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午前4時半起床、いきなりブルックナー、エッシェンバッハで4番を聴く。朝食後、娘を駅に送る。途中、妻の里に寄り、彼女は小遣いをせしめた。持てない荷をヤマト便で送る。明日の午後には到着とのこと。便利になったものだ。駅からの帰り、A紙支局により周囲の草を刈る。ここのS記者は9月で退職、退職祝いに社宅周りを綺麗にしてあげた。冷蔵庫、洗濯機、ミキサーが不要ということで、頂くことにする。妻の勤務先で使えそう。午後は市営のプールへ。久しぶり。本日500m。明日は700mが目標。帰りに息子の夕食に鰻の蒲焼き、私のつまみにカマスの塩焼き、ケンサキイカの煮付けを買う。白岳に合わせた。夜、妻は高校の友人二人と一杯。娘が大学に戻ると、家の中が急に火の消えたようになる。寂しさが昂じないよう、敢えて娘の話題を会話に出さないよう気をつける。妻も同じなのだろう。嫁にやるときのことを想像すると、今からブルーな気分。首藤瓜於『脳男』 記憶能力に特異性を持つ主人公の生い立ちに絡めたサスペンス。乱歩賞。ストーリーの展開が結末を予測させなかっただけに途中まで期待が大きかったが尻すぼみ。刑事の設定は素人じみた扱い、女医にももう一工夫あっていい。B級作品。北海道テレビ製作の『うみのほたる』を見た。内容はともかく、北海道の風景がいい。鹿部町が舞台。画面の背景に駒ヶ岳が何度も出てくる。この山には幾度も登った。H兄とも。懐かしい。宝船。
2005年08月27日
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晴れ。暖簾には足を向けず、自宅に帰りワインを開ける。オーストラリアのメルロー。ブルータスの「日本一の手みやげ」をぱらりぱらり。これに台場から築地方面を見た写真有り、懐かしかった。
2005年08月26日
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晴れ。台風はそれた。夏の日差し戻る。所用でU市役所へ。市長は製薬会社の役員、アイデアマンとして地方紙でよく取り上げられる。その雰囲気を感じようと庁舎内に足を踏み入れた。全体の印象としては、彼のイメージとフロアに漂う職員の士気の低さの差に驚き。名札無き職員多し、窓口で佇むお客様にいつまでも声を掛けないどころか、いらっしゃいませこんにちはがない。city officeとはどこもこんなものだろうが、少し失望。町のポテンシャルを知るには役所の玄関を訪ねるのがいいのかもしれないと思った。S氏に水泳の効能を聞く。役員就任以来1ヶ月、飲みっぱなしで体調不良。腰を痛めたので水泳を再開、調子よしとのこと。400m程度の遊泳。私もその気になる。一つ山の向こうに温水プールがあるので始めてみるか。散歩よりもいいのかもしれない。旧Y村のIさんは妻の知り合い。幼稚園教諭をやめ、今は行政相談委員をしている。妻の昔話を出され、赤面。夕方、風呂に入ったあと、上気した身体からほんのり硫黄の匂い。2度も石鹸で洗ったのに、まだ温泉の名残。札幌に住むA先生から葉書。相変わらずすすきのを徘徊していると書いてある。来月末に来県するらしい。金婚式の記念、奥さまと一緒される由。別府に泊まるというので、会いに行こう。先生は北大教育学部の教官だった。札幌オリンピックの時、ジャネット・リンの健康診断をしたと自慢していたが、本当だろうか。確かめたい。イラク憲法未だ決着せず。原油暴騰続く。ヨーロッパ豪雨。居間でカラヤンの古い録音(’40年代)を聞く。魔弾の射手、ブラームス交響曲1番、ハフナー。いずれも出色の演奏。なかでもウェーバーはピカイチ。ただ、スターデジオは居間のJBLに繋いでいるため、どうもしっくりこない。息子が高校を卒業し家を出たら、タンノイを居間に移す工面をしなければ。そんなことを思いながら座をタンノイの方へ移し、シノーポリ、ウィーンフィルのヴェルディを聴く。うっとり、至福。百科事典に取りかかるも遅々として進まず。
2005年08月25日
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終日雨模様。仕事を休んで現実逃避。本を持って出かけた。軽トラを駆り、高速をとばす。今春、十数年愛乗したサファリを手放して買った新車、ダイハツハイゼット。どれだけスピードが出るのか試してみる。スピードメーターは140kmまでの表示となっているが、120を越えるとエンジン音、風切り音に加え、車体の振動も強くなる。怖い。100がいいところか。着いたところは別府市。明礬温泉から山手に折れ、鶴見岳の山中に入る。ガスがかかり、視界10m。砂利道になり、小広場があって行き止まり。キジを見かけた。車を降りカヤの生えたガレ場を5分ほど登ると、硫黄の臭気。そこが鍋山の湯。石で囲っただけの露天風呂。湯が黒っぽい。50mほど離れた場所に白濁した露天も。全部で5つの湯舟。それぞれに浸かるが、なかなか落ち着いて読書というわけにはゆかず。早々に切り上げ、数日前に入った鶴の湯へ。ここで4時間ほど浸かっては休みの繰り返し。読書すすむ。若いライダー2人と話す。学生だというのでどこの大学?と聞いたら、鸚鵡返しに異口同音「北海道大学です。」。~ここには簀の子が有り、これに横たわり空を見ると、ツバメが高いところを舞っている。もうそろそろ南へ渡るのか。全山緑の中、浩然の気を養う。昼食はおにぎり一つ。ウーロン茶を1升飲んだ。泉源を組んで帰り、家族に裾分け。帰りにビールを買い、帰宅後はこれをやっつけ甲殻機動隊。写真は鍋山の湯。朝日の加藤周一「夕陽妄語」。『怪談・八月の「つくつく節」』。山中草庵の夜、隣室に青年が現れる。彼は戦中に青年期であった自分であり、戦争に倒れていった友人である。加藤と彼は問答をする。戦後日本の反戦平和を軸とする観点から、江戸末期から現代までを批評する彼の話が興味深い。死生観にまで及ぶ。ただ、後段は小泉内閣の内政外交批判になり、急にテーマが尻すぼみ。第二次世界大戦で死んでいった者の慟哭と、今を生ける者の持つべき道徳・義務感を分かり易く説いていただけに、鬼哭若呼が戯作になってしまった。
2005年08月24日
