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猛虎、連夜サヨナラ!Gさらば!M18 阪神が連夜のサヨナラ勝ちだ。3-3で迎えた九回、赤星憲広外野手(32)の左前打をきっかけに二死満塁と攻め、最後は葛城育郎外野手(30)が決勝の押し出し四球を選んだ。ここまでくればとにかく勝てばいい。巨人が負けて優勝マジックは「18」。聖地に葛城の雄叫びが響き渡った。 ◇ ◇ 勝った。強い猛虎が戻ってきた。負けてもおかしくない、見てる者すら疲れた試合をもぎ取った。 試合開始から4時間1分後、九回二死満塁から、聖地の熱狂に援護され、押し出し四球で劇的勝利。優勝した03年6月以来の2試合連続のサヨナラ勝ちだ。 お立ち台で葛城が「ウォオオ~!!」と叫んだ。その絶叫を聞きながら、ほくそ笑む男がいた。激勝を演出したのは、赤星だった。 「こういう試合を落とすと、取るとでは大違いですからね」 ゲームの流れを冷静に読み続けた。「相手も15安打で3点。意外と流れは悪くない。だから、とにかく、じゃなく、絶対、塁に出ないといけないと思った。出れば勝てると思った」 3-3の九回。先頭赤星が松岡に対し、5球ファウルで粘った末の10球目、真ん中144キロを流した打球が、左前で跳ねた。イメージ通り。もう、もらったも同然だ。 ここから関本・死球、鳥谷・右前打で二死満塁と攻め立て、最後は葛城がカウント1-3からフォークを見送り、03年6月以来の2戦連続サヨナラ。三塁から両手を上げて飛び跳ねて赤星が本塁を踏み、何ともドデカい白星を奪った。 初回の3点先制を徐々に追い上げられ七回に同点。延長も視野の雰囲気の中で、赤星は八回終了時、自らが先頭で始まる九回を思い描き「相手は松岡か林…」。サヨナラ劇のイメージを描いていた。おもしろいように、それは現実となった。 ただし、こんなご名答も、計算慣れの生んだたまものか。試合前に明かした、計算ずくめの初回先頭での出塁-。 この日も初回に赤星が、館山の外角145キロを左前打し、ここから打線は3点先制に成功した。 球場に来る前から、相手先発を読み、可能性のある投手をビデオも使って研究する。「四球も狙うけど、制球力ある投手なら初球から積極的にいこうとね」。そんなイメージを作りあげて臨む今季の、初回打席は、これで114打席で41安打19四球、出塁率・526と驚異的だ。虎を勢い付かせることに命を燃やす。 首痛と闘いながら、疲労も限界に達しそうな今季。だが「試合に出る以上、誰も助けてくれない。逆に心配するファンを安心させたいですから」。 さあ、家に帰って、また計算だ。3連勝、マジックを16まで減らすには?その答えは、また、聖地でお見せしようか。金本連夜の激走!痛くても鉄人は走る サヨナラの瞬間、阪神・金本はゆっくりと葛城のもとへ向かった。幾十にも重なる輪の外からヒーローに手を伸ばした。「何でもいい。今日みたいな…な」。最終回、一死一、二塁のサヨナラ機に三振を喫した悔しさはある。しかし、まずは「勝利」に安ど感を漂わせた。 そして、反省も忘れなかった。初回にヤクルト先発館山から左中間へ先制適時二塁打を放ち、主導権を手繰り寄せた。主砲の快音に後続が続き、幸先良く3点を先制したが、あとは八回まで0行進。試合後、勝利に浸ると同時に、最後まで主砲の口は重かった。「先制適時打?いや、きょうはそれよりも、中盤で点をとれなかったことがな…」。先制撃の主役を演じても、その後4打席で結果を出せなかった「責任」がまず口をついた。 ユニホームは泥にまみれた。葛城の右前適時打で二塁から本塁生還を果たした初回の走塁は、前夜の再現を思わせ、周囲をヒヤッとさせた。左ひざを地面に滑らせ、ホームベースに左手でタッチ。体を反転させる果敢なスライディングだった。先制適時打で二塁へ滑ったのも左ひざから。序盤の激走で思わず「疲れた」と、額の汗をぬぐった。前夜、八回の本塁突入で昨年手術した左ひざを強打。この日も患部をかばうことなく初回だけで2度、左ひざを“犠牲”にした。 前夜は試合後、手術個所を案じる周囲に「何ともない」と、口笛を吹きながら甲子園をあとにしたが、自宅へ戻ると「凍傷に注意しながら」、約3時間患部を冷やし続け、この日に備えた。 「あ、忘れてた。報道陣の前では左足を引きずらないと…」。試合前、ジョークを飛ばしながら、球場入り。爆笑を誘い、周囲の不安を一蹴した。この9連戦前には「今年はこれまでで一番優勝したい」と熱い胸中を吐露した金本。グラウンドで倒れれば本望。栄光のテープを切るまで、40歳の肉体にムチを入れ続ける。AF連夜の仁王立ち!アッチ“0神話” 胸突き八丁の終盤戦。鉛のように重たい空気を、2人の右腕が跡形もなく一掃した。連夜のサヨナラ劇。陰の立役者となったのは、またしてもこの2人だ。 「コーヒーがウマいわ。ジョージアのコーヒーはウマい」 歓喜に沸く勝者の通路。冷たい缶コーヒーを手に、阪神・球児が満面の笑みを浮かべた。負の流れを消し去った魂の0封劇。それでも自身の活躍については決して多くを語らず、この夜も殊勲をお立ち台の2人に譲った。 同点の九回。先頭・川島慶を炎の直球勝負で一ゴロに仕留めて一死。続く志田には中前打を許したが、矢野が二盗を阻止して二死目を奪うと、あとは快腕の独壇場。川本をフォークで空振り三振に仕留め、劇勝のお膳立てを整えた。 毎回安打で攻め立てるヤクルト打線。その流れを食い止めたのがアッチソンだ。八回のマウンドに上がると、切れ味鋭いカットボールで敵の中軸を翻弄(ほんろう)。前夜の6人斬りに続くパーフェクト投球で、勝利の礎を築いた。 「できるだけチームの勝利に貢献するためにベストを尽くしてるよ」 来日初のお立ち台。分厚い胸板で虎党の歓声を受け止めた。これで8月の中継ぎ転向以来、21回1/3イニング連続無失点。もはや勝利には欠かせない鉄壁中継ぎ陣の一角だ。 苦しかった。勝敗の行方はどちらに転んでもおかしくなかった。しかし鉄壁のAFリレーが、この夜も勝利を呼び込んだ。 「勝った方が強いということ」。球児が胸を張った。日を追うごとに増す1勝の重み。黒を白に変える。グレーを白に変える。鉄壁の両腕が、猛虎のVロードを支え続ける。セ界新!関本、傷だらけの“殊”勲章 これぞ“傷だらけの勲章”だ。打席ごとに、右腕に巻かれるテーピングは増えていった。痛みに耐え、阪神・関本が1試合3死球のセ・リーグ新記録を“樹立”した。 「大丈夫です」。試合後の関本は落ち着いて語ったが、プロテクターを装着していない右腕にボールが集中し、ヒヤリとする場面ばかりだった。初回の第1打席に前腕部、五回に上腕部。この時点で右腕はテーピングでグルグル巻きになっていた。それでも四回の守備で好守を見せる。一死後、福川の三塁強襲の当たりをダイビングキャッチ。一塁へ痛みを感じさせない正確な送球だった。 そして最終回、一死一塁。直前の平野が送りバントに失敗し、嫌な空気が漂う。ここで走者を進める貴重な死球を、再び前腕部に食らう。度重なる内角攻め。3回目とあって、さすがに怒りをあらわにし、捕手・川本をにらみつけた。しかし試合後は「しょうがない。こっちも打ちにいっているんやから」と、すっかり冷静さを取り戻した。勝利がストレスを吹き飛ばした。 この日は5打席中4打席、四死球で出塁。思わぬ新記録が、勝利の一因となったことは言うまでもない。
Sep 10, 2008
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虚塵も負けて、M18です!!!■2008/9/10 試合結果対ヤクルト 19回戦 甲子園ヤ|001 010 100|3神|300 000 001x|4勝:藤川6勝1敗32S敗:松岡4勝3敗0Sヤ:館山-押本-松岡神:福原-江草-渡辺-久保田-アッチソン-藤川
Sep 10, 2008
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矢野サヨナラ弾!Gに5差でM点灯!! 白球が、グングン伸びた。2-2の九回。阪神・矢野輝弘捕手(39)の打球は、甲子園の大歓声に後押しされバックスクリーン右へ飛び込んだ。粘って粘って11球目を打った、サヨナラ本塁打!!逆転負けを喫した2位・巨人との差を5ゲームに開き、優勝マジック20を点灯させた。 ◇ ◇ 滞空時間の長い大飛球。打球はセンター方向への風に乗った。そのままバックスクリーン右へと飛び込んだ。歓喜の大歓声が聖地を揺らす。ゆっくりとダイヤモンドを一周した矢野を、待ち構えたチームメートがもみくちゃにした。重いムードを一気に吹き飛ばす、値千金の一発だった。 お立ち台ではベテランらしい巧妙な話術でわかせた。「必死のパッチでやりたいと思います」。今季、関本がお立ち台で頻繁に使用し、虎党にも浸透してきた決めぜりふだ。 「元祖は僕です!パクったみたいになっているけど返してください!」 ベンチに残っていた関本に向かい“返却”を要求した。この要求に関本も右手を挙げて“権利”を主張。“所有権問題”に決着はつかなかったが、2人のやりとりは、勝利に飢えた虎党の心を大いに潤したはずだ。 九回裏、この日の初打席。粘りに粘った11球目、直球がど真ん中に来た。「フォアボールでもいい」。それでも絶好球は見逃さない。7月6日・横浜戦(横浜)以来、2カ月ぶりの本塁打。“矢野が一発を放てば負けない”という神話も、17試合まで伸びた。「まぐれです。まさか入るとは思わなかった」と満面の笑みで振り返った。 守護神の気持ちが乗り移った。同点の九回、守護神・藤川がマウンドへ。「球児の気持ちを一番近いところで見させてもらっている」。投ゴロに猛ダッシュで突っ込むなど、必死で3者凡退に抑えた藤川の熱き思いが、ミットを通して伝わってきた。 北京五輪出場のため、8月の苦しい時期に藤川、新井とともにチームを離れた。帰国翌日も甲子園の室内練習場で、約1時間半マシン打撃を行う姿があった。その日、神宮で試合のあったチームとともに“戦って”いた。 「食らいつく姿を見て、なんとか塁には出てくれると思った。風に乗ったいいホームランやった」と岡田監督。チームを引っ張る39歳大ベテランの勝負強さをたたえた。 背後には巨人の影がヒタヒタと忍び寄る。「頭から外す?無理やろ。絶対。めちゃめちゃ気になるよ。気にしないでいいようなチームを作っていければいいんだけど…」。巨人が敗れ、マジック20が再点灯した。しかし気は緩められない。この日も打線は二回以降、沈黙した。完全に勢いを取り戻したとは言えないかもしれない。それでも矢野は戦い続ける。見据えるのは栄光の2文字だけだ。Vへ必死の激走!金本が壮絶タックル 半ズボンからみえる左ひざには、大きな氷袋が巻き付けられていた。口笛を吹きながら愛車に乗り込んだが、足を引きずりながら歩く姿は痛々しかった。チームのために体を張った。その結果の負傷なら後悔などない。ただ、鉄人とはいえ中身は生身の人間。阪神・金本の本塁クロスプレーでの負傷に、球場の空気は一瞬にして凍り付いた。 同点の八回だ。先頭打者としてボテボテの一塁内野安打をもぎ取り出塁。犠打で二塁に進み、二死後に代打・桧山の場面で事件は起こった。打球が左前に飛ぶと三塁をけって本塁へ加速。左ひざから滑り込み、そのまま捕手・福川のレガーズに激突して判定はアウト。ユニホームの左ひざ部分は破れていた。そして両ひざを抱えたまま、しばらく動けなくなった。 それでも自ら立ち上がり九回、左翼の守備に就いた。スタンドからは拍手の嵐が巻き起こった。「大丈夫かいうてもカネは骨折しても出よる。そういうことやんか」と岡田監督が話すように、ここではケガの程度など大きな意味を持たない。連続試合フルイニング出場世界記録保持者として、チームの柱として意地を貫いたまでだ。 試合前のミーティングでは「みんなヒーローになれるチャンスや。普段できんようなことをやれ。高橋光と葛城のダブルスチールとか、赤星の2打席連続ホームランとかな」と独特の表現でナインを鼓舞した。その金本の激走が、サヨナラ勝利を呼び込んだと言っても過言ではない。 試合終了直後には「何ともないよ。早く終わらしてくれてよかった。ありがとうございます」とジョーク交じりにコメント。帰路に就く間際には「(次戦に出場できるかの問いに)当たり前や」と豪語してはいた。ただ、傷だらけの鉄人を心配しない虎党はいないはずだ。AF完全リレー!Gにも“サヨナラ”や 劇的な幕切れ。しかしそれは同時に、必然の結末でもあった。阪神九回裏の攻撃を前に、すでに勝負は決していた。この夜の劇勝の陰の立役者は、鉄壁の投球で終盤を完封した2人の右腕だった。 「きょうは僕じゃないでしょう」 歓喜の列の真ん中で、球児が涼しげに笑った。主役を女房役に譲り、多くを語ろうとしなかった。それでも劇勝のお膳立てを整えたのは、まぎれもなくこの男だ。 2-2の九回。宮本、青木を内野ゴロに仕留めると、最後は畠山を空振り三振にねじ伏せた。うなる速球はMAX155キロ。「髪切って運気が上がった」と振り返るこの快投が、敵の命脈を完全に断ち切った。 七、八回を完ぺきに封じたのがアッチソンだ。七回を3人斬り。八回には2三振を奪う快投だ。切れ味鋭い高速スライダーがさえ渡った。 「マウンドに上がったら0に抑えることが僕の仕事だからね」。これで8月の中継ぎ転向以来、20回1/3を連続無失点。久保チーフ投手コーチも「これがうちの必勝パターン」と胸を張る。胸突き八丁の終盤3イニングを圧巻の9人斬り。これでは敵もなすすべがない。 ペナント最終盤。ここから交わすハイタッチは、1つ1つが大きな意味を持つ。「金本さんも頑張ってたからね」。守護神が笑った。鉄壁AFが、猛虎を一つにした。満身創痍…それでも赤星30盗塁到達 心配無用です-。自らのプレーでそれを伝えたかった。決して体調は万全じゃない。それでも戦える、チームを鼓舞できる。期した思いをバットに足に込めて、阪神・赤星は力強く戦場を駆け抜けた。 いきなりギアをトップに入れた。初回無死。左前打を放つと、続く平野の初球に二盗を決めた。捕手・福川の悪送球の間に、三塁まで疾走。圧倒的なスピードで無死三塁の先制機を作り上げた。平野の四球を挟んで、関本の三ゴロの間に本塁生還。「流れは作れた」。鳥谷の右犠飛を含めて、2点先制の幸先いいスタートは、赤星の躍動から生みだされた。 続く二回も足で魅せた。一死二塁から中前打で出塁し、またも積極果敢にスチールを決めた。これで今季盗塁数は「30」。昨季の24盗塁から、自身2年ぶりの30盗塁到達だ。とても手負いの状態とは思えない奮闘で、ベンチに活気を与えた。 「周りの人も心配しているから、プレーで払しょくしないといけない」 劇的勝利の後、赤星はこう力を込めた。6日の広島戦後。蓄積疲労から目まいなどの症状が出て、広島市内で点滴治療を受けた。慢性的な首の痛みを含めて、まさに満身創痍(そうい)。だがV奪回という大目標がその心を、体を奮い立たせている。「明日も全力で力を合わせていければ」。無論、みんなを引っ張っていくのは、また背番号53である。G痛恨の逆転負け…虎と5差に広がる 敗者の列に重苦しい空気が漂った。原巨人の勝利の方程式が崩壊し、痛恨の逆転負けを喫した。約1カ月ぶりの連敗で、再び自力優勝が消滅した。5ゲーム差に開き、迫っていた猛虎の背中が、遠のいてしまった。 セットアッパーの豊田が誤算だった。2-1の八回、いきなり先頭の森野、荒木に連打を浴び同点。さらに4番・ウッズには追い込みながら、深々と左中間を破られ勝ち越しを許した。「全然ダメでした」。豊田はこううなだれたが、原監督が敗因として挙げたのは三回の拙攻だった。 小笠原、ラミレスの連打で無死一、二塁とし、中日・小笠原をKOする絶好の機会が訪れた。だが、谷がバントで送れず左飛に倒れた。続く二岡はフルカウントからエンドランのサインにもかかわらず、外角低めの直球を見逃し、最悪の三振ゲッツー。追加点を奪えなかったことが投手陣の首を絞めた。 佳境を迎えた優勝争いの中で、選手会長・二岡の姿勢が物足りなく映ったのかもしれない。原監督は「勝ちにいくゲームでああいうプレーが出るというのはいけない。もう少し自己犠牲というかチームプレーというかね。体で打てなくても、“魂”でつなぐくらいのものがほしい」と厳しく言い放った。 大事な9連戦の初戦でつまずき、つかまえた虎のしっぽをみすみす放してしまった。奇跡の逆転連覇へ、もう後がなくなってきた。
Sep 9, 2008
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やりました!!!!!矢野が北京ショックを、やっとぶっとばしました!!!サヨナラホームラン!!!八回桧山のヒットでホームに突っ込んだ金本の気持ちが伝わったように思いました!!虚塵が逆転負けでマジック20に!!この勢いで最後まで突っ走れ!!!2008/9/9 試合結果対ヤクルト 18回戦 甲子園ヤ|000 020 000|2神|200 000 001x|3勝:藤川5勝1敗32S敗:押本5勝5敗1SHR:矢野ソロ4号ヤ:ゴンザレス-松岡-五十嵐-押本神:岩田-アッチソン-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神11971471.602M204864236647.2713.192巨 人12066522.559549945213157.2623.473中 日12159575.5091144344811847.2523.364広 島12056604.483144514998363.2723.855ヤクルト11755593.4821446346569114.2653.796横 浜11741751.3532946257911832.2714.84
Sep 9, 2008
