。極めて貴重な「社交場」として、堪能してきたいと思います。第50回日本理学療法学術大会
2015年06月02日
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【 ご無沙汰しております 】・・・このブログを始めて、いったい何回めの「ご無沙汰しております」でしょうか(汗)今となっては“継続は力”、細々とでも、続いていることで大目に見ていただければ。。と、勝手な理屈をこねて申し訳ありません。さて、2015年に入ってから、もうすぐ折り返そうというところまでやってきましたが(!!)なんと今回が今年初の更新となります。。。。。最終更新から実に半年もご無沙汰してしまった訳ですから、そりゃまぁ、色んなことがありましたが一度にすべては綴れませんので大きめのトピックを拾って、1ヶ月ごとにお伝えしたいと思います。以下、まずは目次を挙げることといたします。続きは、順次、更新して参りますので、是非ご覧くださいませ。【11月〜12月】§1)祝!!ウィメンズヘルスリハビリテーション刊行!!!§2)一般社団法人WiTHs代表辞任と法人退社【1月】がんリハビリテーションインテンシブコース修了!【2月】§1)次女の最後の生活発表会〜Her'sの歴史を振り返る§2)ウィメンズヘルス理学療法研究会・研修会参加@神戸(甲南女子大学)【3月】§1)リンパ学会参加@東京§2)家族のこと〜次女・保育所修了/ムスコ・小学校卒業【4月】子供たちの卒入学、PTAお役御免と仕事【5月】(未定)以上。。早く、リアルタイムで綴れるようにしたいと思います!
2015年05月26日
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11月3週目に、階段から足を踏み外して転倒しました。幸い、骨折等の大事には至りませんでしたが強打した胸部の痛みがひかず、月末までお休みさせて頂いていました。11月時のニュース(お知らせ)もいくつかあるのですが、少しずつ更新させて頂きたいと思います。以上、取り急ぎ、ご報告まで。
2014年12月01日
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「安楽死」を取り上げたTVを見ていました。私は、がんの既往を持つ方々と日常的に接していて、殆どの方はそれなりに健康を取り戻してらっしゃるけれどいわゆる「末期」の方と接する機会もあるので、【命】について考える機会は比較的多いと思います。オペ室や救急勤務のNsのほうが、目の前で命のやり取りそのものを見ているとは思いますが「今、普通に日常を生きている」でも「1年先、1ヶ月先、或いは明日、どうなっているかわからない」つまり、一刻を争うよりも、冷静に生と死を見つめ、自分の遠くない未来をリアルに想定する作業を、一緒に行うことが多いと言えると思います。「安楽死」については、色々と事情も複雑で、簡単には言及できないので敢えて触れずにおきますが私の場合、接するのは様々なタイプ(疾患)の患者さまではなく、100%がんと言って差し支えないので、その立場からいつも感じてきたことは【がんは、闘える病である】【がんは、簡単には死なせてくれない】です。死への恐怖や絶望を思うと、早く死にたい、死んだ方がマシ(ラク)だ、と考えるのはわかる気もします。その一方で、死にたくない、家族や大切な人たちともっと一緒に生きていたい、と考えるのも、当然の心情だと思えます。人は、意識の上では、産まれたくて産まれてきたのではないでしょう。でも、産まれて、生きて(生かされて)いくということは、1人1人、何らかの意味を与えられているのだと私は思っています。ということは、死にたくて死ぬことは許されない筈です。月並みですが、病気にせよ事故や事件にせよ、1日でも長く生きたくてもそれを許されずに生を終えていく命もあり、それを考えると、病気などの事情はさておき、自ら命を絶つということは、命への冒涜に他なりません。誤解を恐れず言うならば、病気の苦痛に堪え兼ねて余命を放棄することは、逃げでしかありません。産まれてきたからには、与えられた命の灯火が消えるその瞬間まで、力の限り生を全うする義務があると考えます。がんは、簡単には死なせてくれないからこそ、最期のその時まで、闘い抜かねばならない、否、闘い抜くことが出来るのです。だから、そういう思いを持って、最期のその時まで、安らかに幸せに満ち足りた時間を過ごせるようにそのサポートをすることが、私に「与えられた意味」なのかな、と思います。3人に1人が罹患するようになったがんは、今や慢性疾患としての捉え方をすべきだと言われるようになりました。がんになったこと自体を嘆くことなく、がんとどのように付き合って、より自分らしい生き方を選択すべきか、に向き合うことがとても大切でそう考えられるように、促し支えていくことも「がんリハ」の重要な役割なのだと、今なら自信を持って言えます。死ぬことを考える前に、どう生きるかを考えることの重みを、自分なりにしっかり伝えていきたいと思います。
2014年10月26日
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リアルタイムで、あと1時間ほど、となっておりますが。。。先月、「がんリハ」の病院実習がありましたが、その時、なんとTVの取材が入っておりまして!!本日19時より、NHKクローズアップ現代“がんリハビリ”最前線 ~社会復帰への挑戦~もしかすると。。もしかすると。。。かすってる、かも?!ワタクシも、これから、ドキドキしながらTVにかぶりつきます!!(笑)ちなみに、「グリーンのケーシー」着用ですので、要チェック!!でお願いします☆
2014年10月06日
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。。。ご無沙汰しております。(あまり言ってはならない言葉だと感じているのですが。。またも停滞しました。すみません。)簡単に、8月(前回更新時)から現在までの、主な活動(うごき)のご報告をいたします。●8月27日 インターネット公開講座(リハビリネクスト様主催)、無事に放映終了●8月30日 日本思春期学会(於:茨城~つくば国際会議場)参加●8月31日 ウィメンズヘルス理学療法研究会(於:大阪)参加、発表●9月2日 臨床接遇講師(於:姫路~石川病院様)●9月7日 一般社団法人WiTHs 設立一周年記念講演会開催(於:神戸国際大学)●9月8日~10日 がんリハビリテーション病院実習(於:神戸大学病院)●9月15日~ インターネット公開講座、YouTubeにて公開中●10月1日 次女の保育所最後の運動会!●10月4日 ムスコの小学校最後の運動会!!●10月4日~ がんプロ・がんリハビリインテンシブコース後期開講(9月21日開催予定だったセミナー(於:博多)は、事情により中止となりました)ばったばたの、夏でした(汗)それぞれの細かいご報告は、一度にはとてもとてもできませんので(怠慢のせいです、すみません!)追って少しずつお伝えしていきます(多少の順不同はあるかもですが。。。)それから、もうひとつ重要なお知らせがあります。昨年設立し、先月無事に一周年を迎えた、一般社団法人WiTHsですが、私儀年内いっぱいをもって退社(退職)することといたしました。代表理事を辞する、ということではなく、法人そのものから離れます。しかしながら、法人が解散する訳ではありません。わずか1年での決断には、ひとくちには尽くせない極めて深い事情がありますが非常に高い志を掲げて活動を始めた法人であり、私自身も今後に期待しております。皆さまには、どうか引き続き温かいご理解とご支援を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。それでは、ひとまずこれにて結び個々の活動を振り返って、少しずつ綴っていきたいと思います(^^)※本日~明日にかけて、台風接近中です。くれぐれもお気を付け下さいませ!!!
2014年10月05日
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続きまして、【ご案内】第二弾です。臨床リハビリテーション・スキルアップセミナー(主催:国試塾リハビリアカデミー様)こちらも、ご好評頂いた昨年に続いてのお招きです。------------------------------------------------------------------------------------------------「がんリハビリテーション リンパ浮腫とリンパドレナージ」開催日時: 2014年9月21日(日曜日)(開始 10:00 終了 16:30)申 込 日: 2014年9月20日まで(定員になり次第募集を〆切致します。)受 講 料: 10,000円(資料代込み)定 員: 30名そ の 他: 筆記用具、運動ができる軽装開催場所: 国試塾リハビリアカデミー福岡教室 ※注意:「Google地図では東光1丁目3−5 第13博多東1Rビルと表示されておりますが、 正しい住所は福岡県福岡市博多区東光1丁目3-8 第13博多東IRビル 4Fです」 TEL:092-474-2400 FAX:092-474-2401------------------------------------------------------------------------------------------------詳細は、こちらのページをご参照下さいませ。当方は、遠征セミナーはほとんど行っておりませんのでお近くの方は、是非、この機会にご参加下さいませ。たくさんの方とお会いできることを楽しみにしております!!
2014年08月11日
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久々に直撃を食らった、台風11号こと「ハーロンさん」でしたがささやかなトラブルはあったものの、特に被害といったこともなくお蔭様で無事に過ごしております。さて、表題の通り、今回は【ご案内】2本立て、まずは第一弾です。昨年、大好評を頂きました、インターネット公開勉強会(主催:リハビリネクスト様)ですが今年も、講師を務めさせて頂くことになりました。今回は、主に一般の方向けということでお話をさせて頂きますがタイトルは「リンパ浮腫との上手な付き合い方~生活指導と弾性装具~」として、弾性装具の特徴や使用についてお伝えし、併せて 実演指導 もさせて頂きます。放送日は 8月27日(水)20時~こちらにて、ご覧頂けます。是非、ご覧下さいませ!!※当日は、放送終了後の数分間、SNS上での質疑応答が行われます。尚、どうしてもご都合がお悪い場合は、後日、YouTubeでも公開されますのでそちらをご覧頂ければと思います。(公開が決まり次第、お知らせいたします。)ちなみに、昨年公開された放送分は、こちらからご覧頂けます。皆さまのお役に立てますことを、心より願っております。どうぞよろしくお願いいたします。
2014年08月11日
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物凄くシリアスな投稿をした後でこんなプライベートな、くだらない?お話をするのもなんですが。。。私の「ギャグみたいな日常」を楽しみにして下さってる方も少なからずいらっしゃるので(笑)ちょっとした息抜き代わりに。我が家は、新築時からGHP(ガスヒーポン)で、エアコンもガスでの運転なのですが時代かな、GHPは撤退方向に進んでおりまして。年に一度の保守点検の際、そろそろ機械の寿命が近づいていると言われ始めたのが、2~3年くらい前。それはまぁ仕方ないとして「もう本体の販売は終了していて、今後、部品の増産も行わないので、いずれメンテナンスも不能になる」と聞かされた時には、目の前真っ白でした。えぇ。「メンテ不能」=「全エアコン一斉総入れ替え」を意味しますwww我が家のエアコンは、5部屋分です。一斉??あり得へんwwwここに至るまでの、故障と修理の経緯を語ると、とても長くなるので割愛しますがとうとう今年5月の保守点検で「今度止まったら、もうアカンと思って下さい」と、遂に「最後通告」をされてしまいました。で、一昨日・未明。長女が「ママ、エアコンがつかない」と。ドキドキしながら見に行くと、ウンともスンとも反応しない。すわ、と、他の部屋のエアコンを操作すると、動き始めると即ストップ。の、繰り返し。万事休すwww夫の枕元で「お父さん、とうとう、来たるべき時が来てしまいました」と囁き、すぐに家中の窓を全開、寝苦しい一夜を過ごし。(夫はこの後、暑くて朝まで眠れなかった。。。)昨日の朝、真っ先に私がしたことは【エ〇ィオン】さんの広告チェックwww土曜に、先着限定数の目玉商品あり、これは並ぶしかない!と決意。しかし!!我が家はずっとGHPだったので、電気のエアコンは「新調」になる為、単純な付け替えではなく、色々と別途工事が必要になる筈。並んで購入し、配達してもらったはいいが、すぐに設置できません、なんてことになったら遅れてきた猛暑の中、エアコンなしで数日過ごすなんて、死んでまうwwwこれは、まずエ〇ィオンさんに相談してみなくては。おっとー、その前に、まずはダメ元でGHPの担当に、取り敢えずの応急処置だけでも出来ないか電話。(止まった時には、取り敢えず連絡してくれと親切な申し出を頂いていたので)GHPの方は、夕方見に来てもらえることを確約。次いで問合せたエ〇ィオンさんでも、納得いくまで相談ができ(事前連絡、大正解!)翌朝8時以降に工事見積もりに来てもらう予約を取る。ちなみに、一気に5台なんて、逆立ちしたってあり得ない話なので熟慮の末、部屋の位置関係から、リビングと、子供部屋2部屋を優先=3台取り付ける前提で。ひと通りの手配を済ませ、この日は午後から長女の学校の三者面談があった為出る前にシャワーを浴びたはいいが、、そう!エアコンが使えない!!!汗を流しにシャワーをしたのか、汗をかく為にシャワーをしたのか。大量の汗が噴き出るわ、一向にひく気配はないわ、いやはや着替えに難渋。。。とにかく用意して出かけたが、当然、戸締り=家中の窓を閉める。。。帰宅時の地獄が頭をよぎる。。。帰りに扇風機を2,3台買おうと思ったけれど、さすがに、すべて持ち帰りなど出来る筈もなく夫に一連の報告かたがた電話して、帰宅後一番に扇風機を買いに行くことを提案。そして、無事に三者面談を終え、帰路、GHPの担当者からもうすぐ到着との電話をもらい急いで帰宅、事の顛末を詳細に説明したところ。おや??調べてもらうと、本体(室外機=もはや寿命)には特に異常はないらしくどうやら、長女の部屋だけのエラーだったらしい。他の部屋が作動しなかったのは、長女の部屋のエラーにより、全体にストップがかかる仕組みだったらしくエラー箇所の修理をしてもらったら、他の部屋も順調に動き始めた。。。。よがっだぁーーーーー(大泣)!!!!!但し、いつ止まるかわからない状況が好転したわけではないのでエアコン導入を考えているなら、そのまま進めた方が良いとのこと。なにしろ、いついつ止まりますよー、なんて予告がある訳ではないので休日の熱帯夜に突如ストップされた日にゃあ、一家総倒れも免れますまい。一応、土曜の限定商品には並ぶ予定ではあるけれど(今回のことで、長女の部屋が最もキケンであることが判明、こちらを優先させた方が良さそう)疲れて帰宅した夫は、夜中と打って変わって天国のような涼しさにこれ以上ないほどの幸せオーラを振りまき(笑)私の心配をよそに、扇風機購入は見送ることになってしまいました。(私は、あっても困らないので、この機会に買いに行きたかったんだけど。。。)ちなみに、今朝は予定通り工事見積もりには来てもらい、あらゆるところを(点検口覗いてまで!)チェック、工事の段取りが見えたようで、追って担当者から連絡をもらうことになった。明日は大学、前期の最終日ですが、学校は午後からなので午前中はエ〇ィオンさんで整理券GETに並びつつ、各種相談となるんだろうなぁ。。。とにかく、 已乎(やんぬるかな)、死ぬ思いでしたが何とか光が見出せて、取り敢えず、死なずに済みそうです。私の寿命が縮むよ、まったく。。。
