Shinanonokuniのブログ

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3日目



あっという間であったが帰る日になった。起床後ホテルのテナントのパン屋で適当に朝食を買ってくる。8元であった。
地下鉄で北京駅へ。土産を買う。皇穹宇の写真が写っている北京ダックの袋があったので買い込む。
駅で時間が来るのを待つ。日本の駅と違ってホーム毎に改札口が別である。発車5分前まで焦らされた挙げ句やっと改札が開く。しかし、検札は一切なし。待っていた客が雪崩を打ってホームへ向かう。

A221列車

向こうのホームはかなり低く大股で車輛乗り込む。比較的きれいな客車列車であった。しかも2階建て車輛であり標準軌に2+2の椅子配置なのでゆったりである。席は全て塞がった。北京から天津まで約120キロを1.5時間で快走する。

北京乗車券.jpg

保線状態も良く揺れも少なく快適な旅であった。車掌も廻ってくるが検札は行わない。着席していることで検札省略しているようである。物売りも来る。僕と相席の家族連れはアイスクリームを買った。巨大なアイスで子供も喜んで食べていたがやがて持て余していた。僕もアイスは嫌いではないが途中で飽きて嫌になってしまうので、自分から買うことは少ない。
車窓の風景は田園地帯に変わりのどかな雰囲気である。やがて列車はノンストップで天津北駅へ到着した。

天津北駅

駅前からタクシーを拾い「天津濱海國際機場」と書いた紙を渡して行く先を告げる。運転手も了解して走り出す。ところが慣れていない運転手で空港の貨物地区へ間違って迷いこんでしまった。日本語で叱咤激励しながら標識をみて誘導する。なんで僕が誘導しなければならないのか苦笑いであった。50元を払って空港前で降りる。

天津といえば日本では甘栗であるが実際はそのような土産物はいかにも日本人向けの商品を除けば売っていなかった。昔天津港から栗が輸出されていた名残で天津甘栗という名称が定着したのだろうか?。駅から空港の間には栗の木林は見えなかった。
名物らしきお菓子を買ってチェックインする。このお菓子は天津北駅前にもやたらに売られていたのでどうやらこの地方の名物らしい。
天津濱海國際空港のラウンジで休息する。お昼ではあるがこれから機内食が出るのでお菓子やおつまみを肴にビールを楽しむ。待つことしばし、搭乗が始まった。帰りの飛行機も往路と同じB767-200型機であった。帰路もCクラスにしたのでちょっと贅沢な気分である。

搭乗券

Y席よりは立派な機内食を食べながら酒で一献する。食事後まどろんでいるとぼどなくセントレアへ到着した。

<完>


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