梅林庵

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2011年02月26日

映画｢海炭市叙景」

カテゴリ：映画

　終日晴れ。
　午前7時半起床。頭が重かったです。
　今日は妻のアッシーになりました。大分のWタウンへ出撃。午前10時到着。卒業式に着るスーツを新調するのだそうでした。今あるのは10年以上前に誂えたものだそうです。彼女と別れ、手持ちぶさたになりました。ショッピンモールとシネマコンプレックスの間にある広場に、ヒマラヤスギが植わっています。この剪定作業をしばらく見ました。スカイマスターに乗った人が、鋸で枝を切り揃えていきます。作業は終わり間際でした。朝からの仕事だったのでしょう。お疲れ様でした。私は二日酔いでした。まずラーメンを食べました。札幌ラーメン。スープが甘く、どうもいけませんでした。スポーツ店をひやかしました。グラサンや春のトレーニングパンツなどを物色。でも何も買いませんでした。思いついて、床屋へ入りました。髪を短くし、頭を洗ってヒゲを剃ってもらい、サッパリしました。料金は2千円でした。一日に何人の髪の毛を切るの？と問うと、25～26人と返事が返ってきました。この仕事も大変です。感じのよい青年でした。本屋をひやかし、文庫本を1冊買いました。午後2時過ぎ、買い物に飽きた妻からTEL。駐車場で落ち合い、大分市の中心部へ向かいました。シネマ5。映画｢海炭市叙景｣。舞台は函館。函館ドッグが閉鎖に向かい始めた頃の町を暗く描いた内容です。私が住んだ1980年代前半の2年半と重なりました。ロープウェー、汐首岬、夜景、市電、函館山、立待岬etc。懐かしい風景と地名が登場しました。谷地頭（やちがしら）、湯ノ川。2時間半ほどの映画ですが、ストーリーはこれといった軸がなく、そこに住む市井の人々をオムニバス風に描く手法を取っていました。私は見ていてグッとくる場面がありましたが、妻に言わせると｢なんと申しましょうか｣なのだそうです。思い入れの有る無しによる違いなのでしょう。見終えて、長時間だったこともあり、マーラーの1曲を聴き終えた時と同じような気分になりました。
　馬は不如意。
　帰りに、若松通りにあるスープカレーの店で晩ご飯。妻はチキンの、私は豚の角煮入りのスープカレーでした。トマトベースのルーもあり、私はそれにしました。具がホルモンというメニューもありました。次はそれを食べよう。
　帰宅は午後8時前。風呂を浴び、プルトップを引いて音楽を聴きました。ベーヤンのピアノコンチェルト1番。オビッツのピアノ、ヤノフスキ指揮ライプチヒ・ゲヴァントハウス管でした。ピアノの音色が深かったです。
　今日の写真は拙宅裏庭のフキノトウです。すでにたけてしまいました。でもこの図、六花亭の包装紙や紙袋のデザインに似ていて、好きです。