2014年07月18日
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史上最大級の台風の通過と共に、ようやく、夏がやってきました。相変わらず、マメな更新が出来ませんが、、まぁ、それもこのブログの個性として、大目に見てやって下さい(^^;;さて。現在も、様々なタスクに追っかけまわされてブログの更新は、優先順位的にはかなり後回しになっていたのですがちょっと、思うところがあって(己の首を絞める行為と知りながら。。。)お話ししてみたいと思います。先日、とある患者さまが、私の経験上、類を見ない症状の急変を遂げられどう頑張っても、私ではその原因究明が出来かねる為専門医への受診をお勧めした結果、想定外の事態が発覚し、すぐに精査となりました。これまでにも、通室されている患者さまに異変が生じた際には速やかに協力医やかかりつけ医、専門医への受診を促し、なんとか大事に至ることを回避してきましたが今回の出来事は、これまでに経験したことのないタイプのものでした。幸い、患者さまのご決断も早く、早期発見となったのでホッとはしたものの想定外の事態が発覚したことに、本当に怖くなります。あとから背筋がゾクリとします。もし、自分の判断が誤っていたら、或いは決断が遅れていたらどういう経過・結果になっていたのだろうか?私は、独立営業している理学療法士です。しかも【リンパ浮腫に特化】したサロンを営んでいます。隣接するクリニックにご協力を頂いて、必ず現病歴と既往歴、禁忌のチェックをお願いしています。患者さまは、基本的に【リンパ浮腫】と診断され、処方箋を受けて来室されます。その上で、カウンセリングに始まり、各種ケアをご提供していく訳ですがリンパ浮腫に特化して、尚且つ処方箋を発行して頂いていても、このような“想定外”が起こるのです。リンパ浮腫は、国内ではその発症原因の約9割が「がんの外科手術後の後遺症(リンパ節郭清)」と言われています。つまり、Her’sに来室される患者さまの殆どが、原疾患としてがんを背景にお持ちなのです。ひとくちに「がん患者」と言っても、術後数年経過して、全く健康に過ごされている方もあれば術後日も浅く、放射線や化学療法の治療(通院)中の方もいらっしゃいます。そして、いわゆる終末期に差し掛かっている方も、多くはありませんが対応させて頂いています。まさに治療中や、終末期の方については、もちろん殊更に注意が必要ですが健康に過ごされている方であっても、油断はできません。患者さまご自身が一番気に懸けていらっしゃいますが、いつ何時、転移や再発が起こるやも知れないからです。今回のようなケースは、そうそう頻発することはありませんがだからこそ、余計に気を付けないといけないのです。頻発するのであれば、常に気を配って身構えているでしょうがそうそうないから、「まさか」と、見落としてしまうことが怖いのです。以前から折に触れて、理学療法士の「起業ブーム」について触れていますがこの度、改めて【医師との連携】の重要さを実感しました。理学療法士が「整体院」「ボディコンディショニング」などの名称で独立して事業を営むことが増えてきました。長らく叫ばれている、職域拡大のことを考えると、そのこと自体は非常に建設的だと感じています。保険に頼らず、自費対応で営業することは、職能の自立にも繋がりますし対象者に、自費でもそのケアを受ける価値を認識してもらうように働きかけることは事業を成り立たせていく為に、知識と技術の研鑽が不可欠になりますから職種としての責任感の自覚と、スキルの向上が望めますしひいては、健康寿命の延長にも寄与できる可能性があり、良いことずくめのように思えます。但し。それは、あくまで理学療法士としての分を弁えた上でという大前提に基づくべきだということを、一体どれほどの起業家が自覚、実践しているでしょうか。私のように、がんの術後の後遺症ということを十分理解した上で活動していると当然のことながら、問診票には原疾患であるがんにまつわる項目も用意しており処方箋や診療情報提供書のみならず、自己申告においてもなるべく正確な情報収集を心掛けています。(リンパ浮腫に係る当該疾患だけでなく、既往歴として別のがんの既往があるケースもあります)出来る限り周到に準備していますから、患者さまも積極的にご協力下さいます。しかし「まちなか整体院」的な立ち位置で、腰痛や肩こりに特化したサロンなどでどれほど厳密な、問診をはじめとする情報収集を行っているのか?残念ながら、私はその実態を知らないので、いたずらに言及は出来ませんがリスク管理に重きを置いて、適切な対応をされているところも当然あるでしょうがこのブログを読んで、ヒヤッとしている起業家もいらっしゃるかも知れません。あくまで勝手な憶測ですが、そういったところで、問診票に記入する場合対象者さまの自己判断で、重大な事項の申告漏れが生じる可能性を危惧します。医療の色合いがさして濃くないほど、その「お手軽感」が致命傷になるのではないかと。だから、腰痛や肩凝りに特化してるんだ、という主張があるかも知れませんが腰痛や肩凝りほど、“クセモノ”はない、というのが私の感覚です。不定愁訴とも言える側面を持つだけに、本当に、顕在化しているものだけで判断しても良いのだろうか?と。少なくとも、私は怖くて絶対に出来ません。小心者で結構、迂闊な判断で、患者さまの人生を狂わせる可能性は極力避けたいですから。だってね、患者さまが、実はそれが物凄く重要なキーとなることを知らずに何らかの既往歴の自己申告をされなかったばっかりに命にかかわることや、重篤な障害を負うような事態に発展してしまったらいったい、誰が、どうやって、責任を取るんですか??そこまで考えたら、医師との連携もなく、単独で患者さま(対象者さま)と関わることがどれほど恐ろしいことであるか、想像がつかないのでしょうか。理学療法士の開業権獲得を切望する声も、聞かれるようになって久しいと感じていますがそれは、とってもとっても身の程知らずなことであると、私は思っています。何故なら、開業するということは、あらゆる疾患、障害に精通していて、あらゆる事態を想定し、あらゆるリスク管理を【単独で】適切にこなせることが求められる筈だからです。「あらゆる疾患」というのは、当然、理学療法士が日頃よく関わるものばかりでなく例えばがんであったり、産婦人科領域であったり、比較的縁の薄いものも含みます。仮に、腰痛を訴える患者さまがあって、その時点で得られる情報から理学療法士としての知識と経験を駆使して、何らかの治療(のつもり)を行った結果実はご本人も気付かず妊娠状態にあり、その行為のせいで流産してしまったとしたら。。。産婦人科領域にある程度以上通じていて、そういった可能性を予見することが出来れば、決して支障をきたさない範囲で、アドバイス等の指導を行ったり然るべき診療科(この例では産婦人科)に受診を促すことも出来るでしょう。例として産婦人科領域としましたが、現実にはありとあらゆる疾患の確固たる基礎知識(+α)が必要です。開業権を与えられている海外諸国では、それ相応の高度な教育が整備されていると聞きます。今の日本の教育制度ではどうでしょうか?いささか大袈裟な喩えだったかも知れませんがここまでの根拠と覚悟をもって「開業できる」否、「開業を許される」理学療法士は今の日本の現状で、本当にいるのでしょうか。ここでひとつ、大きな誤解がありがちなのでお話しします。もし、全くの無資格の民間人が、〇〇療法とか、〇〇治療院、などを経営していて患者さまに何らかの不利益を与えてしまうとします。そして、理学療法士が経営するところで、同様に患者さまに不利益を与えてしまうとします。私は、刑法や民法などの法律に明るい訳ではないので、具体的なことは言えないのですがものすごく砕けた表現をすると有資格者のケースの方が、はるかにタチが悪いということを、ご存知でしょうか。民間人の場合、それを厳密に拘束する法律が無いので、「治療院」の開業は、基本的に自由です。ところが、我々理学療法士には、理学療法士及び作業療法士法という、我々の身分や行為等、様々な取り決めとそれを取り締まる法律が存在しています。その中で、いわゆる「開業」は認められておらず、独立営業は厳密には違法(=罪に問われる)となるのです。つまり、何とも釈然としないところではあるのですが、独立営業している時点で、民間人はフリーなのに、我々はアウトなのです。ちなみに、Her’sは“法の解釈”により、そこに記載されている「医師の指示のもと」に従って最低限のルールを順守(協力医より処方箋を発行して頂く)するというかたちを守っています。そこが、自分なりの正当な根拠であり、プライドであり、そして責任です。う~ん、今回、一気に、ものすごく長くなってしまいましたが。まとめるとですね、、我々【理学療法士】は、その身分や立ち位置を正しく理解し自己の力量を過信することなく、免許された範囲を逸脱することなく職務を全うしなければいけないよ、という、当たり前のことなのです。独りよがりのせいで、周囲に迷惑をかけたりまして、患者さまの不利益となるようなことがあっては、絶対にならない、ということなのです。またもや、老婆心炸裂ですよー。でもね、誰かが言わなきゃ、わからないことってありますから。最後まで読んで下さった方には、どうもありがとうございました。
2014年07月16日
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5月も半ば。今年は暑くなるのが遅いですね。さて、やはり滞りがちなこのブログですが(汗)今年は、新年度に入りいつにも増して多忙を極め全く持って余裕がありませんでした。。。実は今も、まったりブログを更新している時間はないのですが振り返ると、4月に一度も更新していなかったことに気付き、ちょっと焦りまして 「生きてますよ~!ちゃんと活動してますよ~!!」と、安否報告(苦笑)だけでも、と思いまして。今年は、自由人@ムスコが小学校最後ということでまたまたPTAの学級委員を務めさせて頂くことになりました。小学校では2回目ということもあり、思い切って「副学年長」に。6月に行われる、保護者対象の懇親会に向けて、目下準備中です。また、極めてプライベートなことですが、新年度早々、まるまる1週間お休みを頂いて 【 家 庭 内 引 越 】を敢行しました!!そう、「家庭内」引っ越し。リフォームほど大掛かりではなく、しかし模様替えほど簡単でもなく。今年から、長女が高校生になりました。来年は、ムスコと次女が揃って中学校・小学校へ進学します。もともと、長女とムスコが「子供部屋」で、長らく二段ベッドで生活していましたが高校生の女の子と中学生の男の子がいつまでも同じ部屋というのも、何だか可哀想で。。。と思ったのがきっかけで、年明け辺りから漠然とイメージを膨らませながら・姉妹を、今の子供部屋に(二段ベッドの上段に次女、下段に長女)・私の仕事部屋を明け渡して、ムスコにという構想に始まって、あれやこれやと計画し、実際は10日ほどかかりましたが大断捨離大会(!)を経て、めでたく完了しました!!この【家庭内引越】を決断した、もうひとつのきっかけは。。。 この4月から、学生になる!!ということを思い出したからでした。(詳しくは、 こちら をご参照下さいませ)お蔭様で、実に20年ぶりくらい?!に、自宅はスッッッキリ!片付き気分も新たに、日々、過ごせております☆Her’sとは別件になりますが、 WiTHs の方で、この17日(土)にイベントに参加しました。そちらの準備諸々でも、ヒジョーに慌ただしく過ごしておりました。(あと、原稿の〆切が、刻一刻と迫ってきておりますが。。。。。)今月末の全国学会(理学療法士)を終えたら、ちょっとゆっくりできる♪と、思い込んでいたんですが。。。その筈なんですが。。。むむ?6月、7月、8月、9月、、あれ?なんか、予定いっぱい入ってる??11月には、やはりWiTHsの方で大きなイベントも予定されてるんだけど。。。あれ?ひょっとして、ビンボー暇ナシですか???と、そんな状況でして、うかうかしてるとスグに数カ月も滞ってしまいそうなので取り急ぎ、近況報告という名の安否確認を。。。そろそろ、【夏】が近づいてきますね。皆さま、くれぐれもご自愛下さいませ!!
