Shinanonokuniのブログ

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1日目


未明に早起きして高速バスでセントレアへ向かう。天気予報によると大陸性気候の北京市では既に気温が30℃近くになっているとのこと。冬は北海道以上に寒いところで既に日本の真夏並みの気温とは驚く。
セントレアもゴールデンウィーク初日と有ってまずますの混雑振り。チェックイン後サクララウンジで一献。朝から軽く酒を嗜む。結構なことである。
今日の飛行機はB767-200型機。JALに3機しかないベテラン機である。国際線にしては小さめな飛行機なのでC席は14席のみ。Y席よりは豪華な機内食と酒でちょっと早い昼食を済ませる。C席に乗っていれば時間の経過は早い。
順調に飛行を続け降下に入った。眼下に北京の街が広がる。茶色っぽいし、黄砂のためかいまひとつ視界が悪い。気のせいか飛行機内も砂っぽいような空気になった。そのまま正午頃着陸した。
入国審査を経て空港外へ。両替を済ませる。取り締まりが厳しいのか怪しい客引きは居ない。予め調べてあった北京市内行きのリムジンバス乗り場へ向かう。乗車券を16元で購入、バス乗り場は各方面へのバスがひっきりなしに
発着して行く。さすがに大国の玄関口にふさわしい光景である。
当方の乗る北京火車站行(北京駅行き)のバスが到着した。早速乗り込む。たちまち満席になった。空港から出発して両側に美しい並木が続く近代的な高速道路をひた走る。40分ほど快走して北京駅へ到着した。

写真は北京駅(北京火車站)である。
北京駅
まず最初にやらなければならない事は帰りの陸路移動の手段確保である。駅舎へ行って切符売り場の長蛇の列に並ぶ。喧噪と怒号が飛び交う中ひたすら待つ。切符売り場には大きな電光掲示板があって列車の時刻と行き先、指定席券の発売状況が書かれている。日本で調べてあったダイヤと微妙に異なっていたが電光掲示板を見ながら紙に 4/30、北京発天津行き、A221列車、単程(片道)、成人票1枚、軟座と書き込んで用意しておく。
時折列に割り込みがあってなかなか順番が回ってこない。どういう基準で割り込みOKなのかサッパリ判らないが並んでいる人も怒らない。やっと順番が回ってきて紙と紙幣をカウンターへ差し出す。仏頂面の女性係員が黙って受け取り発券した切符と釣り銭を投げてよこす。日本では考えられない荒っぽい扱いに驚いた。しかし、北京-天津間の約120キロを軟座(グリーン車)で31元とはとても安い。ちなみに硬座(普通車)なら22元であった。

無事切符を手にして駅を出て地下鉄で天安門広場正面である前門駅へ向かう。門がいくつもあるようで天安門はまだ見えない。売り子が居て盛んに飲料水と観光地図を売っている。4元出して地図買う。北へ進んでゆくとやっと何度もテレビで見た巨大な天安門がかなたに見えてきた。広大な天安門広場を囲むように博物館や記念館の類があって中心部に人民英雄記念碑が聳えている。写真屋さんがやたらに多く客引きをしていた。一人旅の当方は自分自身が写っているスナップが少ないので大枚24元を払って記念撮影を申し込む。天安門広場の中心付近から4方向に各1枚づつ4枚撮って貰った。

天安門広場

そのまま北上して天安門の撮影をする。まわりは観光客だらけであるがおかしな客引きは居ないので安心して観光と撮影に専念出来る。この後も一貫して怪しげな客引きを見ることはなかった。

天安門広場

天安門を通り抜けて紫禁城内へ入る。入場料はこの国の物価と比較してちょっと高めの60元であった。それにしても立派な建築物が続く。何しろ広い。先ほどの前門駅からすでに結構歩いて来ているが、まだまだ奥まで辿り着けない。
みんな似たような建物なので段々と飽きてくる。明国と清国の皇帝はこんな巨大な王宮に住んでいたのかと驚く。
気温は28度くらいあるので喉も渇く。売店で水を購入する。中国台湾などでペットボトルのお茶が日本同様に売られているが砂糖が入っているものが多いので日本人には注意が必要である。無糖と書かれているお茶があればそれを買うが無い場合は水を買う。
観光客は相変わらず多い。韓国人の団体客も多い。それと一番多いのが中国人の修学旅行客であった。
さんざん歩いて故宮の一番後ろ側の門にたどり着いた。駅から3キロくらいは歩いたかと思う。来た道を再び引き返す。往路は城内の東側を見ながら来たので復路は西側を見ながら戻る。立派な中国建築の建物が続く。こんなに何棟もあって何に使われていたのであろう。ところどころ修復工事中のところもある。立派な文化遺産であるので保全にも手を掛けている。

紫禁城(故宮)内

くたくたに歩き疲れて写真屋のところへ戻り、現像が終わっている写真を引き取る。ところが頼みもしないのに写真をラミネート機にかけてくれてきっかりラミネート代を請求された(8元)敵もなかなか巧妙である。
日も傾いて来たのでホテルへ向かいチェックインする。今回の宿は宣武門駅にほど近い越秀大飯店である。旅装を解き少々休息ののち夕食を食べに行く。今日は疲れたのでホテル近くにあった中華レストランで食事を摂る。
名物の北京ダックと馬鹿の一つ覚えで麻婆豆腐がなにをおいても好きな僕は麻婆豆腐を頼む。酒代も入れて157元であった。
今朝は3時起床であったので部屋に戻って寝酒を軽く飲むと忽ち眠りに落ちた。


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