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雨模様なるも台風は東にそれ、一安心。夏休みが残り少なくなった息子は、通う高校の受験対策授業。週末まで続く。娘もそろそろ大学に帰る準備。一句、大学に戻る娘の鞄開け菓子詰む妻に秋風の立つ。友人Iに冷酒をもらった。純米生原酒「花月川」。大分県日田市のクンチョウ酒造。早速一杯。昨日の鰤鎌を塩焼きにして合わせる。夕の膳は牛の紫蘇巻き炒めとジャガイモの煮付け。こんな時には赤。季節もそろそろ赤。そのためには早く白をやっつけなければいけない。冷酒のあと、アルザスに合わせ、〆はボビー・コールドウェルを聴きながらドライジン。娘がアニメ「攻殻機動隊」をしきりに奨めるので見る。「エヴァンゲリオン」もよかったが、これもいい。日経に別荘購入の心得という記事。中古物件だと八ヶ岳蓼科で400万円あたりからとのこと。私は田舎に住むが、こういう記事を読むと、更に山奥の人里離れた所に小屋を建てたいと思う。タンノイと書物を移し、何日も人に会わない生活をしてみたい。もう一つ日経。朝日文左衛門『鸚鵡籠中記』のこと。元禄末期の尾張藩畳奉行。陽気で不真面目な文左衛門の幕政を皮肉る内容。神坂次郎『元禄畳奉行の日記』として出版されているという。馬鹿殿や側室の乱行、生類憐れみの令を批判。
2005年08月23日
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晴れのち曇り。週末の新聞まとめ読み。久生十蘭、直木賞作家。早く青空文庫の蔵書になればいいのだが。『鈴木主水』『湖畔』喫茶Rへ。豆を求める。家族の土産にシュークリームを4つ。この店には家庭画報がおいてある。これをめくりながらコーヒーをいただくのは至福の時間。息子、修学旅行はニュージーランド。パスポートの申請をした。父がH島の漁師に鰤をいただいた。早速三枚におろして刺身に。アラは煮付けに、鎌は塩焼き。台風が近づいている。それてくれるといいのだが。
2005年08月22日
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久しぶりの雨。息子は水泳の練習休み。終日勉強。妻と娘が映画を見るというのでシアターのあるO市のショッピングセンターへ送る。彼女たちを降ろし、隣町の温泉へ。湯の前に腹ごしらえ。先日、地方紙に紹介されたラーメン屋。トントロ丼とラーメン。こぎれいな店だったが、味は並み。砂原温泉に。ここで一緒した客から秘湯鶴の湯の話があり、場所を聞いた。早速向かう。霊園の横をどんどん山の奥へ。行き止まりに車を止め、そこから藪の中を歩くと鶴の湯はあった。コニーデ状の活火山の懐、周りは萱とブッシュに囲まれ、緑一色。標高が高いので涼しげ。硫黄臭が強い。簡易脱衣場があり、湯舟も広くそこそこ深い。泉源はすぐ奥の穴、強い硫黄臭と共にわき出している。20年ほど前に入った知床、岩尾別にあった「地の涯」を思いだしたが、そこよりずっといい。3時間ほど、読書しながらそこで過ごす。缶ビールがあったら言うことなし。仲間を連れてきたい。えっ、混浴かって?勿論。帰宅後、身体からずっと硫黄の匂い。缶ビールとアルザスワイン。午後8時就寝。
2005年08月21日
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早朝4時起床、6月には白み始めていたこの時間も、8月の終わりになると夜明けというにはまだ早い暗さ。満月が西の空に、黄色く浮かんでいる。そう、「8月の終わり」という言葉には逝く夏を惜しむもの悲しい響きが漂う。モーツァルト「ピアノ協奏曲k414」、ファジル・サイ(pf)ハワード・クリス指揮チューリッヒ室内管。いい演奏だ。朝食はベーコンエッグとパンプキンスープ。その後、襤褸を着て梅林の下草刈り。いい汗。高校野球まで読書。妻と娘は町に買い物。息子は水泳練習と英語塾。昼下がり、妻が友人Mの奥さんとパピヨンを連れてきた。家に上げたら走り回る。落ち着きのない犬だ。駒大苫小牧が優勝したのを見届けて、隣町TにあるペンションP村を訪ねる。塩湯に一度入ってみたかったから。浜に井戸を掘り、そこからくみ上げた海水を温めている。内湯と外湯があり、サウナも併設。含まれているミネラル成分をPR。雨模様だったが、湯舟から水平線が見え、日常からの離脱にはいい場所。北海道で経験した過去の記憶が断片的に甦りそうな風景だった。夜、古い友だち、漁師だったHさんと一杯。Wという居酒屋に。ここは初めて。スペアリブの煮込みと、ニンニクの利いた地鶏を赤ワインに合わせる。Hさんは真面目な人。今は船を下り、造船所のトラック運転手。日給1万円の生活。結婚したい、まだあきらめるには早い年だから、と話していた。聴くには辛い話。Wを出て、彼の行きつけのスナック。この時点でHさんは酔っぱらっていて、早々に腰を上げた。彼をタクシーに乗せ、いつもの暖簾Tへ。大将が鮎のうるかを試作していて、これを馳走に。すり身感覚でG00D。酔っぱらいのおっさんがいて、這々の体で店を出る。妻の迎え。帰宅は午後10時半。特異な分野ということで名を馳せた大分県にある香りの森博物館が、平松学園に2億円で払い下げられる。この博物館は44億円かけて大分県が建設、運営してきたもの。赤字続きで閉鎖されていた。問題は平松学園。博物館を建設した当時の知事は平松守彦、そして平松学園の理事長は彼の義姉。どうもしっくりこない。一村一品運動提唱者の平松は任期のある一方、県内のビッグプロジェクト建設に絡み、黒い噂が囁かれていた。真偽はともかく、また一つ下司の勘ぐりが増えた。平松学園はこの施設を生徒の宿泊研修施設に利用したいと考えているようだが、君子なら敢えて購入を避けるべき。美味しい話であっても、避けて通るのが人の道だ。『土の中の子ども』中村文則。今年春の芥川賞。芥川賞は『蹴りたい背中』『蛇にピアス』もそうだけれど、前衛芸術のニュアンスを醸し、奇を衒うだけのものと紙一重の気がする。その時代を反映しているのだろうが、一昔前の『ダイヤモンドダスト』のような純文学とは言い難い。この傾向は『限りなき透明に近いブルー』から始まったような気がする。『ゲルマニウムの夜』しかり。ただ平野啓一郎の『日蝕』は変わり種。これを荒川洋治は中身のない衒学的作文とこき下ろしたが、私もそう思う。閑話休題、『土の中の子ども』は重い生い立ちを抱える主人公が、埋められそうになった幼い経験のフラッシュバックに苛まれる一コマを描く。鋭利な刃物のような緊張感が前編に漂うが、私小説の感は拭えない。次の作品には随分と悩むのではないか。
2005年08月20日