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不死“鳥”打~!連敗脱出でM再点灯 勝った。岡田阪神が激闘を制して連敗を5で止めた。延長十二回二死二、三塁から鳥谷敬内野手(27)が、左前へ2点適時打を放ち勝負を決めた。苦しんで、苦しみ抜いてつかんだこの1勝はとてつもなく大きい。巨人は負けた。4・5ゲーム差に広がり優勝マジック「22」が点灯した。この灯はもう絶対に消さない。 ◇ ◇ 意地とプライドを詰め込んだバットが、70個目の白星を導いた。逃せないラストチャンスで、鳥谷が勝負を決めた。5連敗、優勝マジックの消滅…、巨人の猛追…。広島の敬遠策に冷静に燃えた5番の執念が、負の流れを食い止め、連敗脱出に成功。優勝マジックも「22」で復活させた。 「十回二死満塁のところで、決めないといけなかったですけど。金本さんが敬遠されて、何とかしたいと思った」 延長十二回二死三塁から、金本が敬遠されてできた好機だった。同じように、4番が歩かされての十回二死満塁では、二ゴロに倒れた。自分の前で1試合2度目となる敬遠策。記憶になかった。 「あまり…と言うか、たぶんないです。敬遠かなとは思ってましたが」 人生初の経験が、闘志に火を付けた。大島に、2-1と追い込まれてからの4球目。外角の直球を叩くと、打球は三遊間を抜ける2点適時打となり、勝負ありだ。 「(打順的に)きついとこやけど、トリしかおらん。林も良くないし」と岡田監督。チームが苦しむ中、降雨中止となった4日の横浜戦から5番で起用された。前夜は、5番での初打点も記録。首脳陣からの期待に応えられるのも、地道に積み重ねられる日々の進歩が、あるからだ。 5年目を迎えた、今季の春のキャンプに“発見”の時が訪れた。フリー打撃を打ちながら、ふと、感じた感覚。それは、自信にもつながった。 「体重は変わってないですけど、ただ、前よりも、打球が伸びるような感じはあるんです」 自分で考え、04年の入団時から、継続しているウエートトレーニング。「成果を聞かれても、比べられないから分からない。続けてることですし」。周囲からは“クール”に見られがちで、感情をあまり出さないという声もある。ただ、表に出さなくても、熱く燃えるものがある。ぶれることのない信念と進化。それが鳥谷の流儀だ。 右前打で出塁した六回は、三盗を決めて同点のホームを踏んだ。「試合前に初心に帰って、盗塁をやっていこうと。(白星は)今日で終わらず、明日も続けて甲子園に帰れれば」と鳥谷。1週間も遠ざかった勝利の味。重い扉が開いた。休息はここまでだ。再び目覚めた猛虎が、ラストスパートに入る。AFK6回0封!必死のパッチリレー 完全にあさっての方角を向いていた勝利の女神を、無理やり阪神の方に振り向かせた。それぞれに腕に覚えのある剛腕が、3人がかりで必死に女神の気を引いた。いかしたトリオの頭文字はAFK。リーダー格の藤川は「負けられへんからね。みんなそう思ってるよ」と、鋭い眼光で勝利の刻まれたスコアボードに視線を送った。 延長十二回二死無走者の場面、久保田の投じた149キロ直球が末永のバットに空を切らせた。その瞬間、グレーのユニホームに身を包んだ虎戦士たちが、グラウンドとダッグアウトで思い思いの笑顔を見せた。投手陣が我慢に我慢を重ね、土壇場で打線も力投に応えた。総力戦での連敗ストップ。全員で勝ち取った勝利だった。 AFKの先陣を切ったのは「A」アッチソンだった。同点の七回、先発・安藤の後を受け登板すると、2イニングを無安打無失点。見逃し2、空振り1の計3三振を奪う好投だった。「とにかくチームが勝てた。それがほんとによかった」。ここ12試合、18回1/3連続無失点の無類の安定感で、まずは女神に熱視線を送った。 そこに続いたのが「F」藤川だ。九回からこちらも2イニング無安打無失点。北京五輪からチーム合流後、8月28日の中日戦(1回2安打1失点)以来、久々の登板にも火の玉健在を証明し、女神にアピールしてみせた。「こんなに負けるとは思わんかったから。いやな負け方やったしね」。出番を待ち続けていた守護神も、しばらく封印していた笑顔を解禁した。 そして最後の2イニングを無失点で締めたのは久保田だ。十二回には無死一塁で前夜、本塁打を浴びた栗原と対戦。再び被弾すれば同点の場面だったが、三塁ゴロ併殺に打ち取りリベンジに成功した。「今はチームの勝利が何よりです」。チームのために、来る日も来る日も右腕を振り続けてきた。久保田のひたむきな姿が、最後の最後に勝利の女神を振り向かせた。“盗塁”&好走塁で金本がVを足スト 値千金の「足」だった。主砲の2つの好走塁が勝利を決定づけた。「1点と2点では大きな違いだから」。試合後、久々に阪神・金本の表情が崩れた。 延長十二回。二死三塁でこの日6度目の打席が回るも、相手バッテリーは2打席連続で金本との勝負を避けた。フラストレーションを抑えながら一塁へ歩いたが、金本の頭はすぐに切り替わった。 足で仕事のできる12球団随一の4番の目が、鋭さを増す。栗原の守備位置がベースから離れるのを見ると、鳥谷への3球目にスタート。捕手から二塁へ送球されず、記録上は野選となったが、二死二、三塁と一打2点勝ち越しの好機を演出した。 その直後、4球目、鳥谷の打球が三遊間を抜くと、金本は一切の迷いなく三塁を蹴って本塁を駆けた。主砲の価値ある“盗塁”が最終回のマウンドに立つ久保田の精神状態にも好影響をもたらした。 「もうそろそろ打ってくれないとな」。独特の言い回しで、2試合連続で5番の重責を担った鳥谷の決勝打をたたえた。初回には自身3戦ぶりの打点となる適時打で先制点を奪った。「最後どうこう関係ない。いい勝ち方もクソもない。勝てばいい」。今季限りで閉幕する広島市民球場でのラストカードも、数々の思い出を封印して、連敗阻止に燃えた。 いよいよ“故郷”でのラストゲーム。本音は感慨に浸りたい。だから、自らのバットで楽な展開に持ち込む。そして、あこがれ、愛した広島市民球場に、勝ってサヨナラを言う。ベテランの執念!矢野がド根性同点打 阪神の延長勝利の陰に、ベテランの執念があった。打っては同点打を放ち、守っては3人のリリーフ陣を巧みにリード。猛虎の正捕手・矢野が、攻守に存在感を見せた。 「ずっと負けてたから、楽に勝てるとは思ってないよ」。1点ビハインドで迎えた六回だった。二死三塁で迎えた第3打席、2-1からの4球目。矢野は真ん中に甘く入った直球を、逆らわずに右前へ運んだ。技術うんぬんではなく、気持ちで運んだ同点打だった。 4時間35分の死闘を終え、勝利に歓喜する三塁側スタンドを眺めながら、安どの表情を浮かべた。「ここまで来たら、結果だからね」。前日の試合は途中交代した。蓄積した疲労を隠すことはできない。だが悲願の優勝を果たす日まで、矢野が足を止めることはない。阪神・安藤、チームの連敗脱出に安堵の表情 連敗ストッパーとして期待された安藤は、6回8安打3失点(自責点2)。二回以外は毎回走者を背負いながらも、粘りの投球。 「いろいろ反省すべきところは反省して、次に生かしていきたい。チームが勝てたことがうれしいです」と、連敗脱出に安堵の表情。自己ベストの13勝目は、次回登板で決める。阪神・アッチソン、18回1/3を無失点 同点の七回から登板したアッチソンは2回を無安打1四球。3三振を奪う好投で勝利につなげた。 笑顔で勝利のハイタッチに加わり、「とにかく、チームが勝てたこと。それが、よかった」。これでリリーフ転向後、12試合18回1/3無失点と抜群の安定感だ。
Sep 6, 2008
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アッチソン、球児、久保田が本当に踏ん張りました!!そして、金本と二回も勝負を避けられ、屈辱の鳥谷がやってくれました!!強い阪神!!粘りの阪神!!最後まで諦めない阪神!!きっと、この勝利で甦る!!1回表赤星 フォアボール平野 ピッチャー犠打金本 レフトタイムリーヒット金本選手 1回表 先制タイムリー打ったのはまっすぐ。何もないよ。2回表関本 レフトソロホームラン関本選手 2回表 ソロホームラン打ったのはチェンジアップです。とにかく打つだけでしたから。どんどん打って絶対に勝つんだという気持ちで打ちました。6回表鳥谷 ライトヒット齊藤 → 青木勇関本 ファーストゴロ で鳥谷は2塁に矢野の打席、鳥谷が走った!!三盗成功矢野 ライト線タイムリーヒット阪神同点に追いつきました!!!同点のまま7回からいまだに中継ぎで無失点のアッチソン!!赤松 ライトフライ天谷 フォアボール栗原 見逃し三振嶋 セカンドゴロ8回裏代打・前田智 サードゴロ石原 見逃し三振葛城 空振り三振9回裏球児です!!シーボル セカンドフライ東出 ショートゴロ赤松 フォアボールランナー赤松二盗!!矢野が刺しました!!10回表天谷 見逃し三振栗原 空振り三振嶋 フォアボールアレックス ショートフライ11回裏 久保田!!石原 センターヒット梵 ピッチャー犠打シーボル 空振り三振東出 敬遠代打・緒方 センターフライ12回表(投手交代)上野 → 大島赤星 センターヒット平野 ピッチャー犠打桧山 強烈なあたり!!!アレックスが捕りました ライトフライ赤星は三塁に金本 敬遠鳥谷 レフト2点タイムリーヒット関本もヒットで続き、矢野もいい当たりでしたが、レフトファインプレーしかし2点勝ち越し!!!12回裏天谷 ショートゴロ(エラー)栗原 サード併殺打末永 空振り三振阪神連敗ストップ!!!!■2008/9/6 試合結果対広島 19回戦 広島神|110 001 000 002|5広|001 020 000 000|3勝:久保田6勝3敗0S敗:大島0勝4敗0SHR:関本ソロ7号神:安藤-アッチソン-藤川-久保田広:齊藤-青木勇-青木高-梅津-永川-上野-大島順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神11770461.603M224814166445.2723.192巨 人11966512.5644.549744913157.2623.473中 日11957575.5001243544211645.2533.394ヤクルト11655583.48713.546146269114.2663.805広 島11855594.482144434898162.2723.846横 浜11540741.3512945057111731.2704.86
Sep 6, 2008
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関本がヒーロー!猛虎にM25が再点灯 強い阪神が、巨人に引導を渡した。大事な3連戦初戦に勝ち、優勝マジック25を点灯させた。ヒーローは恐怖の6番、関本賢太郎内野手(30)だ。初回、林の先制打に続く2点打。五回にも二死から適時打と、勝負強さを存分に発揮した。相手投手を震え上がらせるセキが、チームを加速させる。 ◇ ◇ 真っ赤な鼻のヒーローがカクテル光線に映えた。大粒の雨が、キャップのつばから滴り落ちる。30歳と3日の背番号3が、3安打3打点でお立ち台。無数のフラッシュが、3日遅れの誕生日を祝ってくれた。 「(巨人は)すきを見せたらよく打つし、1点でも多く取らないと…。明日から気を引き締めるという意味では良かった。追い上げられたからね」。ゲーム差7で迎えた首位攻防3連戦の大事な初戦。最後は2点差の辛勝に、殊勲打2本の関本は、帰りの通路で表情を緩めなかった。 虎で最も勝負強い男の真骨頂だ。関本が先制攻撃で眼下の敵を打ち砕いた。初回。林の先制適時打のあと、二死一、三塁から巨人先発・金刃のチェンジアップをたたいた。「林ちゃんが前で打ってくれたので楽になった。センターを中心にコースなりに打てたらいいと思っていた」。狙い通り、打球を右中間へ運ぶ2点二塁打で、3点目を刻み主導権を奪った。 この一打で、04年にマークした自己最多41打点をあっさり塗り替えると、さらに五回二死二塁で、今度は2番手林から左越えに適時二塁打。七回にも遊撃左へ内野安打を放ち、今季11度目の猛打賞。シーズン100安打にも到達し、得点圏打率をリーグ2位(規定打席以上)の・432まで上昇させた。 「勝負強い?チャンスに回ってくる打順やから、1本打ちたいと思ってやっているだけ。(得点圏で)もっと打ちたいよ」。どこまでもどん欲に、の思いが関本のパワーの源だ。 26日に30回目の誕生日を迎えた。家族からはオフに趣味で楽しむ「釣り道具」をプレゼントされた。「三十路(みそじ)に突入したけど、まだまだ気持ちは若手」と言いつつ「誰もが通るとこやけど、さみしさ半分…」と20代に多少の名残り惜しさも感じる。 年齢とは無関係でも、連戦の疲労は例外なく関本の体を襲う。8月初旬に発症した腰痛も、まだ万全とはいえない。1週間前に鼻の頭にできた真っ赤な吹き出物には「疲れかな…」と苦笑するが、「必死のパッチ」と自身を奮い立たせる。「熱烈なファンの声援がある限りプレーし続けます」。真っ赤な鼻が雨に映えた。驚異の6番関本が、今季4度目のマジック「25」を灯(とも)し、優勝ロードの視界を照らした。林で先制!連夜のV撃&そう快G撃ち 取材陣に囲まれロッカールームへと続く通路を、阪神・林はゆっくりと歩いていった。表情には仕事をしたという自信、満足感がにじみ出ていた。チームの得点力のカギを握る5番として、しっかり機能。チームとして開幕直後から固定できなかった泣きどころに、背番号31がどっしりと君臨している。 まずは一回だ。二死二塁から金本が歩いて一、二塁。ここで林に打席が回ってきた。4番に四球で5番勝負という定番のチャンス。カウント0-1から、金刃の141キロ直球をたたくと、打球は詰まりながら中前に落ちた。「気持ちで打ちました」。気合で落とした先制適時打をきっかけに、初回から3点のリードを奪う展開となった。 さらに三回だ。今度は一死一塁から、金本が捕邪飛で二死となった場面で林。カウント0-1から金刃の投じた121キロ、スライダーにタイミングを合わせ打球を右中間に運んだ。4点目をたたき出す適時三塁打。二死からの長打で得点を奪い、巨人に大きなダメージを与えた。 この日の先制打、28日の中日戦でのサヨナラ犠飛など最近、チームが挙げた3勝中の決勝打はいずれも林のバットから生まれた。「一番大事なことはチームの勝利。自分が勝利の力になれたら、チームはもっともっと勝てると思う」。5番の重要性を理解しながら、その重圧に負けないところが頼もしい。 この日はスタンドに、今季初めて兄の林威名(ウェイミン)さん(31)を招待していた。自分のバットで勝利を演出し「何とかいいところを見せたいと思っていました。この前(昨年)に母を呼んだときには、ちょっと負けましたからね。チームとしても大事な試合だったし勝ててよかったです」と満面の笑みを浮かべた。 弟の活躍に威名さんも「2本目のヒットはよかったし、走塁もグレートでした」と大喜び。試合後は少年時代から仲の良かった兄弟に戻り、水入らずで勝利の晩さんを楽しんだ。下柳で先笑!老かい今季初G斬り11勝 いつもの阪神・下柳ではなかった。勝っても負けても多くを語らずひと言、ふた言を残し、ロッカーへ消える。それがスタイルだが、この日は違った。 「全然いい形じゃないよ。1人で投げ切らないといけねぇ。攻撃が頑張ってくれてるんだから。最後まで投げないと」 “しゃべらない男”の口を突いて出たのは反省の弁だった。六回までに7点の大量援護。これに応えるように七回二死を迎えるまで、強力巨人打線をわずか2安打に封じ込めていた。ところが続くイ・スンヨプの一打がベテランを狂わせる。強烈なスピンの掛かった打球が下柳の前に転がったかと思えば、差し出すグラブをあざ笑うかのように反対側へ跳ねた。打ち取ったはずの当たりが安打に。これでリズムを崩したのか、5連打で3点を失い降板となった。 それでも2位巨人との初戦を取った事実は変わらない。1カ月ぶりにバッテリーを組んだ矢野は「フォークを低めに集められた。点を取った後、集中して投げてくれていた」と称えた。 低めにボールを集めるためにスパイクは流行のクッションのあるものではなく、土を足裏でつかまえる感触を得るために革製の靴底を特注している。疲労軽減よりも投球内容を重視する職人。余計なことはしゃべらない。納得のいかない仕事には、自ら反省の弁を口にする。40歳、昭和を感じさせるベテランが大きな背中で虎投を引っ張る。赤星 きっちりタイムリー&3四球 自然に右腕でガッツポーズを作った。貴重な追加点をたたき出し、ギュッとこぶしを握りしめた。四回一死二塁から下柳が進塁打を打ち、二死三塁という場面。阪神・赤星が金刃に引導を渡す、中前適時打を放った。 「あの場面で打つと打たないは大違い。初球から積極的にいきました。1点でも多く欲しいですからね。最終的に(2点差での勝利のため)生きましたしね」 一回には先頭打者として四球で出塁。林の適時打で先制のホームを踏んだ。「先頭への四球は逆に守ってたらイヤですからね」と相手にプレッシャーをかけた。 また、この日は3四球を選び中日・ウッズと並んでリーグトップタイの65四球。赤星の四球は敬遠もなく、ウッズとは打者としてのタイプも違う。それだけに赤星の四球の質の高さが際立っている。バル聖地初弾「本当に気持ちいい」 雨模様の空。阪神・バルディリスの放った打球は、湿った空気を切り裂き、左翼スタンドまで美しいアーチをかけた。甲子園での初弾。「本当に気持ちがいいです」。試合後、初めて立ったお立ち台の上から、聖地をじっくりと見渡した。 6点をリードして迎えた六回の先頭打者。2-3から決めにきた直球をフルスイング。「思いっきりいこう」。7月6日の横浜戦(横浜)以来の今季第2号は、ダメ押しのダメ押しとなる7点目。「ファンのためにプレーしている。ファンの方に見てもらえてうれしかった」と表情を崩した。四回の右中間打の際には、積極的に二塁を陥れる好走塁も見せた。「常に次の塁を狙っているからね」と、どこまでも前向きだ。 打撃で結果が出ず苦しんだ。後半戦のスタートから約1カ月、この日まで安打はわずかに2本。あまりの不調に甲子園での試合前、鳴尾浜の室内で打ち込んだ。来日時から指導していた立石2軍野手総合兼打撃コーチにも助言を求めたこともある。「1軍の選手だから何も言ってないよ」という立石コーチに相談するだけで心強さを感じた。 「チームはいい調子できている。ぜひとも優勝したい」。お立ち台で飛び出した堂々たるV宣言。猛虎の一員としてとにかく勝利に貢献する。
Aug 29, 2008
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最後はヒヤヒヤでしたが、下さんに勝ちがつきました!!打ちまくって虚塵を、叩き潰しました!!下柳、初回キャメイサードフライ、キムタク空振り三振、オガオガファーストゴロで三人で討ち取りました!!金刃は、四球数セリーグ2位の赤星にいきなりフォアボール!!まずは一つ目!!平野は初球送りバント成功!!鳥谷倒れて、四球数セリーグ3位の金本もフォアボール林!!今日も打った!!!先制センター前タイムリー!!林選手 1回裏 先制タイムリー 打ったのはまっすぐです。気持ちで打ちました。先制できてよかったです。 そして絶好調!!ひっしのぱっちの関本が右中間2点タイムリーツーベース!!関本選手 1回裏 2点タイムリーツーベース 打ったのはチェンジアップだと思います。林が打ってくれたので楽に打席に入れました。追加点を取れてよかったです。 下柳の好調は続きます。先頭のラミレスを三振谷にツーベースを打たれた後も冷静に、すんよぷ、しんのすけをを連続セカンドゴロ3回裏1死から、鳥谷がフォアボール金本倒れてまたもや林!!今度は大きなあたりで右中間タイムリースリーベース!!林選手 3回裏 タイムリースリーベ-ス 打ったのはスライダーです。みんなが繋いで繋いで、いい形で攻められていると思います。打ててよかったです。 4回表も下柳は0点に4回裏矢野三振の後バルディリスが右中間ツーベース!!セカンドへヘッドスライディング!!!!気合でセーフになりました!!下柳ファーストゴロの間にバルディリスは三塁に今度は赤星のタイムリー!!センター前!!5点目!!赤星選手 4回裏 タイムリー 1点でも多く欲しかったですから。あの場面で打つと打たないとは大違いなので、初球から積極的にいきました。 5回表も三者凡退!!5回裏金刃はKOで林いきなり、鳥谷がレフト前ヒット!!金本ボールを見逃して三振、林の時にパスボール鳥谷は2塁に林は結局三振で関本!!レフトオーバータイムリーツーベース!!関本選手 5回裏 タイムリーツーベース 打ったのはまっすぐかカットだと思います。初球から積極的に打ちにいこうと思っていたのがいい結果に繋がりました。 6回表も三者凡退!!6回裏先頭のバルディリスはフルカウントからレフトスタンドへ!!甲子園第1号!!!バルディリス選手 6回裏 ソロホームラン 打ったのはまっすぐです。甲子園での初めてのホームランなのでうれしいです。 7回も続投ラミレス三振しかし、このあと崩れます。。。集中打、さらに二死1-2塁のピンチここで好投の続きアッチソン!!キムタクを空振り三振!!!8回も好投したアッチソン、しかし、9回にジェフがつかまり、ヒヤヒヤしましたが最後小笠原を討ち取って阪神勝利!!!■2008/8/29 試合結果対巨人 17回戦 甲子園巨|000 000 302|5神|301 111 00x|7勝:下柳11勝4敗0S敗:金刃0勝2敗0SHR:バルディリス ソロ2号巨:金刃-林-藤田神:下柳-アッチソン-ウィリアムス大事な初戦を飾りました!!虚塵は3タテしかなかった連戦の初戦を失い、これで終わりでしょう阪神は、M25が点灯しました!!!ヒーローインタビューは関本とバルディリス赤星は、この試合3つのフォアボールでトップのラミレスに並びました!!!勝負をしに行ってのフォアボールで、ホームラン打者ではなく、絶対に出したくない選手がフォアボールが多いというのは、本当にすごいです!!
