Shinanonokuniのブログ

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4~5日目



今日は4日目である。ビーチリゾートの地へ来たのだからビーチへ行ってみようと思う。幸いオプショナルツアーでほとんど無料でビーチへの送迎と昼食がついたのがあった。しかし、結果的にこれは失敗であった。ほとんど無料という場合にはウラが有るのが当然である。

朝、朝食を済ませて支度をする。迎えの車が来る。客は自分一人、やはりニュピを避けてバリに来なかった人が多いのだろうか。ラマビーチより南下して遊泳用のビーチが有るエリアに向かう。バリ島で南東側に位置する海岸である。
車は海の家のような所へ着いた。グアム島で言えばアルバンビーチクラブのようなものである。白い海岸が広がりまさにビーチリゾートと言った場所にあった。
到着すると向こうの係員が出てきて何をしますか?と流暢な日本語で尋ねてくる、取り敢えず水上オートバイで海岸付近を散策することにして海の向こうに見える島へ渡る。マングローブの林になっているところもある。
しかし、完全に観光化された小島で大蛇を首に巻いて写真を撮ったり、飼われているウミガメを抱いて写真をとらされたりした。マングローブの林でカヌーを漕いでいる人も居たが、当方は不器用でボート漕ぎが苦手である。
観光化されたコースを廻ってあっという間に元の海の家へ戻ってくる。そしたらくだんの係員がすぐに寄ってきて、間髪を入れずに次は何をやる?と聞いてくる。これはたまらない。無料で送迎と昼食を付けておいてアクティビティーで金を絞りとるつもりである。たまったものではない。海で泳ぐからと誘いを断って海岸でしばし波と戯れる。しかし、波はそれなりに強いし、海もそう綺麗ではない。いかにもビーチリゾートと言うような海岸で景観を楽しむのであればグアムの第一ホテル前の海岸の方が遙かに良い。

金儲け主義に辟易としてくる。そそくさとセットの昼飯を食べる。現地風ヤキソバであったがおまけで付いてくるだけのことはあって美味しくなかった。係員がまた近寄ってきて次は何をやる?としつこく聞いてくる。「帰ります」と言ってその場所をあとにした。つまらんアクティビティーに6千円くらい消費してしまった。実に勿体ないことをした。もう一回バリに来ても、もうここは行くことは無いであろう。

ホテルに引き返して支度を整え、ホテル付近の散策に出掛ける。昨日はニュピでどこにも出られなかったし、一昨日は島内観光で夕方戻りであったので本格的な散策は今日が始めてである。
ホテルの付近はラマビーチと言う海岸になっていて日焼け目的の人はここで楽しんでいる。だけどここは波が高いので危険で遊泳禁止だそうだ。サーファーには人気のある場所らしい。
ラマビーチ
景色はよいところである。

ramabeach.jpg

ひととおり付近を散策して雑貨屋を覗いたりしてホテルへ戻った。

その後予約しておいたマッサージへ出掛ける。前述したようにマッサージなんて全然興味がなかったがとても気持ちが良く精神衛生上も良い効果がありそうだ。今回はちょっと奮発して薬草+スパのコースにしてみた。オイルマッサージのあとに薬草の泥状になったものを塗る、体が熱く火照って来る。薬草の効果抜群のようだ。充分に効果を浸透させた後、シャワーで洗い流しハイビスカスなどの花びらを浮かべた風呂にはいる。温泉では無いがアロマ製油が若干いれてあるようだ。それと少し塩辛い。海水温泉みたいな効能もあるかもしれない。心身共にリラックス出来てホテルへ戻る。

慌ただしいがもう帰国しなくてはならない。鞄に荷物を詰めかってホテルをチェックアウトして迎えの車が来るのを待つ。
送迎車は渋滞しているデンパサールの街を走ってDFSギャラリアに行く。ここでチェックインの時間までひたすら時間を潰す必要がある。
この無駄な時間がなんとも嫌であるがツアーの場合は仕方ない。次回個人で行くときにはホテルをもう1泊分払って部屋を確保してぎりぎりまでホテルに居た方が良さそうだ。
食事券がついているのでギャラリア内で夕食を摂る。無償提供の品はインドネシア風の麺料理であった。ついでにビールも飲む。

やっと指定の時間になって空港へ向かいチェックインをする。出国審査を経て空港内のラウンジへ行く。
免税店で一定金額以上購入すると空港ラウンジへ入れるというキャンペーンをやっていたようでラウンジはあとからあとから人が来て満席に近くなった。いつもと違う客層なので違和感を覚える。簡単な軽食はあるのでそれを食べたりしながら一献傾けた。
やがて搭乗時間となり飛行機に乗り込む。帰路もジャンボ機の一番前(Aコン)である。既に酒は充分いただいたので何も飲まない。水だけ貰ってすぐに眠りについた。本当は夜行便なのでシェルフラットシートが良いだろうがリゾート路線にシェルの機材が入ることは稀である。スカイラックスのシートをいっぱいに倒して就寝した。途中珍しく起きなかった。

そのうち機内が明るくなり起こされた。朝食の配膳である。腹も減ってないので強引に流し込む。やっと覚醒してきた。そのまま飛行を続けて無事成田へ着陸した。
成田から陸路東京経由松本へ戻った。夏から一挙に冬になったのでとても寒く感じた。

次回行く機会があれば、今回行かなかったタナロット寺院など訪れてみたい。
バリ島の中西部や東部など見所は多いしかなり大きい島であるので全て観光しようとすればそれなりの気力を必要とするだろう。ツアーをまた使うかは微妙なところである。

<完>


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