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盆を過ぎて朝晩が随分と凌ぎやすくなった。窓を開けて寝たら風邪をひきそうな朝。空も高くなった。干物を食べたら喉に骨が刺さった。場所は舌のつけ根、指の届くところ。爪で掻くと外れた。ホリエモンが広島6区から衆院選出馬。亀井静香がピンチ。ホリエモンはともかく、亀井には悪い印象ばかりなので落選すればいいと願う。亀井は読売の渡辺恒三と同じような遍歴を持つ。多感な中高時代、多くのインテリゲンチャー予備軍がそうであったように左翼にかぶれつつあった。椎名麟三、田宮虎彦、野間宏を耽読したという。それが東大に入り、合気道を始めて、神道を知る。指導者に大塩平八郎や南洲の著作を薦められ、純文学から次第に離れていく。政界に入り、派閥の領袖となった彼の言動を見聞きするにつけ、この時期の陽明学志向が今の亀井の思想的な部分を形成したのではないかと思うのだが。ところで彼は東大の経済。警察官僚であれば法。卒業してすぐ警察へとの思いは全くなく、サラリーマン生活へ。それが安保闘争で発心、入庁へ。成田、浅間山荘、テルアビブ、歴史に残る事件を担当。朝日のコラムニスト早野透がこの経歴をして大阪町奉行与力の大塩平八郎に同じと評す。早野は「氏にまつわる折々の記事には、いささか影のある人脈とのつながりなどが報道されている。そのあたりのこと、よくは知らぬが、氏の大塩精神を損傷することには、してほしくない。」と書いている。話は逸れるが、この「影のある人脈」という世界がいつも自民党タカ派の背後に見え隠れしてならない。私はそういう意味で亀井がきらいなのである。夕食は豚のショウガ焼き、添えた生セロリがいい。娘の手料理はいいものだ。妻はもう一品、ホタテを解凍し刺身にして出してくれた。こうなれば西の関の冷や。至福。至福と言えば娘との会話も楽しい。エレクトーンの編曲に用いる10分程度の管弦楽曲をというリクエストに、ヴェルディの『運命の力』を奨めたことがあったが、こういう音楽の話、特に作品のもつ精神性、ポリフォニーが醸す複雑な精神性にまで話題が及んでくると、もう父娘ではなく、共通のフレンズだ。夕方、息子の通う高校で担任と3者面談。進路選択についてアドヴァイスを受ける。志望校合格は厳しい戦い。ルビコン川(賽は投げられた)か2.26事件(今からでも遅くはない)か。それでも、現状の確認と今後の目標がおぼろげながら見えたという点では、成果のあった面談だった。
2005年08月19日
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午前5時起床。モーツァルト。この音楽を打ち消すように雷。朝間の読書。夕方はゴミ出し。母猫と4匹の子猫を飼うことにした。ネコカリを毎日与えるも、なかなかなつかない。娘と「甲殻機動隊」のDVDを見る。テンポのよい展開と状況設定がいい。人間味もある。ヤフー株価、上昇基調か。付き合いで購読する政党機関誌にフルベンの記事。音楽史研究家 檜山浩介 以下は抜粋。一歩踏み込んで、その指揮者としての卓越さが彼の何に由来しているのかを解きほぐすのは、決して容易ではない。~20世紀の文明に真摯に対峙した思索家としみることによってのみ迫れると考える。~芸術を「混沌(自然)の形象化」に際しての精神の重要性を強調して、芸術の芸術たる所以を自然と精神の統一にあるとしている。~自然への関わり方の中に芸術の本旨を認めている。~現代の危機は形象化の新奇さを競うあまり、混沌(自然)との正しい関わりを喪失したところにある。~喪失を取り戻すには、彼は「自然と人間」、「品源と人間」の両面からの方向を指し示す。~人間相互の問題として、別の論考の中でも「人間的な感動の主要部分は人間の内部にではなく、人と人との間にあることを徹底的に考えるべきだ」と語っている。~第2次対戦末期のベルリンフィルの演奏~交響曲7番、ピアノ協奏曲4番。江川晴『婦長物語』これで図書館の江川本は全て読了。「老い」ということを改めて考えさせられた。当たり前のことだが、人間は老いさらばえて、その後、死ぬ。しかし、老いとは無縁の若い人たちは、それがあたかも自分とは無関係の世界と思うのである。老人病棟に働く医師と看護士でさえそうなのだから、身近に介護を必要とする人がいなければ、なおさらだ。毎日新聞『記者の目』、我が子の将来、金で買えるか。格差圧力に踊る親たちという記事。トヨタの私立中高一貫校「海陽学園」をしてエリート育成は文部科学省にはできない、我々企業がやる、と言わしめた学校に、人事院へJR東海に出向すると届け出た文部科学省のキャリアが行き、実は開校準備を手伝ったと言う事実。また、長年かけて進めたゆとり教育の中で、文部科学省の幹部は自分の子を私立中学へ通わせているという事実。井上英介記者はこれをして「国、こっそり選良支援」と批判する。この辺のことを公立に通わせる教育ママゴンが知れば、不安でたまらなくなるだろうと書く。全くその通り。さて、格差圧力に踊ることを知らぬ拙宅も、明日は息子の教師と親子3者面談。高校に出向き、担任からアドバイスを受ける。息子と打ち合わせをしようと思ったら「俺が全て話すから、おとんは何も言うな。」ときた。息子の人生は息子のもの、それはそれでいいか。しかし、月並みだが、人生を誤った方向に進みかけたときは父親の出番と心得よ。ああ、それにしても母校の敷居がなぜこんなにも高いのか。ノンアルコール。目の冴えた夜、寝付けずに小澤のブルックナー7番。布団に横になると、妻と娘の話が聞こえた。私の声色がハイトーン、これを話のネタに笑っている。
2005年08月18日
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晴れ、毎日茹だるような暑さ。厳しい残暑。少し二日酔い。読書、高校野球。午睡。散歩。父から、歩く暇があったら今年春に植えた茶へ水をやれと叱られた。妻、乳ガン検診。扁桃腺の腫れは大分引いたようだ。帰りにスーパーで朝の割引、ステーキ肉を買い、夕食はこれ。ワイン。『アナケナ・カルムネール』。日本、イランに勝ち首位通過。綿貫新党旗揚げ。
2005年08月17日
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友人よっちゃんの父君葬儀。よっちゃんは喪主挨拶で、50を前にしてこれまで父の農業を全く手伝わなかった、春に膵臓癌で寝込んだ父の代わりにやっと田植えから刈り取りまでを一人で終え、その報告を枕元でした途端、安心したのか旅立った、父に聞いておかねばならなかったことは死んでみて初めてわかる、これから農業のことを村の先輩たちに聞いて父のあとを受け継ぎたい、と話した。私は父と向かい合って精進揚げの席に直ったが、よっちゃんの話を聞いた父の、私を見る目が何とはなしに気になった。帰り際、力を落とす母上の手をにぎり、元気でと言ったら、息子を頼むといわれた。葬儀は農協の葬祭場。職員のマナーが今ひとつ。この町には3つの葬儀社があるが、斎場はT葬祭が一番、その後農協、S葬祭はいけない。Y寺の和尚連中もいただけない。鍬を投げる儀式、心頭滅却すれば火も亦猶涼しという件は使者を送るに用いるフレーズなのか、疑問である。帰りにTを誘ったら、I氏が一緒に来た。行きつけの暖簾Tで一杯。鮎は川水の不足で盆前から入荷していないとのこと。アンカラ、だし巻き、岩蠣刺と冷酒。北雪、土佐鶴、西の関大吟醸。そこを出て帰るつもりが寿司屋Dへ。腹一杯に加え、酔ってグロッキー。途中で退席。巻きずしの土産をS氏にもらう。帰宅は午後9時。妻、扁桃腺を腫らし、A医院へ。熱はないようだ。
