Shinanonokuniのブログ

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1日目



今日はバリ島へ向けて出発する日である。航空機の運航ダイヤのお陰でバリ島の場合、現地滞在時間が短くなってしまう。高価な飛行機を効率的に運用するために3000マイル~4000マイル程度の中距離路線はどうしても、深夜や早朝便など人間にとってありがたくない時間に飛んでいる場合が多い。こればかりは文句を言ってもなおるものでもないので諦めてそれに従うしか無い。

前日東京都内で仕事があったのでそのまま前泊して17日の朝を迎えた。しかし搭乗時刻は夕方である。時間がありすぎる。ホテルで十時までごろごろして時間を潰し、その後京成線の特急(スカイライナーで無い方)で空港へ向かった。スカイライナーを使わなかったのは別に急ぐ必要も無かったからである。

成田へ到着してなおも時間が余っているので成田山新勝寺へ参拝に行く。トランジットの外国人であろうか。やたらに外国人が多い。参道には名物の鉄砲漬けを売る店や鰻店も並んでいる。ここの参道は結構好きな雰囲気である。

たしか成田山には場所柄「航空安全」のお守りも売っていたような気がするが今回は見かけなかった。他の神社の記憶違いかもしれない。
金髪の外人も中国人(台湾人)も社殿にむかって柏手を打っている。なかなか楽しそうである。びっくりしたのが神社入り口の清めの水をする場所で中国人とおぼしき団体客が柄杓で水をすくってゴクゴク呑んでいた。あれは口や手を清めるためのもので、ごくごく呑むのはちょっと違うと思うけれど大まじめにやっていたので何とも可笑しく驚いた。

やがて時間を潰し終えたので成田空港へ向かった。京成線ですぐである。
フライトキャディサービスで運んで貰ってあった鞄を受け取ってチェックインをする。今回は往復C席が取れたので酒でも楽しみながら乗って行こう。出国審査を経て制限エリア内へ。窓からリゾッチャのジャンボ機が停まっているのが見えたので写真を撮った。あまり深く考えていなかったが後でよく見たらこれから自分が乗って行く機体であった。
[Reso'cha B747-246B JA8150]
リゾッチャ

JALも機体の更新を急速に進めているのでこのリゾッチャジャンボも退役間近であろうが、リゾートへ行くにはふさわしい機体であると思う。
サテライト側のサクララウンジで搭乗時間が来るのを待つ。生ビールを飲み次いでウイスキーを舐める。搭乗前にあまり酔っぱらってしまっても良くないので適度に嗜む。

まもなく搭乗開始の案内放送があってラウンジからゆっくり出てゆくとちょうど改札が始まったところであった。青色(C席)の看板を持った人がいる方のゲートを通る。いつもは緑色(Y席)の看板なのでちょっと気分がよい。
今日はジャンボ機のAコン(一番前の区画)へ乗る。ちょっと狭いが静かで落ちついた空間である。
[搭乗券]
搭乗券

離陸は17:30頃、これから夕食なので丁度良い時間帯である。航空機の機内食は時間や人間の体内時計に関係なく深夜や早朝でも出るので丁度良い時間というのは嬉しいことである。
[C席メニュー]
機内メニュー

C席の楽しみは酒類が豊富にあること。シャンパンから順にいただく。JALの場合いつも最初に出てくるのが"おかき"のセットと"ドライなっとう"の袋である。シャンパンに合うのかいまひとつ判らないがそれをつまみに呑む。
機内食は気分的に往路は洋食、復路は和食にしたい。洋食をチョイスして牛ステーキと赤ワインで一献。食事が終わるとチーズの盛り合わせが出てくるのでそれとブランデーで更に一杯。ご機嫌になってしばし仮眠を取る。

機内が明るくなって起こされる。もうじき到着である。慌てて入国書類を記入する。快調な飛行を続け夜遅くバリ島デンパサール、ングラライ国際空港へ着陸した。

入国手続き、荷物のピックアップ、両替を済ませる。ゲートを出て行くとツアーの看板を持った人が待っている。個人旅行と違い待っていてくれる人がいるのは安心である。全員揃う迄待つことしばし。送迎車で今回の宿「ラマ・ビーチホテル」まで送ってもらう。
行ってから知ったことではあるがバリ島では椰子の木より高い建物は建ててはならないそうだ。なので高くても3階建て、ツアーでは安宿にランクされるこのホテルもなかなか瀟洒な造りである。

旅装を解き、寝酒を飲む。飛行機に乗っていると喉が渇くのでビールがうまい。移動の気疲れもあってかそのまま寝てしまった。


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