2014年05月20日
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3月も半ばを過ぎて、ようやく暖かくなってきました。微かだった沈丁花の香りも強くなり、いよいよ春の訪れを感じさせます。既に桜の開花がみられるところもあるとのこと!19日は遂に、長女の合格発表。。。我が家にも「サクラサク」ことを祈るばかりです。さて、久々に“背筋が伸びる”出来事がありました。お仕事で、2日後に渡米を控えた患者さまが来室された時のこと。長時間の飛行機移動など不安材料がある為、その前に是非ケアを、とのことでした。来室されるなり「先生!私、鯖にあたって全身に蕁麻疹が出てタイヘンだったんです!!」ギョッとしました。なんでも、前日のお昼に鯖を召し上がってその1時間後くらいから、みるみる発赤と膨疹、そして耐え難い掻痒感!!!しかし速やかに対処され(市販薬と皮膚科受診)、翌日のご来室時には軽快していました。拝見すると、若干の発赤はところどころに残っていたものの、熱感は殆ど無く膨疹も痕跡が認められない程度となっていました。正直、大事を取って施術はお断りしたかったのですが渡米を控えて不安を抱えていらっしゃる状況で、わざわざお見えになっているのに杓子定規にお引き取り頂くのも。。。と、少し考え普段の半分くらいの時間で、よりソフトに、軽くまとめさせて頂くことにしました。さて、ベッドに上がられようとしたその時「あ、そうそう、先生実はね。。。」と、シャツをたくし上げられると、腹部に少し大きめの絆創膏。「こないだ、虫刺されを掻き壊してしまって、少し化膿してるんです」直接拝見したかったのですが、サロンには処置グッズは常備していません。ちなみにこれは、準備不足なのではなく自身の一存で手当等してはいけないという戒めからです。迷いましたが、剥がしても貼り換えられない為、拝見することは控えました。 その代わり、お隣の協力医を受診することを勧めました。ご本人は「抗生剤でも塗っておいた方が良いかしら?」と仰ったのですが渡米され、現地に10日ほど滞在されると伺っていたので【万が一】のリスクが払拭できないと感じ医師ではない私には責任を負いかねることなので、むやみに怖がらせる訳ではなく常に最悪の事態を想定しなくてはならないことをご説明した上で再度、受診をお勧めすると、快く承諾して下さいました。そして、施術終了後お隣のクリニックを受診され、戻って来られて開口一番「先生、受診して良かったです!ヘルペスでした!!」!!!!!ゾッとしました。と同時に、この上ない安堵。昨今、開業(起業)PTや、それを志望するPTが増えています。それ自体は、決して悪いことだとは思っていません。ある意味“守られた”環境を飛び出し、強い思いを持ってそれを実現させる為に努力することは、とても尊いことだと思っていますし私に出来ることがあれば、喜んで協力したいとも思っています。が。決して侮って欲しくないのです。滅多にないことだとしても。たとえ同意書を取っていたとしても。こういったことが、現実に起こり得るから。少なくとも私は、過去に受診を促して事なきを得たことが何度もあります。もし、自分の感覚や経験だけで軽く流していたら取り返しのつかないことになったかも知れない経験を、何度もしているのです。同意書を取っているから、と、安心している起業家を何人も見てきました。そして、彼らが実際にそれがあって良かったという話は、まだ聞いた事はありません。けれども、同意書があれば安心、という訳ではないのです。同意書はあくまで建前みたいなもので、もし実際に裁判沙汰になったら殆ど効力を持たないと聞きます。やはり、我々に与えられた資格の範疇を超えることは望ましくありません。願わくは、と言うよりも、必ず、信頼できる協力医との関係を持っておくべきです。これは、自己保身だけでなく、クライアントを守る上でも怠ってはならない責任です。免許された要件を逸脱した判断や行為は、愚の極みです。有資格者だからこそ【己の分を弁える】こと。これが、私のプライドです。
2014年03月18日
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3月も半ばに差し掛かったというのに、この寒波。。。今日は、昼間に一瞬でしたが吹雪きました。ある意味「夫以上(!)」の存在である、最愛の長女。明後日、いよいよ公立高校の入試ですが、、頼むから、体調崩さないで(>_
2014年03月10日
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2月にも更新しとかなきゃ、、と思ったら、今日から3月!!年度末は【行く、逃げる、去る】と言いますが、ホント、早いですね!!我が家は長女の高校入試を10日後に控え、母としては生きた心地がしません(!!)毎度、もう少し更新頻度を高めたいと思いつつ、なかなか。。。ただ、この「ユルさ」で、このブログも細々と続いてきたのかな、と。お蔭様で、今年で9年目に突入します。今年も変わらず「もう少し頻繁に!」と意識していきたいと思います(苦笑)さて、今日は珍しく、新幹線車内からの更新です。東京へ向かっております。【産前産後ケア推進協会】という団体の研修に参加します。こちらは、WiTHs関連の仕事になるのですが、今年最初の【遠征】です。思えば去年は、引きこもりから一転、あちこち飛び回った1年でした。今年もじゃんじゃん(笑)出かけます!!5月には、全国学会@横浜、ナント自分史上初の【お泊まり】です!!しかも、2泊3日!!!今から、ホームシックが心配。。。6月にはリンパ学会、8月には思春期学会、、あとはまだ未定ですが、これだけは確定です。そして、Her'sとしては、大きな動向が。4月から。。。学生になりますっ!!!【がんプロ(文科省事業がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン)】といって、7大学連携先端的がん教育基盤創造プラン※7大学⇒大阪市大、大阪府大、関西医大、近大、神戸大、神戸市看大、兵庫医大のひとつ、がんリハビリテーションのインテンシブコースというのに、1年間通います。大学院とも違うし【学生】と言っても、学割の恩恵にあずかれる類いではないと思いますがしっかり学びを深めたいと意欲に燃えています!リンパ浮腫に特化して8年、ありがたいことに【リンパ=井ノ原】というイメージが定着しこれは、リンパ浮腫を学び始めた際に目標としたことなので、本当に感慨深いです。ただ、この仕事をさせて頂いていると、どうしても【リンパ浮腫=がん(の後遺症)】という固定観念からか【井ノ原=がん】という印象を持たれることも多くなったと感じています。確かに、対応させて頂いている患者さまに関わりの深いがんについては一般的な理学療法士よりは比較的詳しいかも知れませんが決して【がんのことは何でも来い!】という訳ではありません^^;;しかし、関心の高い・必要とされている分野であることは間違いないことであり私がそれを求められているのであれば、そこに自分の存在価値を見出したいと思いました。もちろん、自身の患者さまに対しても還元できる可能性は高く医療者としても、がんのサテライト的な立場となることができるのではないか、それもまた、私にしかできないことのひとつなのではないか、そう捉えました。がんリハのインテンシブコースに合格したことですし長女にも、順調に後に続いて欲しいと祈るばかりです。この春は、色々な新しいことへの挑戦が始まります。今年も、よりパワフルに前進あるのみです!!!
2014年03月01日
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明けましておめでとうございます。ご挨拶が遅くなりましたが、Her’sは【 7日(火) 】より仕事始めとなっております。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。さて、新年早々、お知らせとお詫びがございます。年末年始の期間、連絡(電話)が不通になっていたと思われます。大変たいへんお恥ずかしいことなのですが諸費用の引落口座への入金のタイミングが遅れてしまったらしくその間、利用が制限されていたようです(早い話が「止められて」いました)。基本的に、休業時の電話着信は保留とさせて頂き(留守番電話)営業日を待ってから順次ご対応させて頂いていますが都度、着信の有無の確認はしています。ところが、今回は年末年始休業だった為、確認しても着信等がないことに違和感が無くまさか止められているとは全く気付きませんでした。仕事始めに備え、今年最初のご予約の患者さまにリマインドメールを送ろうとした際何度送信しても受け付けられず、初めは先方のご事情かと思ったのですがもしや!?と、自宅へ電話をかけてみたところこの電話は、お客様のご都合により、通話ができなくなっております!!!!!やはり。。。(冷汗)急遽、ショップへ駆け込み、支払いを済ませました。ですので、現在は通常通り繋がるようになっておりますがご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。この年末年始は、あっと言う間に休みに入り例年ギリギリとなる年賀状もほぼ明けてからの作業となり皆さまにはご無礼してしまいました。早々から波乱含みの(!)始まりとなってしまいましたがこれを教訓に、あらゆることに注意を向けて、この1年一層精進して参りたいと思います。Her’sの益々の飛躍を誓うと同時に2014年が、皆さまにとって幸せいっぱい、笑顔いっぱいの年となりますよう心よりお祈りいたしております。
2014年01月06日
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今月も中盤…ということは、今年も残すところあと2週間余り。年々、時間が経つのが速く感じられるようになっていますが今年は殊更に速かったな~という印象です。やはり今年の半ばに【一般社団法人WiTHs(ウィズ)】の設立があったことが下半期を加速させた一番の理由でしょうね。さて、そんな私は、今年は【受験生の母】。このブログを始めた当時、小学校に入学したてだった長女が高校受験を控えており…やっぱり、月日の経つのは速い(苦笑)12月も後半となると、さすがの私でも少々焦っていたことを思い出してみるとウチのムスメさんは、ま~ぁお気楽な事で^^;志望校に対して「余裕」だったら、何の問題もありませんが恐らく当時の私よりは、危ういところに位置しており…親として心配しない訳がないのですが、こればっかりは本人次第。親が代わってやれる筈もなく、本人の自覚と頑張りにのみ懸かっております。我が家は非常にシビアですので最悪、高校に合格できなければ、働いて下さいね、と言ってはいるものの一流大学を出ていても就職難という今のご時世、それも現実的に厳しいことは明白でその為には、頑張りは本人次第ですが、その為の環境整備くらいは親の務め、とあれこれ画策している今日この頃です。我が娘は、どちらかと言うと「コツコツ」タイプ。「滑り込みの女王」(苦笑)の異名を取る母には似つかわしくなく日々の積み重ねを得意としているところがあります。しかし、入試まであと3か月を切った現在、志望校がビミョ~な状態で今更「コツコツ」では、間に合うか?と問われれば、Yesとは答えづらく。そこで、ムスメのタイプを熟知する母として、最適な手段の選択に至りました。そんな訳で、週明け一番に、とある塾の面談に伺う予定です。我が子も含め、人間関係を円滑にする為にはその人の特性を見極める・理解する・適切な対応を取るということが、非常に重要だと考えています。よく【他人は変えられなくても、自分は変えられる】と言いますがまさにその通りだと思います。それは決して、自身のポリシーを曲げるという意味ではありません。自分の軸は、ブレることなく確かに持っているべきです。但し、それを他人に当たり前に当てはめてはいけない、ということ。自分の判断には、自分の物差しを用いれば良いのですが他人の判断に必ずしも自分の物差しが適切とは限りません。人にはそれぞれ個性があり、自分の感覚では受容できかねる事であっても他人は他人なりに、そのように日々を生きています。相手の立場に立って、とか、相手の気持ちになって、と言いますが本当にそうだな、と思います。もちろん、100%他人の気持ちがわかる訳ではありませんが推測する、ということは、ある程度可能な筈です。特に、責任ある立場でリーダーシップを取らなくてはならない状況にある場合には最終的な決断は、任されることになるとしてもそれぞれの「思い」や「らしさ」を尊重して、それらに配慮して出来る限りそれぞれが納得する形で、しかもそれぞれの長所を最大限活かせるように心を砕いて洞察し、進言し、行動することが必要になると思われます。それはまた、『親』という立場においても、非常によく似たことが言えます。子は親の分身と言えども、全く別の人格です。まぁ、我が家のように【長女は私のクローン】と言っても過言ではないほど似ているを通り越して、同じなんじゃないか?!と思えるケースもありますが(苦笑)それでも、今現在の受験に対する取り組みを見ていてもその辺りは全然違う印象を否めません。他人を自分の思い通りにすることはできませんし、殆どの場合それは良くないことですが俯瞰して望ましい状況へ導くことはできますし(難しいことですが)その為には、自分の尺度を押し付けるのではなく客観的に、背中を押せるようなスキルを身に付けるべきだと感じます。私自身、仕事上はまぁ、単独活動の為あまりそういった機会はありませんが少なくとも『親』としては、その葛藤の真っ只中にありますので。。。少しでもスキルを身に付け、磨きをかけてまずは二人三脚で【合格】というゴールに到達したいものです^^;
2013年12月14日
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さて。昨日は「セラピストの未来を考える会」様にお招き頂いて【リハビリテーション専門職のための起業セミナー in 関西】にて、起業体験発表ということで少しお話をさせて頂きました。演者の殆どは、介護保険下で起業されている方々で参加者の皆さんも、その方向でお考えの方が多かったことと思います。この業界では、あらゆる面において、自他ともに認める【異色の経歴】ですので参考になるかどうかはともかく、興味だけは人一倍持たれる私です(苦笑)自称“人寄せパンダ”として、お声が懸かれば、たいがいはお引き受けして自身の持っているものを余すところなくご披露しております。但し。『“起業の仕方(ノウハウ)”を教えて下さい』的なお問合せに対しては基本的に丁重にお断りいたします。何故か?もちろん、【異色の経歴】ゆえに、現実的に参考にして頂ける部分は少ないであろう、ということがひとつ。もうひとつは【 人に聞かなきゃ出来ない事なら、自分でやれる訳ないからやめときな 】厳しいでしょうか?冷たいでしょうか?私自身、可愛げがないくらいに何もかも独りで背負ってきて、今が在ります。もちろん、時と場合に応じて、人に尋ねたり相談したことはあります。しかし、一番初めの、出だしの、冒頭の、第一段階で人に聞かないとわからない、否、人に聞こうとする時点で「向いてない」と感じる思いは否めません。但し、この度のセミナーは、“起業のノウハウ教えます”的なものではなく起業家としての思いや経験を、起業志望の方にシェアする、といった主旨だったことととりまとめをされている【ボス】が、尊敬する先輩であったこととで私としては異例中の異例ですが、快くお引き受けさせて頂きました。よく耳にすることで【経営者は常に孤独】というのがあります。別に、友達がいないとかではありませんが(笑)誰かに頼らないとやっていけないようでは、経営の資質は無いと言わざるを得ません。それは、腹心の部下とか、経理の専門家とか、そういった相談相手の有無ではなく【自分自身の覚悟の持ちよう】だと、私は考えています。決断力、でもあるかな?いつ何時、たとえ周りに味方が誰一人いなくなったとしても、貫ける思いがあるのか。他人の意見にいちいち振り回されて、方向性が定まらないようでは、先が思いやられます。何があっても、これだけは!!!そう思える信念があってこそ、どんな逆境にも立ち向かっていけると、私は思っています。なので、日和見主義的な心境では、やめた方が良いでしょう。起業を志すこと自体は、悪いことではないと思いますが、私の経験も踏まえた思いとしては【起業は“目的”ではなく“結果”】です。起業することが目的ではなく、目的を達成する為に選んだ結果が起業。そうあるべき、と言うか、そうなることが自然だと私には思えます。結婚は、ゴールではなくスタート、なんてことを言ったりしますが、まさにその通り。起業してから、どうするのか?何がしたいから、起業するのか?そのヴィジョンが明確でなければ、長続きしないんじゃないかと。単なる憧れとか、漠然とした理想のみで、起業の為の起業をやらかしてしまうと真のスタートを切った時に、だから何をすべきか?が完全に見失われてしまうと思います。ところで、今回の感触?として、ちょ~っと見逃せない点が。それは。。。【 常識に関する認識の甘さ 】です。私は、接遇には人一倍、否、それ以上に、ウルサイです。ひとくちに接遇と言っても、決して患者さま・利用者さまに対してだけではありません。起業すると、経営者として、様々な渉外対応が必ずあります。言葉づかいや態度は、必要最低限の、出来ていて当たり前 の大前提。個人・法人問わず、最初のアプローチでの“第一印象”は命です。また、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ではありませんが連絡事項の確認や徹底は、信頼関係の基本中の基本です。熱意や誠意は、必ず伝わるものです。どんなに綺麗な言葉で飾り立てても、そこに秘められた思いの強さがホンモノかどうかわかる人には必ずわかります。薄っぺらいものは、必ず見抜かれます。しかし!だからと言って、熱意や誠意「だけ」では、やはりダメです。一社会人として、然るべき常識に基づいた行動が出来なければ社会的信用を得ることはできません。また、経営者に常識が備わっていなくて、どうして常識ある社員を育成できるでしょうか。勤務の状態であれば、普段意識していなくとも、実はかなり『守られて』います。起業して、外の世界へ出るということは一社会人として、直接、社会との関わりを持つことです。自分で自分を守り、自分が社員を守っていかなくてはなりません。社会と対応する際に、社会の常識を持たずして、どうやって会社を守っていけるでしょうか。夢と希望に満ちみちていることは、素晴らしいことです。最初から悲観的では、うまくいくものもうまくいかないでしょう。『こうなりたい!なる!!』というイメージが非常に大切でそういったイメージを持つことでプラスに働くということは、よく知られていることです。起業を志す方が、うまくいった自分の姿を想像することは当たり前でしょうし、そうでなくては先へ進めないことと思います。しかし、【人生苦あれば楽あり】、即ち、【楽あれば苦あり】必ずと言っていいほど、【苦】に出会うのです。それが、人生です。その時に、どうやってそれを乗り越えるのか?社会という大海に船を漕ぎ出すからには、社会の常識というものを心得ていないことには早々に転覆・沈没という末路を辿ると思われます。そこで、【ブレない軸】【揺るぎない信念】というものが重要になってくる訳ですがやはり、それだけではダメなんですよね。社会人としての常識は、絶対に必要なのです。業界の枠を超えて勝負しようと思ったら、業界だけの常識は通用しないのです。私は普段、起業に関してはあまり深くは語らないようにしています。それは、初めの方で述べた理由からですが今回、ここまで踏み込んで話すのは、ひとえに【 外へ出たら、業界の看板を背負うことになる 】という責任を担うことを、しっかりと自覚して欲しいと切望する為です。1人のセラピストの、自分さえ良ければいいという心無い行動ひとつで多くのセラピストの信頼に関わる、ということを常々発信していますが、同じことです。もし起業している一社が、たとえ悪意はなくとも常識の無い経営をしてしまうと他の真面目に経営を全うしている起業家にも多大なる影響が及びます。それは、ひいては業界全体の信頼失墜にも繋がりかねないのです。『起業して、頑張りたい!』という思いは、個人の夢や希望だけではなく、他社や業界の未来をも握っているという決して軽くない事実を、しっかりと受け止めて欲しいと強く思うのです。目先のことに囚われず、自分だけのことと考えず広い視野を持って、もう一度【起業とは何か】と、真摯に向き合って欲しい。【 ホンモノの覚悟がありますか? 】とは、つまり、そういうことなのです。