2005年08月16日
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昨日今日とノンアルコール。黒酢を冷水で割って飲むと、汗ばむ日中が心なしか涼しげに感じる。町の商店街はお盆でほとんど休み。飲食店が開いているのみ。漁師のHさんに会った。久しぶり。今は造船所に勤めているという。1日1万円の給料。離婚し、アパート暮らし。同じ年だが、私より若く見える。土曜日に一杯やる約束をした。今日は地区の盆踊り大会。妻は放送係にかり出された。夕方になると雷鳴。ピカッと光る。雨はポツリポツリ程度だったが、おどろおどろしい。隣のKさんが荼毘に付された。明日は葬儀。午後10時を過ぎて妻が喉が痛いといいながら帰宅。流行の夏風邪か。新聞は各紙とも終戦特集。夜まとめ読み。夕食は鯖の竜田揚げ。美味しい。なぜ竜田揚げというのだろうな。ブルータスの年間購読料を払わねば。
2005年08月15日
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晴れ。午前5時半起床。NHKバロックの森。息子が映画『亡国のイージス』を見に行くというので、岳父の車を借りてO市へ。ショッピングセンターに併設の映画館で降ろし、近くのインターからB市の砂原温泉へ。相変わらず入党客はいない。100円で2時間、ゆっくり至福の時。汗をかき、タイルの上にごろり、ウトウトした。脱衣場は一部埃っぽいところがあるが、湯殿は掛け流し。昨夜の酒が全部出た。アルコールはしばらく断とう。道中、眠かった。運転中は落語のCDを掛けて、退屈をしのいだ。レオンハルトのチェンバロもよかったが、これは忘れた。砂原温泉の前に、美味しいカレーショップがある。今日の昼、チキンカレーを注文したが、いい味。近所の幼なじみ、Yちゃんの父親が亡くなった。しばらく見ないと思っていたが、膵臓癌だったとは。夜、妻と悔やみにいったとき、娘さんが『ずいぶん痛がった。」と話した。若い時分から酒をよく飲んだようだ。区長とS兄が朝早くに伝えにきた。江川晴『痴呆病棟』宝くじハズレ。
2005年08月14日
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宝船親父に肥料を取りに行けと言われた。何のことはない、隣町の港に擦れ鯖があり、畑の肥やしにするらしい。選り分けの後の残り物。Mさんの荷捌き倉庫を訪ねたら、盆の今日も鰺を選別していた。手をとめて冷蔵庫に案内してくれ、冷えた鯖をすぐ積んでくれる。父の畑にとって返し埋めた。妻が出てきて、料理にできるものはないかと物色するも、すれが激しく、傷んでいる。とても使えない。Mさんは水産会社の社長。いつも父に沢山、鰺、鯖を持ってきてくれる。5匹10匹ではなく、樽一杯。これが届くと拙宅も大わらわ。出刃で三枚におろし、塩焼き、竜田揚げ、南蛮、フライなどあれこれメニューを考え冷蔵庫にストック。鮮度の落ちた魚は、安く売るよりも知り合いの人たちに食べてもらった方がよほど良い、欲を張りたくないし、儲けはほどほどでいいという。今日、魚の選別は合羽の前掛けをし、従業員と一緒になって汗を流していた。豪快な人だ。終日音楽、読書。少し高校野球。東北ー遊学館、京都外大西ー関西、いずれも好試合。船曳は良い選手。プロに行くだろう。昼食は母に勧められて、油揚げ、鰹節の煮付け、鰺の南蛮。缶ビールを1本。午睡。夕方、岳父の墓参り。本堂、庫裡、いずれも立派なY寺の近く。寺の背後に迫る城山の裾を巻くように続く墓の一角に、義父のものはある。妻と娘、3人歩をすすめると何人も知り合いにあった。夕食は妻の実家で鰻重とビール。合宿を終えた息子とも合流。真っ黒になっていた。体重4キロ減。明日、映画を見たいというので、温泉に行きたい私はこれ幸い。約束をした。帰宅すると親方がメロンと油代と称して1万円を軽トラの荷台に置いていた。世界陸上、男子マラソン銅メダル。織田裕二のコメントはもういい、決勝レースの放送時間を教えて。
2005年08月13日
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晴れ、挨拶は「お暑うございます。」。盆を前にしてゆったりした時間。それでも、夕方になると町は車で混み合う。この時期の特徴か。中山のSさんからタラバガニと魚(アジ、イサキ)を頂いた。魚は鮮度抜群。早速刺身に。アジは妻が担任する生徒の家におすそ分け。娘がアジ刺を喜んで食べた。江川晴『外科東病棟』、障害者の弟を持つ青年医師と新米看護師の恋と別れ。この作家は看護師を主人公に描くが、どの本も登場する医師に冷たい視線を送る。レオンハルトのチェンバロ。クープランがいい。
2005年08月12日
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晴れ、朝の散歩は無し。家の周りに何匹もジョログモが巣を掛けている。草むらでバッタを捕まえ、糸に搦めてやると、スルスルとやって来てすぐにエバで巻いてしまう。昨日、ネコカリを求めたが、飼ったとばかりに居ついた母親と4匹の子猫がいなくなった。淋しい。2週間ほど前、牛乳を与えたとき、つぶらな瞳でこちらを見ていた子猫の顔が、最近は野良猫の本性が出てきたのか、雲助顔になった。妻と笑い合って、それでは飼おうかという話になっていたのだが。夕方、スイカ畑の周辺に敷く草を軽トラに積む。いい汗が出る。母が冷えた小玉スイカを半分に切ってくれ、喉を潤す。うまい。今年はよくできた。
2005年08月11日
