梅林庵

< 新しい記事

新着記事一覧(全6684件)

過去の記事 >

2022年11月10日

二日まとめて（雑誌養豚界、鰺刺と上善如水）

(4)

カテゴリ：日記

Wednesday, November 9, 2022

　快晴　南南西の風平均風速1.9　20.7℃　8.2℃

　午前5時起床。

　午前7時半出社、午後5時過ぎ退社。

　出張疲れか、出社時、身体が重かったです。私の机はビルの5階にあり、いつもは階段を使うのですが、今日はエレベーターにしました。決裁ボックスに書類多し。あれこれの協議もあって、慌ただしかったです。うちの一つでは、弊社の悪弊「それはうちの仕事ではない」を聞かされました。閉口です。否定ありきはノン。翻って、心の中にその言葉のあっても口に出さず、誰もやらない状況であれば「その仕事、うちにさせてください、私がやります」、そんな社員もいます。私が言うのもなんですが、とても頼もしい。目の輝きが違います。将来、社を背負ってくれる連中です。

　さても書くことがありません。たまたま目にとまった日経の三八広告をネタに。
　緑書房「養豚界」です。今月号の切り口はスマート養豚と銘打っていました。はやりのスマート農業に託けてのことなのでしょう。HPを覗いてみました。目次をなぞると、豚の高度な飼育管理をする日本ハムのスマート養豚の取り組みを紹介。他にも、豚の咳を感知する技術で健康管理を行うシステム、養豚のSDGｓ、養豚用語の解説、枝肉市況など。豚の咳をAIが感知とは、うーむ、流石スマート養豚です。

　養豚ついでということで、も少し。
　私の幼少期、物心ついた時から小学校低学年までにかけ、父の生業は養豚と豚の人工授精でした。遊び友だちは子豚。一度に10匹以上生まれ、横になった母豚の乳房に群がる姿は可愛く、目に焼き付いています。子豚が私の身体(幼児)の倍ほどになるころは、背中に乗ってロデオさながら。面白かったです。小学校に入学すると、一人、リアカーを引いて近くの蓮華を刈りに行きました。鎌使いを覚えたのはその頃です。子どもながら、刈って戻った蓮華を貪る豚を見て嬉しかったです。

　さて、その養豚、時代は移り変わり、今は私のまち佐伯に経営体ゼロです。2020年の農林統計によると、大分県内に63経営体。酪農・畜産業界の保護に関し、思うところあり。牛豚鶏の肉、自給率はどの程度なのでしょうか。

　戻ります。此の出版社・緑書房は、動物医療や家畜・水産養殖分野の雑誌を発行しています。以前「月刊養殖ビジネス」のことを書きました。ついでということで、11月号の目次を調べてみました。「購買意欲を左右するサーモンの身色」「アスタキサンチンと飼料の関係性・エビ養殖における色揚げとカロテノイドの機能性」「ノリの色落ちと栄養塩濃度・色調と単価の関係」などの文字が躍っていました。昔取った杵柄の分野です。惹かれます。

　読書しないで、こんなことにかまける杣夫です。しかし、元々、その手の業界に所属していましたから、つい引き込まれたのです。少なくとも写真「養豚界」広告の左、「大人のハワイ」よりもです。