2013年11月25日
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昨日の記事は、できるだけたくさんの方に『あ!』と感じて頂けたら、となるべく多くシェアさせて頂いたのですが予想をはるかに凌駕する、大反響を頂きまして(!)正直、嬉しくもありますが、それ以上にものすごく驚いています(^^;)8年、のんびりマイペースでこのブログを続けてきて1日でこんなにもアクセスがあったのは初めてです(苦笑)もう後にも先にも、こんなにアクセス数が伸びることは、無いんじゃないかと。それだけ多くの方の目に留まり、少しでも考える機会として頂けたことを本当にありがたく、感謝しています。読んで下さった方、コメントを下さった方、シェアして下さった方ありがとうございました。繰り返しになりますが、私は法律や税の専門家ではありません。団体の性質や条件によって、状況も様々だと思いますのでこの件に関して、責任を持った具体的な助言を出来る訳ではありません。だからこそ、あくまで『素朴なギモン』なのです。ご自身にお心当たりのある方は、是非とも早急に、自主的に然るべき対応をして頂きたく、お願いいたします。また、周囲にそういった方がいらっしゃる場合はひと言お声掛け頂くなり、注意を促すご配慮をお願いできればと思います。社会的な活動を展開する限りは、社会のルールを守り、その責任を果たす義務があります。我々の業界だけが、特別な訳ではありません。私自身もまだまだ未熟ではありますが気付いた者が発信したり、互いに助け合い、支え合ったりしてより良い環境作りや地位の向上に繋げられることを切に願っております。この度は、本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。
2013年11月20日
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最近、色々な団体(主に、セミナーを開催されるような)が増えて来たなーと思います。研鑽は、我々にとって必要不可欠であり、それを率先して主催される方々は、本当に素晴らしいと感じています。が。よ~く見ると、、あれ?法人じゃないんですね??有志が集まって、最低限の実費で、互いを切磋琢磨する為に行う=勉強会ということであれば、ナルホドと納得がいきますし或いは、自営・勤務問わず“個人”が、受講費を徴収して開催するセミナーもそこに価値を見出して、対価を支払って参加される方がある分には特に問題を感じることはありません。気になるのは【法人ではないけれど、それなりの受講費を徴収して開催されているセミナー】ここに、ギモンを感じている訳です。 税務上の処理 って、どうしてるのかな?と。法人であれば当然、所定の手続きに従って然るべき税金を納めていますし個人であれば、確定申告等できちんと処理がなされれば問題は無い筈です。しかし(法人格を持たない)団体=複数人で運営、に関しては収益が上がる程度の受講費を徴収している場合、いったい、その処理は、どうされてるんだろう?と。私自身、法律に精通している訳ではないのでもしかすると、大変失礼なギモンなのかも知れません。でも、私の経験上、【理学療法士は、法律に疎い】という印象は強いです。まさか!?と思うような、初歩的なことをご存じない方も案外たくさんいらっしゃることを、目の当たりにしてきました。『ウチは、ちゃんとしてるよ!!』という方(団体)には、申し訳ありません。先にお詫びいたします。けれども『え?税務上の処理??何ソレ?!』なんて、驚いたり焦ったりされた方(団体)についてはどうか、今一度しっかりと確認されて頂きたいと切に願います。志を高く持つことは、素晴らしいことだと思います。また、己の見聞を他者に共有して、質の向上に努めようとする姿勢もとても尊いことだと思います。しかし、社会の仕組み・法律の定めを把握しないまま安易に金銭を得ることは、大変な問題です。その方(団体)自身にとっても、後々社会的なペナルティが課されることは言うまでもなくひいては、何の関わりもない理学療法士全体の信頼の失墜にも繋がりかねません。副業的に収入を得ることを目的にされている場合は社会的な責任と義務を果たすのは当然の務めです。ご自身の為にも、周囲に迷惑を掛けない為にも、その務めはしっかりと全うして頂きたい。また、たとえ善意からの活動であっても、一社会人として『知らなかった』では済まされないことを、再認識して頂きたい。これが、単なる杞憂に終われば幸いです。もし、そこの認識が甘いことに気付いた方(団体)があれば即刻修正をお願いしたいと思います。是非とも!!!老婆心からの、呟きでした。
2013年11月19日
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めっきり寒くなり、季節は【冬】に突入しました。またまた滞り癖が出てしまって。。。大変ご無沙汰しております。秋以降も学会やらセミナーやら東奔西走の日々が続いておりましたが11月3日、関東甲信越ブロック理学療法士学会(於:千葉・幕張メッセ)の参加で年内の“遠出”は一段落しました。今後予定されている行事としては、今月24日(月・祝)にセミナー(講師)【リハビリテーション専門職のための起業セミナー in 関西】12月7日(土)に長女の中学校のPTA主催講習会【理学療法士が伝える 介護のハナシ&自分磨き】12月15日(日)に一般社団法人WiTHs主催セミナー【第1回 Women's Health Professionalセミナー】 ~Women's healthとリハビリテーションアプローチ~これで、今年の対外的な活動は終了です。また、新たなお知らせですが先般より、出張指導(主に専門職向け)のご案内を始めましたが先日ご依頼を頂きまして、いよいよ本格的にスタートいたしました。Her’sのHPにて、そのご報告をいたしておりますので下記、是非ご参照下さいませ。【出張講義のご報告(HP:ようこそ、Her’sへ)】年を重ねるごとに、1年の巡りが速くなると言いますが今年もそれを痛感せずにはいられません。長女は、今年受験。うまくいけば(!)来年からは高校生。その翌年には、ムスコと次女がそれぞれ中学校・小学校への進学を迎えます。あぁ。。。Her’s創業10周年も近づいてきます。立場を問わず、たくさんの方々に支えられて、これまで歩んできた道のりを振り返ると感謝の念に堪えません。本当にありがとうございます。いよいよ師走も近づいて参りますが健康に留意して、感謝と共に年を送り、感謝と共に新年を迎えたいものです。
2013年11月15日
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6月後半から怒涛の遠征ラッシュで、息つく間もなく夏が過ぎ気が付けば、誕生日を迎えてしまいました(!!)。今年は暑くなるのがかなり遅く(7月に入るまで蝉の声は聞かれず…)しかし、あらゆる記録を塗り替えた猛暑で、どうなる事かと思っていましたが台風や豪雨の影響で一気に秋めいて、しかしここ数日は残暑に逆戻り。とは言え、随分と過ごしやすくなってきました。さて、『怒涛の遠征ラッシュ』のおさらいをさせて頂くと…6月15日;日本リンパ学会(福岡)6月16日;日本理学療法男女医学会(神奈川)7月2日;打合せ(北海道・日帰り)7月14日;兵庫県理学療法士学術大会(神戸)7月21日;セミナー開催・講師(神戸)8月4日;打合せ(大阪)8月9日;打合せ(神戸)8月20日;打合せ(神戸)8月25日;ウィメンズヘルス理学療法研究会(埼玉)8月31日;日本思春期学会(和歌山)9月1日; 〃9月8日;セミナー開催・講師(福岡)※7月、9月のセミナーのご報告は、コチラからHPご参照下さいませ(^^)…と、大きな事柄だけで、これだけありました。特に7月~8月にかけては、別の事業に関する打合せや準備が相次ぎとてもブログを更新している余裕がなく(と、言い訳させて頂きます^^;)さて、その『別の事業』ですが。この度、新しく法人を設立いたしました。名称を 『一般社団法人WiTHs(ウィズ)』 と申しましてウィメンズヘルス、いわゆる“女性の健康”に特化してすべての年代のすべての女性が、健康で自分らしい人生を送るためのサポートを理念とし、理学療法士が中心となって、多職種連携を取りながら地域の方々に対して、様々なサービスを提供していこうというものです。また、一方では、それを達成する為に専門家の育成を目指した各種セミナーや講演会なども行っていきます。あ、先に申し上げておきますが。WiTHsを設立したからと言ってHer’sをやめる訳ではありませんので!!どうか、ご心配なさらないで下さいね(^^)思えばここ2年くらい?そろそろ、前進しなくては、と強く感じながらアイディアを出してみたり、実際に行動に移そうとしたり色々と取り組みには手を付けてきましたが『これだ!』というものには出会えぬまま、時間が過ぎていきました。次女の産後は当然、子連れ出勤の時期も含め、不安定でしたし少し手が離れた頃に、父が倒れたり、そこから容態が行きつ戻りつして特に入院してからは『いつ何どき、何が起こってもおかしくない』と告げられていた為通室中の患者さまへのフォローで精一杯でとても新患様へのご案内などできる状況ではありませんでした。しかし、上記、6月の日本理学療法男女医学会参加の折縁の深い後輩から『先輩に、折り入ってご相談があるんです』と持ち掛けられ横浜からの帰りの新幹線の中で、『女性に特化した活動に取り組みたいと考えている』と聞かされました。その時は、まだ漠然としていましたが非常に鋭い視点で、志も高く、感銘を受ける部分も多かった為『いいんじゃないの!』と賛同の意を表しました。すると『先輩も、一緒にやって頂けませんか?』と。一瞬、えっ?!と驚いていると、続けて『この件は、実は、“先輩ありき”なんです!是非、お願いします!!』・・・(絶句)私の性格です、そこまで見込まれて『NO』とは言えません(苦笑)しかし、義理人情だけで会社経営なんてできません。まして、幹部としての参画。けれども、その鋭い視点と斬新な切り口から『これは、イケる!』そう確信して、快諾しました。そこから、私と、もう1人を加えた3人での立上げを目指し打合せや準備に奔走する、目が回るほど忙しい日々が始まりました。これまで、Her’sでたった1人でやってきた私にとって複数人での事業運営というのは初めての経験で、少なからずの不安もありましたがしかし、『3人寄れば文殊の知恵』よろしくそれぞれに秀でた専門分野があり、互いに絶妙に補い合って複数人で運営することの心強さ、醍醐味を感じているところです。さて、その『一般社団法人WiTHs』ですがこの度、設立を記念して、セミナーを開催することになりました。第1回プロフェッショナルセミナーのご案内は、コチラから今回は主に専門家を対象としてはいますが地域に根差した活動を念頭に置いている為、どなたでもご参加頂けます。まだ、残席少々ございますので、興味をお持ちの方は是非ご参加下さいませ!Her’sの立ち上げの時もそうでした。『何かをやろう』と考えても、決して焦ることはしませんでした。ただ、『何か』を見逃さないよう、アンテナを高く掲げセンサーを鋭く働かせておこう!そう決めて注意深く日々を過ごしていた結果、数々の出会いとご縁に恵まれて、今に至っています。今回も、『思い』はあっても、焦らず、慌てずいつ出会うかも知れない『何か』を確実にキャッチできるよう振り返ってみれば、長らくの【雌伏】の時期を過ごしてきましたが遂にその『何か』と出会い、ようやく【雄飛】の時期を迎えたと感じています。このブログは、あくまで【Her’s奮闘記】ですので今後は、WiTHsとは分けていきますが皆さまにご報告かたがた、ご紹介させて頂きました。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
2013年09月15日
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県学会から1週間、昨日(7月21日)はEPoch様主催のセミナー ~セルフケア指導に有効活用!~上肢のリンパドレナージとケアの基礎と応用を開催させて頂き、ご好評のうちに終了することができました。ご参加の皆様には、誠にありがとうございました。EPochのスタッフの皆様(特に担当M様・K様)には、お世話になりました。今回は非常に小規模のセミナーとなり※当日は、関西でいつにも増して多くのセミナーが開催されていたらしく ひとえに不肖ワタクシの力不足と嘆いております(涙)しかし、毎回バージョンアップを心掛けているのは当然ですが今回は特に【絶対オトク!!】な内容をご用意していたので。。。手前味噌ながら、受講を迷って断念された方には、極めて勿体ない!!と感じました。Her'sのセミナーでは、ほぼ毎回『おみやげ』をご用意しています。これは主に、弾性装具のカタログなどの資料です。セミナーにご参加下さるのは、やはり非常に熱心な方々ですがいかんせん、リンパ浮腫には【保険適応が無い】現実からいくら手技を学ばれても、実際に活用できるケースが少ないという嘆きも聞かれます。そんな時に威力を発揮するのが≪弾性装具≫!!もちろん、症例によってその選択は様々ですし、必ずしも適応とはなりませんが施術にかかる時間が取れない場合でも、装具が提供できるだけで患者さまのご満足に繋がる効果を得られることが多いのは事実です。折角頼って下さる患者さまを、施術が出来ない事で落胆させる訳にはいきません。その為には、的確な知識を備えておくことは欠かせない責任です。そして、資料提供だけで終わる筈がありません!各種サンプルをご用意し、実際に装着を体験して頂いたり患者さまへの装着指導の為のアドバイスも行わせて頂きます。モノを知っていて、かつ、使い方の指導ができてこそ、ですからね。必要に応じて、具体的な商品や業者さんのご紹介もさせて頂いております。おそらく、巷の1~2日単位でのリンパ浮腫関連の講習で装具に関してここまでガッツリ取り組んでいるところは、まずないと思われます。手技を学んで満足したつもりでも、応用が利かなければ無駄になってしまいますからね。Her'sのセミナーのポリシーは、本当の意味での【即・実践】です。リンパ浮腫もやはり奥が深いですから、1日2日ですべてを修得することはできません。かと言って、Her'sのように専従する立場ならともかくゼロでは無いけれど、決して多くはないリンパ浮腫の対応の為に何週間もかけて、何十万も払って講習を受けるのは、正直、キビシイと思われます。それでも、目の前の患者さまのお悩みを見過ごすことはできない!そんなセラピストに、エッセンスをかいつまんでお伝えし『取り敢えず、患者さまの為に、何かはできる』ようになって頂きたい、そんな思いでセミナーを開催させて頂いています。ですから、実は受講生は少なめの『少数精鋭』の方が、成果は抜群!です。とにもかくにも、タッチの感覚だけは押さえて頂かなくてはならないので実技に十分な時間を取り、お1人お1人のところを回ってまた、随時呼んで頂いて、都度、丁寧に指導させて頂いています。そして、現在担当中の実際の症例についても、その場でご相談に応じさせて頂いています。情報量の少ないジャンルだからこそ、必要に迫られるセラピストに適切な知識と技術をお伝えすることが、もはや【使命】だと感じています。特に今回は、門外不出とも言える、稀有な症例写真を多数ご用意していました。中には【LVA(リンパ管静脈吻合術)】の貴重な手術現場の写真も。今後、これらの症例写真を使用するかどうかは未定ですので実にレアな機会であった為、もっとたくさんの方が受講して下されば良かったのに残念だなぁ、と。。。EPoch様主催のセミナーにおいて、リンパ浮腫ケアはシリーズ化して頂いていますが既に終了している下肢編なども『もう開催は無いのですか?』といった嬉しいお問合せも頂いていますのでまた時期を見て、過去のテーマも取り上げていく機会はあるかと思います。【リンパ浮腫=マッサージ】といった先入観をお持ちの方こそHer'sのセミナーで『目からウロコ』を体験して頂けると幸いです。
2013年07月23日
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夏です!!!よくわからぬまま梅雨が明け、一気に猛暑に突入しました。皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか?さて、文字通り直前となってしまいましたが明日・7月14日、兵庫県理学療法学術大会において『起業(企業)で活躍する理学療法士』というテーマで、講演をさせて頂きます!タイトルは『Her’sのあゆみ~起業とリンパ浮腫トータルケアサロン~』・Her’sのこれまでの軌跡・Her’sの具体的な営業内容・業態を問わない『理学療法士としての意識』という流れに沿って、お話をさせて頂きます。後日、ご報告という形で当日の様子などをお伝えさせて頂きたいと思います。また、実際の講演の内容についても何らかの形でシェアさせて頂くことができれば、とも考えております。学会にご参加の皆様には、是非、会場でお目にかかりましょう!いつもブログからHer’sの近況を気に懸けて下さっている皆様にはさらに研鑽を積んで参りますので、どうぞご期待下さいませ。さぁ、頑張ります!!
