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ルワンダでの、民族間の内戦を描いたドラマ。実話がベースになっているそうです。
アフリカの内戦といえば、先日テレビで「ティアーズ・オブ・ザ・サン」がやってましたね。見てる途中で、医者役のモニカ・ベルッチにイラッときてしまい、見るのやめました(^^;;。どーもきれいごとのようにしか思えない。オマエのその行為のせいで、無駄な犠牲者が出るかも知れないんだよ、助かったから美しい話にまとまったかも知れんけど、現実そんなに上手くいくかよ、などと冷めた目で見てしまった私。スミマセン・・・。
アフリカの内戦ってのは、教育の欠如と貧困の上に積み重なってきたものだと思います。どっちの部族が上か、なんてのは人種差別でしかないし、上の部族が富を得るなら人もじゃんじゃん殺すでしょう。貧しさの極限を味わうと誰しもそうなると思います。物語の中では、虐げられるツチ族を自分のホテルにかくまったため、犯罪者となってしまい同じ部族の民兵に追われる男が主人公となっています。
アフリカでは毎日、何の罪も犯していない大勢の人が、制圧された部族に属しているだけで、斧で叩き殺され、銃で撃ち殺され、殴り殺されています。人権などというものはありません。そしてそんな地獄の光景を、私たちはテレビのニュースで見て、人事のように「良かった、日本に生まれて」などと思いすぐ忘れていくのです。物語の時代背景は1994年。私は今と同じように、毎日おいしいご飯を食べて、化粧をして洋服を買いに出かけ、車に乗ってエアロビに通っていました。
部族間同士の戦争というのは、周りの人間にはどうしようもない部分があります。宗教戦争と似ていると思います。そこに住んでいる人たちが、それが正義であり真実であると信じて戦っているのですから。そしてその戦争が、私たちの国の平和に大して影響しないのですから。
この物語は、内戦問題をどう解決していくべきか、今後どうなっていくかということには一切触れていません。ただ、世界のどこかで想像もできないような、歴史の教科書のどこかのページで見たような恐ろしい出来事が、今この瞬間も起こり続けているのだと知る必要が、平和な世の中を生きる私たちには必要だと思いました。
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