梅林庵

平成26年12月20日(土)
　午前6時半起床。後れをとりました。昨夜の就寝、午後1時と思っていましたが、午前2時半だったとのこと。朝のうち、雨が残りました。夕方になって晴れました。
　泊まったNさん夫妻にあれこれの話を聞きました。2人とも東北の出身です。親兄弟のことや生い立ちについてのあれこれには、窺い知ることの出来ぬ他所様の内情ではあると、いつもながら人間の複雑さを覚えました。ご主人学生時代の話に興味を惹かれました。曰く｢中高とサッカーをした、大学でもやりたかったが集まる選手はレベルが高かった、ライフル射撃部に入った、エアライフルだけではなく火薬の弾を打った、弾丸の価格はピンキリだけど安いモノでも10数円した、練習はよく空撃ちだった、殺傷能力があるので保管には厳しさを求められた、警察に行き精神鑑定を受け試験に合格しないといけなかった、2重に鍵のかかる保管庫を求められた、警察官が抜き打ちの検査にやって来たこともあった、射撃は場所を限られていた、山奥の射撃場がそれだった、鳥や獣は別に狩猟の資格が必要なので出来なかった、ん？大学生活かい？勉強なんてしないさ、昼はバイト夜は麻雀、キャンパスには行かなかったな｣写真は食べかけの朝ご飯です。箸を付ける前に写せばよかった。珍しく色合いのよいものでした。



　妻は昼前に外出。どこかの子供会にコーラスを披露するんだそうでした。雨模様に夫妻は寛いでくれました。コーヒー・紅茶に義妹の作るケーキを楽しんでもらいました。まどろむ奥さんです。スタイルのよい美しい方です。トラが慣れ、無防備の図。



　ご主人も猫を気に入ってくれました。ご自身も普段の生活に猫がいるようです。いい男、長身、180cmを優に超えています。美男美女の夫婦です。



　2人を見送って、なんだか寂しい気分でした。日高吾郎ショーを聴く気分にならない。本を読みました。思い立って自然薯を摺りました。波越の親方に頂いたものです。妻のこさえた出汁がちょうど残っていて、いい感じに仕上がりました。流した酒は麒麟山の生酒。雨の一日、野良仕事をしませんでした。いい休養になりました。

今日の一句
来客の遙かな話此処で聴く
薯蕷吸い河童の本を思い出す

今日の写真は、そのトロロです。麒麟山はアルテン酒。でもいい感じでした。