2013年07月13日
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私の『最愛の』と呼べる友人の1人で、本当に素敵な女性がいます。高校時代は、いつも一緒に過ごしていましたが卒業後は、彼女の進学が関東だったうえ、ご実家も関東に転居された為1~2度しか会っていません。東京での結婚式にお招き頂いた時は、ムスコを身籠って9カ月目のかかりでしたが最愛の彼女の為に、喜んで出席させて頂き、友人代表のスピーチも仰せつかりました。その後すぐ、ご主人の海外赴任に同行したので(数年を経て先般帰国しましたが)結婚式以降は、一度も会っていません。それでも、これもご縁なのでしょうか、お互いそれは大切に思っていて会うことも、会う約束をすることもなくても『繋がっている』実感は、ひしひしと感じています。さて、そんな彼女は、私に言わせれば、ずばり『セレブな奥様』!2人の坊やに恵まれても、いつも身なりを綺麗に整え、ホームパーティーを開いたりまぁ、ガサツな私から見れば、文字通り憧れの存在です。その優雅な生活の様子は、私には一生縁のないような、ドラマのような別世界で但し、決して羨んで自分を卑下したりすることはありませんが(苦笑)とにかく、私とは真逆のところにいることは間違いありません。折に触れ、彼女と連絡を取り合う時素直に『貴女の生活は、私の憧れ』という思いを伝えるのですがそんな時、ハタと気付かされることがありました。それは『貴女こそ、憧れよ!』という、思いがけない彼女の言葉。私の目には、彼女の暮らしぶりは理想的で、実現し得ない別次元のことに映っていましたが私の生き方もまた、彼女にとっては“自分には出来ない”憧れだと。ナルホド。灯台下暗し、人間、自分の日常には鈍感になるもので“そこに無いもの”への憧れは、ついつい募ります。しかし、自分だけが、自分に足りないモノへの羨望を抱いていた訳ではなく周りの誰かもまた、同じような思いを抱いていて。そして、自分にとっては極めて平凡で、ありきたりな日常が別の誰かにとっては、得も言われぬ輝いたものに見えることがあるのだな、と。(つまり、こんな私(アナタも!)でも、誰かの憧れになり得ているという事実!!)周りを見回してばかりで、あれが無いこれが欲しいと、欲をかく一方では自分の足元にある、かけがえのない大切なものを見失いがちです。便りの無いのは良い便り、と言われるように取り立てて変わったことが無いことこそが、実は何よりの幸せなのかも知れません。憧れや、そこからくる向上心などは、大事にしたいものです。でもそれを、『それに比べて、私は・・・』と悲観する材料にするのではなく『私も、あんな風になりたい!』と、糧にするも良し、或いは『あんな風にはなれないけれど、私はこうあろう!』と自分らしさの再認識と共に、自分に自信を持つことに繋げるも良し、常に自分の足元を見据えて、等身大の自分で、着実に磨きをかけていきたいですね。もう少し踏み込んで。最近、学会など、わりと遠方に出かける機会が多くなりましたがそれに伴って『そんな遠くまで!』『勉強熱心ね!』など、お褒め?頂くことも増えました。私自身、まぁ、正直言えば、自分でも“頑張ってるな”と思わなくもないですが(笑)別に『なんて立派なことをしてるんだろう!』なんて意識を持ったことはありません。けれども、ちょっと考えてみると、少し前までの私は東奔西走する方々を見て『すごいなぁ!』『えらいなぁ!』と賛辞を贈る側にいました。それもやっぱり、どこかで“私にはできないこと”をしている、という憧れや羨望に似た感情があったのだと思います。でも、自分自身が、向学心だったり、必要に迫られて『行かなきゃ(動かなきゃ)!』と切実に感じた時それは別段、大したことでもなんでもなくなっていたんですね。(ただ、『行かなきゃ!』から『行くぞ!』になるまでが、厄介なのかも知れませんが^^;)“きっと、自分にはムリ”と、端から自分にブレーキをかけて、可能性を制限していたら拡がるべき未来はつまらないものになってしまいます。私の場合は【家庭】最優先が信条ですから留守にしたら家族に迷惑を掛けるとか、そういった思いが、最大の足枷でした。もちろん、乳飲み子を抱えているなど、明らかに物理的にも無理があるのにそれを押してまで己の希望を叶えようとするのは頂けませんがある程度、状況が許すなら、一歩を踏み出せるかどうかは、自分自身の気持ちひとつです。目的もなく、ただ浪費する為に遊びに行く、なんてことなら自分も気が咎めるでしょうし、家族も快く思わないかも知れません。でも、正当な目的があり、それが様々な形で(たとえ家族に対して直接的でなくとも)必要とされる所に還元できるものとなるなら家族もきっと理解してくれるでしょうし、そこに負う自身の責任も伴います。要は、自分の背中を押すのも、家族や周囲の納得を得るのも自分の【真剣さ】にかかっている、ただそれだけなんだな、と。“しない(出来ない)”ことの理由を、環境などに転嫁している内はいつまで経っても、青いのは隣の芝生ばかりです。しかし、自分の庭(基盤)を見つめ、きちんと手入れして自己管理に励めば自分の庭も、隣に負けないくらい、青々と育っていく筈です。仕事でも、私生活でも、漠然と焦りを感じることってあると思います。そんな時は、他人や書籍などの周囲にヒントを求めるよりもまずは、自分自身ときっちり向き合い、見つめ直すことで自ずとヒントが見つかるんじゃないかな、その方が、自分らしさを活かせる、本当に価値ある結果に繋がるんじゃないかな、最近は、そんな風に感じるようになりました。【無い(得られない)】ものばかり欲するよりも【有る(持っている)】ものを活かせる方法を考える方がよっぽど建設的で、エコ?(笑)なのではないでしょうか(^^)唯一無二の自分という存在を、まずは自分が大切にしていきたいですね。
2013年06月14日
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気が付くと、5月には更新できていませんでした。4月に、比較的よく更新したからでしょうか、そんなに期間が空いてしまったとは気が付きませんでした。何だかんだで、“初夏”とは言い難い5月でしたね。梅雨入りも果たしたら、もっとジメジメと、不快な感覚がまとわりついている筈ですが爽やかな毎日が、結構続きました。そして、今日現在も、文字通りのカラ梅雨状態。こういう時は、盛夏や冬(雪)が、要注意なんですよね。。。さて、話は変わって、仕事のことです。先月末から、ドタバタです。5月24・25・26と、第48回日本理学療法学術大会(理学療法全国学会)が開催され5月24日(金)の初日のみの日帰りで、名古屋へ行ってきました。聴講の最大の目的は、ウィメンズヘルス分野でした。が、私にとって、全国学会はもはや【お祭り】なので(笑)普段なかなかお会いできない方々とご挨拶させて頂いたり、議論を交わしたり全国レベルでの情報交換という意味で、とても楽しく充実した時間となりました。何より、あの空気は、自身が理学療法士であるという誇りと自覚を促され何ものにも代えがたい刺激を得ることができます。来年の神奈川にも、是非参加したいと思っていますが。。。個人的には、“オメデタイ理由”で、断念出来るようになれば嬉しいのですが。。。^^;6月8日(土)には、お誘いを頂いて『在宅リハビリテーションを考える会』近畿ブロック会議に出席させて頂きました。これは、主に介護保険下で起業・活動されている事業者の方々(いわゆる、訪問リハビリや通所リハビリなどですね)が対象で主に、介護保険の今後についての意見交換が行われました。Her’sは、自費対応とさせて頂いていますので直接、業務に関わるようなことはあまりありませんでしたが日頃ご縁の少ないことだけに、色々と勉強させて頂くことができ新たな繋がりも広がって、とても有意義なものとなりました。13日(木)の夜は、がんの勉強会に参加させて頂きます。これは、大学病院で定期的に開催されている勉強会でやはり参加者の殆どがDrで、後は看護師さんや薬剤師さん(医学生さんも)です。しかし、医療関係者に広く開放されている勉強会なのでリンパ浮腫とがんは、切っても切り離せない深い関連性がありますから前回(3月)、思い切って初めて参加させて頂いたのですが。。。予想通りの、唯一の外部参加、唯一の理学療法士(苦笑)アウェイの緊張感は、ハンパなかったですが^^;別に、誰かと仲良しこよしすることが目的ではありませんから『私のこと、覚えといてねー』くらいの勢いで?(笑)臨みました。でも、主催者側は、外部から広く参加して頂くことも期待されているようで帰り際に、一応ご挨拶させて頂きましたがアウェイどころか、むしろ歓迎して下さり『これからも是非いらして下さい!』と、ありがたいお言葉を頂きました。7月にも、この会以外の大学病院主催のがんの勉強会も数件予定されておりそれらには是非とも参加させて頂きたいと思っています。15日(土)は、日本リンパ学会で、福岡へ行きます。ここしばらく、色々と思うところがあって、今年度から4学会に入会しました。(日本リンパ学会、日本乳癌学会、日本婦人科腫瘍学会、日本緩和医療学会)入会後すぐの学会で、最初はうっかりノーマークだったのですが送付されてきた学会の抄録集をパラパラめくってみると『アンタ、これに行かんと何に行くっちゅーの!?』と、焦りを隠せないほど、日頃の業務と密接に関わる興味深い演題の数々。急遽、予定を調整して、またも日帰りで行ってきます。たくさん学んで、臨床に活かせるように頑張ってきますね!!翌16日(日)は、第1回となる日本理学療法男女医学会特別研修会参加の為横浜へ飛びます。これは、昨今、問題提起の機会が増えてきているウィメンズヘルス分野を団体としての力を統合・集約する為に発足したものでさらに女性に限定せず、“性差”を捉えて、男性特有の問題についても含めてこれから発展させていこうという、将来性の高い、非常に興味深い分野です。実は、こちらへの参加の方が早々に決定していたので神戸からの空路をいち早く予約していました。ところが、随分遅れて、前日のリンパ学会への参加を決めた為連チャンで、西へ東へ大移動、という想定外の展開に^^;まぁ、幸か不幸か、6月はケア業務に比較的余裕があるので何とかなるだろう、と決断したのでした。それ以降は、打合せが1件。中学校のPTAで、文化委員を務めさせて頂いているのですが毎年、文化委員主催の『講習会』を開催することになっており今年は【理学療法(士)】の啓蒙活動を狙って、私が担当させて頂くことになりました。その講習会の講師の先生と、第1回の打合せを行うのですが実は私の同窓で、非常にご活躍中の理学療法士の先生にお願いしています。開催は年末近くになる予定なので、まだまだ先のことですがたぶん、打合せもそこそこに、アツイ議論を交わすことになるかと(笑)あとは、プライベート(家族関連)ですね。最終週に、次女の保育所で、恒例の『保育参加(お母さん先生)』があります。『参観』ではなく、参加型の行事でお母さん先生が来る日は、子供たちはテンション上がりまくります(笑)でも私は、もちろん“コワ~イ”先生ですよ(笑)最終週にもう1件、息子(自由人)の個別懇談が予定されています。実は、コレが一番の苦行かも。。。同じ頃、受験生となった長女の期末テストがありそれは私の出る幕はありませんが、そろそろ、ハラハラし始めています。。。と、このような感じで、6月は色々ありますが7月も、兵庫県理学療法学術大会(県学会)で、講演をさせて頂いたり私が講師を務めさせて頂くセミナーの開催があったり大学病院での、がんの勉強会があったり、と、慌ただしさは続きそうです。ちなみに、がんの勉強会の内のひとつでは私の自慢の後輩(高校)が講演をするので、とても楽しみにしています。かの、ノーベル賞を受賞された山中先生の研究室のメンバーでテーマは『iPS細胞を用いる癌研究の可能性』とのこと。たぶん、私には極めて難しい内容だと思われますが^^;学べるところは学びたいし、あとは『母親』の心情で(笑)日頃から『引きこもり』がちな(苦笑)私にしてはここしばらくは、かなりのフットワークの軽さだな、と自分でも驚いていますが【中】で究めることも大切ですが【外】の刺激もとても大切です。無理なく、無駄なく、走っていこうと思います(^^)
2013年06月12日