Aug 29, 2008
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さすが虎の5番!林「最高です」 仲間にボコボコにされて祝福を受け、上がったお立ち台では、新井がいなくなって寂しがる?阪神・金本からいじり倒された。「最高です!!」。林がやっと、本当に、戻ってきたと実感できたサヨナラ劇。5番として虎の中心にどっかりと立った。 同点に追いつかれた後の、九回裏。平野が左前打で出塁し、鳥谷が送り、金本が右前打でつないだ一死一、三塁。さあ決めてくれ。仲間がサヨナラ機を回してくれた。 「きのうはチャンスをゲッツーとかでつぶした。きょうは絶対に、そんなことがないようにしたかった」 5番の意地を込めた一振り。カウント1-2から高橋の4球目、低め141キロをはじいた打球は、高々と聖地の中堅に舞い上がった。距離は十分。大歓声の中、三塁から平野がタッチアップで本塁に飛び込んだ。林がサヨナラ犠飛で決めた。昨季6月に放ったプロ初サヨナラ本塁打以来、2度目となる、手荒い祝福に襲われた。 お立ち台では、本邦初公開となる、金本の毒舌攻撃にも襲われたが「まあ去年からですよ(笑)」。裏では結構、やられていることを明かした。 4-4の均衡状態にあった七回には、二死一塁から中前打で好機を広げ、続く関本の一時勝ち越し打を呼んだ。 「最低限の仕事をしただけです。まだまだ、これから」。アニキの後を打つ男。その打棒が今後も虎の命運を握る。金本、お返し3ラン!虎サヨナラ竜倒 やっぱりアニキだ。阪神・金本知憲外野手(40)が初回に先制適時打。三回は、甲子園では7月1日の中日戦以来となる本塁打、右翼席への逆転3ランだ。もつれた試合は同点の九回、林の中犠飛で今季7度目のサヨナラ勝利。きょう29日からも本拠地で2位巨人を直接たたいて引導を渡す。 ◇ ◇ 劇的フィナーレの幕切れは、やはり4番が演出した。勝利を決める走者がホームに着くのを確認すると、笑顔で歓喜の輪の中へ進んだ。「林ちゃんがやってくれると…思ってませんでしたけどね」。聖地を爆笑の渦で包んだお立ち台。みんなで勝利をもぎ取った。輪の中心には、金本がいた。 逆転を許し、2点ビハインドで迎えた三回、主砲は一死一、三塁で打席に立った。左腕チェンが投じた5球目、直前にタイムをかけて周りを飛ぶ虫を払い、精神を集中した。甲子園の上空は無風。バックスクリーンに掲げられた垂れ下がった旗も、金本の心を支えた。 内に甘く入った121キロのスライダーだった。振り抜いた打球はそれほど失速せず、右翼スタンドに飛び込んだ。 「風は吹いてくれなくてもいい。無風でいいんよ」。これまで何度もアーチを遮った浜風は、金本への抵抗をやめた。 この日の3安打で通算安打「2120本」とした。くしくもこれで、今季限りでの現役引退を表明したオリックス・清原が持つ数字に追いついた。「時間が許せば引退試合を見に行きたい」。そう話すほど尊敬し、高校時代からあこがれを抱き、背中を追い続けてきた先輩の引退試合は10月1日に予定されている。この日が雨天中止で日程がずれれば、10月1日の引退試合に行けるかどうかは不確実だった。天も風も、金本に味方した。 「新井大選手の代わりはなかなか、いませんが、林ちゃんとか葛城とかが、代わりに打ってくれると期待しています」 弟分がいなくとも、後ろを打つ打者の存在が金本の心を熱くする。同点で迎えた九回裏、一死二塁で打席が巡った。 これまではこのケース、金本は敬遠され、5番での勝負が目立った。だが高橋-谷繁の中日バッテリーは金本との勝負を選択。そして右前打でつなぎ、林のサヨナラ犠飛を呼んだ。勝利を決めたヒーローと並んだお立ち台では、林の口調をマネして「アナタ、タノミマスヨ」。笑いも交じった激励で聖地を沸かせた。 「あしたから3つ、いい戦いができればはっきり先が見えてくる。心して戦いたい」。5連勝が止まった翌戦で、きっちり主砲としての活躍。これでまた一歩、3年ぶりの悲願へ近づいた。主砲のバットが、チームを栄光へと近づけた。関本仕事人や「気持ちやね。気持ち」 サヨナラ劇に人一倍はしゃぐ阪神・関本の姿があった。ヒーローになり損ねた。そんなことはどうでもよかった。チームの勝利が最高にうれしかった。 同点で迎えた七回二死一、三塁。ここで浅尾の148キロストレートを詰まりながら右前に落とすタイムリー。 「気持ちやね。気持ちしかなかった」と振り返る一打。岡田監督は「いい当たりじゃないけどいい当たりが必要じゃないところ」と評した。らしい一打がチームに大きな1点をもたらした。 これで今季41打点目、04年のシーズン自己最多に並んだ。現在も犠打数はリーグトップ。シーズン序盤はつなぎ役として脚光を浴び、中盤からポイントゲッターとしての立場を確立するという珍しいケースだ。 7月は4割近い打率を残したが、月間MVPは横浜村田に譲った。「もうチャンスないわ」とあきらめ顔で笑ったことも。 それでも「左が多い打線の中、6、7番の右でかえしてくれたら」と指揮官の期待は大きい。派手さはなくともきっちり仕事をこなす仕事人。こんな男がいるチームは強い。
Aug 28, 2008
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球児が打たれて同点にされた九回平野!鳥谷!金本!一死一三塁のチャンス!!林が決めてくれました!!■2008/8/28 試合結果対中日 20回戦 甲子園中|003 001 001|5神|103 000 101x|6勝:藤川4勝1敗32S敗:高橋0勝1敗1SHR:金本スリーラン21号、李炳圭スリーラン11号、T・ウッズ ソロ25号中:チェン-平井-小林-浅尾-中里-高橋神:杉山-渡辺-江草-ウィリアムス-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神11068411.624-4603806243.2753.082巨 人11161482.560745341612555.2603.463中 日11153535.50013.539740610243.2523.304広 島11052544.49114.54084497859.2713.785ヤクルト10849563.4671740242158105.2603.716横 浜10837701.3463041852810727.2674.76
Aug 28, 2008
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やりました!!岩田は本当にすばらしい投球でした!!金本の諦めない走塁から、林の打った瞬間スタンドインと分かる特大ホームラン!!そして、金本の駄目押し二点タイムリーツーベース!!諦めムードの中日とは勢いが違います!!この調子で甲子園六連勝といきたいですね!!!4回表1死1-3塁のピンチ森野を空振り三振!!小池をレフトフライ!!ピンチを乗り切った岩田!!4回先頭の金本ファーストゴロウッズ捕ってカバーの佐藤に金本の足が速い!!全力疾走の諦めない走りで内野安打です!!そして、次の一球!!林が叩いた瞬間スタンドインと分かる弾丸ライナー!!カメラも追いつかないライナーがポールそばに一直線!!今シーズン2号!!甲子園第1号です!!林選手 4回裏 先制ツーランホームラン 打ったのはまっすぐです。金本さんが出塁されたので、最低でも進塁打を打とうと上から叩く意識で打席に入りました。それがたまたま甘く入ってくれたので、いいタイミングで捉えることができました。 7回表岩田二度目のピンチ2死2-3塁井端をサードフライ!!7回を投げきりました!!8回は久保田2番から打順を三人で打ち取りました!!久保田調子を上げてきました8回裏1死から平野デッドボール鳥谷ライト前金本が左中間!!素手で捕って、バックホーム平野は速い!!そして、鳥谷がもっと速い!!あっという間に駆け抜けました!!金本も積極的な走塁ですが、サードはタッチアウト。さすが中日は抜け目がないですしかし、駄目押し2点タイムリーで4-09回はジェフです鳥谷が飛びついたが捕れず、エラーが記録されノーアウトのランナーが出ますしかし、矢野が帰ってきてジェフが落ち着いています森野を空振り三振!!小池サードゴロ送球が少しそれて、ゲッツーにはなりませんでしたしかし、焦りません清水を空振り三振!!阪神、今日も完封リレーで5連勝!!マジック28!!■2008/8/26 試合結果対中日 18回戦 甲子園中|000 000 000|0神|000 200 02x|4勝:岩田8勝7敗0S敗:佐藤充1勝3敗0SHR:林ツーラン2号中:佐藤充-長峰神:岩田-久保田-ウィリアムスヒーローインタビューは投打のヒーロー岩田と林!!順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神10867401.626M284533716143.2743.072巨 人10959482.551844341312054.2593.503中 日10952525.50013.538839910043.2523.294広 島10851534.49014.54044437758.2723.815ヤクルト10648553.4661739641756101.2603.756横 浜10637681.3522941551810627.2684.74
Aug 26, 2008
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桜井代打Vよっしゃ~!ロード4連勝 うれしい今季初タイムリー、そして今季初打点だ。阪神は七回一死二、三塁から代打の桜井広大外野手(25)が先制&決勝の適時内野安打を放った。守っては安藤-アッチソン-久保田-ウィリアムスが完封リレー。きょう26日から久々に本拠地・甲子園に戻る。優勝マジックをどんどん減らす。 ◇ ◇ ここで打たなければ男じゃない-。降りしきる雨にほおを叩かれながら、そう思った。握り締めたグリップが、右の耳元でギリギリと音を立てた。読みはいらない。技術もいらない。気持ちひとつあればそれでいい。 0-0の七回一死二、三塁。カウント1-1。切れ長の目を鋭くぎらつかせながら、次の1球を待った。 「内角が2球続いてどっちが来るか分からなかった。もう『ストライクゾーンなら行ったれ』と思った」 石川が投じた内角134キロを根っこではじいた打球は、前進守備の三塁後方へ。「捕られるかなというより『捕るな』と思って走ってました」。虎党の絶叫に包まれながら、その願いが通じた。 今季初打点となる殊勲の代打適時打。息詰まる投手戦の均衡を、桜井のバットが破った。当たりはどん詰まり。しかしその打球には、ありったけの気持ちが詰まっていた。 「今まで貢献できてなかったんでね…」 試合後の帰り道。ここまでの道程を振り返り、唇をかみしめた。 次代の大砲として大きく頭角を現した07年。今季はさらなる活躍を期待されながら不振を極め、1軍と2軍の往復が続いた。今季ここまでわずか2安打、1割にも満たない打率。不甲斐ない自分にいら立ち、何度も拳を握り締めた。五輪組の離脱で訪れたこのチャンス。「ここで打てなければ、もう後はない…」。背水の思い振り抜いたバットから、ついに安打が飛び出した。 7月28日から始まった長期ロードを7勝9敗で終了。5連敗もあった。3連敗もあった。それでも最後は気迫の4連勝で、再び覇権奪回への確かな足取りをよみがえらせた。この日の勝利でマジック29。ゆっくりと、しかし着実に、歓喜の瞬間は近付いている。 「チャンスがあればどんどん貢献していきたいですね」。虎党の勝ち鬨(どき)を背に、残された戦いに思いをはせた。107試合目の今季初打点。しかし、どんな苦しみにも逃げずに立ち向かうと、心に決めている。次代の大砲・桜井広大。何度も拳を握り締めたからこそ、きょうがある。打ってなお唇をかみしめるからこそ、明日がある。安藤自己最多12勝!粘ってトップタイ ヒーローインタビューを受ける姿もどっしりしている。阪神・安藤に任せればゲームを作ってくれる。そんな印象が出来上がりつつある。ピンチにも動じず、自分の投球を黙々と遂行した。エースの風格を漂わせ始めた右腕が、粘りの投球でチームの4連勝を演出。マジックも29になり、ラストスパートへ勢いを付けた。 快刀乱麻というわけではなかった。だが、走者を出しても得点を与えないのが安藤の真骨頂。6回を投げ毎回の6安打を浴び、うち5回は得点圏に走者を背負ったが、無失点の粘投だ。「勝負どころで気持ちを入れて粘ることができた。ピンチのときこそ攻めていけた」と厳しい内角攻めも見せ、ヤクルト・石川との投げ合いに競り勝った。 特に同点の六回は、先頭のガイエルに左中間二塁打を浴びるなど一死二、三塁のピンチを背負った。だが、落ち着いて福地を右邪飛に打ち取り2アウト。次打者のユウイチの打球は一、二塁間を襲ったが一塁・高橋光の好守に救われた。そして、降板後の七回に味方が得点。安藤にとってシーズン自己最多、ハーラートップタイとなる12勝目が転がり込んだ。 「野手に助けてもらうことが多い。感謝してます。(高橋光の好守は)めちゃめちゃいいプレーです」。昨年は右肩痛に悩まされ2勝に終わった、見事な“6倍返し”で貢献。もはや安藤を右のエースと呼んで誰も異論はない。トドメ鳥弾!自己最多タイ58打点目 ダメ押しの一撃は、節目の一発となった。八回、先頭で打席に立った阪神・鳥谷は、松岡がカウント0-2から投じた直球を力強くはじき返した。手応え十分の打球は右翼席にズドン。3年連続2ケタ本塁打、さらに自己最多タイの58打点目を刻んだ。 「真っすぐ1本を待って、思い切っていきました。もう1点欲しかったんで。(2ケタは)ホームランバッターじゃないんで、気にしてません。(58打点も)後ろにつなぐことを考えて、終わってみてのことなんで気にしてません」 直前の一死満塁のピンチをしのいだ直後だけに、価値あるアーチとなった。五輪期間中は、新井の代わりに3番として貢献。「(3番は)もともと、打つべくして打ってるわけじゃない。負けてる時も、僕が打ててないことが多かった」。常に上を目指す姿勢が、チームの勝利を呼び込み、自然と自身の記録につながってくる。
Aug 25, 2008
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みんな、よく投げた!!すばらしい試合でした!!執念の勝利!!エラーと三連打で一死満塁アッチソンと関本のプレーに、審判も手を挙げてしまいましたね直後の鳥谷の特大ホームランで、試合を決めました!!桜井の先取点も執念でした!!毎回のようにピンチを迎える安藤。最大のピンチは6回一死2-3塁から福地をライトファールフライ林の捕り方が危なかったですが、ガイエルはタッチアップできず。そして代打ユウイチの1-2塁間!!高橋!!!横っ飛び!!!そして、安藤にトスしてスリーアウトチェンジ!!ファインプレーをもう一度!!安藤6回を0点に抑えました!!先発安藤投手 6回無失点 何とか低めに集めようと意識していました。ピンチもありましたが、うまく粘れたと思います。 打線の奮起を!!先頭関本ライト前!!今日も猛打賞!!そして好守に活躍!!高橋光のセンター前!!代走バルディリス野口が送りバントを一発で決めます!!好投安藤を下げて、代打桜井!!サードの後ろに落ちた!!先取点は阪神!!桜井選手 7回表 代打先制タイムリー 気持ちで負けないようにと思っていました。いい当たりではなかったですけど、いいところに落ちてくれましたね。 赤星が犠牲フライ!!阪神追加点!!赤星選手 7回表 犠飛 安藤も粘ってくれましたし、1点より2点・3点と思って打席に入りました。(内野の正面を突く)不運な当たりもあったので、最低でも犠飛をと思っていました。追加点が入ってよかったです。 抑えに入ってから失点ゼロと好投のアッチソン。しかし、今日もピンチです。関本のエラーから3連打!!ランナーに当たったりで、1死満塁ですが、点は入っていないガイエルのあたりは関本に鳥谷!!そしてアッチソン!!ゲッツー!!0点に抑えました!!!足が早く見えました、微妙なタイミングでしたが、勢いでしょう高田監督治まりません。。。長い抗議が終わって、石川は引っ込み松岡鳥谷 ボールに二つ続いて3球目入った!!!!特大ホームラン!!!!これで勝負が決まりました!!8回は久保田が三人で押さえ、9回はジェフが二塁まで進めますが0点に抑えて阪神完封リレー!!ヒーローインタビューは自己最高でハーラートップタイの12勝!!安藤です!!■2008/8/25 試合結果対ヤクルト 17回戦 神宮神|000 000 210|3ヤ|000 000 000|0勝:安藤12勝6敗0SS:ウィリアムス4勝3敗5S敗:石川8勝9敗0SHR:鳥谷ソロ10号神:安藤-アッチソン-久保田-ウィリアムスヤ:石川-松岡-押本順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神10766401.623M294493716042.2743.102巨 人10858482.547843641011854.2593.503中 日10852515.50512.538839510043.2533.284広 島10750534.48514.53994427758.2713.845ヤクルト10548543.4711639541256101.2603.736横 浜10537671.3562841251110627.2694.72
Aug 25, 2008
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みてましたが、、、、今は、お口直しに、昨夜の阪神戦みてます。。。これで、今年のスポーツニュースの一番は阪神日本一!!に決まりです!!
Aug 22, 2008
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下柳40代10勝、アニキとW祝い 大きな背中を前に傾けたまま、帰りのバスへと向かった。胸は張れない。積み重ねた勝ち星が、手にした新たな勲章が、決して自身の力だけでつかみ取ったものではないことを、阪神・下柳は知っていた。 「ありがたいことだよね。みんなの協力のおかげだよ…」 うつむいたまま、かすかな笑みを浮かべた。チームメートの助けなしに、この日の白星はなかった。打線の援護、中継ぎ陣の奮闘…。視界を流れる黒土を見つめながら、仲間への感謝の思いをかみしめた。 苦しかった。初回に四球と自らの失策でいきなり無死一、二塁。しかし、迎えた中軸を多彩な変化球で封じて無失点にしのいだ。制球が時折乱れ、何度も首をかしげた。それでも味方の強力な援護に支えられながら四回までを内野ゴロによる1点のみに抑えた。 五回には高めに浮いたスライダーを狙い打たれて2本の適時打を浴び、この回までで降板。5回3失点。胸を張れる内容ではないことは下柳自身が誰よりも感じていた。 「正直きょうはよくなかった」と久保チーフ投手コーチ。それでも「努めてリラックスしようとしてた。それがいい方にいった」と左腕を称えた。不調をも飼い慣らす鋼の心。味方の助けもあった。しかし積み重ねた努力と経験がなければ、この日の白星はなかった。 3度目の挑戦でついにプロ野球史上5人目となる40歳代での2ケタ勝利到達。反骨を力に変えながら走り続けたプロ野球人生に、また大きな勲章が加わった。 しかし、これに満足する下柳ではない。 「通過点?当たり前だろ」 ぶっきらぼうに吐き捨てながら、次の白星を求めた。節目はあってもゴールはない。不惑の鉄腕・下柳剛。ともに戦う仲間がいる。仲間とともに追い求める頂点がある。だから投げるのだ。この左腕の折れるまで、戦うのだ。鳥谷、先制弾&4打点!代役3番大暴れ 3番としての仕事を全うした。北京五輪出場のため3番・新井が抜けた。しかし、その留守を阪神・鳥谷がしっかり守った。五輪組不在の最後の試合で決勝打となる先制2ランを含む2安打4打点の大活躍。この3連戦で2度目のお立ち台。顔に当たる夜風が心地よかった。 一回一死二塁のチャンス。1-2のバッティングカウントから、思い切ってバットを振りにいった。大竹の投じた131キロ、高めのスライダーを右翼席に運ぶ9号2ラン。「初回からのチャンスだし、積極的にいこうと思ってました。先制できてよかったです」とチームを一気に勢いづけた。 さらに1点差に迫られた九回だ。二死無走者から満塁と永川を攻め立てると、鳥谷がとどめを刺した。ここもカウント1-2から、内角直球を詰まりながらも中前へ2点適時打。「とにかく1点がほしかった。2点差、3点差となったほうが(九回の)ピッチャーも違うと思うんで」と、勝利を確実なものにした。 19日の同カードでは先制打など3安打、4打点と活躍。ヒーローインタビューで「広島で3つ勝って甲子園に戻りたい」と話していた。そしてその通りに3タテで本拠地に帰ることができた。チームを大失速から救い、逆に勢い付けたのは、鳥谷のバットと断言して間違いない。
Aug 21, 2008
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下さん、やっとでの10勝です!!毎回のピンチ。。。投手陣が踏ん張りました!!そして、今日も大当りの鳥谷!!スリーランに、下さんの勝ちを残したバックホーム!!三連勝です!!!!鳥谷選手 1回表 先制ツーランホームラン 打ったのはスライダーです。初回からのチャンスだったし、積極的にいこうと思っていました。先制できてよかったです。 金本選手 3回表 スリーランホームラン 打ったのはカーブ。ランナーがたまった場面だったんでね。追加点が取れてよかったよ。 先発下柳投手 5回 3失点 今日も何もありません。 ■2008/8/21 試合結果対広島 17回戦 広島神|203 000 002|7広|001 021 000|4勝:下柳10勝4敗0SS:ウィリアムス4勝3敗4S敗:大竹6勝11敗0SHR:鳥谷ツーラン9号、金本スリーラン20号神:下柳-渡辺-江草-久保田-アッチソン-ウィリアムス広:大竹-シュルツ-ブラウワー-永川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神10665401.619-4463715942.2743.132巨 人10657472.5487.542939611754.2593.463中 日10651505.505123743889843.2523.284広 島10649534.48014.53964407758.2703.855ヤクルト10448533.475153954095699.2603.746横 浜10437661.3592741050810626.2684.73
Aug 21, 2008
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最高!!桧山代打V撃で虎が8月初連勝 頼れるベテランの一打で勝負を決めた。阪神は1点を追う七回、関本の適時打で追いつき、さらに一死二、三塁から代打の桧山進次郎外野手(39)の左前適時打で勝ち越した。8月に入って初めての連勝。前半の息詰まる投手戦から、全員でつないでの阪神らしい勝利だった。 ◇ ◇ 敵地とは思えないほど名前を連呼された。ヒーローインタビューの質問さえ聞こえにくい。それほどの歓声の中、桧山は張りのある表情で喜びのコメントを残した。しびれる場面での代打。そこで結果を出すからこそ切り札と呼ばれる。虎の仕事人が貫禄十分の決勝打で、広島の虎党をしびれさせた。 1点を追う七回だ。関本の適時打で同点とし、さらに野口の犠打で一死二、三塁と勝ち越しのチャンス。「もちろん準備はしとったよ」。高ぶる心を抑え、集中力を高めた。あらゆる状況をシミュレートしてイメージを膨らませた。打ったのはカウント2-3からの7球目、ブラウワーのツーシーム。しっかりとらえた打球は、鋭いゴロで前進守備の三遊間を抜ける決勝適時打となった。 初球から2球連続ボールとなったときには、四球で歩かされる可能性もあった。だが「それも頭に入れて甘い球を狙っていこうと思っていた」。カウント1-2からの4球目、内角スライダーは厳しいコースをストライクと判定されたが「動揺せんように落ち着いていこうと思っていた」。状況を客観視し、投手に対し精神的に優位に立てばおのずと結果は出た。 桧山に続いて赤星、平野もつながり3連続適時打でこの回、一気に4得点。桧山の決勝打が打線を加速させ完全に形勢を逆転した。それでも「岩田もいいピッチングをしてくれていたしね。野口もしっかり送ってくれたから。みんなが作ってくれたチャンス」と、後輩たちの仕事をねぎらうところが桧山の男気だ。 広島に移動してきた18日夜、遠征時には恒例にしているお好み焼き「へんくつや」ののれんをくぐった。「ここでお好み焼きを食べたからには、決勝タイムリーを打たなあかんね」と約束した。そしてしっかり有言実行してみせると「ほんまやなあ。お好みパワーやなあ」と笑顔を輝かせた。 代打成績は55打数17安打、打率・309、14打点。さらに得点圏打率は35打数15安打で・429、18打点と無類の勝負強さを誇る。桧山のバットが8月に入ってから初の連勝をチームに呼び込んだ。「苦しい展開になってましたけど、最後に勝てると信じて頑張りますよ」。仕事人の一打が、虎のVロードを一気に加速させる岩田7勝!!7月8日以来の白星や 2年前、初めてプロのマウンドを踏んだ広島の地で、阪神・岩田が躍動した。記念すべき球場で手にした初めての白星。岩田のプロ人生に忘れられない勝利となった。 「絶対勝ちにつなげたいと思っていた」。06年10月14日、この地でプロ初登板を果たした。その時は3回4失点で敗戦投手となっている。強い決意を持ってこの日のマウンドに上がった。広島のエース・ルイスと堂々渡り合い、7月8日の巨人戦(甲子園)以来、約1カ月半ぶりの今季7勝目。それ以上に出発の地で手にした勝ち星は格別なはずだ。 スライダーがさえわたり、直球も走る。初回を3者凡退に斬って取るとリズムに乗った。テンポ良く広島打線を打ち取る。「守りからリズムを作っていこうと思っていた。攻めのピッチングができました」という言葉通りの投球を見せた。終わってみれば6回を3安打1失点。わずか53球で勝利を手にした。 どうしても負けられなかった。18日の甲子園決勝戦。母校・大阪桐蔭が全国制覇を成し遂げた。「励みになります。僕もやってやろうという気持ちにさせられました」と話していた岩田。後輩たちの頑張りを、先輩としての意地をこの日の活力とした。 唯一の失点は六回。ピッチャー強襲ゴロをはじき、無死一塁。自らの“ミス”に悔しげに唇をかむ。二死二塁となって、打者は東出。1-2から慎重に投じた外角低めへの直球を中前に運ばれた。これまでは悪い流れを断ち切ることができなかったが、この日は違う。味方を信じ、全力で最少失点にとどめた。成長の跡はうかがえた。あとはこれを続けていくだけ。岩田に輝きが戻りつつある。アッチソン 2回完全で来日初ホールド 阪神・アッチソンがパーフェクトリリーフで来日初ホールドを記録した。 岩田からバトンを受け七回から登板すると、角度のあるストレートに大きなカーブを織り交ぜる投球で、打者6人を無安打に抑え込んだ。 「確かにカーブが効果的だったね。点差を開けたまま抑えられてよかった」と当然といった表情で話した。 先発では突如崩れる悪癖を露呈していたが、リリーフ転向後は登板5試合で9回を無失点。あまりの安定ぶりに岡田監督も「リリーフの方が慣れてるんかなあ。ストレートも速いしなあ」と感心するほど。 メジャーでは通算53試合の登板すべてがリリーフ。慣れ親しんだ場所ですっかり生き返った。藤川離脱後のリリーフ陣にとって救世主といっていい存在になっている。関本「必死のパッチ」で逆転呼ん“打” 試合終了とともに駆け寄ったマウンドで、阪神・関本が表情を歪(ゆが)めていた。「ジェフがマウンドをけり上げて、土が飛んできたんよ」。最後、1点差まで詰め寄られたウィリアムスが自身を責めた行為。“とばっちり”を食らった形の関本は、苦笑しながら帰りのバスへ歩を進めた。 そんな“悲劇”の幕切れも、殊勲打の充実感がかき消した。8月初の連勝を呼びこんだのは、関本のバットだった。六回に先制を許し、0-1で迎えた七回。先頭林が右中間二塁打を放ち口火を切ると、続く葛城の右前打で無死一、三塁とし、同点機が関本の前に整った。「イケイケの流れに乗せてもらった」。3番手ブラウワーの3球目。真ん中の直球をコンパクトに振り抜いた打球は前進守備の三遊間を破り、左前へ抜けた。得点圏打率は金本、新井をしのぐ勝負強さ。脅威の7番打者がすぐさま試合を振り出しに戻し、桧山の勝ち越し打を呼び込んだ。 前夜、今季2度目の満塁本塁打を放ち、14点爆勝劇を演出した。それでも球宴明け横浜戦大勝後の5連敗を肝に銘じ、「明日が大事」と気を引き締めた。「今日も必死のパッチ。またもう1つ、明日勝てれば波に乗っていけると思う」。 疲労性腰痛を患い、前回3連戦3連敗を食らった広島戦の3戦目(7日)を欠場した。腰はまだ万全とは言えないが、完全復活の階段を着実に上る関本が、3タテ返しの使命を担う。
Aug 20, 2008
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岩田とルイスの投げ合い!!すばらしい投手戦で、6回まで0-0が続きます。しかし、岩田が6回裏に東出に打たれて先取点を奪われますこれで試合が動きました!!好投岩田のために!!打者全員がつないで、連打のラッキーセブンとなりました!!広島はルイスの後、シュルツ、ブラウワーと外人投手の継投ですそのブラウワーのかわりっぱな!!林が初球を右中間ツーベース!!葛城がライト前ヒットでつなぎます!!関本が同点タイムリーヒット!!関本選手 7回表 同点タイムリー 打ったのはまっすぐです。今日も必死のパッチでした。岩田も頑張ってくれたし、イケイケの流れに乗せてもらいました。 野口が送ります好投岩田に代打桧山です!!岩田に勝ち投手の権利を残すレフト前逆転打!!桧山選手 7回表 代打勝ち越しタイムリー 打ったのはツーシームです。みんなが作ってくれたチャンスだったし、内野も前に来ていたので強い打球を打とうと心がけていました。岩田も頑張っていたし、打ててよかったです。 岩田が興奮してベンチで叫びます!!!先発岩田投手 6回 1失点 甘いボールはどんどん振ってくるチームなので、初球から厳しく攻めようと思っていました。今日はそれが少しできたと思います。ただ、失点は自分のミスからなので反省しないといけないです。逆転してくださった野手の皆さんに感謝です。桧山の代走に狩野まだまだ止まりません!!赤星がライト前タイムリー!!赤星選手 7回表 タイムリー 打ったのはツーシームです。桧山さんが打って下さったので、楽に打席に入れました。とにかくストライクがきたら積極的にいこうと思っていました。 狩野もサードまで進みます!!平野もライト前!!4点目!!平野選手 7回表 タイムリー 打ったのはツーシームです。赤星さんが繋いで下さったので、自分も繋ぐ気持ちで打ちにいきました。追加点が取れてよかったです。 そして、アッチソンが今日も完璧に2回を抑えました!!2回無安打3三振!!ジェフが崩れましたが阪神8月始めての連勝です!!昨夜、あれだけ取ったので、また取れなくなるか。。。と思いましたが、やっと矢野がいない野球になれてきたか!!■2008/8/20 試合結果対広島 16回戦 広島神|000 000 400|4広|000 001 002|3勝:岩田7勝7敗0SS:ウィリアムス4勝3敗3S敗:ブラウワー0勝1敗0S神:岩田-アッチソン-ウィリアムス広:ルイス-シュルツ-ブラウワー-上野-梅津-岸本ヒーローインタビューは逆転タイムリーの桧山!!