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晴れ。夏休み。午前中、知人が嘱託として勤務する運動公園に芝刈り機を刈りに行く。高校生が陸上競技場で練習をしていた。監督の体育教師は自分の村の出身。挨拶をされた。息子が水泳部だと言うことを知っていた。この町にも蓮根畑がある。そこを通りかかったら、蓮の花が咲いていた。写真は蕾。両の手を合わせたほどのサイズ。ふっくらと、緑と桃の色合いがいい。青空と蓮の葉、それにこの蕾。茹だるような暑さに僅かの清涼。娘帰省。彼女と音楽の話をするときが至福。ヴェルディの『運命の力』について熱く語る。息子が土曜日まで水泳部の合宿なので、今夜は3人、外食。焼き肉屋。高校野球を見たいのだが、読書の欲求がこれに勝る。レオンハルトのチェンバロを聴きながら江川晴の4冊目。
2005年08月10日
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晴れ。Dというお店で飲み会。冷酒。西の関。美味しいと評判だが、それほどのものではないと思う。鰹のたたきは白かった。膳はきちんとした懐石なので、こんな魚を出すのはいただけない。Aと色話。二次会はG。十四代が出た。既に酔っぱらっていて、上等の酒だなくらいにしか判別できない。FからTELあり、いつもの暖簾Tで飲んでいる、奥さんもも一緒とのこと。よろよろ歩き、たどり着く。そこでまた冷酒。土佐鶴。にぎりを奥さんに一人前。息子にも持ち帰りを一人前。飲んでいたら知り合いが入れ替わり立ち替わり。K。M。Mは近いので帰りに代行運転の車に乗せてあげた。帰宅は十二時前。
2005年08月01日
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雨、午前中はバロックを静かに聴く。昼前、妻の運転で、昨日ホテルKに置いた軽トラを取りにいく。帰りにサウナ。ここの玄関でNと会う。彼は高校卒業後警察官になった。息子が警官を志望しているというと、採用試験、採用後の人事システムなどを説明してくれた。参考になる。帰宅して息子に話をした。午後はビール、午睡。サッカー東アジア選手権は北朝鮮に0-1。動きが悪い。夕食はバラ寿司と味噌汁、アサリのバター焼き。美味。 江川 晴『産婦人科病棟』民間病院の実態をドラマ仕立てに。読みやすい。
2005年07月31日
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宝船。雨、朝食はサンドイッチ。Rの豆は薫り高い。終日スターデジオ。録音したCDRの整理。夕方散歩。落語を聞きながら。吹き出してしまった。夜はホテルKのビアホールへ友人夫婦二組と行く。生ビールを2杯飲んだら満腹。その後はワイン、白。3千円で飲み放題食べ放題。顔見知りが多い。高校の同級生Nと会った。ブラウンに染めていたが、本人曰く、本当はまっ白。先だって会社が倒産し、今は地元の小さな建設会社へ潜り込んでいるという。「厳しいが、前向きに明るくいこうと思っている」。2次会はカクテルバーT。久しぶりにヴィンテージものを開けた。これを干すとカクテル、最後はラガウリン。其処をでてラーメンを啜り、帰宅。K夫妻は地元に就職した娘が迎えに来るという。H夫妻とタクシー。帰宅は午前様。深夜のラーメン屋に面白い人がいた。ハーモニカ吹き。入ってきて、注文後、ハモニカを取り出し、吹いていいかと断って、懐メロを吹き出した。 神山裕右『カタコンベ』乱歩賞だが、赤井三尋の方が上。地底洞窟の探検小説。
2005年07月30日
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曇り、クラシックのコンサートが地元の町である日だけれど、気分が乗らず、親戚の金物屋の奥さんにチケットを譲る。御主人がお礼にと、焼酎霧島をくれた。サファリを軽トラに乗り換えたと言ったら、笑われた。 父の家の生垣をエンジンバリカンで剪定。西瓜畑をのぞいたら、変わった種類がなっていた。変形のひょうたんみたい。 魚屋Kで鰺のたたきと鯛のアラを買う。妻はY学校の知人から小エビを貰い、夜はこの唐揚げ。美味しい。ビール。ワイン抜栓。BSでプリンスオブエジプトをやっていたが、うつらうつら夢の中。 宝船
2005年07月29日
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晴れ、親方に鰻をもらう。傾山の谷あいで捕れた天然物。奥さん手作りのたれで蒲焼きになっていた。大物だったのだろう、ボリュームたっぷりのものが3枚。西の関と合わせる。食べ過ぎて、夜半、下痢。 米が熟れた。数日で刈り入れが始まる。私の村では鳥害対策はもっぱらガス鉄砲だが、今日はガス爆発のエネルギーでワイヤーにそってボールを打ち上げる脅しを見た。5mくらいあるアルミ製のポールが立っていて、その先端から斜め下にワイヤーが張られている。三角定規の直角三角を縦に立てたような構図。定規の斜辺がワイヤーに相当。形打ち上げ花火が上がる瞬間、シュポッという音がするが、これに近い音をさせ、ワイヤーの元、地面の接点に取り付けられた筒の中から、ボールがこのワイヤーにそってポールが打ち上げられ、先端までするするとあがり、その後ゆっくりと降りてきて、また筒の中に戻る。ガス鉄砲のような大きな音がせず、いい仕掛けだ。筒には小さなプロパンガスボンベが取り付けられていた。効果のほどは如何
2005年07月28日
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晴れ。ノンアルコール。父に黒いスイカは如何と聞いた。まだ熟れぬといい、そんなことよりも枯れ草を茶の下に敷くよう言われた。億劫。カタコンベ、少し進む。夕方散歩。小学校の櫟と小中尾の老婆が住んでいる櫟へ。クワガタを見つけたが逃した。この老婆は人里離れた一軒家に住んでいる。目が不自由。一人暮らし。今春だったか、足を骨折。入院した。老婆の住む家の玄関には大きな日めくりのカレンダーがあり、いつも当日を表示していたが、骨折の時は、その日を限りにめくられることがなかった。そうして、このカレンダーが本人の健康を示すサインであることに気づいたが、今はまた日々を刻んでいる。老婆の家の前を歩いたら猫の親子。可愛い。今日のようなレアルのサッカーを見たいとは思わない。広島新井逆転3ラン。
2005年07月27日
