梅林庵

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2010年03月08日

キャンティ

カテゴリ：日記

午前5時半に起きました。曇り。寒い一日でした。午後は一層気温が下がり、真冬並みの感じでした。
従姉からTELがありました。先だって逝った伯母の衣類があるので、会社からの帰りに寄るようにとのことでした。毛糸の上等なカーデガンが数枚と、花見に行くために買ってそれが叶わず一度も手を通さずじまいのブラウスでした。母にとのことでした。形見分けというよりも、妹に着て欲しいという思いからのようでした。防虫剤の匂いがしました。伯母は小学校の教師を長いことしていました。私の通った小学校にも赴任したことがあり、兄の担任をしたこともありました。定年退職した後、脳梗塞を患い、20年近く、寝たきりの生活が続きました。意識ははっきりしていて、会話も普通にできました。何度か見舞ったことがあるのですが、病気を苦にしている様子はありませんでした。ベッドの上で俳句を嗜んだと後になって知りました。従姉から託かって帰り、母へ渡しました。身につけるのでしょうか。こういうとき、どんな気持ちがするのでしょうか。複雑な思いなのでしょうか。
今日は月曜日、プール休館日です。いつもは番匠川の堤防を走るのですが、雨模様だったので真っ直ぐ帰宅しました。着替えて薪を部屋に入れ、それから走りました。ラン6km。暗くなり始めた山あいの道は、気持ちが悪いです。永馬橋のところでストレッチをしていたら、近くで鹿の鋭い鳴き声。心臓が喉から出そうになりました。
夜はワインを抜栓、名前はわかりませんがオリーブオイルで焼いたチーズ料理を合わせました。ワインはキャンティ、サンジョヴェーゼですから軽いです。もう一本地震被害のコンチャイ・トロ、こちらは強烈なカベルネでした。妻はチリの方がいいといいました。これはこれでよいと思うのですが。吉田類の酒場放浪記が面白かったです。酔っぱらいました。

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