Aug 20, 2008
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鳥谷4打点…夏バテ打線に火つけた トリの活躍でトラが連敗を3で止めた。鳥谷敬内野手(27)が初回、右前適時打を放ち、チームに9試合ぶりの先制点をもたらした。これで打線は勢いに乗り、14得点の爆勝だ。鳥谷自身も自己最多タイの1試合4打点。もう足踏み状態とはさようなら。実りの秋へ向けて再び快進撃が始まる。 ◇ ◇ 仕事をしたという充実感が、男前の顔面ににじみ出ていた。ヒーローインタビューを終え、ロッカーで身支度を済ませるとさっそうとグラウンドへ。三塁側スタンド沿いを歩きバスへと向かう最中、勝利の跡が刻まれたスコアボードに目をやった。鳥谷がようやくホッとした表情をみせた。 鳥谷のバットがみんなを救った。5連敗から1勝を挟み、横浜に3タテを食らい広島に入った。誰もが重苦しい空気を感じながら、手探りでゲームに入った。だが、プレーボール直後の一回一死二塁から鳥谷が右前へ先制タイムリー。チーム9試合ぶりの先制点。速攻でチームの雰囲気をがらりと変えてみせた。 宮崎に対し1-1と、浅いカウントからスライダーを積極的に打ちにいった。「何も考えず無心で甘い球を打ちにいきました。久々に先制できてよかったです」。二回、林のソロなどで2点を追加し、なおも二死満塁で右前に2点適時打。「何でもいいのでつなぎにいった」とフォア・ザ・チームの心で、2打席連続のタイムリーを放った。 これまでなかなか点が入らなかった。首位を独走していることに変わりはなくても、虎党が心配するほど決定力不足に泣いてきた。だが、最初のチャンスを鳥谷がモノにしたからこそ、チーム全体が活気づいた。 「ずっと先制されていましたから、先に点が取れたのがよかった」。これはナイン全員の気持ちと一致するに違いない。 八回には14点目となる適時打を追加し、3打数3安打4打点、3四球と大暴れ。3番としては今季初の猛打賞なら、1試合4打点は05年6月25日の巨人戦以来、3度目。試合前のデータで先発の宮崎に対し、9打数4安打4打点と打ち込んでいたが「思い切っていけたというのはある」と相性どおりに結果を出した。 チームの連敗を3で止め、“黒星確変モード”に入っていた流れを変えた。鳥谷が1試合2度の打者一巡の猛攻を誘発した。最初の1点が呼び水となったからこそ、14点を積み重ねることができた。「何とか広島で3つ勝って甲子園に帰りたいですね」。虎党のみなさんご心配をかけました。もう阪神は大丈夫です。熱い広島の夜、若き3番打者が自らのバットで猛虎をよみがえらせた。満塁男襲名…関本 今季2度目の満塁弾 打てる気がしなかった。だから念じた。 これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らすには十分な一撃で試合を決めた。これぞ満塁男の真骨頂。阪神・関本が今季2度目の6号満塁弾で負の連鎖を断ち切った。 「超まぐれ…」 試合後、帰りのバスへ向かう関本は照れくさそうに首をかしげた。「外野フライでいいと思ったけど、その外野フライも打てる気がしなかった」 二回の打者一巡猛攻で5点を挙げ6-0の圧勝ムードも、四、五回に反撃を食らい2点差。3連敗中の嫌な空気がナインを支配した。 六回。相手が犯した3連続四球を林、葛城の連続タイムリーで流れを引き戻し、なお満塁で巡ってきた関本の第4打席。前3打席で「(内容が)悪かったからね」と、最低限の仕事を果たそうと打席へ向かった。 「なんでかわからないけど、今日は打てない感じがした」。そんな控えめな心を奮い立たせたのは今季積み上げたフルベースでの実績。ここまで満塁機に8打数6安打。塁上が埋まると無類の勝負強さを発揮してきた。 「(満塁に強いと)言い聞かせてた」 カウント2-1。内角低めの難しい球をすくい上げた打球は、一直線に左翼席へ飛び込んだ。7点ビッグイニングの豪快締め。連敗中の鬱憤を晴らす一撃で、塁上走者をきれいに掃除した。 球宴明けの横浜戦で19点の爆勝発進。金本が「新井がいなくなって、チームがこんなにまとまるとは思わなかったと皆驚いてたよ」と冗談めかせば、関本も「僕もそう思います」とおどける余裕があった。 しかし、優勝ロードへ最高の再スタートを切ったチームがまさかの5連敗。好調関本も腰痛で1試合戦線の離脱。13日巨人戦で何とか連敗を止めたものの、横浜に3連敗。泥沼で乗り込んだ広島だった。 「横浜でのこともあるし、明日からまた気を引き締めてね」。もう同じ轍(てつ)は踏まない。関本は一切白いを歯を見せずにバスへ乗り込んだ。林 復活弾…326日ぶりアーチ 外角高めの変化球を強引に巻き込む。「強い打球を上方向に打とうと思っていた」。右翼手のアレックスがフェンスによじ登るが届かない。昨年9月28日の中日戦以来、実に326日ぶりの一発は、広島ファンで埋まった真っ赤な右翼スタンドに飛び込んだ。冷静なままダイヤモンドを一周した阪神・林だったが、試合後は表情を和ませた。 「風もあったし、いい感じで上がってくれた。うれしいですね」。8日のウエスタン・広島戦(由宇)で“今季1号”を放っていたが、1軍で味わうそれはまた格別だ。帰り際、虎党の「ありがとう!」「おめでとう!」という声に笑顔で応えた。 本塁打だけではない。完全復活へ向け、確かな手応えをつかんだ。左ひざの負傷から復帰して6試合目。なかなか思うように調子の上がらない中、岡田監督からアドバイスを受けた。 「(監督に)体が開いている、と言われて意識した。しっかりとためができて、レフト方向に打てて良かった」と本塁打以上に六回一死満塁からの左前適時打を喜んだ。今後につながる大きな1本だった。 九回には右前へこの日3本目の安打を放ち、7月1日以来今季2度目、左ひざ負傷からの復帰後は初めてとなる猛打賞を記録。チームの核となるべき5番。もう止まりたくない。万全の体で勝利を目指すだけだ。安藤 自己最多タイの11勝も反省ばかり 阪神・安藤が苦しみながらもシーズン自己最多に並ぶ11勝目を挙げた。 5回4失点。決して納得のいく内容ではなかった。悔やまれるのは6点と大量リードをもらいながら四回に嶋に浴びた3ラン。「うまく打たれてしまった。ランナーをためて一番やってはいけないことでした」と反省しきり。 五回も一死から死球で自らピンチを招くと東出に絶妙のセーフティーバント安打を決められ、続く天谷の左前適時打で失点。なおも一死一、二塁のピンチは続いたが、アレックスを8球粘られた末に空振り三振に斬ると、好調栗原も中飛に打ち取り意地を見せた。 納得はいかなくとも勝ち星は付いた。チームの連敗も3で止めた。次の目標は自己新、そして15勝。「意識せず一戦一戦やっていくだけです」とエースは神妙な顔つきで話した。
Aug 19, 2008
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■2008/8/19 試合結果対広島 15回戦 広島神|150 007 010|14広|000 310 001|5勝:安藤11勝6敗0S敗:宮崎1勝6敗0SHR:林ソロ1号、関本満塁6号、嶋スリーラン7号神:安藤-久保田-江草-橋本健-阿部広:宮崎-牧野-岸本-上野-篠田-梅津順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神10463401.612-4353645741.2753.122巨 人10556472.544742439611654.2603.503中 日10551495.51010.53703819743.2513.254広 島10449514.49012.53894297757.2713.825ヤクルト10348523.48013.53954045699.2623.726横 浜10336661.35326.540350410526.2674.74
Aug 19, 2008
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アニキ延長10回決勝3ランで虎M36再点灯 やはり頼りになるのはアニキだ。阪神金本知憲外野手(40)が、決勝19号3ランで連敗を5で止め、マジック「36」を再点灯させた。延長10回、巨人の守護神クルーンの乱調で2四球の無死一、二塁。代わった藤田から弾丸ライナーで右翼席へ。これで2位巨人との差は再び8ゲームに開いた。そう簡単には、虎の尾をつかまえさせませんよ~。 体全体から喜びがあふれ出ていた。久々の勝利を決める1発に、思わず笑みがこぼれた。ベンチで出迎えるナインとも続けざまにハイタッチを交わすと、試合後には力強いガッツポーズで、スタンドの声援にも応えてみせた。 金本 今日はもう、皆でつなぐ気持ちで、全員がヒーローになると思っていました。でも、まさか自分が決めることになるとは…。 延長10回。マウンドに上がった守護神クルーンは制球が定まらず、関本、鳥谷に連続四球を与えた。続く金本に対し、原監督は苦渋の決断で左腕藤田を送る。そして2球目。金本は初球に続いて内角に来た直球を迷わず振り抜いた。打球はライトスタンド中段にライナーで刺さる19号3ランだ。 金本 二、三塁か、最悪でも一、三塁になるように、右方向に強い打球を打つことを考えていた。外野が前に来ていたので、気持ちが少し楽になった。うまいこと(体が)開かずに打てました。久々に気持ちがよかったよ。 五輪組の3人が抜けた後半戦。チームは今季初の5連敗を喫していた。前日、北京で初戦に備える新井にメールを送ると、返ってきたメッセージは「大丈夫ですか?」。チームを離れ、日本代表として戦う仲間を心配させるわけにはいかない。そんな強い思いが、後半戦7試合で27打数13安打、打率4割8分1厘、3本塁打、11打点という驚異的な数字にも表れている。 この日の勝利で、5日に消滅したマジックは「36」で再点灯。2位巨人とのゲーム差も再び8に開いた。 金本 (優勝した)03年にしても大連敗したし、マジック1になってからも連敗したからなあ。でも、1つ勝てばね。これをきっかけにどんどん勝っていきたい。 6試合ぶりの白星に、主砲の顔に、そしてナインの顔にようやく笑みが戻った。金本延長10回V3ラン!阪神M36再点灯 金メダル球の一発が飛び出した。巨人との投手戦は延長10回、阪神金本知憲外野手(40)が決勝19号3ランをライナーで右翼席へたたき込んだ。これで阪神のマジック36が再点灯。5連敗と足踏みしていたけれど“夏休み”はこれでおしまいにして、再加速ってなもんだ! 北京で戦う弟分に心配させる訳にはいかない! 久々の勝利を決める一発に笑顔が弾けた。金本はゆっくりと三塁ベースを回ると、和田コーチの差し出した手を威勢よくたたいた。ベンチで出迎えるナインとも続けざまにハイタッチ。快勝後には力強いガッツポーズも見せてスタンドの声援にも応えた。 「今日はもう、みんなでつなぐ気持ちで、全員がヒーローになると思っていました。でも、まさか自分が決めることになるとは…」 延長10回。マウンドに上がった守護神クルーンは制球が定まらず、関本、鳥谷に連続四球を与えた。続く金本に対し、原監督は苦渋の決断で左腕藤田を送る。その2球目。初球に続いて内角に来た直球を迷わず振り抜いた。打球は右翼スタンド中段に飛び込む今季19号3ラン。主砲のここぞの一発で、緊迫した投手戦にケリをつけた。 「二、三塁か、最悪でも一、三塁になるように、右方向に強い打球を打つことを考えていた。外野が前に来ていたので、気持ちが少し楽になった。うまいこと(体が)開かずに打てました。久々に気持ちがよかったよ」 五輪組の3人が抜けた後半戦。チームは1勝を挙げた後、今季初の5連敗を喫していた。チームに暗いムードが漂う中、何としても連敗を食い止めておきたかった。前日、北京で初戦に備える新井にメールを送ると、返ってきたメッセージは「大丈夫ですか?」。チームを離れ、日本代表として戦う仲間を心配させるわけにはいかない。そんな強い思いが、後半戦7試合で27打数13安打、打率4割8分1厘、3本塁打、11打点という驚異的な数字にも表れている。 ちょうど3カ月前。広島と対戦した富山でプロ通算400号本塁打を放った。そして翌日、金本の手元にはメモリアルボールが届けられた。送ってくれたのは、スタンドでボールを拾ったカープファンの大学生。かつて声援を送ってくれたファンの粋な計らいに、金本は新しいサインボールを送り返し、感謝の気持ちを伝えた。相手の思いやりには、どんな時もしっかりと応えるのがアニキの心意気。そしてこの日の一発は、北京の地で戦うチームメートへの“心配せんでも大丈夫や”という力強いメッセージでもあった。 この日の勝利で、5日に消滅したマジックは「36」で再点灯。2位巨人とのゲーム差も再び8に開いた。 「(優勝した)03年にしても大連敗したし、マジック1になってからも連敗したからなあ。でも1つ勝てばね。これをきっかけにどんどん勝っていきたい」 トンネルを抜ければ待っているのは明るい光のはず。6試合ぶりの白星に主砲、そしてナインの顔に笑顔が戻った。阪神先発岩田、粘りで価値ある投球 また白星こそ逃したが、先発岩田が価値ある粘投を見せた。1回に1点を先制されたが、その後は、ていねいに低めをつく投球で巨人打線を封じ込める。2回から7回までわずか2安打で、三塁を踏ませない。内海との投手戦に持ち込んだ。 「チームが連敗していたので、ゲームを作って、連敗が止まったのがうれしい。低めの意識をいつも以上に持って投げた。ホームランの出やすい球場なので」 1回に先制適時打を許した後と、4回に先頭小笠原を四球で歩かせた後。これまでなら失点を重ね、白星を遠ざけてしまうような場面で、ラミレスを遊ゴロ併殺打に仕留めた。 「どちらもツーシームです。これまで勝負どころで甘くなっていた。何かを変えないといけませんから」。自身に白星はつかなかったが「勝てない投手」のレッテルは返上したはずだ。 5月24日ソフトバンク戦から前回先発まで10試合で1勝6敗。2点台の防御率を保ちながら、暴投や失策、四球が痛い失点に結びついていた。「これまでは間がなかった。ゆっくり力まず投げようと心がけた」。北京五輪で金メダルを獲得した平泳ぎの北島康介ばりに、ゆったりしたテンポで眼下の敵を翻ろうした。クルーン2四球&藤田被弾で巨人痛い1敗 居ても立ってもいられなくなった。ベンチから巨人原監督が飛び出し、クルーンの交代を告げる。同点で迎えた延長10回表、四球を連発した右腕に、守護神の面影はなかった。代わった藤田が3ランを浴び、負けてはいけない試合の黒星は決まってしまった。 嫌な予感は的中した。これまでも登板間隔が開くと、クルーンの制球力はグッと精度を下げていた。案の定、10球を投げてストライクはたったの2球。クルーンの投入は危険と分かっていても、決して間違った投入ではなかったが「ストライクが入らないピッチャーとは勝負ができない」と原監督は交代理由を話すように、見切るのも当たり前の内容だった。 カッとなりやすい性格のクルーンも、反省しきりだった。「ストライクが入らなかった。負けたのは自分のせい。反省しないと。年に何回かある悪い日が、今日になってしまった。降板もやむを得ない。自分の仕事ができなかったから、監督の判断も理解している」と淡々とコメントした。 首位阪神とゲーム差も、再び8に戻り、マジック36も再点灯させてしまった。オールスター以降は、2連戦を3カード戦い、3勝3敗の五分。失速した阪神に助けられてゲーム差は縮まっているが、自力で勝利を積み重ねない限り、逆転優勝の望みはしぼんでしまう。
Aug 13, 2008
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決めてくれました!!やっぱりアニキです!!19得点ショック、北京五輪ショックから抜け出したのは、やっぱりアニキの弾丸ライナーとクルーンでした。すごい当たりでしたねライナーでライトスタンド上段に突き刺さりました!!阪神投手陣もすごかった!!岩田がラミレスを完璧に抑えて、アッチソンの、物凄い球のキレ!!抑えだと、凄いです!!JFKに匹敵するのでは!!!■2008/8/13 試合結果対巨人 16回戦 東京ドーム神|000 100 000 3|4巨|100 000 000 1|2勝:アッチソン6勝4敗0SS:ウィリアムス4勝3敗2S敗:クルーン1勝3敗27SHR:金本スリーラン19号、二岡ソロ1号神:岩田-アッチソン-ウィリアムス巨:内海-山口-クルーン-藤田-越智順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神10062371.626M364163395541.2743.052巨 人10154452.545840638110753.2583.513中 日10049465.516113613689542.2523.294広 島9946494.484143694047355.2713.765ヤクルト9845503.474153783915494.2643.786横 浜9833641.3402838048910123.2664.84
Aug 13, 2008
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全日本メンバーが抜け、苦しい戦いが予想された後半開幕戦しかし、安藤-野口のバッテリーが抑え、新婚庄田は四安打、金本は五安打、関本のホームラン、赤星の満塁走者一掃ツーベース打ちに打ちまくって21安打19得点!!後半戦も独走です!!1回表赤星 レフトヒットランナー赤星が二盗平野 ピッチャー犠打鳥谷 ピッチャーゴロ 赤星挟まれてアウトその間に鳥谷は二塁に金本 フォアボール関本 フォアボール葛城 ライトオーバー3点タイムリーツーベースあと30cm!!!阪神いきなり三点リード!!葛城選手 1回表 走者一掃の先制タイムリーツーベース 打ったのはチェンジアップです。後半戦の最初の試合だったし、何としても先制したいと思っていました。赤星さんが初回からいい流れを作って下さいましたし、先制できてよかったです 3回表鳥谷 ライトオーバーツーベース金本 レフトオーバータイムリーツーベース金本選手 3回表 タイムリーツーベース 打ったのはシュート。何もないです 関本 サードヒット庄田 打ち上げた!!これを譲り合います。。。左中間2点タイムリーツーベースYB1-6T庄田選手 3回表 2点タイムリーツーベース 打ったのはスライダーです。落ちてくれと念じていました。ラッキーです 6回表(投手交代)吉見 → 吉原庄田 レフトオーバーヒットフェンスライン上でした!!野口 サードゴロ ランナー二塁に赤星 レフトヒット平野 デッドボール鳥谷 ファールで粘ってフォアボール押出し!!YB1-7T!!追加点!!金本 センター前2点タイムリーヒット赤星、平野が帰りました!!YB1-9T!!金本選手 6回表 2点タイムリー 打ったのはフォーク。飛んだところが良かっただけです 7回表葛城 センターヒット庄田 サードヒット ファールになる高いバウンドを捕ってくれました!!今日の庄田ついています!!ワイルドピッチで葛城は三塁に野口 フォアボール(投手交代)吉原 → 山北赤星 左中間3点タイムリーツーベースYB2-12T!!赤星選手 7回表 走者一掃のタイムリーツーベース 打ったのはまっすぐです。前の回に失点していたので、もう1点と思っていました。最低限の仕事と思っていたのがいい結果に繋がりました 平野 ファーストヒットファースト暴投で、赤星帰って13点目!!鳥谷 セカンドゴロで平野は三塁に金本 レフトタイムリーヒットYB2-14T!!関本 左中間2ランホームランYB2-16T!!関本選手 7回表 ツーランホームラン 押せ押せだったので積極的にいきました 9回表平野 ショートヒット鳥谷 レフト線ツーベース金本 右中間2点タイムリーツーベースYB2-18T!!代打・桜井 フォアボール庄田のファーストゴロで、ランナーそれぞれ進塁で2,3塁小宮山 ライトタイムリーヒットYB2-19T!!プロ入り初打点です!!桜井もホームに突っ込みましたが、微妙なタイミングでタッチアウト安藤の後、7回から阿部が好投、小宮山もプロ入り初マスク橋本が復帰初戦でラストイニングを抑えました!!安藤は10勝目です!!先発安藤投手 6回 2失点 点差があったのでもっと長いイニングを投げないといけなかったです。反省点が多かったので次回までにしっかりと修正したいと思いますヒーローインタビューは本人初の五安打金本です!!■2008/8/3 試合結果対横浜 12回戦 横浜神|303 003 703|19横|100 001 000|2勝:安藤10勝5敗0S敗:真田1勝2敗0SHR:関本ツーラン4号神:安藤-阿部-橋本健横:真田-吉見-吉原-山北-横山順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神9461321.656M404033095040.2792.932巨 人9652422.5539.538335810348.2593.473中 日9546454.505143423498742.2533.304ヤクルト9344472.484163533614988.2613.685広 島9341484.461183273776854.2673.736横 浜9330621.32630.53464629421.2644.83
Aug 3, 2008
