先日、娘が学校から貰ってきた文書をご紹介します。
「次の話は、“心の教育”についての会合で
ある主婦が語ってくれた思い出話です。
小学校1、2年生の時、私達の担任は、Y先生と言う女性でした。
30歳位だったでしょうか。
教えるのは厳しかったけれど愛情も深く、いつまでも忘れられない先生です。
昼休みでも雨が降っていて外遊びが出来ないと
教室で一人がY先生の膝の上に座り
後の子達がその前に一列に並ぶのです。
座った者と列の先頭の子がジャンケンし、
勝てばそのまま、負ければ交代するのです。
先生のおしろいの匂いが思い出されます。
先生は次々に代わる膝の上の子の服や髪を直したり
顔色を見たり、いろいろ話し掛けて下さいました。
今でも先生の膝と手の柔らかさ、温かさが忘れられません。」
私はこの文章を見て、思わず涙してしまった。
なんて温かい、いいお話なんだろう・・・と。
赤ちゃんはもちろん、低学年の頃までは
人と人とのふれあい、スキンシップを心から望んでいると思う。
この話を読んで、思い出したことがある。
先日の 「愉快な仲間会」 の時だったかな?
いや、違う、ランチした時だった。
まぁ、どっちでもメンバーは同じなんだけど。
Mちゃんが
「R(Mちゃんの子供)がこないだ、
“雷が鳴ったらゆきせんせい思い出すっちゃんね~”と言うから
なんで?と聞いたら
雷が鳴ったら、ゴロゴロ言ってみんな怖がるから
クラスのみんなを“おいでおいで~~!!!”って言って
先生の周りにみんなを集めて
みんなで小さくなって固まってたんだよね~”って言ったっちゃん~」
本当は、私はその話を聞いた時に
泣きそうになった。
なんて温かい話。
ゆきせんせいの何気ないそんな行動が
ちゃんと子供達の心に響いて残っている。
親子じゃなくても
教師と生徒という立場でも
スキンシップは本当に必要。
そういった小さな事の積み重ねで
温かい心が育まれて行くんだと思う。
先生の匂いや先生のぬくもり・・・。
体で覚えた事は、絶対に忘れない。
親子ならもっと大事。
自らの生活の全てを預けている赤ちゃんなら
もっともっとやってあげるべきだと思うなぁ・・・・・。