梅林庵

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2020年03月01日

18歳と81歳の違い、通夜

(10)

カテゴリ：日記

Sunday, March 2, 2020

　写真は朝ご飯のおかずです。

　もう一品は鰯の干物でした。鰺だったらもっといいのにな。

　朝餉を食べていて、妻がスマホに納まった写真を見せてくれました。あるお店に飾ってあった葉書でした。次のようなことが書いてありました。
18歳と81歳の違い
　恋に溺れるのが18歳、風呂に溺れるのが81歳
　まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えていないのが81歳
　自分探しの旅をするのが18歳、自分探しをされるのが81歳
　心の脆いのが18歳、骨の脆いのが81歳
　道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳

ふーん、81になると大変だな。

　終日、家の中に過ごしました。写真は午前に捲った写真集です。昭和60年代に撮影されたものですが、満州国の名残が収められていると思い、図書館から借りてきました。私の伯父は満鉄に勤務しました。そのことを書き記そうと四苦八苦しています。想像を膨らませるためにと思い、手に取ったのでした。後書きに、2ヶ月近くを要し、大連を始め旧満州の土地を撮影旅行したとありました。満州国崩壊から40年余りの年月を経てはいますが、石造りレンガ造り、欧風を思わせる古い建築物が沢山写っていました。余談です。満州を切り取った写真集に桑原甲子雄「満州昭和15年」があります。それはまだ手に取っていません。往時を偲ぶにはそれも必読です。

　午後は映画。「マリアンヌ」を見ました。舞台は第二次大戦中のモロッコとイギリスです。男女二人のスパイが異国での工作中、恋に落ちて結婚。子どもを授かります。しかし幸せな家庭が一変、妻に二重スパイとの嫌疑がかかります。それを夫は払拭できるか。ハラハラドキドキの展開です。結末は書かないでおきましょう。いい映画でした。10点満点中8点。

　夕刻、妻を伴ってお悔やみに。dateleneのお父さんが亡くなったのでした。datelineはかつて私の部下でした。今も飲み友だちです。故人は、某建材店に勤めていました。数年前、台所のマイナーチェンジをした折り、シンクを配達してくれました。その時、datelineと私は上司と部下の関係、故人によろしくお願いしますと言葉をかけられました。西洋人を思わせるような彫りの深い顔つき、とてもハンサムだった印象があります。妻もdatelineと関係があります。彼女が小学校の教師をしていた頃、彼を担任しました。以来ずっと先生先生と慕ってくれているのです。読経の始まる前、声をかけ、お悔やみをいいました。隣には彼の妹さんが並んで立っていました。datelineは私ではなく、妻の方を指し「小学校の時、担任だったT先生だよ」妹さんに紹介しました。やっぱりな、飲み友だちより担任だった方が先だわな。

今日の一句
涙雨蝙蝠傘のゐと重く

今日のラン
なし

今日の酒
ウイスキー1ショット　麦焼酎お湯割り2　冷酒1合

今日の写真はサツマイモです。これを濡らした新聞紙に、さらにアルミホイルでそれを包んで炉内に50分。蕩けるような柔さになり、蜜のような感じさえします。