梅林庵

Saturday, June 20, 2020

　午前4時起床。曇りのち晴れ。爽やかな風が吹きました。

　午前、本に倦いてサイクリングしようか。空気圧をチェックしました。放っておくと、タイヤの空気は次第に抜けるのです。半月に1度はチェックするよう、心がけています。浦代峠を越え、鶴御崎トンネルを抜けるコースをくるり1周。曇り空だったので、陽に焼けませんでした。写真は吹浦の漁港です。

　道路沿いに観光サインがありました。鶴御崎灯台は九州最東端に建ちます。丹賀（たんが）砲台跡は太平洋戦争の遺構です。物語があります。鶴見魚市場は松浦漁港にあります。鳥羽一郎「男の港」のモデルです。

　その松浦漁港です。大分県で一番大きい水産基地です。今日も冷凍イワシの積み卸しが行われていました。養殖鰤の餌になります。判り難いですが、お零れを狙っての鳶が電線に留まっていました。

　余談です。佐伯市蒲江、米水津地区の地形は、津波をまともに受けるよう、日向灘に面しています。その際は、ほぼ全部の家屋が流されてしまうはずです。両地区に併せて9千人余りが暮らしています。佐伯市は数年前までにそれぞれの漁村（漁村に限らずですが）に高台への避難路を整備しました。それはそれでいいことです。しかし、その先、高台に逃げて助かっても、その日から寝食の場所がありません。一晩を寝ずに過ごした後、どこに暮らすのでしょうか。避難施設の確保、避難施設までの移動、長期に亘る衣食住、その他諸々、あれこれ思うと、心配で心配で・・・。

　家に戻ってシャワー。急いで着替えました。今日は岳父の法事でした。妻の実家へ向かいました。写真は茄子のお浸しです（ピンボケ）。彼女、昨夜から泊まり込んで、料理や片付けなどの準備だそうでした。義弟は長野に暮らしています。このコロナ禍です。帰省能わず。17回忌の昼餉を囲んで80台半ばの義母曰く

「33回忌はこの世にいないから、後は頼んだわよ」

　読経が始まりました。経典を開いて、いい声で朗々。しかし、意味の判ろうはずもありません。その厚みを見て、まだ先は長いな。

　眠くなりました。煙らせて覚醒する必要あり。抹香を熾火にたっぷりかけてやりました。

　和尚さん、30分近くを終わると、法話をしてくれました。法話の「法」の字は「ほう」とか「のり」と読むが「みのり」とも読むという話に始まり、法事の意味は故人を偲び想うことで己を見つめ直し、集う人に故人を懐かしんで新たな側面を見いだす・・・。うん、いい話でした。

　義母が、和尚さんの声色が私たちの息子に似ていると言いだし、それをきっかけ、世間話になりました。出身を訪ねたら石川県とのこと。鈴木大拙の話を持ち出したら、学生時代に勉強させられた、難儀だったと笑いながら返されました。お酒が好きだそうで、つね三にも時々突っ込む由。30代前半の好青年でした。写真は彼を囲んでの一枚です。

　実家からの帰り、いつものスーパーに寄りました。今日は鰺が高かったです。中鰺を3尾で1/2ラー。チャチャッと始末。包丁を持ちながら、カープ戦を観戦。今日も逆転勝利です。いいぞいいぞ。でも中継ぎ、押さえに不安を抱えています。今後が心配です。明日は大分県出身のドラ1、森下投手が先発です。好投して欲しいな。デーゲーム、広島の勝利をして、まだ日のあるうちに夜のお勤めを始めました。バタンキュー。

今日の一句

空梅雨に香煙漂い茄子旨し

今日のラン

サイクリング20km

今日の酒