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ダル撃ち弾!アニキが虎党のMVPだ 華やかな球宴に、アニキの豪快な一撃がさく裂した。阪神・金本知憲外野手(40)が二回、日本ハム・ダルビッシュから、自身球宴5本目となる先制ソロアーチを放った。右翼席へ飛び込む弾丸ライナーに、スタジアムを埋め尽くしたファンが、驚きの声を上げ拍手を送った。七回にも適時打を放つ大活躍。セのサヨナラ負けでMVP獲得はならなかったが、間違いなく主役は、我らのアニキだった。 ◇ ◇ 唇をかむ選手がいた。大きく天を仰ぐ選手もいた。それでも、アニキだけは笑っていた。熱戦の終わりを告げる右翼後方への打球を、すがすがしい笑顔で見送った。 チームメート・久保田がまさかの逆転を許し、ほぼ手中にしていた自身3度目の栄冠が消え去った。それでもアニキはこの日一番の笑顔とともに、右腕をかばった。 「ご愛きょうご愛きょう、オールスターのことなんだから全然よ」 二回一死。ダルビッシュが投じたカウント2-2から6球目、内寄り151キロに、手力(たぢから)のバットがうなりを上げた。右翼後方を襲った打球は日本ハム・稲葉の背走を瞬く間に振り切ると、2階席と3階席を分かつ壁を直撃した。03年の第2戦(千葉マリン)以来5本目の球宴アーチに、スタンドの興奮が早くも最高潮に達した。「相変わらず速かった。初球見てビックリしたよ」。決して勝ち誇らないのが金本の金本たるゆえん。直球勝負を挑んだ球界のエースの意気を称え、さわやかに笑った。 金本選手にとってスターといえば?試合前に問われると、迷わずこう答えた。 「清原さんですよ」 球宴での第1号本塁打は初出場となった95年。広島市民球場に鮮やかなアーチをかけ、地元ファンの期待に応えた。感激の優秀選手賞獲得。しかしその直後、さらなる感激が待っていた。 「今から食事に行こう」。清原だった。高校時代からあこがれ続けた球界の大スターと、初めて時間をともにした。野球に対する取り組み方、プライベートの話題…。帰り際に、電話番号を聞かれた。うれしかった。夢舞台で放った初アーチとともに、アニキは今もあの日の感激を忘れない。 40代での球宴アーチはプロ野球史上5人目。さらに七回には無死一、三塁から左翼線に渋い適時打を放ち、その後の逆転を呼んだ。2安打2打点。四回の守備ではG・G・佐藤の左翼線への当たりを素早く処理して二塁で補殺に仕留めるなど、攻守に鋭い光を放った。 「まさかフルイニングとは思わんかったからね。疲れたよ」。充実の笑みとともに、愛車に乗り込んだ。勝ち負けではない。ましてや獲った獲られたでもない。夢舞台で力と力をぶつけ合い、みんなで楽しんだ。ファンも楽しんだ。アニキはそれが、うれしかった。球児すべて直球!!3人ピシャリ 12球に魂を込めた。すべてストレート。藤川(阪神)は、夢舞台にふさわしい球児のストレートを投げ込んだ。 「ほかの球を投げても抑えられないことはないけど、やっぱりね」 シーズン中とは違う八回に登場した。大歓声に迎えられた。MAX152キロで大松を三邪飛、ローズは中飛、G・G・佐藤を右飛とすべて飛球で封じ込めた。 パを代表する3人の強打者を抑えながらも、そのストレートについて「あんまり」と言う。「前ほど(ファンの)期待に応えられてない。自分でも分かってるし、工夫しながらやらないと」。 初出場の05年、並み居る強打者を相手に空振りを取る姿は衝撃だった。この日の空振りは大松の1度だけ。相手打者の慣れもある。100%の“火の玉”ではないこともある。それでも相手打者はボールの下をたたき、打ち上げた。打者の手元で浮き上がる球児にしか投げられないストレートは、これだけ研究され尽くしてなおも彼らの想像以上の伸びを見せているのだ。 4度目の出場、5回2/3、実に打者17人に対していまだ安打を許していない。それでも「打者も期待通りに思いっきり振ってくれてるから」と関心は示さなかった。 第2戦も登板する。「三振取りたいですね」と笑顔を見せた。「それと久保田に同志としてやり返してもらいたい。そっちの方がうれしい」。驚異的なボールと友を思いやる優しさ。どちらも熱いハートが原動力だ。
Jul 31, 2008
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高橋光った!雷V弾!阪神60勝締め プロ野球は29日、前半戦を終了した。岡田阪神は、今季93試合目で60勝に到達した。同点で迎えた五回、二死から高橋光信内野手(33)が、右翼席へ決勝2号ソロを放った。優勝へのマジックは「41」。圧倒的な強さで独走した前半戦。8月戦線も真っ向勝負で、Vロードを突き進む。 ◇ ◇ 豪雨の幕切れ。稲光が主役の頭上を照らした。火照った身を大粒の滴でぬらし、帰りを急ぐ。白タオルをかぶり、背中を丸めた背番号50が、得意げに決めぜりふを吐いた。 「気持ちです」。 やむ気配のない雨がひたすらグラウンドをたたいた。八回攻撃を前に22分間の中断。試合続行が不可能なことは誰の目にも明らかだった。午後9時6分、降雨コールド。ホームベース前で上がった球審の右腕が、虎の60勝をコールした。 高橋が新井へ贈る“壮行弾”が、神宮の夜空へ消えた。値千金の2号決勝アーチ。職人のプロ通算100本目の安打が、前半戦を景気良く、豪快に締めくくった。 「最後をいい形で終わりたかった。(広い)甲子園ならわからないけど、打った瞬間いったと思った」。逆風を切り裂く強い打球に胸を張った。 同点で迎えた五回。高橋は凡退した前2打席の借りを返すべく、打席へ向かった。カウント0-2から5球ファウルで粘り、獲物を待った。8球目。外123キロのシュートを「バットの真芯(しん)」でとらえた。飛びついた右翼手のグラブをかすめた打球が、スタンド最前列へ飛び込んだ。 前半戦のラストゲーム。腰痛で大事をとる新井に代わり、先発「5番一塁」を任された。不慣れな守備を堅実にこなし、チームのアキレス腱(けん)、「金本のあと」を任される重責。新井から「僕のパクり」と揶揄(やゆ)されても、何回も新井の決めぜりふ「気持ちです」を発する。五輪でチームを離れる僚友に向けたこれ以上ない、1発となった。 「憧(あこが)れの打球」がある。試合前の守備練習。高橋は一塁守備に就きながら、神経を研ぎ澄ます。視線の先には背番号6。フォーム、スイング…「すべて一級品」だが、高橋が惹(ひ)かれるのは、金本が打球をとらえる瞬間。「バットにボールが乗ってる時間が長いから、守っててもギリギリまで打球の行方を判断できない。ハッと思ったら打球が目の前まで来て、ボールが大きくなってる。すごく守りにくいんですよ。金本さんの打球は、僕の目指す究極です」。新井同様、金本は高橋にとっても兄貴分。毎試合前が、高橋の目を肥やす時間になっている。 「(新井の居ない間)できるだけ貢献できるようにね」。心配せずに行ってこい-。高橋から新井へ向けた精一杯の「気持ち」が、打球をスタンドに押し込んだ。ボギー驚弾!同点1号ソロ!69日ぶり星 やられっぱなしでは終われない。殴られたら殴り返す。マウンドでは最低限の仕事を果たし、打席に立てば、豪快なバッティングで神宮の夜空にアーチをかけた。野手顔負けのパフォーマンスに、神宮の虎党が沸いた。5回3失点の阪神・ボーグルソンが、5月21日(オリックス戦)以来の白星が輝いた。 「今日はまずまずのピッチングだったかな。自分の中では、OKだ」 初回、二死から青木に中前打を許すと、続く畠山には初球の外角直球を右翼席に運ばれた。先制の2ラン。「あの球を持っていかれると思わなかった」。さらに同点に追いついた直後の三回には二死一、三塁から宮本が二盗を試み、矢野が二塁に送球して挟殺の間に、三走・福地がホームイン。嫌な形で勝ち越されたが、その流れを自ら吹き飛ばした。 直後の、1点を追った四回だった。一死無走者から打席に立つと、1-1からの3球目だ。石川の投じた外角低めのチェンジアップに対し、しっかりと「ため」を作って、思い切り振り抜いた。打球は鮮やかな放物線を描き、虎党で埋まった黄色い左翼席にズドン。同点のソロ弾となった。 「勝ち越しされた直後だったし、何とかしたいと思っていたんだ。非常に気持ちよかった。その球(チェンジアップ)を待っていた」 昨年4月12日の中日戦(甲子園)で、川上から打って以来の一発は、阪神の外国人投手で4人目の通算2本塁打。「もうちょっと打ちたいね」。ニヤリと笑って鼻をふくらませたが、偶然の一打ではない。「ジェフと(石川について)話し合っていたんだ。ゲーム前にね。狙っていた」。打たれた石川は、肩を落としてがっくり。心も砕いた狙い通りの一撃だった。 四回と五回も無失点で切り抜け、期待を裏切らなかった。「チームの勝利のために、今後もしっかり投げていきたいね」とボーグルソン。これで3勝目。落とせない前半戦最後の一戦をド派手に締めくくり、後半戦へと弾みをつけた。金本ド執念!満塁同点打ァ~ 仲間がつないで作ったチャンスを、4番が生かした。頼りになる。阪神・金本がビハインドの展開を振り出しに戻す一打で、球宴前最後の試合での勝利に貢献。大雨に打たれながらのクラブハウスへの帰り道、「とにかく勝ったらそれでいい」と喜びを表現した。 2点を追う三回だった。先頭の赤星が中前打で出塁すると、続く平野が一塁線への絶妙なバントヒットで一、二塁のチャンス。ここで関本が遊撃内野安打で続き、金本に出番が回ってきた。カウント2-2から、石川の126キロ外角スライダーを腕をいっぱいに伸ばし拾い上げた。打球は右前に抜け、2人の走者を迎え入れる同点打となった。 石川との前回の対戦となった7月17日のヤクルト戦(甲子園)では、8回無失点に抑えられ白星を献上した。金本は4打席に立ちノーヒットに終わっていた。試合後には「(石川の調子)いつもと一緒や」と悔しさをにじませた。約2週間後に巡ってきた再戦の舞台で、4番の意地を発揮してみせた。 球宴前最後の試合を勝利で飾った。ここからは矢野、新井、藤川が北京五輪出場のためチームを離れる。主力選手を欠く中で4番・金本の存在意義がさらに重要となる。「とにかく疲れたわ」という言葉とは裏腹に、アニキの目は輝いていた。
Jul 29, 2008
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昨夜のいやな雰囲気のまま先行されましたが、金本のタイムリー!そして今年も出た!ボギーの同点ホームラン!!そして高橋の勝ち越しホームラン!!ピンチもジェフが三振で討ち取ったあと雨が強くなり雨天コールド勝ち!!天気も味方につけました!!■2008/7/29 試合結果対ヤクルト 16回戦 神宮神|002 110 00x|4ヤ|201 000 0 |38回表降雨コールドゲーム勝:ボーグルソン3勝2敗0SS:ウィリアムス4勝3敗1S敗:石川8勝8敗0SHR:ボーグルソン ソロ1号、高橋光ソロ2号、畠山ツーラン4号神:ボーグルソン-リーソップ-ウィリアムスヤ:石川-五十嵐-松岡-押本順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神9259321.648M413803044737.2772.952巨 人9450422.5439.53733549848.2593.523中 日9345444.506133353418341.2533.284ヤクルト9143462.483153483574886.2613.715広 島9141464.471163253696854.2693.756横 浜9130601.33328.53404389221.2654.69
Jul 29, 2008
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下柳 まぶしいゼ!!6回0封9勝目 鉄火を鼻先に突き付けられながら、敵の息遣いに耳を澄ませた。初回早々に訪れた大ピンチ。失点は避けられない…誰もがそう思った。しかし、阪神・下柳は動じなかった。没我の奥底に身を沈め、脱出の糸を探った。 「気迫?そんなもんじゃねぇだろ…」 ほおの熱気を冷ましながら、勝者の通路をうつむき歩いた。制球、リズムともに、本来のものとは程遠かった。しかし、その中でも最高の結果を導き出すところに、ベテラン左腕の真骨頂があった。 初回。先頭・井端に内野安打を許すと、続く荒木にはエンドランを決められて一、三塁とされた。しかし3番森野を内角スライダーで空振り三振に仕留めて一死。ここで西日対策のサングラスを外すと、4番和田を三ゴロ、さらには5番中村紀を空振り三振に葬り、見事にピンチを脱した。 二回には先頭・小池の二塁打から無死満塁とされたが、これも井端を併殺に仕留めるなどして無失点。ベテラン左腕の驚異的な二枚腰が、竜に決定打を許さない。 粘投を続ける左腕を、長崎瓊浦高時代の恩師・安野俊一監督がスタンドから見守っていた。チームプレーの尊さと、走り込みの大切さ。40歳を迎えた左腕が今なお一線級で活躍できるのは、恩師の教えを忠実に守り続けたからにほかならない。 三回以降は下柳の独壇場だ。拙攻を重ねた敵の焦りに乗じて立ち直ると、変幻自在の投球で六回までを無失点。気迫と懐の深さで、手負いの竜をねじ伏せた。 粘投の9勝目。4年連続、そしてプロ野球史上5人目となる40代での2ケタ勝利に王手が掛かった。しかし、左腕がそれに関心を示すことはない。 「知らねぇよ。きょうはみんなに迷惑掛けたからな…」 笑顔なき帰り道。その道すがら、恩師が観戦していたことを知った。 「そっか、来とったんか…」 笑顔は見せなかった。それでも声と靴音を、少しだけ弾ませた。関本 連夜の主役!今度は2点三塁打!! この男が熱い。本人は「そんなん全然ないですよ」と否定するが、完全に確変モードに突入している。二夜連続のお立ち台に「(コメントの)ネタがないですよ。頭が真っ白です」というのも、ぜいたくな悩み。虎の5番・関本がまたも落合竜を粉砕した。 四回だった。二死無走者から敵失と四球で一、二塁のチャンス。カウント2-2からの6球目、124キロのスライダーを左中間へ打ち返した。「バットの先だったんで、落ちてくれと思ったんですけど浜風で伸びていった」という打球は、中飛になるかと思われた。だが、左翼の和田と中堅・小池が交錯し結果は2点適時三塁打。これが決勝打となった。 前夜は川上から満塁本塁打を放つなど大活躍。その勢いが衰えることはなかった。チャンスが回ってくる。しかも、期待に応える。「僕には考えてる余裕はないですよ。5番に入ったら5番の仕事をするだけ。ほんまに必死のパッチですよ。余裕ないですから」。がむしゃらに、一生懸命に野球に取り組む姿勢が好結果につながっている。 二塁の守備でも光るプレーをみせた。五回一死一塁から荒木の二塁ベース寄りへの打球を処理すると、流れるようなトス。鳥谷とのコンビで併殺を完成させ、下柳を盛り立てた。「先発とJFKが抑えてくれてる。僕らがもっと点を取らなあかん」。決しておごらない姿勢が関本に好結果をもたらしている。球児 オール直球ウッズ斬りで32セーブ 見ている人を楽しませる。阪神・藤川は本物のプロだ。2点リードの九回、いつものようにマウンドに上がった。難なく二死を取った。そのまま三者凡退で終わるに越したことはない。しかし、代打の井上に左翼線二塁打を許し二死二塁。そこで代打・ウッズを打席に迎えた。本塁打で同点という緊張感の中、真っ向勝負でファンを魅了した。 初球は高めの153キロ直球で空振り。2球目は153キロ、外角低めの直球で追い込んだ。3球目の153キロ、直球は外角に外れ2-1。最後は外角高め、148キロの直球で空振りを奪い32セーブ目を挙げた。「ちょっとバテました。疲れました」。見せ場を作ってしまったエンターテイナーが額の汗をぬぐった。 球宴まで残り3試合。そこからは北京五輪日本代表として合宿、本戦と戦っていくことになる。チームを離れるまでに「何とか(チームが多く)勝てたらね。頑張ります」と勝利に貢献することを約束。虎の守護神はチームと自身に勢いを付けてから、世界に飛び立つつもりだ。
Jul 26, 2008
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また中日に勝ちました強すぎですね下さん、あと一勝で二桁!!■2008/7/26 試合結果対中日 16回戦 甲子園中|000 000 000|0神|000 200 00x|2勝:下柳9勝2敗0SS:藤川3勝1敗32S敗:中田6勝6敗0S中:中田-高橋神:下柳-久保田-ウィリアムス-藤川
Jul 26, 2008
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これぞ猛虎の5番…関本満塁弾でM44 岡田阪神が投打でオレ竜を圧倒。甲子園では1976年以来32年ぶりの対中日6連勝とした。主役は関本賢太郎内野手(29)だ。初回は二死三塁で中前適時打。五回二死満塁では粘った末に川上の9球目、内寄り直球をとらえて左翼席へプロ初のグランドスラム。優勝マジックは1つ減って44や! ◇ ◇ 悩み苦しんだあの日があるから、今がある。レフトポール際に消えた打球を確認した背番号3は、一塁を回り、うつむき加減で何度もこぶしを握りしめた。 無心だった。五回二死。走者二、三塁で回った金本が歩かされ、関本勝負。初回に適時打の5番打者が「100%頭にあった」という4番の敬遠。冷静に打席へ向かった。フルカウントから2球ファウルで粘った。「四球もありかな」。頭をよぎった“つなぎ”の意識は次の瞬間、消えた。 9球目。「そろそろかなと思った」インコースを「無我夢中で」振り切った。「どうやって打ったか覚えていない。考えられない」。プロ初、「記憶では野球人生初」の満塁アーチで、日本を代表するエース・川上を打ち砕いた。 「打った瞬間はレフト線に落ちると思った。浜風に乗ってくれた」。リードを6点に広げ、試合を決めた。満塁機で7打数6安打。「たまたま」と謙遜(けんそん)しても、満塁男の称号が板につく。初回、今季6度目の5番で初打点を挙げ、五回に大仕事。八回にも追加点を呼ぶ二塁打で3安打固め打ち。9度目の猛打賞は、10度の金本につぐチーム2位の量産ヒッターだ。 1冊の本にしがみついた昨年の自分に、今年の活躍を教えてあげたい。極度の打撃不振に陥った昨季。開幕戦の第2打席で内野安打を放ってから10試合、29打席ヒットから遠ざかった。4月中旬には打率が・037まで落ち込んだ。 打てない。試合前の打撃練習で本塁打だけを狙う荒療治を施した。試合で重ねる内野ゴロの山に嫌気がさし、半ばやけ気味に「フライを打ち上げよう」とボールの下をたたいても、凡退。出口の見えないトンネル。関本は書店に足を運び、本棚を眺めた。「似合わない」と分かっていても熟読した心理学の文庫本。「投手の心理を少しでも理解できれば、楽に打席に立てるかも…」。藁(わら)にもすがる気持ちだった。 この日3安打で7月の安打数を30に乗せ、月間打率は・395に。「桧山さんの助言で、今まで通りやろうと思った」という5番の重責を見事に果たす。自身初の1試合5打点で今季竜倒11勝目。関本の猛打で早くも今季の対中日戦勝ち越しにリーチをかけた。 甲子園の対中日6連勝は、1976年以来32年ぶりだ。「ゴミは自分で持ち帰ってくださいね!」。お立ち台でもちゃめっ気たっぷり。誰にも言えない苦労を味わった分だけ、関本本人にしか分からない喜びがある。待ってました!安藤 2年ぶり“歓投”星 逃した完封を惜しみ、許した1失点を悔やみながらもマウンドを守り抜いた。復活の証しと位置付けた、約束の勝利。関本と並んだお立ち台に、阪神・安藤の笑顔が光った。2年ぶりの完投勝利に、「エース」の看板が映えた。 「完封できれば良かったですけど、また、次のレベルを目指してやっていきたい」 無四球での白星は、自身の中日戦3連勝に。四回一死一、三塁のピンチでは、ウッズを三塁併殺打に仕留めた。唯一の失点は八回。無死二塁から、清水将に中前適時打を浴びた。「投げ急いでシュートを置きにいった感じ」。それでも、追加点を許さずにゲームセットを迎えた。 前回の中日戦では、5回2失点で勝ちながら、球数は111球に。リズム良く投げる意識に加えて「技術的なことを少し。ちょっとのことが大きかった。(フォームを)微修正ですが」と、わずかな修正が吉と出た。 昨年の右肩のリハビリ中から、1人で投げきることを目標にしていた。地道に鳴尾浜で汗を流しながら、何度も口ずさんだ歌がある。CHEMISTRYの「約束の場所」という歌だった。 夢は時間を裏切らない。時間も夢を決して裏切らない-。 「トレーナー室でよく流れててね。いい歌詞だなと思って」 苦しい時も、ムダにはならない。必ず報われる。自分に言い聞かせるようにメロディーを追った。こんな日が来ると信じて、胸に歌詞を刻んだ。 5安打114球での9勝目。「(2ケタへ)早く勝てれば。どんどんマジックを減らしていきたい」と安藤。次は完封、2ケタ勝利、そして優勝。秋に待つ約束のゴールまで、走りを止めない。
Jul 25, 2008
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すげえ!!!まさか満塁ホームランなんて!!エース川上から外角を粘って2-3さらに、ファールで粘って、あまくシュート回転で内側に入ってきた球をおもいっきりぶったたいて、高く上がった打球は切れず!!レフトポール際に入りました!!!今日は初回のタイムリーもあり、5打点!!5回で6-0!!安藤も調子よく0点に抑えています!!このまま完封だ!!虚塵はヤクルトに2-0でリードされて5回が終わりました!!
