午前4時に起きました。ネットサーフィンで日田のことを調べました。今日は九州の小京都、日田市のレースに参加したのでした。焼きそばが美味しい、サッポロビールの工場がある、焼き物が有名、温泉がある、などが判りました。
高速を日田で降り、前津江の方へ向かいました。急峻な谷を跨ぎました。建設中の大山ダム工事現場を抜け、羊腸の道を登っていきました。ダム建設反対の看板がありました。高度が上がり、棚田が目立つようになっても、会場へ着きません。さらに登りました。杉林の間を抜けると、大きな発電用の風車がありました。椿ケ鼻グリーンパークというところに着きました。ここがスタートゴール地点でした。直ぐ近くに釈迦岳ががありました。この地名は、九州北部に大雨が降ったとき、降水量のサンプル地点としてニュースへ登場します。
レースは散々でした。5kmの折り返しまで殆ど登り。それもきつい斜度。2km走らぬうち、太ももに乳酸が溜まりパンパン。ゼゴゼゴ、もがきもがきの山登りでした。うねうね続く林道に閉口。78kgの体重が恨めしい。改めて減量を決心しました。タイムは47分。ベストから5分近く遅い。
走り終わったとき、もうこのレースには二度と出ないと思いました。しかし、参加賞の野菜の詰め合わせをいただき、美味しい豚汁を飲んだ妻は、また来ようといいました。彼女、即席のテント売店で農家手作りのイモの入った餅や栗赤飯を求め、悦に入っていました。
風車の電力で沸かしたお風呂がありました。レースの日ということで無料開放でした。湯を浴び、サッパリして会場を後にしました。
日田市に下り、閑散とした観光物産館で名物のソバ饅頭と 小鹿田(おんだ)焼の酒器を買いました。この窯は柳宗悦が絶賛したという話があります。焼きそばを食べようということになりました。物産館の店員さんに、この町で一番美味しいという店を紹介してもらいました。そこへ行くと、満員、待ちの人が入り口に並んでいました。食べたいという妻の言を無視し、高速に乗りました。津久見まで一気に走り、そこで降りました。入院中の叔父を見舞うためです。父から、骨盤骨折、ギブス固定、ひどい怪我だと聞いていました。しかし、病室へ行くと、大腿骨にヒビが入っただけ、コルセットをはめているけれど、歩行はでき、退院は来週とか。何だ、話が違うと思いつつも、一安心でした。こういう間違いは悪くありません。妻も義叔母とあれこれ話ができてよかったです。叔父夫婦は、私たちの仲人なのです。
津久見からは、海岸沿いの国道を走りました。義母宅により、土産の栗赤飯を渡し、妻の車へ乗り換えました。妻に、お疲れさん、外食をしなくていいの?といわれました。レースの慰労と思ってのことでしょう。うれしいな。こんな妻に、時間が押すという理由で焼きそば一つ馳走してやれない私、反省です。
スーパーに寄り、刺身を買いました。帰宅して、汗のものを整理、シャワーを浴び、いよいよ反省会です。今日のために取っておいた佐渡の銘酒「北雪大吟醸」を開けました。オーディオの師匠から頂いたものです。冷蔵庫の奥へしまっていました。芳醇にしておくゆかしさがあります。上品。今シーズン最初のレース完走を祝う晩に、願ってもない酒でした。甘露を含んだ妻も、にんまり、言葉なしでした。
今日の写真は、その北雪と求めた酒器です。
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