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晴れ。息子は今日から2泊3日で山の向こうにある研修宿泊施設に勉強合宿。高2、泳いでばかりで成績は鳴かず飛ばず、参考書を詰めたカバンの薄さが気になる。身の入った勉強ができる筈のないことは日々の生活を見ていてわかるが、なんとも忸怩たるおもい。しかし、そんな姿は自分の高校の頃によく似ていて、可愛くもある。 朝早いうちに家を出て県庁所在地の隣町に向かう。関東地方に向かう台風の影響か、北東の風強し。木々の緑がこの風に爽やかにしなう。太陽光線が心なしか白い。無風の時は、光と影のコントラストがくっきりするが、風の強い日は影が揺れ、景色全体が白っぽくなる。この色合いが好きだ。山裾に開けた大きな温泉町に着く。砂原温泉というのがあり、無色透明かけ流し。町の中にある。普通の倉庫のような建物で無人。入り口のポストに100円を入れ、本を持って入る。2時間の間に3人の客。広く深い湯舟を独り占め。 垢を落とした後はジャスコで鯖の棒寿司、鰻の握りなどを買い、屋上の駐車場に止めた車の中で本を読みながら食べる。満腹、車中午睡。カメラのKをひやかし、電器チェーン店DでCDーRケースを買う。 読売特集記事「基礎からわかる日本の戦後賠償」。韓国、東南アジアの国々に対する賠償金、無償援助、円借款が国情により異なる。中国へは戦後賠償という名目では無し。 ニコラーエワの平均律。音が透明。
2005年07月26日
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晴れ、台風はそれた。スターデジオのプログラムが変わった。今週はシューリヒトのモーツァルト、ベートーベン。楽しみだ。友人Kにルーベルト・シェトレ著「指揮台の神々」を借りた。この本はドイツ銀行の芸術振興支援によりなされたもの。邦訳されて読むことができるが、さすがゲルマンの銀行だ。日本の銀行のメセナはどうなっているのだろう。 魚屋Kで鰺のたたきを買う。ポン酢をかけて食べた。ビールがうまい。その後は昨日開けたアルザスリースリングの残り半分を飲む。芳醇。 カブトムシ雌4匹。 川端康成の魔界ワールド。「仏界入り易く、魔界入り難し」。「山の音」の菊子、「雪国」の駒子、「みずうみ」の町枝。
2005年07月25日
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晴れ、今日も水蒸気の多い天気。曇り空のよう。第49回江戸川乱歩賞「かげりゆく夏」赤井三尋。きちんと書かれた文章。終盤は意外な展開。面白い。一気に読ませる。彼の今後の作品が楽しみ。 妻は旅行2日目。息子は昼前に練習。ウトウト。百科事典、図書館の項。アリストテレスの時代からが本格的な図書館時代。それまでは公文書館の性格。再度プレトニョフのピアノを聴く。家族が出払った家で思いっきり鳴らす。夕方散歩。一番山奥のMさん宅、杉の木の下でマダイの鱗を取っていた。釣りに行ったのだろう。夜、共有林生産森林組合の総会。シャンシャンで終わる。高校野球たけなわ。準決勝2試合をテレビで見たが、マウンドに立つピッチャーの心構えがなっていない。琴欧州は自滅。 2月に亡くなったTさんのことをホームページに掲載。
2005年07月24日
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晴れなるも水蒸気が多いのか、視界が悪い。10kmはないだろう。そろそろ夕立がありそう。月明かりが冴え冴えとは正反対の、赤く弱い、何か起こりそうな予感をさせる不吉な色をしている。 少し二日酔い。妻は小旅行へ。昨晩、飲んで車を町に置いて帰ったので、出かけるとき同乗。息子は朝からプールへ。親方とは連絡を取るも本日地下足袋を履かず。午前中床屋、図書館。午睡。ブレンデルのバッハとワインガルトナーの英雄、ブラームスの1番を録音。ベートーベンの3番、端正、オーソドックスだが、ぐっとくるものがある。第2楽章、淡々と葬送のテーマが進む。その淡々が悲愴さと厳格さを構成の中で融合させている。名演だ。 愛犬が死んだ昨夏、埋めた場所に植えた百日紅が咲き始めた。一番可愛がったのは娘。雲助息子が写真を姉に送れとしおらしいことをいう。その娘、100万円の楽器を買ったとメールを寄越した。仕送りは毎年クラウンの新車を購入できる額。樵夫には荷が勝ちすぎだが、娘にはどうしても甘くなる。倹約と勉強の生活をしていると聞いているので、これに応えてやろう。 エジプトテロはロンドンと連動しているのだろうか。ロンドン地下鉄で警察官がブラジルの若者を射殺した事件、若者はテロにまったく関係のないことがわかったとのこと。議論を呼ぶ。 夜、土地改良区の総会。いろいろと難題有り。 写真は百日紅。
2005年07月23日
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農業委員選挙の手当をもらった。友人3人と居酒屋Hへ。S氏は50代の公務員、もっぱら職員300人削減計画の話、辞めてもらうのは夫婦共働きの片方だとの論。気持ちは分かるが、辞めるのは年配の人と働きの悪い者から。ぐずぐずと浅知恵をひけらかす長話に閉口した。H氏は目をぐるぐるさせて黙々と呑む。A氏は磊落。刺身、ホルモン、シソ餃子、卵焼き。皆、黒霧島を飲んだが、私は智恵美人。その店でお開き。一人でもう一軒。いきつけの縄のれんTへ。水不足で解禁の遅れた鮎と冷酒吉乃川。鬚のO氏とT君がいた。息子がダルトンのハンドジューサーを力任せに扱い、歯車が割れた。1万円もしたのにパーだ。勾配加減がわからない。歯車だけ注文できる店はないのかな。
2005年07月22日
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蛍光管と音楽用CD-Rを20枚求めた。CD-Rは別にオークションで100枚購入予定。歯科医の友人にばったり。長男を指定校推薦でS医大に入れたい、歯医者は経営が厳しい、医者なら勤務医という手もあり何とかなりそう、私立は6年間で4千万。彼にとって金の心配は不要だが、息子の成績が気になるところ。ただ、これを医者の論理と片づけられない事情が友人にはある。 21日毎日新聞、ソ連北方領土占領を巡る特集記事「あの日に問う」。スターリンの対日参戦構想は、1941年の英ソ協議の際呟いた一言「まず、ドイツに勝利しよう、それから日本軍国主義を打ちのめしてやろう。」との言葉に伺えるとある。同年の日ソ中立条約が何だったのかということを考えさせられた。日露戦争をしてスターリンは「日本は歴史的にロシアの敵だ。」と1942年に語り、国内政治基盤を固める手段としての「ソ連国民が納得する対日戦勝講和条件」を用意する必要があったことから、いちいち納得。1945年8月11日からのサハリン、南千島ソ連侵攻作戦を時系列で辿るのも再度整理がついてよかった。 記憶の中には、学生時代、納沙布岬から見た水晶島と手前の傾いた灯台、野付半島からの国後島、船戸与一の「蝦夷地別件」。 千島という呼び名より、クリルのほうがイメージを膨らませる。
