東村山グルメ日記

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2005年11月05日
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カテゴリ: パン
 皆さんは覚えているだろうか? このブログの掲示板で一時、「シベリア」というパンが話題になったことを。その時は「シベリア」を知らない人がいるという話題だったのだが、考えてみれば最近はあまり見かけないので、知らない人がいてもおかしくない。

 私も食べたことがあるのだが、「そう言えば東村山にあったっけ?」と、ふと思った。掲示板に「確か 『木村屋』 にあるのでは」という情報が寄せられたので行ってみたが、私が行った時にはなかった。そこで東村山の割と古くからあるパン屋を、暇を見つけては回ってみたのだが、やはりなかった。
「東村山には『シベリア』はないんだ」と結論づけてあきらめていたのだが、ある日、「木村屋」の前を通ったら……。

木村屋

 ンンッ! 一度通り過ぎたが、目の端に入った黄色い張り紙に気になる文字が見えた気がしたので、引き返してもう一度見てみた。

張り紙

 エエッ! 「シベリア」があるんだ! 驚いた私はすぐにお店に入ってみた。ショーケースの中を見るが、それらしいモノはない。「売り切れたのかなぁ」と思いつつ、ショーケースの上を見ると……。

これが「シベリヤ」だ

 ジジャーン! ありましたよ。定番の三角形じゃないけど、黄色いカステラの真ん中に黒い羊かんが挟まれた3本ストライプはまさしく「シベリア」だ。このお店では「シベリヤ」と表記されている。そこがまたレトロな感じでいいじゃないですか。
 1個300円。これを高いとみる人もいるかもしれないが、パン屋さんがカステラと羊かんをつくる手間を考えれば、安いと思う。

 確かにこの形の方がカステラ感覚で小さく切ってお茶請にすることもできるし、便利かも。
 私は1個買って持ち帰った。

堂々としたシベリア

 お皿に乗せるとデーンとして堂々たる姿だ。カミさんにも食べさせてあげようと思い、半分に切って、いただきま~す。

食べると羊かんはスーッと口の中で溶けていった

 見た目はズッシリした感じだけど、あんこじゃないから食べるとスーッ羊かんが溶けていく。まるで水羊かんのようだ。カステラも柔らかくて美味しい。カミさんに残すハズのもう半分も食べてしまった。まあ、最初からなかったことにすれば、何ら問題はないだろう(笑)。

 古くから存在する「シベリア」だが、その発祥も分類もナゾだらけだ。今回はパンとして紹介しているけど、場所によっては和菓子として扱っているところもあるし、単にお菓子とする人もいる。しかし何と言っても一番のナゾは、その名前の由来だろう。これにはいろんな説がある。
 最も多いのが「シベリア風景説」。雪原の雪をカステラ、黒土を羊かんで表しているのだという。何となく説得力のある説だが、カステラも羊かんもシベリアには何の縁もない食べ物だけに、誰がどういう思いでシベリアの雪原をパンとして再現しようとしたのか、すごく気になる。
 このほかにも「シベリア出兵の年につくられたから」とか「大正時代に銀座にあったミルクホール『シベリア』で初めて出されたものだから」という説もある。ナゾの多い食べ物だが、1つだけ確かに言えるのは、この「シベリア」、牛乳とよく合います(笑)。


【DATA】
住所:東村山市本町4-2-3
電話:042-394-8027





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最終更新日  2007年10月13日 17時48分08秒
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