梅林庵

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2019年12月22日

著作権法の話、雑誌山と渓谷になんと元越山が掲載された

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カテゴリ：日記

Sunday, December 22, 2019

　朝の内に獅子文六「大番」を読了。帯にキャッチコピー「カネも食い気も色気もケタはずれ」とありましたが、その通り、愉快な長編でした。
　余談です。随分前「てんやわんや」の感想を書いたとき、文化勲章を受章した作家だということを書きました。彼の死亡年は1969年です。私、それを知らず、5年ほど前に全集を買いました。その後、著作権が2019年12月で消滅すると知り、悔やみました。理由は、すぐさま、青空文庫で読むことが可能となるからです。つまり、死亡して50年が経つとパブリックドメインとなるからです。しかし、2018年、著作権法の改正により、保護期間が70年に延びました。従い、1968年以降に亡くなった作家の作品に制限のなくなるのは2039年以降となります。解禁はあと20年を待たねばなりません。ただし、2018年以前に死後50年を経過した作家のものは対象外。遡及はなしとのことです。
　余談の余談です。獅子文六と同年に亡くなった作家の有名どころでは伊藤整、中山義秀、長谷川如是閑。翌1970年が三島由紀夫、大宅壮一、1971年は内田百閒、高橋和巳、その翌年が川端康成です。皆、私が80を過ぎないと青空文庫に載りません。あと20年余り。彼らのものが青空文庫に掲載されるとき、私、生きているんだろうか。
　さてもの雨です。今日は午前、中野河内生産森林組合の仲間と共有林の山なりを見に行く予定でしたが中止。午前午後とも全国高校駅伝大会を観戦。男女とも1区終盤のデッドヒートが凄かったです。
　午後、トラと一緒に昼寝しました。馬は買うのを失念。結果オーライでした。
　目の覚めて、暇に任せてｄマガジンをサーフィン。雑誌「山と渓谷2020.1月号」に「100人で選ぶ100名山」という特集がありました。羊蹄山、鳥海山や月山、谷川岳、北岳、奥穂高、蔵王、富士山、大台ヶ原、伯耆大山、石鎚山、宮之浦岳・・・。名峰が並んでいました。

　とその中に、なんと、元越山が含まれていました。大分・佐伯、しかも私の住む木立地区に鎮座です。僅か標高582mですが、山頂に立つと「地球の丸いのが判る」と言う人もいます。山と渓谷社が選定の九州百名山が一座ではありますが、全国区の場で挙げられるとは。鼻が高いです。その山、中野河内生産森林組合が所有しています。組合長は私ですから。