Jul 25, 2008
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上園が虚塵にたたかれて、今日もだめかと。。。しかし、虚塵が自滅してくれました!!!4回裏関本 フォアボール 高橋光 ライトヒット 代打・庄田 ファーストゴロを小笠原がタイムリーエラー!!3点差!!バルディリス センタータイムリーヒット!!2点差!! 矢野 レフトタイムリーヒット!! 1点差!!3-4まで追いつきました!!そして、さらに5回裏!!1死から金本 ファーストゴロまたもや小笠原のエラー!!関本 ライトヒット高橋光 レフトタイムリーヒット!!同点!!庄田 センターヒット!!満塁で内海をKO!!越智がマウンドへ!! 代打の神様!!桧山セカンドゴロの間に逆転!!!5-4!!矢野!!センター2点タイムリーヒット !!!7-4!!!!!阪神投手陣は、上園KOの後は阿部が2回江草が1回渡辺が1回久保田が1回ジェフが1回球児が1回久保田と球児が谷にヒットを打たれただけで、見事な継投でした!!!!阪神が集中打と、守備、継投で守り勝ちました!!!やっぱり強い!!これで、初めて勝利でのマジック46が点灯!!!!!このまま0になるまで消えることがないことでしょう!!!!!■2008/7/22 試合結果対巨人 13回戦 甲子園巨|310 000 000|4神|000 340 00x|7勝:江草3勝1敗0SS:藤川3勝1敗31S敗:内海6勝7敗0S巨:内海-越智-上原-藤田神:上園-阿部-江草-渡辺-久保田-ウィリアムス-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神8757291.663M463642884536.2792.992巨 人8946412.52911.53423429245.2573.613中 日8844404.524123223118138.2543.184ヤクルト8642422.500143343264786.2633.555広 島8637454.451182963526249.2683.786横 浜8627581.31829.53154168620.2644.73
Jul 22, 2008
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でも、全然中田、岩瀬を苦にしませんね8回の石川と、鳥谷、平野の守備も良かったしその勢いで9回、打者一巡の猛攻!!あと1点でした!!みんな良く打ちました。ただでは負けませんまた、明日以降につながりましたね。
Jul 20, 2008
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■2008/7/19 試合結果対中日 13回戦 ナゴヤドーム神|003 002 020|7中|100 010 000|2勝:安藤8勝5敗0S敗:小笠原7勝7敗0SHR:鳥谷スリーラン7号、高橋光ツーラン1号神:安藤-渡辺-江草中:小笠原-長峰-ネルソン順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神8456271.675-3502744536.2782.962巨 人8645392.53611.53343309143.2593.673中 日8541404.506143003047538.2533.214ヤクルト8340412.494153213124582.2613.515広 島8337424.468172923336248.2693.766横 浜8325571.30530.53004068318.2624.79
Jul 19, 2008
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Jul 18, 2008
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やりましたね!!マレーシアにも、阪神ファンクラブの速報メールは届いてますよ!!上園-ジェフ-球児の完封リレーで2-0の勝利!!昨夜の雪辱を果たしました!!バルディリスのツーベースからのショートタイムリーエラー金本の盗塁からの桧山のサードゴロでの追加点と、なかなかしぶく点をとってますね。新井の腰痛でのスタメン落ちは痛いですが、関本もいますし、層が厚いので、きっと大丈夫!!阪神-ヤクルト13回戦(阪神7勝6敗、18時1分、甲子園、42979人)ヤクル 000 000 000-0阪 神 000 100 01×-2▽勝 上園7試合4勝▽S 藤川41試合3勝1敗29S▽敗 村中17試合4勝9敗順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神8154261.675-3412684236.2803.032巨 人8443392.524123213228843.2573.663中 日8341384.51912.52972957538.2543.174広 島8037394.487152783085748.2713.635ヤクルト8037412.474163023064471.2613.566横 浜8024551.30429.52833857718.2614.73
Jul 16, 2008
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葛城決めたV三塁打「ウォ~!」連発 数日前にも見た光景が、カクテル光線で彩られた聖地にフラッシュバックする。葛城祭り、虎祭り。4万3521人で埋め尽くされたスタンドが、大歓声とともに1人の男を熱く祝福した。 八回だ。二死二塁から広島バッテリーは鳥谷を避け、阪神の代打・葛城との勝負を選択。気持ちでバットを握る男が、燃えないはずはない。ファウルからの2球目、真ん中内より154キロ直球を振り抜いた。鋭い打球は一塁線を抜け、右翼フェンスに到達。葛城はガッツポーズのまま一塁を回り、懸命に走って三塁を陥れた。 「燃えるものがありました。『ナメられてたまるか!』という気持ちで打席に入りました」 7月2日の中日戦。自身初のサヨナラ打を放ち、お立ち台で雄叫びを上げた。これにより、友人から届く祝福メールの題名はすべて「ウォォ!」。知紗夫人からは「吉田栄作かっ」(91年ドラマ『もう誰も愛さない』より)と突っ込まれた。 開幕前には甲子園で流れる登場曲を、アンダーグラフの「9」に決めた。熱狂的な虎党として有名で、親交のあるボーカルの真戸原直人からオフに候補曲をもらい、その中から選んだ。サビ部分を聞いたとき、迷わずこの曲に決めたという。 「すごく自分に通じるものもあったし、あの曲を聴くと力がわくんだ」 活躍したあとには「ありがとう」とメールが来る。1度だけ甲子園に足を運んでいるが、葛城に出場機会がなく曲が流れることがなかった。「見に来てくれたときに、曲をかけたい」。2人の交わした約束が果たされる日も、そう遠くはない。 代打では27試合に出場し、24打数11安打と驚異的な結果を残す。「(この勢いは)優勝が決まるまで、優勝が決まったあとも続きます。ウォォ!」。初めて経験する優勝に向けてこれからも、葛城は打席に立つ。 「9」の歌詞のように、何度倒れても、何度転んでも、いつだって前を向く-。金本が勝利呼ぶ激走!岡田さい配ズバリ 阪神・岡田彰布監督(50)の好さい配が、勝利を呼んだ。八回一死一塁で一塁走者・金本に出したサインは二盗。今季初盗塁で応えたアニキの激走でチャンスを拡大すると、最後は代打葛城が決めた。前夜の完封負けの屈辱を晴らす会心の勝利。早ければ15日にも優勝マジックが点灯する。 ◇ ◇ これぞ野球天才、岡田彰布の超絶タクトや! 金本が走った。「ウォォ!」。どよめく観客の視線の先には、二塁へ滑り込む背番号6がいた。昨年7月27日・横浜戦(甲子園)以来となる今季初盗塁。左ヒザ手術明けとは思えない激走だ。虎ファンはもちろん三塁ベンチも予測不可能の岡田さい配がそこにあった。 同点で迎えた八回、一死。カウント0-3になった時点で指揮官の頭はフル回転していた。フルカウントから四球。打席に向かう5番関本に、広沢打撃コーチが作戦の確認を行う。ヒソヒソと告げられたその内容に関本もしびれた。セ・リーグトップの犠打数を誇る犠打王。バントの構えでシュルツの投球を待った。だれもがバントと思ったその初球、アニキが二盗を決めた。 会心のさい配で流れを引き寄せると、さらに動く。すぐさまベンチを飛び出し、関本に代えて代打桧山をコール。桧山が倒れ、鳥谷が歩かされると今度は葛城を代打に指名した。これが見事に成功、決勝三塁打で勝負を決めた。 「最初から(サインは)盗塁でした。金本も走れるということでしたから。(シュルツは投球に)1・3秒くらいかかってましたから。(金本のカウントが)0-3になったときからスチールいうてました。葛城がよく決めてくれました」試合前「走れます」 会心のさい配を、早口で振り返った。 優勝マジック点灯間近。セ界を独走するチームの将は、あるときこんなことをつぶやいた。 「七回くらいで同点とか、1、2点で負けてるとかそういう試合が一番おもしろいわ。どうやって点取ったろうか思うからな」 自らがつくり上げたチームに絶対の自信を持つ。あとは持てる力を発揮させるだけ。苦しんでいるときには、あふれ出るアイデアで勝利への道筋をつくってやればいい。だからこそ、劣勢で追い込まれた状況があればワクワクする。 もちろん、指揮官のさい配についてこられる選手たちがいるからこそだ。金本もその1人。盗塁について問われると「ヒミツ、ヒミツ。年取りました。明らかにスピード落ちました。ガハハハ」と笑い飛ばした。 手術の影響を考慮し、盗塁は自粛してきたが、12日の試合から「走れます」と首脳陣に伝えていた。主砲の勇気と指揮官のひらめきが生んだ究極の作戦。驚きと感動。あまりに魅力的な岡田野球に、甲子園が酔いしれた。バルさん トドメ打&美守連発!! 黒土にかき消された「52」は、チームのために体を張った何よりの証し。この日の勝利を攻守にわたって支えた阪神・バルディリスは黒目を宝石のように輝かせながら、ハイタッチの輪に加わった。 反撃の口火とトドメの一撃。この日の勝利に不可欠な2本の安打の周りに、数々の好守をちりばめた。 1点劣勢の五回、無死。好投高橋の初球を狙い澄まし、左中間を両断した。「1点負けてたんで、何とか塁に出たかった」。この二塁打が、逆転の貴重な呼び水となった。さらに同点に追いつかれて迎えた八回。葛城の勝ち越し打の直後に打席に立つと、間髪を入れず中前打をたたき込む。この5点目が、接戦にケリをつけるフィニッシュブローとなった。 「ああいう形で打って勝ち越した後だったし、どんどん振っていこうと思った」 守備の鉄壁ぶりもいかんなく発揮した。初回に赤松の三遊間へのゴロを横っ跳びで好捕すると、自慢の強肩で楽々アウト。最終回にも石原の三塁前への当たりを素手でつかんでアウトにするなど、俊敏かつ力強い守りで投手をもり立てた。 「守備?いつも全力プレーを心掛けてるよ」。虎党の胸を焦がす体を張ったプレーと人懐っこい笑顔が身上。誰が呼んだか“和名”をヒロシという。夢を求めてしがみついたタテジマ。今はタテジマがこの男を必要として離さない。金村暁6回2失点…次こそ虎初星だ 随所にらしさを見せたが、簡単には満足しない。阪神・金村暁は快勝劇の中で、冷静に自分を見つめ直した。 「内容が悪かった。もっと考えないといけない」 阪神で2度目の先発。6回2失点。久保チーフ投手コーチから「役目を果たしてくれた」とは言われたが、金村暁の求める投球は、もっと高いレベルにある。 逆転してもらった直後の六回、二死二塁から栗原に同点タイムリーを浴びた。初球、外寄りの134キロ。「(六回は)外に目をつけられていた。もっと早い段階で、内に(意識を)ふっとかないと。1、2巡目にやっとかないといけない」と反省した。 140キロを超える直球に、左打者にはシュート回転、右打者にはスライダー回転で落ちるフォーク、パーム、スライダー。七色の変化で相手打者の目をくらませたが、内角への厳しい攻めが不足したことが、リードを守りきれなかった原因だと、分析した。 「チームが勝ってくれたことが救いです」。2度の登板で、チームは連勝。自身の虎初勝利も、遠くはない。
Jul 13, 2008
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三連戦、本当に良く投げた阪神と広島の投手陣そして、今日も高橋と金村の投げ合い鳥谷の暴投から赤松に打たれての先取点を取られまたもや昨夜の悪夢が。。。しかし、バルディリスのツーベースから赤星のピッチャー返しで同点平野が打って、新井の右中間真っ二つの当たりを赤松が超ファインプレー赤星はタッチアップから帰って逆転、しかし、平野はベースに戻れずダブルプレー同点に追いつかれ、金村の勝ちはなくなってしまいましたが今日もすばらしい投球でしたそして、8回裏一死から金本フォアボールのあとに、なんと盗塁!!かつて、30盗塁はあげてるものの、まったく盗塁がなく、さらに、膝の故障から立ち直ったばかりその盗塁が成功!!桧山倒れて、鳥谷敬遠そして、出てきました代打葛城!!いつもの葛城らしい一塁線を抜ける走者一掃スリーベース!!一挙に4-2!!今日、好守に活躍のバルディリスも続いて5-2!!最後は球児がしめて、阪神勝ち越し!!!しかし、今日も広島は強かった!!元阪神の赤松を中心に、打って走っての赤ヘル打線に、先発、中継ぎ、抑えと連続二桁安打記録を作っていた阪神打線を抑えきりましたそして阪神はもっと強かった!!!三試合すべて、接戦での勝ち越し!!がんばれ広島!!がんばれ阪神!!対広島 11回戦 甲子園広|001 001 000|2神|000 020 03x|5勝:久保田5勝1敗0SS:藤川3勝1敗28S敗:シュルツ1勝3敗0S広:高橋-シュルツ神:金村曉-久保田-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7953251.679-3392624234.2813.052巨 人8243372.538113163108643.2593.603中 日8139384.50613.52852907238.2533.194広 島7836384.486152743025448.2723.645ヤクルト7836402.474162963044469.2593.646横 浜7823541.29929.52773817417.2604.80
Jul 13, 2008
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関本サヨナラ打~12日にも優勝M点灯 ドラマチック猛虎劇場に甲子園が揺れた。阪神は延長十一回二死一、三塁から関本賢太郎内野手(29)の左前打でサヨナラ勝ちだ。息詰まる接戦のなか、再三のチャンスを生かせず苦しんだが、最後は執念と気迫で勝利を手にした。12日に勝てば、待望の優勝マジックが点灯する。 ◇ ◇ 打球音が響き、聖地の誰もが勝利を確信した。それは打った関本が一番わかっていた。価値ある勝利への大きな手応えにその身が震える。甲子園が歓喜で爆発。仲間にもみくちゃにされても、笑顔は消えなかった。 お立ち台に立った関本は、満面の笑顔と、少しだけ疲労の色を浮かべた表情で、虎党の大「関本」コールに酔った。「長い試合、お疲れさまでした!」。疲れなど吹き飛ばす爽快(そうかい)なサヨナラゲーム。関本の気遣いに大歓声と笑いがこだました。 バットをふた握りは短く持っていた。延長十一回二死一、三塁。初球がボールになったところで投手コーチ、内野陣がマウンドへ集まる。関本は自分の作業に没頭した。「もう一度(ボールの)目付けとタイミングを取る時間をくれて、僕としてはありがたかった」。冷静に、集中力を極限まで研ぎ澄ませた。 1-2からの4球目、外角高めのスライダーだ。直前の直球が外角高めに大きく外れていたが「きた球をいったろう」と、己の本能を信じた。思い切り踏み込み、短く持ったバットを振り抜く。ライナー性の打球が左翼前に落ちる。06年5月2日の巨人戦で中越え本塁打を放って以来の、人生2度目のサヨナラ打。長い長いゲームに終止符を打った。 何としても打ちたかった。いや、打たねばならなかった。「外野フライも打てないしょぼいバッティングをしてしまったので、なんとかしないと、と必死だった」。同点のまま迎えた九回裏一死一塁で打席に入った。絶妙の盗塁と広島・永川の暴投で赤星が三塁まで進む。一気につかんだサヨナラのチャンス。永川のフォークに食らいついたが、遊ゴロに倒れた。「必死だよ。2打席連続で凡退したら、明日(球場に)こられへん」。笑いを誘ったが、きっと本音に違いない。 リーグトップの犠打数を誇る“つなぎの男”として、土台からチームを支える。「今日は最後に決めたけど、普段はつなぎやから。明日から謙虚につないでいきます」。試合を決めた男らしくない言葉。しかしそれが関本という男だ。 これで優勝マジック点灯に王手をかけた。12日の試合で広島に勝てば、53もしくは52が点灯する。そんな状況に浮かれはしない。「僕らは僕らの戦いをするだけ」。今季これまで継続させてきた虎の戦いを貫けば、おのずと優勝は見えてくる。関本はそう信じている。バルさん ド根性ダイブで白球&勝利つかむ 全身全霊をかけてひとつのアウトを奪う。結果を恐れない。自分ができるすべてを発揮する。その強い思いが、ファインプレーにつながった。 阪神・バルディリスが魅せた。1点をリードされた七回二死一、二塁。追加点を与えれば致命傷になる場面だ。 赤松の打球がフラリと三塁ファウルグラウンドに飛んだ。バルディリスはチラリと、ベンチを見た。捕れる-瞬時にそう判断すると、一直線に打球の落下地点へ駆けた。見事にキャッチしたが、その勢いのままベンチへ落下した。 甲子園が静まりかえった。次の瞬間、バルディリスは立ち上がった。そしてグラブを高々と掲げて、キャッチしたことをアピールした。割れんばかりの歓声に包まれ、一塁側ベンチに戻った。 「毎回、一生懸命やっているだけだよ。捕れると信じていた。体も大丈夫だ」。改修により甲子園のベンチは以前より深くなり、危険度が増した。負傷と背中合わせのプレーだった。だが、まさに体を張ってピンチを救った。 岡田監督は「久しぶりやろ、1点差のこういうゲームは。その中でしっかり守ったから、こういう展開になるんよ」と称えた。バルディリスのひたむきで勇敢なプレーがナインに勇気を与えた。そして劇的なサヨナラ勝利につながった。
Jul 11, 2008
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青木とボーグルソンの投げ合いその後も、両チームの中継ぎ、抑えが好投して1-19回一死三塁のチャンスで凡退の関本、新井そして、またも回ってきました延長11回矢野のヒットから、平野のセーフティ送りバント!!赤星の足で、ゲッツーをまぬがれ、二死1-3塁前のチャンスで外野フライも打てなかったと反省した関本!!見事にぶったたいて、レフト前に落ちサヨナラ勝ち!!!またもや甲子園でサヨナラ勝ち!!!平野のセーフティ送りバントがヒットにならず、9安打に終わり、連続二桁安打記録は途切れましたが、負け試合をはさんでの記録なんて意味ないのでまた、これから記録をのばしましょう!!中日が負けて、早ければ明日にもマジック点灯!!このまま日本一まで独走です!!!好投ボーグルソンと前田の投げ合い先取点は広島、6回に1点先行されましたが、8回の攻撃先頭の金本!!左中間まっぷたつ!!葛城が強引に引っ張ってチームバッティングの進塁打ここで甲子園に勝利の虎猫登場!!むちゃくちゃ小さくてかわいい!!きっと幸運の虎猫になることでしょう!!鳥谷フォアボール高橋がしぶく犠牲フライ!!!阪神同点!!9回に1死3塁のチャンスに凡退の関本、新井阪神投手陣はふんばりました。6回を1点に抑えたボーグルソンの後7回渡辺、8回久保田、9回球児、10回ジェフ、11回江草が抑えて11回裏の攻撃1死から矢野がしぶとくライト前ヒット!!平野!!初球セーフティ送りバント!!ファーストには暴投!!おしくも記録はエラー赤星セカンドゴロ!!赤星の足でゲッツーは免れました!!二死一三塁!!先ほどサヨナラのチャンスで凡退の関本!!レフト前!!!!サヨナラ!!!!■2008/7/11 試合結果対広島 9回戦 甲子園広|000 001 000 00|1神|000 000 010 01x|2勝:江草2勝1敗0S敗:岸本1勝1敗0S広:前田健-シュルツ-永川-岸本神:ボーグルソン-渡辺-久保田-藤川-ウィリアムス-江草ヒーローインタビューはもちろんサヨナラ打の関本!!順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7752241.684-3342594233.2833.102巨 人8041372.526123083068143.2593.643中 日7939373.513132802797238.2533.164広 島7635374.486152712975448.2733.675ヤクルト7635401.46716.52852994466.2573.686横 浜7623521.30728.52733737217.2624.81
Jul 11, 2008