2005年07月21日
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晴れ。午前5時起床。アルビノーニの協奏曲集を聴く。6時に再度布団へ。1時間円地文子。本当にいい文章だ。 友人Aが10月に結婚するという。遂に年貢を納めるか。彼には2人の友人がいて、3人ともむさ苦しい雰囲気を持っている。一番になりそうな予想は外れた。 茄子の浅漬けが美味しい。 家の西壁高くに取り付けている照明にカブトムシがやってくる。妻の友人が子どもに欲しいというので気にかけていた。横になり本を読んでいると、小石が壁に当たるような音がする。外に出ると案の定カブトムシ。オス1匹とメス2匹を捕まえた。 円地文子「なまみこ物語」。栄華物語拾遺という傍題の本を、読後の記憶だけを元に表した。元々栄華物語は藤原一門の系譜的な記録なのに対し、この拾遺が一門に対抗し没落していった側の者の悲哀を運命的に書いている。ノンアルコール。
2005年07月20日
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早朝4時起床、散歩はなし。夕方、城山にも登らず。ランブルで豆を100g買う。ついでに書店を回り、ブルータスを。帰宅して年間購読の手続き。今週、スターデジオの番組はいいものなし。ノンアルコール。
2005年07月19日
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早朝4時起き。ブラブラ。友人Fが軽トラを借りに来る。家の周りの草刈り。昼はレトルトカレー。午睡。1時間散歩。西瓜を食べる。おいしい。夜は猪子肉とシャンパン。写真は夕食メニュー。
2005年07月18日
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宝船。暑い。高校野球、母校2回戦敗退。午前中、妻の里の車を借りて自宅から1時間山奥に走り、ジャズ喫茶『いとう』へ。オーディオが素晴らしいと言うけれど、私にはちょっと。昼食は来来軒のラーメン。友人のIさんがおいしいと言っていたが、それほどでも。競馬、サイドワンダーは3着。ミスターXの予想はずれ。夕方散歩。いい汗をかいた。ビール2本にアルザス。兄の同級生の父H.Kさんがなくなった。父と同級生という。よく酒を飲んでいたらしい。倒れてから長いリハビリ生活だったとか。車いす姿を見かけた。写真はジャズ喫茶。
2005年07月17日
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朝7時、Yさんの倉庫前に行き、草刈り機を借りる。モアという名称。初めて使う。背負いの草刈り機だと3時間かかるところが30分で終わった。礼に地元の銘酒「唐変木」を1升。午睡。円地文子「女面」。彼女の文体に入れ込みそう。写真はモア。
2005年07月16日
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梅雨明け。空気がのっぺり身体にまとわりつく。息子九州大会へ。朝早くに高校の玄関へ送る。3泊4日、福岡市。夜はプレトニョフを聴きながらシャンパン。
2005年07月15日
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グールドのバッハ、オルガンで。読書進まず。
2005年07月14日
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早朝散歩、もちぼコース。朝は快晴。知り合いの夫婦が犬を連れて散歩。A豆腐店で1丁買ったようだ。犬はまるまると太っている。日中偏頭痛。夕方、トラブルの中に立ち、知人の詫びに同席。万事上手く入ったかと思ったがそうでもなかった。仕方がない。電気店によりCDRを買う。娘の知人がいて値引きをしてくれた。ノンアルコール。
2005年07月13日
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朝はいい天気。午後雨、夕方上がる。城山。お寺の夫婦と会う。いい犬を連れた好印象のカップル。ゴールデンレトリバー。美しい奥さん。蓮如を語る若の話を聴いたことがある。ノンアルコール。息子が遅くまでテレビを見ていて、居間のオーディオを聴くことができない。夜のバラエティは雑音にしか聞こえない。
2005年07月12日
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午前5時起床、散歩なし。朝、メイプルシロップを塗った食パン。これはカナダの土産。鍛冶の新婚夫婦はその後うまくやっているのか。昼は妻の弁当、パンよりもいい。パンは胸が焼けていかぬ。夕方城山。夜、先日の鰺を塩焼き。ノンアルコール。 スターデジオの音がいい。YAMAHAのデコーダー機能、あたらな発見
2005年07月11日
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終日農業委員会選挙事務。終日雨、照らない、過ごしやすかったが、投票率は低迷。関心の無さを露呈。立会人が酪農家、牛飼いの蘊蓄を聴く。息子帰り、夜焼き肉。ワインを開けいい気分で本を読んでいたら親方からTELあり、福祉施設の経営者K氏自殺とのこと。鬱だったという。豪放磊落な性格からは想像もつかない。円地文子『女坂』、女流作家独特の文体。家父長制にあって逞しく生きた女主人公の半生記。登場人物それぞれが個性を持つ。
2005年07月10日
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雨。ニコライ・トカレフ。タッチに切れがある。テクニック抜群。ラ・カンパネラ。YAMAHAのデコーダーを居間の方へ移す。終日流れるクラシックをエアチェックするため。特に名演を逃さないように。ミュンシュ、ボストン響で宗教改革とドボ8。 息子、水泳大会のため外泊。妻と町の居酒屋街に繰り出す。年に一度の祭りをやっていた。雨があがり、浴衣姿の女性もちらほら。焼き鳥をひやかし、そのあと馴染みの小料理屋。しめ鯖と冷酒。西の関と土佐鶴。小瓶2本がいいところだ。帰りに川鰻の蒲焼きを買った。Tさん夫婦に会う。半年ぶりか。
2005年07月09日