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書きかけの記事があるのですが自分の中で、この話題が【旬】なので、先に投稿することにしました。私の専門は【リンパ浮腫】ですが、私は【理学療法士】であり数年前からそのスタンスを殊更に大切にしたいと思うようになりました。【リンパ浮腫(患者さまへの対応)】は、当然のことながら、私にとって最も大切ですが言うなれば“個人的”な立場です。【理学療法士】は、私が今の仕事をさせて頂くうえで、足場となる基本中の基本の立ち位置であり、それは“社会的”な立場です。理学療法士としての免許を預かり、その資格をもって仕事をさせて頂いている、つまり、理学療法士が私の基盤であって、仕事は理学療法士の免許ありき、です。だから、個人的に仕事を大切にすると同時に社会的に理学療法士(の立場)は大切にしたいし、しなくてはならない責任があります。私は、ご存じの通り、異色の経歴の持ち主です。ご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんので、簡単に説明させて頂くと学校を卒業後、当時では殆ど考えられませんでしたが、家庭の事情で臨床には出ず実家の会社に就職し、長らくそこでの仕事に従事してきました。そして、離婚と再婚を人生最大の転機として卒後十余年のブランクを経てデビューした臨床が、起業という形でした。そもそも、卒後は実家の会社に就職する、というのが進学の条件であった為在学中、否、入学当初から、臨床に出る可能性は閉ざされていましたので興味のある分野は一所懸命勉強する反面、興味を持てない分野に注力はできず(元々スポーツ分野を学びたかったので、整形などはわりと頑張りましたが中枢系や、切断と義肢装具などは全く眼中になく。。。)当然のことながら、臨床実習にも身が入らず、文字通り“問題児”でした。臨床実習の際にあった、色々な気付きは、ここでは割愛しますがとにかく、ひとことで言って『無責任』極まりないその実習内容に合否判定で『アイツは合格させるべきじゃない』と意見された先生もいらしたと後になってから聞きました。けれど、私の担当だった先生が『アイツは絶対イイPTになる!だから合格させてやってくれ!!』と、全面的に擁護して下さって、合格を頂きました(これも後から聞いた話です)。しかし、そこまで見込んで頂いていたにもかかわらず私の進路は『実家の会社への就職』。噂で、担当の先生がひどくお怒りになられていると同時に落胆されていると聞きまさに『恩をアダで返した』という自責の念でいっぱいになりこの思いは長い間、私の中での大きなトラウマとなっていました。けれども、それから長い年月を経て、臨床に出ることになった時私は真っ先に、担当の先生に連絡しました。お世話になった実習地には、既に退職されていていらっしゃらずその足取りを必死に追掛け、当時のご勤務先を何とか探し当て矢も楯もたまらずお電話差し上げました。私の遅まきながらの臨床デビューを聞いて、先生は、電話口で声を詰まらせながら『おぅ、やれ!PTやれ!頑張れよ!!』と言って下さいました。私も『ハイ!頑張ります!!』電話の向こうとこちらで、嗚咽が共鳴していたのを、今も鮮明に覚えています。これが、まず、私の原動力の最初だと認識しています。ただ、十年余りのブランクを経ての、起業という形での臨床デビューは起業そのものも珍しかった当時では、異色中の異色で『私は、人とは違うから』俗に言う“斜に構えた”心情で、自分から勝手に、業界と一線を引いていました。認めて欲しいという願望も特にありませんでしたがそれ以上に、こんな変わり者が受け容れられる筈がない、そう、マイナスの自意識過剰です。ちなみに、卒後は県士会・協会には加入していませんでした。ソッチ方面に関わる可能性は皆無だったのですから、考えもしませんでした。でも、起業して臨床に携わることになった時(現実的には、団体保険の加入を最大の目的としていましたが)自費分野での、不明瞭な自身の身分保障の為にも必要なことと判断してその時にようやく加入したという経緯があります。そして、その後、県士会40周年記念式典が行われた際、思い切って出席しました。当時は“カオを売る”ことを一番の狙いと考えていましたがその席で、県士会の会長とご挨拶させて頂きそれが、第二の原動力のきっかけとなりました。その後しばらくして、患者さまと、あるトラブルが生じトラブルそのものは、幸いなことに事なきを得たのですがその時に初めて、『誰も守ってくれない』自身の身分の危うさを痛感し自身の立場(基盤)をどこに置くべきか?と真剣に考えた末理学療法士という免許を頂いて仕事をさせて頂いている限りは理学療法業界に基盤を据えるのが最も妥当であろうとの結論に至り面識のできた県士会の会長にご相談し、協会の会長との面談の機会を作って頂きました。協会の会長との面談ももちろんでしたが何より、これまで業界と一線を画し、全く関わりを持たずにやってきた一介のひよっこ起業家に対して足を向けては眠れない程に、それは親身に対応して下さった県士会長の懐の深さにそれまで、勝手に“斜に構えて”いた己のコンプレックスを大いに恥じました。そして、こんな自分でも『同じ理学療法士』と認めて下さっているそのことに、言葉にならない感謝を感じるとともにこの業界に、自分なりの恩返しをしなくて、どうして胸を張って仕事が出来ようかそう思い至りました。これが、今に繋がる、最も大きな原動力です。以来、自分の生業とは別に事ある毎に、個人的な啓蒙活動に励むようになりました。何だかんだ言っても、我々の業界は、社会的な認知度は決して高くなく必然的に、その価値も正当に認められているとは言い難い現状があります。有体に言ってしまえば、業界に『営業センス』が足りないのではないかと。上層部の方々は、あらゆる実務に追われ日々、業界の発展の為に奔走して下さっています。自分の目先のメリットだけに捉われて、上層部の活動に不満を漏らすくらいなら我々“下々(しもじも)”が、自分の持ち場で率先して動けば良いじゃないか、と。それをしてはいけない理由はない、と言うより多かれ少なかれ、それを果たす責任は、それぞれが持っている筈です。私のような単独活動では、大した行動は起こせないかも知れないけれど草の根運動的に、地道な活動くらいはできます。むしろ、単独活動であることで、思い通りの行動が出来る利点を活かせばフットワーク軽く、色々なところで、パイプ役を担うことだってできます。そして、起業家=経営者、であることは、独自の営業センスも武器のひとつでありその武器を駆使して、業界の営業役(広告塔)を買って出たって良いのではないかと。我々の地位向上の為には、我々の価値や必要性を社会に知らしめ認知度をアップさせることが基本です。国民の多数が『理学療法士って、素晴らしい!』と認めて下さるようにまずは知って頂けるよう働きかけることが、第一歩だと考えました。その前提が無いと、お話になりません。では、私に何ができるのか?私は、現役のワーキングマザーです。中3、小5、5歳の子供たちの母親です。子供たちがお世話になっている学校、これほど地域に密着した大規模な団体はありません。ならば、母親として、学校に積極的に関わっていきその中で『理学療法(士)とは』を、事ある毎に語っていく。大勢の前で話せる機会があれば、それに越したことはありませんがそんな大袈裟でなくても、我が子に正しく伝え、もし我が子が友達に『アンタのお母さんって、何の仕事してるの?』と聞かれた時正しい説明ができれば、それが友達の家族にも伝わり、少しでも広まるでしょう。お母さん同士で顔を合わせることがあれば、何気ない雑談の中で自分は理学療法士で、こんな仕事をしている、と話題にすればお母さん同士での口伝てで広まっていくでしょう。そんなささやかな活動を、もう何年も続けてきました。この活動で、身の回りの認知度がどれだけ上がったかはわかりません。大して上がっていないかも知れません。でも、子供たちが学校へ通う限り、それを続けていけばほんの少しずつでも変化は生まれると信じています。そして、全国のお母さんPTが、それぞれに同じような活動をして下されば1人では微力でも、必ずや大きな作用をもたらす筈です。それは取りも直さず、将来の有望な人材を獲得できる可能性にも繋がりまた、未来ある子供たちに、ひとつの尊い職種の存在を知らせることにもなります。私が、業界に出来る恩返しの形。それが、【啓蒙】なのです。私の仕事は、保険制度外(自費対応)ですからつまるところ、医療・介護保険がどう変化していこうと、あまり関係はありません。しかし、基盤が同じである以上、全く影響を受けないということはないでしょう。極論すれば、もし、リハ職なんて必要ないじゃないか、という情勢になり免許そのものに効力が無くなってしまったら、今の仕事を続けていけるとは思えません。でも、それよりもっと大事なことは今の仕事をさせて頂けるのは、この免許を得られるまでになった過程即ち、理学療法業界の組織や制度に対して育ててもらった恩をきちんと返していかなくてはならないということ。もちろん、個人的にお世話になった、諸先生方への恩返しも含まれます。一時期は、あくまで無関心を決め込んでいた私が様々な出来事を経て、社会に、業界に寄与する責任がある、と気付いたのは我ながら重みのある事実だと受け止めています。失礼ながら、近年の起業家・起業家志向の方々の中にはどうしても『自分さえ良ければいい』という感覚を感じずにはいられない方を見受けます。すみません、大変口汚くて申し訳ないのですが『テメェ1人でここまできたなんて、間違っても思うなよ!!!』メンドクサイから?お金にならないから?カンケーないから?とんでもない!!『人』として、もしかしたら『日本人』として忘れてはならない、大切なことがある筈です。あります。あるんです!!『人』として、その大切なことを疎かにしてどうして、『人』の健康や幸せに関わる仕事ができるでしょうか。1人1人の小さな行動が、集まれば大きな力になるのです。何もする前から、諦観していて何かが変わる筈もありません。だから、私は、やります。私なりの、ささやかな【啓蒙】活動。それが、いつか花を咲かせ、実を結ぶことを願って。信じて。
2013年06月08日
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4月も、もう終わり。ゴールデンウィーク(GW)突入です。つまり、5月は目前!・・・と言うのに、いつまでも肌寒いですね。GWに特に予定はありませんが(強いて言えば、寝倒す?笑)5月は公私ともに、行事満載です。連休明けてすぐの週末には、長女が修学旅行で沖縄に。半ばには、保育所の『親子のつどい』という行事があります。そして、24日~26日まで、名古屋で日本理学療法学術大会が開催され私は初日・24日に、日帰りで参加してきます。(24日は平日ですが、学会参加の為、臨時休業させて頂きます。ご了承下さい)私の学会参加を挟む日程で、ムスコは4泊5日の自然学校に。改めて見ると、本当に慌ただしい5月です。さて、冒頭の通り、今年はいつまでも安定して暖かくならず、冬?の終わりが遅いです。仕事柄、季節の移り変わりや、例年との比較には敏感です。※仕事柄? リンパ浮腫は気圧の変化(主に梅雨と台風)に比較的影響を受けやすい症状です また、がん(の治療)を経験された方は、体力の“上限”が低下している方が多いので 猛暑や厳寒による体力の消耗が著しく、長く影響を受けることがよく見受けられます この為、年単位で定期通室される方の多いHer’sでは、患者さまの全体像の把握や 不定愁訴との関連性を捉える為、気候には非常に注意を払っていますご来室時など、その時々の状況だけではわからないことも多いのですが気候との関連性に着目すると、非常に興味深いものが見えてきます。例えば、一般的に『夏バテ』として、暑い時期にダウンしてしまうことがありますが私の経験上、実は真夏の夏バテよりも、夏の終わり頃からの方が、その傾向は強いのです。3年前の夏は、記録的な猛暑でした。3年前は、10月半ばにさしかかっても、Tシャツでじっとり汗をかく日が続いていました。この時、体調を崩してキャンセルされる方が増えましたが夏真っ盛りのイメージの強い8月ではなく、9月後半から10月後半にかけて暦の上では『秋』と呼べる時期に、キャンセルが激増したのです。それはどうやら真夏は気合で乗り切れても、猛暑が長引くと体力が続かず、体調不良をきたしたのでは?という考察に至りました。Her’sに来室される患者さまは、中年以降の層が最も多く体力的に、若い方よりもはるかに衰えが見られます。それでなくても、治療で体力そのもの(上限)が落ちてしまわれている為気候による消耗をリカバーするのに難渋するようなのです。3年前には及ばずとも、2年前もかなり暑かったのでやはり、夏場~秋口にかけて、キャンセル続出となりました。その時に感じたのは、前年の消耗を引き摺っている ということ。私の仮説は、こうです。若い方の体力を100とすると、加齢により、その上限は例えば80~90に低下しておりがんの治療により、そこからさらに上限が低下して、60~70になっているとして。術後の経過や期間によって、せめて現在のMAXである60~70にまで戻っている方もあれば治療途中や、その他の病気などで60にも回復していない方もいらっしゃるでしょう。加えて、刻一刻と時間は過ぎる=加齢は進む訳でたとえ何もしなくても、自然の摂理で上限は低下の一途を辿っています。その状況を踏まえて、記録的な猛暑による過度な消耗で、40~50くらいまで体力が低下して身体は拮抗する加齢と闘いながら、何とか元へと回復しようとしますが加齢は衰えが進行するだけでなく、回復の速度が落ちていくという事でもありますから猛暑のダメージを完全にリカバーしきれていない状態で翌年、再び猛暑に見舞われると、その時点での体力がベストにまで戻りきっていないので体調を崩す確率が、それまでに比べ格段に上がってしまうのではないかと。そう考えると、不調の原因のつじつまが見事に合うのです。この仮説を、不調をきたした(或いは“予備軍”のような)患者さまにご説明すると一様に大きく頷いて納得されました。誰しも、原因不明の不調というのは一番気持ち悪くて不安なものです。それぞれ、思い当たるフシも大いにおありだったようで漠然とした不安が解消されたことに、非常にスッキリと満足されました。で、めでたし、ではいけないので。月並みですが、猛暑の時の過ごし方や(基本、無理は禁物!)早めの対応など、出来る限りのアドバイス(生活指導)をさせて頂きました。さすがに、気候そのものは努力でどうにかできるものではないので気候にうまく対応できるように工夫して頂くしか手立てはありませんが。。。今年は、寒さが長く続いていますから経験を参考にすると、またもやの猛暑の不安が浮上しています。環境は変えられないので、自分が変わるしかないですよね。夏の終わりの夏バテ予防の為に、今から体調を整えて食事然り、運動然り、無難に乗り切れる体力作りをされることをお勧めしたいと思います。来たるべき夏を、元気に楽しめますように♪
2013年04月27日