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ですが、中日がまた負けました。。。。二度目の四連敗。。。赤松の送りバントからのサヨナラ負けです。。。13ゲーム差。。。久々に井端、荒木が揃ったのに。。。荒木またエラーで足引っ張ってましたね。。。広3[終 了]2中 ◇試合スコア 計 中|010100000|2 広|000100011|3 11回戦/広島 広2勝6敗2分 打 安 BB 盗 失中|34 3 6 0 2広|39 11 3 1 0 ※BB…四死球数 [本塁打] 広:栗原10号ソロ(4回裏/佐藤充) [継 投] 広:青木高→岸本→上野→横山=石原 中:佐藤充→長峰→高橋→吉見→小林=谷繁順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7551231.689-3292504232.2833.072中 日7738363.514132702687036.2523.123巨 人7839372.513132963027841.2583.714広 島7435354.500142632875248.2733.675ヤクルト7434391.46616.52792914464.2583.676横 浜7422511.30128.52663676916.2624.85
Jul 9, 2008
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岩田52日ぶり“1笑”…ウル虎7連勝! Gキラーの激投で、岡田阪神が今季初の7連勝だ。岩田稔投手(24)が6回1失点の好投で5月17日、ヤクルト戦以来の6勝目を挙げた。ピンチでもひるまず、気迫でねじ伏せて巨人戦3勝目。久々のお立ち台で、若き左腕の笑顔が映えた。そしてクライマックスS進出マジック55が点灯した。 ◇ ◇ 久しぶりや。この感覚を待っていた。大観衆が祝福してくれている。一段高いお立ち台で、みんなが注目してくれている。思わず出た言葉は「最高でーす!!」。感情を表現するにはそれで十分だった。もがけども手のひらからすり抜けていった白星が、今夜は岩田の手中にがっちり握られていた。 「白星がついたということは、僕にとって大きい。交流戦でも勝てなくて迷惑をかけて、チームに貢献したいと思っていた」。今季は開幕ローテの座を勝ち取り、若さと勢いを武器に突っ走ってきた。だが、5月17日のヤクルト戦以来、交流戦を挟んで勝利に見放された。実に52日ぶりの6勝目の味は格別だった。 何かを変えねば。進化しなければ。必死の思いで毎日の練習に打ち込んだ。そしてこの日はいつもコンビを組む野口ではなく、今季初の矢野とのバッテリー。「僕から矢野さんに話をさせてもらった。こういうボールを投げたいんですがと相談した」と、大先輩に積極的に自分の意見をぶつけた。その結果、岩田はこれまでと違ったスタイルを身につけた。 岩田の最大の武器といえば、鋭角に鋭く曲がり落ちるスライダー。だが、その武器を各球団に研究されていることを明らかに感じていた。真っすぐを生かす。矢野がこれまでの投球の組み立てを再編成し、岩田を導いた。 象徴的だったのは一回二死無走者からの小笠原の場面。初球、146キロの内角直球でストライクを奪うと、再びインコースをえぐった。2球目はさらに厳しい胸元への144キロ。のけぞらせボテボテの投ゴロに打ち取った。直球の残像を脳に焼き付け、ここで得意のスライダー。腹を据えた投球スタイルが崩れることはなかった。 失点は六回二死一、二塁から谷の右線二塁打で許した1点のみ。走者を得点圏に出しても2併殺を奪うなど、ピンチでも動じなかった。「矢野さんからサインでおかしいと思ったら首を振れと言われた。それでサインが出てからワンテンポ考えて投げられた」。そこにはプロの投手として、引き出しをひとつ増やした岩田がいた。 これで対巨人3勝無敗とした岩田の好投もあり、チームのクライマックスシリーズ出場へのマジック55が点灯。「最高でーす!!」。お立ち台で2度目の雄たけびが甲子園の夏空に響き渡った。関本500安打!虎の2番渡さん! メモリアルは知らなかった。ただ無心でたたいた打球が右翼へ抜けた。 「え?500安打?うそ?前もって言うといてよ。もうちょっと何かやりようがあったのに…」 2点リードの四回二死満塁。阪神・関本がプロ通算500安打を貴重なタイムリーで決めた。試合後、報道陣から節目の1本だと知らされると、汗だくのほおを緩ませ、いたずらっぽく笑った。 今季満塁機で6打数5安打10打点。関本のバットが“初もの”バーンサイドをベンチへ追いやった。「2アウトだったので、ここで1本打ったらダメージを与えられると思った。全然強くない打球が飛んだけど、抜けてくれて良かった。タイミングを外されたけど、不思議といいところへ飛んでくれた」。 3月、無観客試合(甲子園)の対戦で「印象に残った」バーンサイドから、初回も林の先制打を呼ぶ左前打を放つなど、今季7度目の猛打賞。打率を・293まで上昇させた。球団記録を更新する9試合連続2ケタ安打の達成に、関本が随一の貢献を見せた。 今季、試合前の打撃練習で三塁方向へのファウルが多く飛ぶ。関本流のバロメータだ。インコースをファウルにできるかどうか。外角球を右方向へコントロールするのは元来の姿だが、昨季、内角球をファウルにできず、凡打を重ねた反省を生かす日々だ。 リーグダントツ「29犠打」のバントの達人。「打て」のサインなら、こんな結果も出せるから頼もしい。開幕二塁を譲った平野が故障明けで昇格したが、もうスタメンを明け渡すことはない。 九回、勝利の瞬間、右手を突き上げた関本。Vロードへ絶対不可欠な多才のピースが、柔と剛で連勝街道をひた走る。
Jul 8, 2008
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また勝った!!!■2008/7/8 試合結果対巨人 10回戦 甲子園巨|000 001 002|3神|200 210 00x|5勝:岩田6勝4敗0S敗:バーンサイド3勝2敗0SHR:ラミレス ソロ24号巨:バーンサイド-山口-東野-藤田-越智神:岩田-久保田-ウィリアムス-藤川順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7551231.689-3292504232.2833.072中 日7638353.52112.52682657036.2543.133巨 人7839372.513132963027841.2583.714広 島7334354.49314.52602855147.2733.695ヤクルト7334381.472162722824364.2583.616横 浜7321511.292292573606515.2614.82
Jul 8, 2008
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金本大逆転弾!鳥肌立った!50勝! これこそ、神懸かり-以外の何物でもない。阪神が6連勝で両リーグ50勝一番乗りを決めた。3点ビハインドの九回は横浜・寺原に対し、土壇場の二死一塁から関本、新井の連続適時二塁打で1点差。そして金本知憲外野手(40)が左翼席へ逆転15号2ランだ。虎党はみんな鳥肌立ったでえ! ◇ ◇ 最終回の幕が開くまで誰も予想できなかった劇的シーン。格好良すぎる主役を演じたのは、やはり金本だった。8番から始まる九回。3点のビハインド。マウンドには守護神・寺原が上がった。さすがにきょうは…そんな空気が球場、そして阪神ベンチを支配していた。しかし「あと1人」から幕は下りなかった。 一死から矢野がヒット、赤星凡退で二死一塁。ここで関本が左中間を破り2点差にすると、新井の右翼線二塁打で1点差。色気のない歓声が地響きとなり、打席へ向かう4番の背中を押した。 初球、変化球を見送ったあとの2球目。寺原こん身の152キロ、外低めの速球をシンでとらえた。巧みにすくい上げ左翼へ舞い上がった打球は、上空の気まぐれな風に押し戻されない軌道でスタンドへ。 ここで出るか!?と誰もが口を開ける逆転2ランで、救援陣の失点を帳消しにした。金本は一塁を回り、珍しくこぶしを握った。三塁を踏み、自軍ベンチへ向かって親指を立てて「グー」ポーズ。ちゃめっ気たっぷりでナインの出迎えに応えた。 「コース的に外(角)は頭にあったけど、(高さが)低かったからホームランになったと思うよ。ガッツポーズ?展開が展開だったから、自然とそうなるよな。自分に回って来たら面白いなとは思った。正直言って…」。今季10度目の猛打賞となるこの日3本目の安打で、大逆転劇の大トリを務めた。 昨年10月の左ひざ手術から完全復活を目指す金本にとって一大決意のプレーがあった。6月28日、秋田でのヤクルト戦。二回、ヒットで出塁し、続く5番林の打席。カウント2-2からスタートを切った。林がファウルし、進塁はならなかったが、金本は先発石川のモーションを完ぺきに盗み、スチールを試みた。 「自分で行ったよ。行けると思ったからね」。手術後初の挑戦。慎重に患部の状態をはかりながら「走る」機会をうかがっていたが、ついにその封印を解いた瞬間だった。流れの中の走塁は、昨季半月板損傷が判明してからもこなしてきた。打つ、守る、走る。40歳になっても三拍子を追求する姿勢に変わりはない。 横浜スタジアムと抜群の相性を誇るのが矢野なら、金本にとっても、ここは一生忘れ得ぬ球場だ。4月12日。この日と同じ寺原から放った2000本安打。メモリアル以来の横浜で、3戦15打数8安打の大暴れ。今回も去り際に派手な仕事をやってのけた。 「7月は勝負なんで、甲子園に帰って巨人に勝ちたいと思います。どんどん、くって…いや勝っていくだけですね。すいません、噛(か)みました」。興奮気味にマイクの前に立った金本をファンの大歓声が包んだ。 主砲が演じた劇的アーチで今季2度目の6連勝、50勝到達。2位中日との差はさらに広がり11・5ゲーム。加速を続けるVロード。主演金本のドラマはまだ終わらない。「関本&新井」打ァ タナバタの奇跡 その扉は誰の目にも重く、そして頑丈に見えた。3点劣勢、九回二死一塁。打席の阪神・関本は、カウント2-0に追い込まれていた。 絶体絶命というよりは絶命寸前。いかに最強猛虎といえども、この扉をこじ開けようとするなら奇跡を起こすしかなかった。 しかし-。 そんな状況から、奇跡が起こった。声を限りの声援を送り続けた虎党の目の前で、奇跡が起こった。 「後ろ(の打者)につなぐことだけを考えました」。極限にまで集中力を高めた関本が、粘りに粘る。そしてフルカウントからの9球目、高めに入った152キロをこん身のスイングではじき返した。左中間を深々と両断する当たりに、赤星が一塁から悠々生還。あと1球からの一撃に、奇跡の扉のカギがあいた。 まさに執念の一打。そして続く新井も、執念で応えた。 「セキが頑張ってつないでくれた。何とか食らい付こうと思った」 カウント2-2からの5球目、153キロを右翼線に運んで1点差。なおも二死二塁。奇跡の扉が動いた。そして頼れる4番が、それを力ずくでこじ開けた。 「あれで守りのミスを帳消しにできたとは思いませんけどね」。勝者の列で、関本がつぶやいた。六回の守備で併殺を狙った一塁・新井への送球がワンバウンドとなり、一塁に走者を残した。それをきっかけに敵の反撃を許し、同点とされた。 関本は送球ミスと感じ、新井は捕球ミスと感じた。そんな思いを胸に向かった崖っぷちでの打席。新井が振り返る。「相手どうこうじゃなく、気持ちを入れて行った」。その気持ちが、奇跡を起こした。 もっと喜んでいい。もっと胸を張っていい。劇勝に沸く勝者の通路。神懸かり的逆転劇を呼び込んだ2人の戦士は、必要最小限の笑顔とともにバスへ向かった。1つのプレーに対する責任感、そして1勝に注ぐ飽くなき執念が、開かないはずの扉を開けた。野口が上園救った!1年ぶり1号3ラン 不本意きわまりない“負の神話”と、ついにオサラバだ。「本当に勝ってよかった」。絶体絶命の窮地からの劇的逆転勝利にプロ19年目捕手の阪神・野口が人一倍、喜びをかみしめた。なにせ、プロ人生の約3分の1に及ぶ長期間、取りつかれていた“空砲病”から解放されたのだから。 絶好調の矢野に代わり、この日は“上園担当”としてスタメンマスクをかぶった。0-1の二回無死一、二塁から、吉見のスライダーを「来た球をうまくたたけた」という一打は、バックスクリーン左に飛び込む今季1号3ランとなった。自身、昨年の7月5日ヤクルト戦(甲子園)以来の一発で、虎に流れを呼び込んだ。 なのに…終盤八回に横浜に試合をひっくり返され「今日もまたかよって思ったよ…」。実は日本ハム時代の02年以来、阪神移籍後も昨季まで、野口が本塁打した試合は、チームが4連敗していたのだ。「それ(記録)を知ってたんでね」。偶然とはいえ、ここまで続けば気にもなる。放った弾丸が、6年ぶりに敵軍艦隊にヒット。再逆転勝利をある意味、だれよりも喜んでいた。バルさん出た~妻子の前で来日1号 いつもは控えめなバルさんも、ちょっとうれしそうだった。「ハッピーだね」。1年前には、ヨコハマなんて異国の地に妻子を連れてきて、激弾をかっ飛ばすなど夢にも思わなかっただろう。 派手なダイビングキャッチで虎党に大人気の阪神・バルディリスに、ついに来日1号弾が飛び出した。 2点リードの四回。先頭で打席へ。カウント0-1からの2球目、吉見の内角141キロを「思い切り振り抜いた」という一撃は、高い弧を描いて左中間の黄色いメガホンの中に飛び込むソロアーチとなった。 「きっちりコンタクトしていたし、いくと思ったよ。ちょっと時間がかかったけど、やっと出たという感じ」 育成枠でテスト入団し、5月に支配下選手登録。代打で1軍初出場した5月3日の中日戦は、初打席で押し出し死球による初打点を挙げた。同月11日には来日初安打も放ったが、この日の初アーチは65打席目だった。 ファンやナインに祝福され、何より来日中の妻子の前で放った一打は、最高だった。六回には左腕に死球を受けたが、痛みをこらえてフル出場した。試合も劇的勝利で飾り文句なしだ。 8月の北京五輪期間中はますますチームが、バルさんの力を必要とする。「チャンスをもらえるなら、どんどん打って結果を出したいね」。ジャパニーズドリームへと、また一歩前進だ。
Jul 6, 2008
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ウイリアムスが打たれて、最終回3点差で二死一塁ハマの守護神寺原にフルカウントまで追い込まれた関本。。。あと一球コールの中、関本はタイムリーツーベース!!そして、アニキにつなげと、新井も一点差に迫るライト線タイムリーツーベース!!2000本安打を打った、横浜球場!!そして、その相手寺原!!アニキが外角低目をレフトスタンドへ!!!!!前進鳥肌!!何度もあきらめた、試合を、あと一球で終わっていた試合を、全員がつないで大逆転!!!!日本一の中継ぎ陣が取られた点は、日本一のつなぎの阪神打線が取り返す!!そして最後は球児が!!林が!!三振!!ファインプレー!!最後は四番村田をセンターフライで決めました!!!!涙が出てきました!!!阪神は、これ以上ない劇的な勝利で六連勝!!!!!これが力の差!!勢いの差!!思いの差!!!阪神大勝利!!!!!1点先行された2回表林がセンター前ヒット鳥谷フォアボール野口が今シーズン初ホームラン!!!上園を助ける逆転スリーラン!!!4回表先頭のバルディリス!!来日初ホームラン!!4-1!!しかし、このあと6回表、チャンスで上園矢野が代打でゲッツー代わった、渡辺が打たれ、ジェフが打たれ8回のチャンスも桧山が凡退ゲッツーでした。。。いやな流れの横浜球場4-7 3点リードされた最終回横浜は守護神寺原今日、ホームランのバルディリスを空振り三振チャンスで凡退、逆転された矢野人一倍責任を感じているはずその矢野がピッチャー返し!!センター前ヒット!!執念でつなぎます!!しかし、赤星の当たりはセカンドゴロセカンド送球が、少しずれたのと、赤星の足で、なんとか残りましたあと一人でプロ初勝利の吉原、後ろには打のヒーロービグビーここのところ、絶好調の関本!!つなぐことができるか!!ツーストライクに追い込まれ、ファールで粘って、フルカウントあと一球から、引っ張った!!!左中間真っ二つ!!!赤星が帰って、あと二点!!アニキにつなぐことができるか新井!!新井もツーストライクまで追い込まれます外角をうまく流してライト線!!いっぱいに入った!!ライト線に転がります!!関本帰って1点差!!新井もセカンドへ!!連続タイムリーツーベース!!そして、回ってきました!!2000本安打を打った寺原相手に金本!!矢野、赤星、関本、新井!!全員がつないでくれたからには、打つしかない!!期待に応えることができるか!!全員が信じてまわしたからには絶対に打ってくれる!!!初球外れて二球目!!外角をうまく流した!!逆風をついて阪神ファンの待つレフトスタンドへ!!!!おもいっきりの笑顔でダイヤモンドを一周する金本!!!やっぱり打ってくれました!!!!さすが阪神の四番!!みんなのアニキです!!!9回は、もちろん球児!!仁志を空振り三振内川はライトファールフライ 林がナイスキャッチ!!最後は四番村田センターフライ赤星が捕って三者凡退阪神大逆転勝利!!!!!■2008/7/6 試合結果対横浜 11回戦 横浜神|030 100 004|8横|100 102 030|7勝:ウィリアムス3勝3敗0SS:藤川3勝1敗27S敗:寺原3勝6敗10SHR:野口スリーラン1号、バルディリス ソロ1号、金本ツーラン15号神:上園-渡辺-久保田-ウィリアムス-藤川横:吉見-桑原謙-山北-吉原-寺原呆然の横浜ベンチ内川だけ、立ち上がれません。。。やっと立ち上がって、ベンチを蹴り上げる内川その悔しさを忘れずに、大きな選手になってくださいヒーローインタビューは、もちろん金本!!!阪神50勝一番乗り!!横浜は50敗です。中日がやぶれて、11.5ゲーム差!!順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7450231.685-3242474231.2833.082中 日7538343.52811.52682627036.2543.133巨 人7739362.520122932977741.2573.694広 島7233354.48514.52572855146.2723.745ヤクルト7233381.465162672824263.2573.666横 浜7221501.296282573556515.2634.81
Jul 6, 2008