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農業委員会の選挙準備。いつもは候補者同士が事前に調整を行い無投票になるのだが、今回、そうは問屋が卸さなかった。機能不全に陥り、名誉職と化した農業委員にあってはいい刺激だ。別に選挙が委員会を活性化するわけでもないが、選挙の洗礼はいい刺激になる。 昼に南国の味噌ラーメン。夜は鰺の刺身。定置物だ。
2005年07月08日
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ベートーベンのピアノソナタ14~16番、シュナーベルを聴きながら城山を2回こなした。涼しく、大して汗をかかなかった。今日も頂上からの眺めは佳。東に開く湾は昔、軍港だった。自衛艦が浮かんでいた。 光明燦爛たる浄土世界の諸相「観無量寿経」 梅ジュースが出来上がった。ノンアルコールもいい。 円地文子すすむ。 ノンアルコール。
2005年07月06日
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雨強し。 郵政民営化法案薄氷可決、参院は不透明。小泉政権任期1年を残し解散もあり得る。自民党内反対派の一部が賛成に回ったのは、処分を恐れてか。腹が据わっていない。 ドイツ総選挙、失業問題が争点、深刻なのだろう。この問題とは関係ないが、北海道新聞が労働破壊という特集を組み、その中に、都市生活をする若者は平均賃金だけで暮らしていけない実態にあると書いている。階級社会の差別化が水面下で進んでいる。 友人Kが展覧会を貸してくれた。アバド、ベルリンフィルとウゴルスキのピアノ。アバドの方はメリハリの効いた仕上げ。ウゴルスキはタッチの使い分けが抜群。絵を音で表現すれば斯くの如しか。乾いた音、艶めかしさ、淡白としっとり感が混在し、出色の演奏。名演だ。痺れた。力強いリヒテルとは対極にある。 日経『私の履歴書』、野村克也が終わり、淋しくなった。月替わり、財界人のそれは自慢話に聞こえ、鼻につく。ずいぶん前だが、流政之のものが一番だった。 夕食は唐揚げの店Hのモモカラ。美味しい。ナスとゴーヤの煮付け、ゴーヤと鰹節のあえ物、いずれも夏に合う。ノンアルコール。 猫の額ほどの休耕田がある。底の草が伸びた。刈りに行かねば。
2005年07月05日
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湿り気がまとわりつく。こんな日は汗をかくに限る。城山。石畳の道、濃い緑。しかし、考えごとをするは勾配がきつく、登りに集中するだけ。西の方角は重なる山並み。薄墨を流したようなコントラスト。 東京都議会選は民主議席倍増とのこと。郵政民営化法案は大詰め。委員会を通過。 佐々木譲『うたう警官』。時宜を得たもの。スリリング、一気に読ませる。パテックフィリップという腕時計が気になった。 ノンアルコール
2005年07月04日
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朝間、小雨の中、地域の人と道路脇の草を刈る。いい汗をかいてシャワー。昼までスメタナSQのアメリカとチャイコのアンダンテカンタービレ。1966年録音。響いてこない。その後、イ・ムジチのバッBWV1041、1042、1043。これは1958年にもかかわらずよくタンノイが鳴る。午後はクナーエフの同じくバッハ、無伴奏チェロ。FMで長谷川陽子のドボルザーク、東京フィル、大町陽一郎。ネルソン・フレーレでブラームスの1番、これはアンドレイ・ボレイコ指揮のN響。この演奏は緊張感があった。先日のスロバキアフィルとハイドシェックとは雲泥の差。FMはいずれもJBLで。4312SXを購入して3年になるが、エージングが進みつつある。こなれてきた。 合間をみての昼食は冷やしうどん。ゆがいて冷水で晒し揉み。腰があって美味しい。息子とつるつる啜りあい。夕方、1時間の散歩。アルゲリッチのチャイコ1番とピアノ版くるみ割り。夕食はズッキーニとベーコン炒め、アルザスを開けた。ゲヴュルツトラミネール。作り手はドメーヌ・ストフラー。リーズリングに比べ濃い。 バレーボール、アメリカに惜敗。
2005年07月03日
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午前、山奥にある温泉へ。雨模様。露天風呂から川を見下ろすと鮎が苔をはんでいる。心地よい時間。帰路スーパーにより好物の鰯寿司を買う。美味しい。ビールで流し込み午睡。至福の時間。 宇神幸男『フルトヴェングラー雑感』。彼のことを言い得て妙。三島の『奔馬』に、桐院宮治典王殿下フルベンのティルを聴き、これが淋しい、「孤独な、意識の底まで水晶のように透いて見えるティルだったから、テロを企てて捕らえられた憂国の士、飯沼勲の助命嘆願を決意した云々」のくだり。実にいい。また、昭和三年のポリドール総目録に「空が指揮をすれば聾者も聞へると云はれて居るウィルヘルム・フルトヴェングラーは1886年生まれの伯林子で御座います」。彼の母が少女の頃、ブラームスが家に出入りしていたという。 近衞秀麿『フルトヴェングラー』。短編エッセイ。内容はともかく1950年の芸術新潮にこのようなものが掲載されていたのは、その時代をノスタルジックにおもわせる。 夜はモーツァルトとコンテンポラリージャズ。写真は昨夜帰宅したときの玄関、迎えてくれたカミキリムシ。
2005年07月02日
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小旅行。硫黄の効いた温泉に入り、一つ山を越えて木漏れ日の似合う旅荘へ。今日はここのオートグラフが目当て。大きいテーブルと広い空間。客は私一人。マイスキーのバッハ。暖かく奥の深い音。ここに通うのは命の洗濯。周囲の緑もいい。思慮がすすむ。一隅に暖炉があり、その脇に数日分の薪を積んでいた。欅。ウエイターに訊ねると、森林組合から軽トラ1台数万円で買い受けるとのこと。 萩原朔太郎「猫町」。思索過程を外的要因に乱された場合に人はどのような精神状態になるのかということを、迷子状況を想定して表現。主題はともかく、朔太郎が麻薬をやっていたことに驚いた。ホレーシオの言葉を引用するくだりがあるが、これはハムレットのホレーシオなのだろうか。 宮澤賢治「グスコーブドリ」。恥ずかしいが宮澤本は初めて。まとめて読んでみよう。 夜、妻の教え子Tと飲む。居酒屋、ワインバーをハシゴ。ゴマサバ刺、智恵美人はよかったが、開けたアルザスは期待はずれ。ラガウリンで締めて帰る。
2005年07月01日
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