梅林庵

Friday, June 28, 2024

　曇り時々雨

　鬱陶しい毎日です、と書いて実は杣夫、そうでもありません。ウィークデーはビルの中。仕事でヒートアップすることはありますが、エアコンの効いて快適なんです。外で汗をかく方々に申し訳ない気分です。

　午前7時半過ぎ出社。午後6時前退社。

　今日は先々週にあった高校同学年の同窓会、その世話をした連中の集まって反省会と銘打った打ち上げでした。集合したのは地元に暮らす15人。自営業の数人を除くと、現役リーマンは私と病院勤務の女性、2人だけでした。他はリタイア、自適の連中ばかり。改めて今年66になる歳を実感。飲みながら食べながら、4年後、古希になる某月某日に次の同窓会を開こう、それを決めました。写真は杯盤狼藉、竣工写真です。1人、トイレから戻っていなかった。

　ワイワイガヤガヤの中、集まったメンバーの中にリーマンを60で退職、田舎に少し土地のあって農業の真似事をしているMがいます。彼に聞いた話を以下に。

　（杣夫の西瓜畑被害の写真を見て）

　えっ、貉に西瓜をやられたって？T（杣夫のこと）、お前、大げさだな。それ位、かわいいもんだ。俺とこの畑は猪や鹿どころか、猿が暴れてこたえんのじゃーが。農作物の被害甚大。始末に負えん。頭を抱え、困り果てちょった。それが先日、いい話を聞いたんじゃーが。海辺の某さんが猿捕りの檻を拵え、それが抜群の効果を発揮しちょるらしい。なんでも30頭以上捕獲したんと。よし、それでいこう。伝を頼り、借り受けることにしたわい。現地で分解、トラックに乗せて運び、俺の畑に組み立てた。捕まえるのはこれからよ。楽しみがいいわい。えっ？そのシステムか？正方形、4畳半くらいの広さで高さが3mの立方体だ。そのうちの1面の裾（地面高50cm程度）が開くようになっている。そこを開いたまま、毎日毎日、中に台を置き猿の好物を載せちゃるんよ。餌付けをするんや。野郎たちが慣れたところで裾を閉める。それでも裾は金網で出来ていて、中の果物類は見通せる。檻の外側には横に桟木を梯子状、檻の上まで奴らの登りやすいよう据えているんよ。檻に天井はない。そいでもって檻の内側4面は全てツルツルのトタン板、高さ3mの壁になっている。野郎どもは檻の上縁を乗り越え、中に乗り込んで最後の晩餐をムシャムシャ。満腹になってさあ山に戻ろう。しかし周囲の壁に手を掛けるところがない。よう登らんのよ。とまあ、こんな寸法だ。いっぺんに何頭も捕獲できるらしい。後は猟友会に頼み、鉄砲で殺めてもらうだけ。ほいたら市役所から有害鳥獣駆除費として1頭3万円が出るぞ。えっ、それは俺の手取りじゃーねぇよ。猟友会のもんさ。だってなT、猿に銃を向けると、奴ら、身を寄せ合うよう固まって猿団子になるんじゃーが。それをお前、心を鬼にして引き金を引くんぞ。そのくらいの謝礼はあってしかるべきじゃーねーか。

　うーん、なんとも凄い話ではあります。猿被害、そうでもしなければ、なのでしょう。猿害は農作物だけにと止まりません。

（続けてMの話）

　凄まじきは猿、ではあります。

　閑話休題。午後10時前お開き。さてと、代行運転で帰るか。あっ、そうだ、今日は妻のコーラス練習日だ。車を会社に残し、連れて帰って貰おう。TELしました。20分後を約しました。うーん、じっと待つのも手持ち無沙汰です。ちょっとの間、ひっかけるとするか。ここに突っ込みました。

　大将、時間がないんだ、早く早く。

　次の酒はこれでした。カブトムシのラベルでした。舐めてうん、いけるな。

　大将、とどめをやってもらおうか。おう、鍋島だ。

　もう時間、妻に拾って貰いました。帰宅してバタンキュー。