梅林庵

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2011年10月21日

かんまんごし

カテゴリ：日記

平成23年10月21日(金)
　午前5時起床。雨。終日、強く降りました。
　朝のおかず、卵焼きを作りました。われながらよい出来でした。
　午前中は合羽を着、土砂降りの中を外に出ました。営業の手伝いをしました。明日、キャンペーンに似たイベントを企画しています。仮設の舞台を設営するのですが、その資材を運ぶ仕事でした。昼前に終わりました。午後は総務に呼ばれ、あれこれ懸案を協議しました。
　前後しますが、昼食は近くの居酒屋で食べました。夜になると酒を売りますが、一品のランチも出します。その時はものすごい降り様で、側溝からあふれた水が暖簾に続く軒下で通せんぼをしていました。ヤッと一声、飛び越して傘をたたみました。｢いらっしゃい、ありがとうございます、こんな天気に寄っていただいて」とママさん。声色に心からの感謝を感じました。この店、滅多に寄りませんがなおこの仕儀。嬉しくなりました。入れ違いに男客2人が出たあとは差し向かいでした。テレビのニュースが誘拐事件を報じました。彼女の話が大分・日出の幼児行方不明事件に飛び、人さらいのあれこれについてひとしきり聴かされました。今度来たときは烏骨鶏の卵かけご飯を馳走すると言ってくれました。
　この雨です、今日の練習は休みました。真っ直ぐ帰るが具合は如何。仕事を休んだ妻にTELしました。昼も食べていないので何か見繕って欲しいとのこと。毛の三本足りない私はそれならばといつもの暖簾を押しました。燗を頼んだらギンプグ（シロサバフグ）とイワシが出ました。時間がありません。ピッチを上げ、燗ピンを2本と冷酒を転がしました。頃合いを見て天丼と出汁巻き玉子を注文。持ち帰りました。代行運転。帰宅は午後7時過ぎでした。こんな酒もよいな。｢満腹になった」という妻の言を聞いて、作戦成功、よかったと思いました。
　落ち着いて後、シャワーを浴びていて気がつきました。今日はスニーカーで出勤したのですが、雨に濡れ帰宅するまで靴の中がジュグジュグでした。酒飲みはそれでもかまいなしに酒場へ寄ります。裸のまま「かんまんごしだから」とひとりごちました。
　今日の写真はその刺身です。ギンプグはトラの如くの腰がありませんが、それなりの妙味をもっています。地物のイワシ、たぶん定置でしょうが、脂のノリはよかった。口中にとろけました。