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先日、18日(木)に、阪神訪問リハ連絡会様よりご依頼頂いて第27回定例勉強会の講師を務めさせて頂きました。テーマは『医師とセラピストの関係作り~セラピストとしての原点を起業家の立場から~』少人数での小ぢんまりした集まり、と伺っていましたが当日は20名を超える方々にお集まり頂き、非常に充実した勉強会となりました。少規模ならではの距離感を活かし、受動的ではなく双方向性のものにしたいと思い敢えてスライドなどの資料は作成せず、段落分けした文章を綴ったもの(A4用紙3枚)を用意し段落ごとに参加者の方に音読して頂いて、それに沿ってお話をさせて頂きました。スライドにすると、時に視覚にのみ頼って、耳からの情報が疎かになることもありますし文章も、黙読だけでは話のポイントを見失うことがありますから皆さんに『一緒に考える』自覚をしっかり持って頂きたくて。イメージは“小学校の国語の授業”?(笑)読み手は無作為に選ばせて頂いたので(目が合ったから、とか)学校時代を思い出して、無意識に緊張された方もあったかも知れません(苦笑)主に訪問リハに携わる方々の勉強会なのでテーマの主旨は『医師との連携の在り方・やり方』でした。病院勤務と違い、訪問では殆どの場合その場に医師が同席することはなくしかし、医師の指示(処方箋)を要することや、フィードバックの義務はありますしそれが所属施設外の医師だった場合の連携の取り方は、殊更に悩ましいもののようです。私が、自身の経験を踏まえてお話できることとしては『最終的に、患者さまの利益最優先 であることを肝に銘じておくべし!』確かに、医師との連絡は、タイミングや対応の仕方など平たく言えば“ご機嫌を損ねない”為の配慮も課されますし特に訪問リハなど、直接医師の目の届かないところで行われることに対しては決してセラピストに丸投げにされることの無いよう医師自身にしっかりと責任を感じて頂けるような工夫も必要だと思われます。それを考えると、アプローチする前に何となく気が重くなってしまうかも知れません。だからと言って、『まぁいっか』的に、無責任な自己判断を重ね万一、患者さまを危険な状態にさらしてしまうような事態に陥ってしまって後から後悔しても間に合いません。Her’sに関して言えばリンパ浮腫は主に『がんの術後の後遺症』ですから殆どの患者さまは『がん』という重篤な背景をお持ちであり原疾患のリスク管理も重要です。また、合併症や既往歴などによるケアの禁忌も少なからずある為その確認の為にも、必ず医師の診断を受けて頂いています。我々は、その免許の種類によって、許される行為の範囲が決まっていますから責任を持ち得る立場の違いを十分に心得て、その責務を果たさねばならずそれは、取りも直さず患者さまの為なのです。個人的に、少しばかり憂鬱に感じられるとしても患者さまに不利益を被らせない為には、『当たって砕けろ!』は少々大袈裟ですが確固たる信念をもって、その責任を果たさなくてはなりません。お話の中で『高い敷居を下げる努力をしているか?』ということに触れました。表現を変えれば『食わず嫌い』と似ているかも知れませんね。何もことを起こさない内から、先入観だけでやり辛い、と逃げ腰になることがあります。子供のワガママなら、仕方ないで済むこともあるかも知れませんが患者さまと向き合う責任ある立場で、最初から逃げるのはいかがなものでしょうか。『あの先生はいつも仏頂面していて話しかけにくい』⇒実際、話しかけたことはあるのか?1回限りの印象で判断していないか?『いつも忙しそうで、いつ電話したらいいのか・・・』⇒電話してみたのか?電話もしないで都合の良いタイミングを知ることが出来るのか?『どうせ大した対応してくれないし』⇒ちゃんと対応してもらえるようなアプローチの工夫はしてみたのか?などなど・・・考えてみれば、行動する前から自己完結していることって、案外多いのではないでしょうか。『まずは、行動してみること!』誰しも、好んで失敗したくはありませんが失敗してこそ、学ぶべき多くのことと出会うことが出来ます。もちろん、後先考えない無責任な行動はいけませんが石橋を叩くばかりでいつまで経っても渡れないよりはとにかく渡ってみて、不測の事態に遭遇した時に、次の一手を考える或いは、次からはそうならないように対策を練るその方がはるかに建設的で成長を望めるというものです。私自身、自他ともに認める行動派ですから時に『それは、あなただからできるかも知れないけど』などと言われることもあります。確かに、自身の行動力は否定しません。でも、それで片付けてしまって、自らの逃げの言い訳にしてしまっては結局、何にも変わらないのです。まして仕事として患者さまと向き合う以上、都合よく逃げてばかりいることは許されません。私だって、いつでも必ず成功してきた訳ではありません。行動派な分、勢いに任せて突っ走ってしまって先方からひどくお叱りを受けたことも数知れずです。しかし、その失敗の経験があったからこそ、学習することが出来だんだんと立ち回り方を身に付け、失敗も少なくなってきたのです。最初からすべてうまくいくことなんて、そうはありません。そして、一度や二度失敗したからと言って諦めていいようないい加減な仕事を、我々はさせて頂いている訳ではないのです。身を挺して患者さまを守る、その為には何度だって食らいついていくだけの気概を持っておかなくては。患者さまと我々も、つまるところ『人間関係』が最も重要であり、基本です。誠意をもって接すれば、いつか必ずそれは伝わるものです。それは、医療職同士にも言えることです。『患者さまの利益の為』という最終目的を同じとする限りは最初は難渋したとしても、勇気をもって行動すれば、きっと伝わります。誠意と熱意こそが、医療の原点だと、私は信じたいです。たぶん、一風変わった勉強会だったと思われますので新鮮味もあったのでしょうか、皆さん、それぞれに得るものを感じて下さったようで私も講師を務めさせて頂いて、とても充実したものを感じました。自分が、まずは一歩前へ踏み出すこと。待っていても、誰も代わりに進んではくれません。これを読んで下さった皆様も前向きな何かを感じて下されば、嬉しい限りです。当日の様子はコチラ↓↓↓をご参照下さいませ。阪神訪問リハ連絡会blog
2013年04月21日
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このブログを開設して、今月11日でまる7年、ついに8年目に入りました。改めて、年月の流れの速さを痛感します。・・・そうですよね。小2だった長女が中3に、保育所に通っていたムスコが小5に。そして、このブログを始めて3年目に産まれた次女が、14日で5歳になったんですから。長年にわたり、ご購読下さっている方には、心より感謝申し上げます。また、新しく読み始めて下さった方には、これからもよろしくお願いいたします。開設当初は、長らく【毎日】更新していました。今から思うと、よくもまぁ、これだけマメにできたものだな、と(苦笑)これを書くにあたって、一覧を元に、過去の記事をざっくり振り返ってみましたが『ナルホド』と、面白いものが見えてきました。ほぼ毎日の更新から始まって、ほんの何回かしか更新していない月がありまるまる1ヶ月更新していない月もあれば、それが何ヶ月も続いた月も。詳細を確認してみる前に、予想をしてみました。何ヶ月も更新していなかった時は、恐らく、両親のことで余裕が無かったのかな?(母の他界や、父が倒れてからの一連のできごと)ところが、事実はさにあらず。両親の色々の際は、意外にも『お知らせ』として、何度か綴っています。最も更新が滞っていたのは・・・何と次女にまつわること!次女が産まれて4か月の時に母が他界した為、その辺りも滞りがちでしたがポッカリ空白になっているのは、次女が9カ月くらいから、1歳半くらいまで。つまり『自分で動けるようになって、好奇心いっぱいの頃』だったのです!そう言えば・・・読み返してみた記事の中にもありましたが3人ともスキンシップいっぱいに育ててきましたが、次女は特に、私にべったりで(そりゃそうですよね、生後1ヶ月半~半年で保育所に入所するまで“同伴出勤”していたんですから・・)少しでも離れて机に向かおうものなら、即、後追い(苦笑)。しかも、ちょっと目を離したら、やれマウスは触るわ・キーボードはいじるわ・・・どうやったって、PC仕事に取り組める余裕はなく。よ~く思い出してみると、怠慢ではなく、やむを得ない事情だったことを痛感しました。そんな色々を経てきた7年間。今やその次女さえも、仕事への理解を示してくれるようになり、成長を感じます。Her’sの歴史は、我が子達の成長と似ています。子供達の成長こそが、Her’sが築いてきた歩みの証。子供達は、心身共に、一回りも二回りも大きくなりましたが果たしてHer’sも、同じように成長できたのかしら。。。時に躓き、時に立ち止まりながらも、常に前を向いて精一杯進んできました。これからも、迷い悩むこともあると思われますが誠意をもって、真摯な姿勢で、信ずるところを突き進んでいきたいと思います。どうか、今後ともHer’sをよろしくお願いいたします。
2013年04月12日
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新年度がスタートし、今日から学校も始まりました。新年度は、自身の仕事と子供の行事(参観、懇談、家庭訪問、etc...)の予定の調整がお約束。でも、母の責任であり、楽しみでもありますから(^^)ちなみに、次女が生まれた年(4月生まれ)以外は、第一回の懇談会には毎年必ず参加して自己紹介の時に『啓蒙活動』を行うようにしています。小中学生のお母さん、と言えば【乳がん好発年齢】どストライク。現在言われている発症頻度からすると各クラスに1~2人は乳がんの方がいらっしゃる(!)ことになります。事実、これまでの小学校8年間(長女+ムスコ)において、懇談会終了後に必ず1人以上から『実は・・・』と告白されています。【母の健康は家族の幸せ】でも、母業に休日はないので、無理を重ねるお母さんは多い、と言うより殆どのお母さんが普通に無理を重ねられています。いわゆる“一般人”の方だと、つい『まぁ、私に限って…』と感じてしまいがちですが日々現場にいる立場としては、『限らないのよ!!』と警鐘を鳴らしたくなります。毎年、私の案内で、どれだけの方が実際に検診に足を運ばれるかはわかりません。でも、身近にそういった仕事に携わる人間がいて“リアル”をお伝えすることで、少しでも他人事ではないと感じて下さり頭の片隅にでも“意識”を置いて下さるだけで例えば、しこりを感じた際に『大丈夫でしょ』と思うか『受診しよう!』と思うかその差はきっと大きい筈、と、自身のライフワークとして捉えています。【自分一人の身体ではない】そのことを、真摯に自覚して頂いて、ご自分のみならず、ご家族の為にも 検 診 に は 行 き ま し ょ う ね ! !毎年10月は【乳がん月間】です。二の足を踏んでしまう、という方も、せめて10月には“きっかけ”と思って是非、いえ、必ず、受けて下さいね!!新学期を、毎年、ご家族揃って笑顔で迎えられる為にも。早期発見、早期治療は、健康の大原則です。Her’sからの、ささやかながらも、強い強いお願いです。
2013年04月08日
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4月になりました。今年は、例年より桜の開花が早かったように感じます。卒業式は、淡いピンクに彩られて素敵な思い出になったことと思われますが来週の入学式まで、何とかもってくれるといいですね。さてこの春、我が家では、この14日に5歳を迎える次女が年中さんに進級しムスコ@自由人は、小5になります。そして長女は、いよいよ中3になり、めでたく?受験生となります。中3と言えば、いわゆる『多感なお年頃』と言われる年代であり反抗期とか、色々と関わり方が難しい、などという話を耳にしますがお蔭様で、長女と私は【クローン】ではないかと感じる程のシンクロ率でまぁおよそ、ケンカなどとは縁遠い、至極良好な『仲良し母娘』です。今日、その長女が『ねぇ、ちょっと見てくれる?』と携帯片手にやって来ました。とあるサイトでの、リアル友達(同級生)の投稿に対して長女が付けたコメントとのことでした。友達の投稿そのものは、どんな内容かはわかりませんが比較的長めのその文面を読んで、思わず涙が滲んできました。それは、私の育て方は間違っていなかった、と、勇気をくれるものであり同時に、こんなにも真っ直ぐ育ってくれたことに、深い感慨をおぼえるものでした。親バカは承知ですが…転載しますので(本人の承諾済み)、是非お読み頂きたいと思います。大人であっても、胸を打たれるものがあると信じています。(以下、本文)少し、思ったことを書かせてください。今のEちゃんにしてみたら正直物凄くウザいと感じるかもしれないけど、できれば真剣に聞いてほしいです。私が言うのもなんだけど、先生とか学校とかなんでも人のせいにしてやっていけるほど、生きるってことは甘くないと思うし、そんな人に夢を叶える力なんて正直ないと思う。叶えたいと思ってて、でも諦めてしまったのなら、どんなに真剣に叶えたいと思ってたとしても、その人の思いはその程度だったってことじゃないかな。少し言い方がキツくてごめんね。でも、壁にぶち当たろうが誰かに全否定されようが、それでも諦めないで、いいことも悪いことも全部受け止めて、それら全部を糧にして進んでいける人が、本当に夢を叶えられる人だと私は思う。そんな漫画の主人公みたいな奴いるわけねぇだろって思うかもしれないけど、それが本当に叶えたい夢ならきっとできる。学校の先生たちだって生徒だった時代がもちろんあるんだから、先生をウザいとかムカつくとか思ったことがない人は、多分いないんじゃないかな。授業だって楽しくないし、先生の言うこと聞くのだって好きでやってた人なんて(いないとは言い切れないけどきっと)ほぼいないだろうし、Eちゃんが言うように指示に従うのが楽しいって感じる人は(よほどのMでない限り)いないだろうね。でも、ごめんカッコつけてるわけじゃないけど、人生ってそんな楽しいことばっかじゃないと思うんだ。もし楽しいことしかない世界なら、そりゃ最初の方は楽しいかもしれないけど、きっとその楽しいことは、いつか楽しくなくなると思うよ。嫌なこととか、辛いこととか、悲しいこととか…そういう感情を抱いて、それらを受け止めて乗り越えていって初めて、楽しいとか、嬉しいとかが生まれるんじゃないかな。プリキュアからの受け売りで申し訳ないけど、「お父さんが言ってた…人生はいいことと悪いこと半分ずつだって。 今まで悪いことばかりなら、これからはいいことばかりでしょう…?」っていう、ほのか※の台詞があります。※ほのか=主人公の名前Eちゃんが今、辛くて辛くて誰かのせいにしたくて誰かに当たりたくて自己嫌悪に陥って…っていうのは、わからなくない。私は思ったことないなんて言ったら嘘になる。