キオクの断片ノート

キオクの断片ノート

Jan 23, 2005
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カテゴリ: 一般書籍
南京事件に関心を持つ際のアプローチに関して、

事件そのもの、事実として何が起きたのかという点から
入ってほしいと思います。

被害者数に関しても同様です。
南京事件をめぐる議論に関する本を読んで、
議論のされ方に疑問を感じたからといって、
事件そのものの存在の否定に向うのではなく、
何が起こったのか→では被害者数は?


そして何が起こったのかという
史実を確定する作業に関しては、
これまでの歴史学研究の蓄積を無視することは、
できないでしょう。

歴史学者以外が書いたものには、
これまでの研究を全く無視していたり、
漠然と歴史学者に否定的だったりしますが、
歴史学者が一般向けに書いたものもありますから、
それからスタートしても、全然遅くはない、
何も不都合なことはないと思います。

笠原十九司『南京事件』(岩波新書530、1997)が

南京事件に関しては、何か漠然と、
おどろおどろしいイメージがあるかと思いますが、
事実はどうだったのかということについて、
一定のイメージ、事件の全体像がつかめると思います。





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Last updated  Jan 23, 2005 10:39:24 AM
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Comments

福井浩一@ 粟野茂夫  粟野茂夫さんてひょっとして大阪の人で…
ゆう@ とうとう出ちゃったね うわさは本当だったよ。 http://himitsu.…
通りすがり@ だからどうした。 そんなもん、アメリカ、イギリス、オラン…
upyopyo5 @ ご指摘ありがとうございました。  私が本文で「事実」に踏み込まなかった…
ヒゲ太 @ Re:近代史(11/25) 国際政治と言うと、法学部でしょうか。 …

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