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矢野が神がかり大爆発!竜と10・5差 虎5連勝の立役者はまたもやこのベテラン。阪神・矢野輝弘捕手(39)が、2戦連発の先制2ランを含む4安打3打点の大暴れ。3安打の前日から6打数連続安打を記録した。矢野の“不敗神話”で貯金26。チームは7試合連続2けた安打で球団記録に王手だ。2位・中日が巨人に敗れ、ゲーム差は10・5となった。 ◇ ◇ 矢野本人が一番驚いた。試合後、開口一番「なんなんや!」と首をかしげ、大きく目を見開いた。ここまでくれば超常的。矢野と横浜。「相性」だけで片づけられない深い縁。打席に立つ以前から、雰囲気が漂う。打つよ、打つよ…やっぱり打った。ベンチ、客席で、的中率の高い予言が飛び交う。そして、期待を裏切らない矢野のすごみ。横浜でめっぽう強い男が試合を決めた。 二回。二死一塁から、先発・那須野の直球を芯に乗せた打球が、左翼スタンドへ飛び込んだ。2試合連発の3号先制2ランだ。 「オレも分からんよ。打てると思って打席に立ってるわけじゃないけど…。まあ、打てるんやったら何でもいいけどな」 ベンチで出迎える監督、ナインも感嘆の嵐。指揮官が「打つと思ったわ」と言えば、金本も“同級生”の離れ業に、満面笑みで両手を差し出した。矢野のバットは、ハマでは無敵。七回にも8点目をたたき出すタイムリーでダメを押す。4打数4安打3打点。前夜3安打に続く2戦連続の猛打賞。今季横浜スタジアムで18打数11安打、打率を驚異の・611まで押し上げた。「ずっと横浜で試合をやったら、すごいことになるなあ…」。自身も驚愕(がく)の数字。恵方中の恵方に“感謝”した。 守っては約1カ月ぶりに先発マウンドに上がった安藤を巧みにリードし、5回無失点投球を演出。「1カ月休んだ割には5回で代わったんで、しっかり説教しときました」。3試合連続のヒーローマイクで、ちょっぴり辛口ながら、安藤の「ただいま」を代弁した。 今季はチームを離れない-。矢野の決意だ。6月3日の仙台遠征。矢野は東北福祉大野球部時代の恩師、故伊藤義博監督の墓前に花を供えた。「去年は来れなくてすいません…」。同大野球部出身で鳥谷の母校・聖望学園高の岡本幹成監督と偶然墓地で出くわし、ともに手を合わせた。昨季は右ふくらはぎ痛で5月26日から18日間の出場選手登録抹消。交流戦期間中と重なり、第2の故郷への里帰りが果たせなかった。今年は亡き恩師へ2年分の活躍を誓った。 矢野の2戦連続弾が号砲となり、14安打9得点の快勝劇。これで矢野が適時打を放てば25連勝、一発を打てば15連勝だ。チームは7試合連続2ケタ安打で球団記録に王手。2位・中日とのゲーム差は10・5に広がり、積み重ねた貯金は26まで膨らんだ。 強い。チーム全員が慢心なく、この言葉を言える。「明日も勝って貯金をどんどん増やしたい」。横浜ともう1戦。連勝で50勝到達に花を添えるのは、矢野だと予想してもらっていい。関本猛打賞!最強猛虎の“2番”はオレ 高次元で融合された精密さと力強さ。つなぎ役を務めたかと思えば、必要に応じてポイントゲッターも華麗に演じてみせる。この日の阪神の圧勝劇、事実上のフィニッシュブローとなったのは、2番・関本のひと振りだった。 「追い込まれてからはとにかく前に飛んでくれたらいいと思った」 2点リードの四回、二死満塁。2番手・桑原がカウント2-2から投じた5球目、低めへのスライダーを中堅後方にはじき返した。打球がフェンスを直撃する間に、3人が生還した。無死満塁から連続三振で二死とされた直後。ここでの逸機は、手にした流れを手離すことを意味していた。2点差を5点差に変えたこの適時打が、敵を深々と眠らせた。 三回の左翼線二塁打に続く連続長打。八回にも右前打を放ち、今季6度目の猛打賞だ。打率も・284に急上昇。好調を意識するか?の問いにはきっぱりと否定したが「1打席1打席に集中しようとは心掛けている」と胸を張った。平野の1軍復帰も間近だが、岡田監督は、平野復帰後も関本を2番に固定する方針を示唆。最強猛虎打線の一角として、盤石の地位を固めたと言える。 「また明日からバント生活ですわ」。漆黒の相棒を肩に担ぎ、快活に笑った。時に繊細に、時に激しく-。音色を常に変化させながら、関本のバットは試合を彩り続ける。帰ってキタ~!安藤復活の7勝目 阪神に安藤が帰ってきた。虎の08年開幕投手が、戦いの場に戻ってきた。雰囲気、緊張感、野球選手として心地よい空気に包まれ、先発投手としての責任を果たした。「もっと長いイニングを投げたかったんですが」と5回での交代に反省しつつも表情は笑顔。盤石のゲームメークでチームを勝利に導いた。 一回をすべて内野ゴロで3者凡退の立ち上がり。二回、味方打線に先制点をプレゼントされると「窮屈な投球をしなくてよくなった」。90キロ台のカーブも織り交ぜての“大人の投球”がさえた。四回は唯一、一死一、二塁と得点圏に走者を背負ったがビグビー、金城を落ち着いて打ち取った。5回を投げ82球、3安打無失点の投球内容は危なげなかった。 5月29日のロッテ戦(甲子園)に先発した後、疲労性腰痛を発症し6月2日に登録抹消。交流戦の途中でチームを離れ、1カ月以上のブランクを経てチームに帰ってきた。だが、焦りはなかった。昨年、右肩を故障し「もう投げられないかもしれない」と思ったほどの地獄を味わったから、その程度で心が揺れることはなかった。 安藤の復帰はチームにとっても大きい。久保投手チーフコーチは「よく攻めていたし、丁寧に投げていた。不安を払しょくしてくれた」と絶賛。連戦の続く7月戦線に右のエースが帰ってきたことは、首位を走る現状を考慮しても心強い。 3月28日に安藤が開幕投手として勝利を挙げた相手も横浜だった。自身の“再開幕”となったこの試合も横浜から7勝目をゲット。「心配やったけどねえ。まあ、でもきょうは5回やから」。まだまだこれからとばかりに、安藤は表情を引き締めた。ノッてキタ~!林が9戦連続ヒット 効果的に得点に絡んだ。残した結果はもちろん、内容にも手応えありだ。相手投手の左右に関係なく、5番を任される期待は裏切れない。先発・那須野からは無安打でも、中継ぎ左腕2人からの2安打で、阪神・林が存在感を示した。 「右からしか打てないというのではなく、しっかりとカベを作って、左からも打てたので、良かったと思います」 五回だ。無死一塁の場面で、マットホワイトから中前打で出塁。さらに、矢野の中前適時打の間には「常に次の塁を狙っていかないといけない」と、一気に三塁まで進み、続くバルディリスの犠飛でホームを踏んだ。 七回には、一死無走者から、外角低めのスライダーをすくい上げると、打球は中前に落ちて2安打目。「その前(1球前)もスライダーで空振りしていて、ボール気味だったけどうまく打てた」。この出塁が、バルディリスの適時打につながった。走者がいない場合は、チャンスメークに徹する仕事ぶりが頼もしい。 5打数2安打2得点の活躍で、9試合連続安打となった。打率も・308に上昇。今回の横浜3連戦終了後の週明け以降には、球団側と北京五輪出場に関する話し合いが行われるもようだ。今の好調ぶりを見れば、もし夏場に「離脱」となると、チームにとっては痛手となるが…。今は、目の前の打席に集中して、勝利に貢献していくだけだ。バルさん光った!美守&2打点 猛虎優勢の中で、どこか心地悪い風が吹き始めていたのも事実。阪神の三塁手・バルディリスの好プレーがなければ“万が一”の展開に陥っていたかもしれない。 9-1の八回。二死満塁から、金城の一ゴロを新井がトンネルするまさかの失策で2点を返された直後、なおも走者一、三塁から、新沼の鋭い打球が三遊間を襲った。だが、バルディリスが横っ跳びでつかみ、二塁封殺。抜けていれば、非常にマズい流れの場面で反撃を断ち切り、大歓声を浴びた。 打撃でも、五回一死二、三塁から中犠飛。七回に中前適時打を放って2打点を挙げ、大勝に貢献した。「きょうは球がよく見えていた」。八回から登板した太陽が先頭に四球を与えると、マウンドに駆け寄り励ますシーンも。勝利を手にするまで、歩を休めぬバルさんがいた。
Jul 5, 2008
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今日も矢野、関本、他の選手も打ちまくって、またもや大量得点差でJFKを温存しての五連勝!!開幕投手安藤も、戻って来ました!!ピンチを作るものの危なげないピッチングで五回を零点で完全復活です!!中日がボロボロで、とうとう10.5ゲーム差!!20ゲーム離れたらクライマックスシリーズやめるとかにしないと盛り上がらなくなってしまいますね。。。。がんばれ中日、がんばれ広島!■2008/7/5 試合結果対横浜 10回戦 横浜神|020 320 110|9横|000 000 121|4勝:安藤7勝4敗0S敗:那須野5勝9敗0SHR:矢野ツーラン3号、ビグビー ソロ5号、小関ソロ1号神:安藤-阿部-太陽横:那須野-桑原謙-マットホワイト-山北-小山田-真田順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7349231.681-3162403929.2823.032中 日7438333.53510.52652556935.2563.073巨 人7638362.514122862947541.2573.724広 島7133344.49313.52542805146.2723.725ヤクルト7132381.457162622794163.2573.676横 浜7121491.300272503476515.2614.77
Jul 5, 2008
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矢野 連日のハッスル…V爆走ターン 7月負けなしの4連勝だ。阪神・矢野輝弘捕手(39)が四回に2号ソロ、九回にも適時打を放つなど猛打賞の爆発で勝利を呼び込んだ。金本が350二塁打。下柳は7回0封で8勝目。“同級生トリオ”に加えて九回、桧山も代打で適時打。ベテランの力が輝き、72試合消化で貯金25ターンとなった。 ◇ ◇ 隆起した下半身の筋力が、地面をかんで離さなかった。「風に助けられた」と控えめに振り返った軌道。風向きを示すスコアボードの球団旗はセンター方向へなびいたが、差し込まれてもスタンドまで運んだ打球は、39歳にしてどん欲に励む筋力強化のたまものだった。 0-0の四回。矢野が均衡を破った。小林の2球目。高めのつり球を左中間スタンドへ。5月7日以来、約2カ月ぶりの2号ソロで先制点をたたき出した。「1点じゃ安心できないけど、自分たちのペースに持っていけたのは良かった」。2夜連続のお立ち台。矢野が前試合決勝打の興奮を、甲子園から横浜へ運んだ。「打っても出てこない」感情とともに矢野らしく淡々とベースを回った。 横浜と言えば矢野。そんな代名詞にたがわぬ打棒が、チームを今季5度目の4連勝へ導いた。七回にも右前打を放ち、九回にダメ押しのタイムリーを左前へ運んだ。守っては好投下柳の8勝目を導き、打っては今季6度目の猛打賞。06年に3連発を放った相性抜群の横浜スタジアム。前回優勝の05年からの4年間の通算打率を・351にまで引きあげ「ここの球場大好き」とスタンドへ向け“ラブコール”を送った。 手帳のカレンダーにギッシリと数字が並んでいる。今季、本拠だけでなく、すべての遠征地でウエート器具と向き合う矢野の姿がある。5月の北陸遠征では富山、金沢、福井の各地で毎日欠かさなかった。札幌、仙台でもきっちりこなした。リーグ戦再開の秋田でも…。昼前に宿舎を出て市街のジムへ向かう。 「弱い」と自覚する右の股(こ)関節強化の意味もある。全身強化に努めるが、とりわけ下半身に意識を向け、試合に臨む。「年を重ねると気持ちは前へ行くけど、肉体が付いてこないことがある。今年は今のところすごくいい感じできている」。30代後半から本格的にウエートを始めるのは負担にもなるが、今季のプレーを支える重要なルーティンだ。「お前より手帳のほうが正確やから、もう1人で大丈夫」と付き添うトレーナーに向けて冗談めかしもする。 1号弾も下柳の登板で放った。金本とともに最年長トリオと呼ばれるが、ヒーローインタビューでは「僕はまだ39歳」とちゃめっ気たっぷりに若さを強調した。矢野がタイムリーを放てばこれで24連勝。ホームランを打てば負けない神話も“15話”まで伸びた。折り返しの72試合目にして貯金を「25」にまで伸ばした。「まだ半分。強いとは思うけど、安心はしてない」。あくなき追求心は、頂点に立つまで、チームへ、自身へ向けられていく。下柳 JFKに優しい省エネ8勝目 あの日と同じ通路を、淡々と歩いた。あの日と同じように、少しうつむき加減で歩いた。火照りを冷ます風の心地よさも、あの日と似ていた。しかしただ1つ、あの日とまったく異なる感情が、阪神・下柳の心の中にあった。 「バックの助け?毎度のことやんか。打つ方も守る方も大きいよ」 黒のキャリーケースを後ろ手で引っ張りながら、少し笑みを浮かべた。帰りの通路を行く左腕の表情には、あの日にはなかった“充実感”があった。 精妙極まる投球だった。多彩な変化球を打者の両サイドに操る、下柳本来の投球。そしてそれに加え、この夜は切れ味鋭い速球を随所に投げ込んだ。二回に浴びた連打が、この日最初で最後の被安打。敵に付け入るスキをまったく与えなかった。 横浜スタジアムでの前回登板となった07年10月1日。シーズン最後のマウンドに臨んだ下柳は、遊撃を守っていた秀太の失策に激高し、グラブを地面に叩き付けた。チームメートに向けた怒りの感情。「みんな一生懸命やってくれてるのに、申し訳ない…」。勝者の通路で、冷静さを欠いたことを猛省したあの日。ともに助け合うことの尊さを、いま一度自身に言い聞かせた。 「お~い秀太!!」 この日の試合前、練習を終えた下柳が、ノックを受けていた秀太に声を掛けた。「きょうはエラーすんなよぉ~」。互いに笑い合った。周りにいたチームメートも笑った。今では笑顔で振り返られる昔話だ。 四球で背負った四、六回のピンチはともにバックの美技に助けられて脱出。野手との深い信頼関係が、この夜の快投を力強く支えた。 圧巻の8勝目は、連投中だったJFKの温存にも貢献。「それはよかったんじゃない?」。涼しい表情と素っ気ない語り口に、充実感がにじむ。あの日と同じ通路を、同じ歩幅で歩いた。それでも靴音は、あの日より甲高かった。元気ハツラツ…金本 激走通算350二塁打 おやじトリオの一番の大御所も黙ってはいなかった。先発下柳の好投、先制本塁打の矢野に負けじと5打数3安打の大暴れ。打点こそなかったが、阪神・金本がその存在感を存分に発揮した。 まず五回の第3打席で小林から左前打を放つと、コンコンっと軽快にギアをアップ。七回は真田から中前打。九回はマットホワイトから左中間へ二塁打を放った。この時点で下柳が登板した試合で51打数20安打の打率・392。同じ九回に打者一巡し2度目の打席が回り、凡退してしまったが、40歳同士の相乗効果は十分に証明されたはずだ。 今季9度目の猛打賞を決め、プロ野球史上26人目となる通算350二塁打も達成した。それでも、金本の興味はチームの勝利に向けられている。二塁打の記録に関して「しらん、しらん」と受け流す姿は、記録より勝利という金本の姿勢を表している。 打線が大量点をたたき出したこともあり、チームは藤川、久保田を温存することもできた。連戦の続く7月戦線ということも考慮すれば、チームにとっても大きい打線の爆発だった。「こういう試合をな、していかなあかんからな」。勝つだけではない。先を見据えてチームを、チームメートを思いやるアニキの頼もしさに他ならない。桧山 6戦ぶり安打はダメ押し2点 「同級生トリオ」から1歳下のベテランも、負けじと輝きを放った。阪神・桧山の、自身6試合ぶりとなる安打が、試合を決定付ける適時打となった。流れを壊すことなく、ベンチと、大声援を送ったファンの期待に応えた。 「先に矢野さんが打ってくれてたんで、気が楽になりました」 巡ってきた打席は、九回だ。林と矢野の適時打で2点を追加して、なおも一死二、三塁から代打で登場した。初球のシンカーをファウルして迎えた2球目だ。「最初(初球)が、強引にいってたんで、もっと目線を上げないといけないと。(打ったのは)シュートかな」。わずかに修正を施して振り抜くと、快音を残した打球は右翼へ。2点適時打で、リードは6点に広がった。 打点を挙げたのは7試合ぶり。とにかく、1本出たことに胸をなで下ろした。集まる期待はうれしくもあり、重責にも変わるもの。結果が残らなかった間は、それを痛感していた。 「不安だらけでしたよ。凡打があっても、代打だととり返しがつかない。次の1本が出るまで、ものすごく不安ですからね」 恐怖心と闘いながらも、冷静さを失うことなく勝負に勝った。これぞ、桧山の技。チームの勝利とともに、次につながる大きなひと振りだった。
Jul 4, 2008
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途中までは、すごい投手戦でしたね。下柳の好投で、女房矢野もホームラン伝説通りに、今日も勝ちました!!渡辺、江草が抑えて完封リレー!!JFKを休ませることができました!!本当に強いです!!!今月中のマジックいくか??■2008/7/4 試合結果対横浜 9回戦 横浜神|000 110 005|7横|000 000 000|0勝:下柳8勝1敗0S敗:小林2勝5敗1SHR:矢野ソロ2号神:下柳-渡辺-江草横:小林-山北-真田-石井裕-マットホワイト-小山田順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7248231.676-3072363829.2803.052中 日7338323.5439.52632486935.2553.023巨 人7537362.507122792927440.2553.754広 島7033343.493132492755045.2713.745ヤクルト7032380.45715.52572744162.2573.676横 浜7021481.304262463386315.2624.72
Jul 4, 2008
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ヒーローインタビューは、執念の勝ち越し打!!矢野!!順位チーム試合勝数敗数引分勝率勝差得点失点本塁打盗塁打率防御率1阪 神7147231.671-3002363729.2783.092中 日7237323.5369.52592466835.2553.033巨 人7437352.514112772887440.2553.744広 島6932343.485132442724944.2713.755ヤクルト6932370.46414.52542694061.2573.666横 浜6921471.309252463316315.2644.69
Jul 3, 2008
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矢野、竜3タテ打!22年ぶりの快挙や 阪神が甲子園では22年ぶりとなる中日3連戦3連勝を決めた。同点の八回一死二、三塁から、矢野輝弘捕手(39)がバットを折りながらも左前へ2点決勝打をはじき返した。矢野が適時打を放てば23連勝。中日に今季最大9・5差をつけた。 ◇ ◇ 捕手という生き物の本能が働いた。この場面、自分なら自分をどう抑えるのか。ネクストバッターサークルから、打席へ向かうまでに矢野の頭脳はバッテリーの配球を解析していた。同点の八回一死二、三塁で対するは左腕のチェン。一塁が空いているが、勝負してくる気配がある。さあ、どうする矢野。最も高い確率に賭けた結果が、決勝打を導いた。 「インサイドを攻めてくる確率は高くなるだろうなと。100%ではないけど、逆の立場で考えたらインサイドにはいかなあかんところやと思ったしね」。照準を定めたのは内角球。その獲物が初球に飛び出してきた。厳しいコースだった。それでも迷わず振り抜いた。バットを折られようが思い切りフルスイングした。だから打球は三塁手の頭を越えていった。 パックリ縦に割れたバットだけを見れば、打ち取られたようにしかみえない。だが違った。砕け散ったバットはその身を犠牲にし、矢野にプレゼントを贈ってくれた。「交流戦から使っていて、最後に大きな仕事をしてくれたね」。“相棒”とのラストシーンは、絶好の場面で左前に抜ける勝ち越しの2点適時打でフィナーレとなった。 抜群の読みでチェン-谷繁のバッテリーを攻略した。だが、一塁に到達した矢野は、プレーに集中する厳しいままの表情を崩さなかった。「もっと喜んだ方が絵的にはええんやろうけどね。守備の人やねんな。打っても沸いてくるもんはないけど、抑えたら沸いてくる。守るのが一番の仕事と思ってるから」。捕手であるにもほどがある。それが矢野の魅力だ。 天職を自負する捕手としては、七回からマスクをかぶり久保田、渡辺、藤川を好リード。3連投となった久保田と藤川、そして渡辺を「いつもお疲れさまです」と笑顔でねぎらった。試合後に甲子園での対中日3連戦3連勝は86年6月以来22年ぶりと伝え聞くと「へーっ、そんなに22年も」と率直に驚いた表情をみせた。 会心の3連勝で中日とのゲーム差は今季最大の9・5に広がり、チームの貯金も最多の24に膨らんだ。 もちろん野球は最後まで何が起こるか分からないが、矢野はあえて、こう答えてみせた。3年ぶりの栄冠を期待してもいいですか?お立ち台でマイクを向けられると「もちろんです」。優勝への道がはっきりと見えてきた。金村暁、上々のタテジマデビュー 聖地甲子園が、1人の男の復活を歓迎した。「ピッチャー、金村暁」のアナウンスに、大きく揺れたマンモス球場。オフにトレードで阪神に移籍入団し、07年8月4日のロッテ戦以来、実に334日ぶりの1軍マウンドで、金村暁が躍動した。 クールな男が白球に熱い魂を込め、初回から全力で打者に向かった。初回、先頭荒木を外のスライダーで中飛に仕留めると、続く小池は内角低めのシュートで二飛に。最後は中村紀をスライダーで、3者凡退斬りだ。 昨年11月5日、中村泰とのトレードで阪神移籍が決まった。プロ13年のオフ、突然の通達だった。3日前の11月2日、金村暁は『ミスター・ファイターズ』こと、田中幸男の引退セレモニーを間近で見届けていた。 「あの光景を見て、日本ハムで生え抜き選手として、このまま野球生命を終えるのもいいなと思ってた。そんな矢先のトレードだったからね…」 現実と向き合うことに多大な時間を要した。だがプラスに考えるしか、道はなかった。気持ちを奮い立たせて再出発。順調にキャンプを消化したが、3月8日の西武戦の試合前に、左太ももに張りを訴えて戦線を離脱。軽症だったものの、完治してからもボールにキレは戻らなかった。 開幕からファーム戦でも結果を残せず、4月26日のウエスタン・広島戦を最後に約2カ月間、2軍戦登板すら、はく奪された。「優勝に貢献するために阪神に来た。もう一度、やれる自信はある」。若虎とともに現実と向き合い、初心に帰って懸命に復活の道を探った。 苦悩の日々を抜け、ようやく迎えたタテジマのユニホームでの1軍公式戦初登板初先発。6回を投げて3安打1失点は胸を張れる内容だ。ウッズから2三振を奪うなど、気迫の投球を続けた。 「本当はお立ち台であいさつしたかったんですけどね。やっとチームの一員になれたかな、という実感がわきました」。白星は付かなかった。だが次につながる88球。『阪神・金村暁』の、新たな野球人生が始まった。球児のおかげ…炎の3連投 最後は当たり前のように「0」を並べた。接戦になればなるほど、その存在は際立つ。阪神の守護神・藤川が炎の3連投。連打を許しながらも3三振を奪って、26セーブ目を挙げた。 3点リードの九回から登板。打席にクリーンアップを迎えた。動じない。いきなり中村紀を見逃し三振。続くウッズはすべて直球勝負で空振り三振だ。エンジンがさらに加速した。 5番・和田に対しても変化球は交えない。カウント2-1と追い込み、3者連続K斬りを狙った4球目速球を左前へ運ばれた。 「矢野さんも真っすぐのサインを出してくれてたんですけどね…」と藤川。李にも中前へはじき返され二死一、三塁のピンチを招いた。 打席にはデラロサ。一発出れば同点だ。それでも動じない。決め球は急降下のフォーク。見逃し三振で3連戦3連勝を完成させた。 岡田監督は試合後「球児は無理していった」と話した。理想でいえば連投は避けたかった。それでも託さなければならなかった一戦。球児は当たり前のようにきっちり応えた。
Jul 3, 2008
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