梅林庵

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2020年09月03日

サイクリング、ラーメンの屋台

(6)

カテゴリ：サイクリング

Thursday, September 3, 2020

　午前2時半起床。晴れ。

　台風9号は爪跡を残さず。高く伸びたオクラは、ビニールハウスの骨で補強したため、倒れずにすみました。大葉（青紫蘇）が1本倒れただけでした。心配は南海上の10号です。未曾有、空前の触れ込みです。九州西岸のすぐ沖を北上予定。大分県に最も影響を与えるコースです。

　今日もツール・ド・フランス。初日2日とニースを舞台、三日目以降はピレネー山脈に向けて、南フランスの農村地帯がコース。今日は5日目でした。レースの結果とは別、連日流れ去るセヴェンヌ山脈内の丘陵風景が素晴らしいです。石灰岩と思しき岩山と緑濃い谷。広がる葡萄畑、酪農の風景・・・。旅行気分になります。毎日、5～6時間楽しんでいます。数日すると、一行はピレネーに到達。厳しい山岳コースとなります。マイヨ・ジョーヌ争いもですが、その折りの景色も楽しみです。

　今日は野暮用にて妻不在。午前11時を過ぎて、私もサイクリングしようか。着替えました。輪行途中に昼をしよう。何を食べようか。勃然、そうだ、ブロ友禁玉さんが1泊2日の入院。ラーメンを食べる能わずとなっていることを思い出しました。よし、それにしよう。茶屋ケ鼻トンネルを抜け、堅田川、次いで番匠川本流を渡り、左岸を河口向け。途中、堤防点検のための草刈りに行き遇わせました。綺麗に刈ってありました。此の草、欲しいな。畑の隅に盛ったら、発酵、いい土になるのに。

　堤防横、ビニールハウスの骨に鳶が留まっていました。草刈りに驚き、飛び出る蟋蟀（こおろぎ）を待っているのでしょう。

　草刈りは急斜面を人力。緩斜面は自走式、無線操縦のこれが活躍でした。正式名称は知りませんが、これを扱う人たちは「ガメラ」と呼んでいるようです。

　河口の手前1kmで折れ、倉庫群の多い一角を目指しました。運送会社の駐車場に移動ラーメン店が開店しているのです。その名も「風来山人翁」（フウライサンジンオキナ）。トラックの荷台に屋台を誂えています。笑顔の素敵な若いお兄さんが一人で切り盛りでした。

　助手席側にテントを張り、テーブルを広げています。ちなみに左、金網へ立てかけているのは私のキャノンデール・シナプス。

　オープンエアがいい感じです。

　メニューはこれだけです。シンプル、直球勝負です。

　ラーメンを注文。味は私のコメントよりも「佐伯市ラーメンマップ政策委員会」の弁を借りた方がよいと思い、以下に。

　特注の太麺がまとう100％豚骨スープ。メニューはシンプルにラーメン・中盛・大盛。豚のゲンコツ・背骨を煮込んだ豚骨100％のスープは濃厚な旨味が凝縮され、臭みのないスッキリとした醤油味。盛付はシンプルにアバラ三枚肉の上質なチャーシューとネギ。特注の太麺がスープをシッカリまとうからか、一啜りがジューシーだ。

とのこと。御意。太麺の食感がたまりません。

悪い癖が出ました。

　さてと、膨れた腹をこなさないといけません。取り敢えず、番匠川河口向け。そこに着きました。沖に台風を避けてのことでしょう、何隻か投錨していました。

　河口から数百メートル沖合までは、流れ出た砂泥が堆積、大潮の折は干潟になります。今日はその肩、深まる付近に白波が立っていました。そのすぐ沖を行く船は小型底曳網漁船です。5トン未満、機関も農林規格15ps以下に制限されています。操業は日没から日の出まで。日帰り操業です。クルマエビ、ヒラメを主体ですが、底物、数多種類を水揚げします。よって此の業種のある港は魚種が豊富。ということで港町を訪ねる際は、そこに営む漁業種類を下調べしたら、何が美味しいか、どんなバリエーションを楽しめるか、あれこれ想像できていいかもしれません。あっ、そうだ。9月になりました。7月8月と禁漁だった佐伯湾の底曳網、今月1日が口開けです。台風の影響で、実質、今夜が初日だな。明日の市場が気になるところです。つね三のショーケースに色々並ぶんだろうな。突っ込みたいな。以上、余談でした。

　余談ついで。河口近くに某社があります。そこのT課長とは面識あり。丁度昼休み。社屋を出て海を見ているところに行きあわせました。数年前、身体を壊したと聞いていましたが、今日は見る限り、血色がよくなっていました。彼とは息子同士が高校の水泳部だったのです。双方、子どもの近況を交換。彼の息子は夢が叶ってパイロットになったそうです。LCCに乗務とのこと。かっこいいな。

　午後2時半、帰宅しました。シャワーを浴びた後、水を張った湯船に暫く浸かりました。火照った身体の冷えるのが心地よかったです。昼ビーを我慢。炭酸水で誤魔化して午睡。目の覚めたら夕食でした。プシュッとやったあと、冷酒に代えました。当ては焼き茄子とカツオのたたき。後者は生協の冷凍物です。写真の日本酒、先日、抜栓の折はマワシ緩しと書きましたが、改めて口にして、何の何の、上品の甘露でした。