でも、だからこそ、私が書いたことを、全てとは言わないから、少しでも…ほんのちょっとでもいいから受け止めてくれると嬉しい。今辛くても、きっとこれを乗り越えたら何か楽しいことがあるんだって思ったら少しは気が楽になるんじゃないかな。絶対に「私だけ…」って思わないで。誰だって悩みや辛いことの一つや二つ抱えてる。それに、Eちゃんは疫病神なんかじゃないよ。きっと、Eちゃんを必要としてる人がいるはず。この世に意味も役割もなく生まれてきた命なんてないんだから。今はまだわからなくても、Eちゃんが必要とする人、Eちゃんを必要とする人が絶対にいる。人は、助け合えるから強いんだよ。これもプリキュアからの受け売りだけどね。長々とごめんね。何コイツアニメの見すぎとかウザいとか調子乗んなとか思うかもしれないから、返事はどっちでもいい。全部、とは言わないけど、一応私が伝えたいことは書いたので、あとはEちゃん次第です。ここまで読んでくれてありがとう。ちなみに、※ほのかの説明以外は、文章そのまま、つまり、母の手直し一切なしです。私はこれまで、子供との対話の中で、年齢的にどうしても説明(理解)の難しいことに対して『もう少し大きくなって、わかるようになったら話してあげる』と、保留にしてきたことはありますが【嘘】や【隠し事】は、絶対にしませんでした。そう、自身の離婚の時さえも、ありのままを話しました。正直、幼稚園の子にはかなりシビアだったと思います(今では少し反省していますが…)。それでも、“子供だから”という理由で本人にとっても一大事であることを、無いことにはしたくなかったのです。もちろん、生まれ持っての性格とか相性もあるでしょうが長女との、今も続く絶対的な信頼関係は『ママは私に嘘をつかない』全てはこれに尽きると、確信しています。そして、上記のような文面を、わざわざ見せに来てくれたこと然り、長女も決して私に嘘はつきません。しかし、これだけの信頼関係に裏打ちされているとは言え責任と自信を持って子育てをしてきたつもりではあるもののそれが果たして、正しいのかどうか?その答えは、まだまだわかりません。けれど、少なくとも、現在の“途中経過”においては私の思いはしっかり伝わっていたのだと、嬉しくて嬉しくて…本当に嬉しくて、こうして形に残さずにはいられませんでした。親にとって、子供はいつまで経っても子供。愛しくて、大切で、いくつになっても気に懸かるものです。でも、子供は『子供』という別の生きものではなく、同じ『人間』としての単なる成長段階のひとつに過ぎません。子供扱いすることなく、1人の『人間』として、常に同じ目線で少し先輩の立場から導いていく。この信念を貫いてきて、本当に良かったと、まずは安堵しています。ありがとう。貴女を産んで、育ててきて、私は幸せです。
2013年04月04日
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Her’sよりお知らせです。去る2月21日に放送された、インターネット公開勉強会の模様がこのほど、YouTubeにアップされました。『リンパ浮腫の理解とセルフケア指導』 (←こちらをクリック!)当日ご覧頂けなかった方、おさらいしたい方などどうぞアクセスしてみて下さいね。よろしくお願いいたします☆
2013年03月23日
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最近、機会があって【仕事】について、よく考えています。・個人として・職種として・業界として…など、その視点は色々なのですが同業の方と個々にお話をさせて頂くことはあっても公に向けての発信は、これまであまり無かった気がするのでこの際、Her’sが現在に至った経緯と、私のポリシーをお話してみたいと思います。Her’sは、医療機関ではありません。リンパ浮腫に特化して、対象となる患者さまにトータルなケアを提供する『サロン』突き詰めれば、個人事業主が経営する、自営業です。ですから、当然保険適用下にはなく、完全自費対応です。Her’s代表を務める私・井ノ原は、理学療法士です。理学療法士には、開業権はありません。【開業】という言葉は、一般的には“会社を立ち上げる”とか“お店を開く”といったイメージが強いかと思われますが殊、医療業界においては、この【開業】という言葉は特別です。法律的に非常にデリケートな意味を持ち、おいそれと使っていいものではありません。その理由(意味)は、これからお話することにも含まれますし最後には、非常に参考になるブログ記事をご紹介させて頂きますので、是非ご覧下さい。私は、もともと起業願望があった訳ではありません。紆余曲折を経て、リンパ浮腫と出会い、悩める患者さまのお役に立ちたいと心に決めた時保険適用下でそれを叶える制度(法整備)が整っていなかったのです。リンパ浮腫は【疾患】ではなく【後遺症】という理解です。中には、原発性(先天性)と言って、生まれながらに症状を呈する症例或いはその素養を元々備えていて、何らかのきっかけによって発症する症例つまり、【後遺症】ではなく【疾患】と捉えるべきケースもあるのですが少なくとも国内においての発症は、その殆どが『がん等の術後』に起因している為【後遺症】という理解が主流とされているのだと思われます。また、保険適用を実現する為には、様々な条件を要します。例えば《 起算日 》。骨折を例に挙げると、いつ受傷して、いつ入院し、いつ手術をして、いつから理学療法の介入開始、といった期日が明確ですがリンパ浮腫の場合は、発症が患者さまの自覚によるところが大きくその感じ方の個人差も大きい為、客観的な根拠が得にくい事情があります。そして《 治癒 》。【疾患】の場合は、治癒の基準があり、特に命に関わるリスクの高い疾患の場合は標準治療など、治療の必要な判断基準などもありますが【後遺症】の場合は《 治癒 》の基準が明確でなく(一生付き合っていかなければならない)治癒の見込みの薄い症例には、限りある財源を優先されにくい事情もあります。こういった、保険適用の実現についてのハードルは何年も前から打開する為の活動が展開され、現在も努力が続けられていますが法を動かすといった大仕事は、一朝一夕に遂げられるものではなく今もまだ明るい見通しは見えてきていません。わずかに、2008年から“一部保険適用”がなされそれによって、入院中の患者教育に100点の指導管理料が算定できるようになり(改正後、通院時にも1回算定可能に)療養費の支給として、弾性装具の購入にかかる費用の一部還付が実現しましたがその療養費の支給も、条件に『~リンパ節郭清術を伴う悪性腫瘍の術後~』と記述されており(参照:厚生労働省保険局長通知)郭清を伴わない(放射線療法のみ、など)、或いは原発性に対しては原則、支給は認められないことになっていますし患者さまが最も求められている、医療リンパドレナージの施術やトータルなケアは保険適用が実現するのかどうかも不確かな現状です。このような事情があり、お役に立ちたい思いと、確かなニーズがあるにもかかわらず制度の問題でそれが出来ないもどかしさ・・・しかし、指をくわえて待っていたって、法の整備がなされる訳ではありません。その間、悩める患者さまは途方に暮れる一方です。私がHer’sを起業したのは『 待っていらっしゃる患者さまに、一刻も早く、適切なケアを提供したい 』その一心からでありその為には、制度に頼らない“自費対応での起業”という選択が最適だった、ただそれだけです。けれど、制度も無い中での、前例もない試みは俗に言う『大海に投げ出された』も同然で、何からどう始めていけばいいのか文字通り、手探りの繰り返しでした。もし、私が一般人として、何らかの事業を立ち上げるのであったならばそれ程までに迷い悩む必要もなかったかも知れません。しかし、私は、理学療法士です。然るべき養成校を経て、国家試験に合格し、国の制度によって免許された、理学療法士なのです。この免許された名称を背負っている限りそこに定められたルールに従う義務を有します。一個人の無責任な身勝手で、【理学療法士】に迷惑をかける訳にはいきません。法律が無いならば、せめて現行の制度の中で従えるものに、出来る限り従うこと。これが、最低限のモラルであり、責任だと考えました。理学療法士に関する法律は理学療法士及び作業療法士法 に定められています。法律によると、理学療法士は【医師の指示のもと】その業務を行うことができます。それは言い換えると【医師の指示無くして業務を行ってはいけない】ということです。ありがたいことに、私には支援して下さるDrがいらっしゃいました。当初から、今もずっと協力医として、私はそのDrから【処方箋】を頂いて、業務にあたっています。適宜、そのフィードバックもさせて頂いています。スタイルとしては、主治医の診療情報提供書を持参のうえ、協力医を受診して頂きその後、協力医からHer’sに処方箋を頂いて、ケアを開始させて頂く、という形です。時には、そこに負担を訴えられる患者さまもいらっしゃいました。しかし、リンパ浮腫は、その殆どが“がん”を背景に持っている為ケアをさせて頂くうえで、原疾患のリスク管理も極めて重要です。私はDrではありません。疾患やその関連事項の診断は、私にはできません。法律上も、知識・技術的にもそんな大それたことはできないし、してはいけないのです。仮に、何もリスクが無いように見えても患者さまご自身が、ご自分のリスクをご存じないか或いはご存知でも、それがリスクだという認識がなく、申告されなくて万が一、命にかかわる状況に陥った時私にはその責任を負うことはできません。【医師の指示を仰ぐ】また【指示を仰げる医師との関係を持っておく】ことはその免許をあずかる者の責任であり、法に定められた義務であり免許されている同志の仕事を、ひいては人生を尊重することにも繋がりそして何より、関わらせて頂く患者さまの命を守る為の責任でもあるのです。理学療法士が激増した昨今、職域拡大が叫ばれ協会を中心とした組織的な活動も急務が迫られる中自ら活路を見出すべく、外へと飛び出す仲間も増えてきました。組織に依存せず、自立して未来を切り拓こうとする行動そのものは実に敬意を表するに値するものであり組織側からも、感謝状を贈呈して然るべき、くらいに、私は感じています。但し。その【本質】【責任】【法の遵守】を見失ってはいけません。理学療法士の名称を拝し、その名称を名乗れるに値する教育を受けその成果を以て、己の生業とする(生業に活かす)のであれば己の現在に端を発する基盤を尊重する責務は、自ずと明快な筈です。陳腐な喩えですが旅行先で、深く考えずに、世界遺産に落書きをしたたった1人の日本人の為に世界中から『日本人は!!』と非難されますよね。たった1人の軽率な行動が、全く無関係な日本人全てに悪影響を及ぼしてしまいます。業界とて、同じです。私1人が、自己満足の正義感に燃え、法の定めも顧みずに無責任な起業をしもし、法的に追及されるようなことにでもなれば今在る己の基礎を築いてくれた業界全体に、多大なる迷惑をかけ取り返しのつかない事態を招いてしまうことになります。どうしても、業界(と、その在り方)に納得できずその中での自己実現が出来ないと判断し、それでも実現したいと望むなら業界とスッパリ縁を切ればいい。そう、免許を返上すれば良い、否、するべきです。私は実際、免許の返上を現実に考えたことがあります。私の業務形態は、いわゆる“法の解釈”に委ねられるようなレベルなので私としては『出来る限り法に則っている』自信を持っていますが見解によっては『違法なのでは?』と捉えられることもあります。おかしな話だ、と首を傾げざるを得ない解釈があるのですがそれは『理学療法士であることがいけないのだ』と。つまり、何の資格も持たない民間人が、リンパマッサージをうたって開業してもそのことに関しては、法には触れない(それを取り締まる法律が無いから)。しかし、免許された理学療法士が行う行為は“医療行為”とみなされその基づく法律によって裁かれることになる、と。それを聞いて、己の目指すところが、それを活かせる筈の免許によって縛られるならそんな免許は返してしまおう!と、本気で思いました。けれど、最終的に、それはしませんでした。何故なら、医療機関でもなく、海のものとも山のものともつかない見ず知らずの人間に大事なご自分の身体を預ける患者さまにとって【理学療法士である】ことは、信頼に足る大きな根拠であることがわかったからです。もちろん、一度ケアを受けて頂いたら、殆どの方が納得して下さいました。でも、患者さまの、理学療法士という医療国家免許に対する信頼感は特に、がんという深刻な背景をお持ちで、医療の支えを必要不可欠とする方々にとっては私の想像以上に大きなものだったのです。即ち、我々は、それ程までの信頼に足るだけの肩書を背負っているのです。これが、襟を正さずにいられるでしょうか?その恩恵を被っていることを真摯に自覚し、感謝しその信頼に応え得るだけの取り組みをするのは、当たり前のことなのではないでしょうか。私は、遠回りしてこの世界に帰ってきた(原点回帰)ので一般社会の感覚も備えているつもりで、それは接遇という形でも活かされていると思いますしずっと内にいらっしゃる方々よりも、業界を尊ぶ気持ちが強いのではないかと思います。己を活かすには、己の足場・基盤を大切にすること。そうすることで、最終目的である『患者さまの為に己を活かす』ことが達成される。足元がグラグラで、どうしてしっかりと立っていられるでしょうか。『患者さまの心に寄り添う』これを実現する為には、あらゆる配慮と注意を払って真摯に、謙虚に、かつ慎重に立ち回る必要があるのです。Her’sは、たった1人で運営してきた、ちっぽけな事業所です。でも、一所懸命やってきましたし、これからも一所懸命やっていきます。誠実であること、これだけは、自信を持って言えます。人と人との関わりには【 心 】を込めて。出来るだけ多くのセラピストに、自分を見つめ直す機会となることを願って。『理学療法士・一色史章の感謝ブログ』より~理学療法士の開業権
2013年03月21日
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