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2005.08.10
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カテゴリ: その他の映画
男はつらいよ (第2作)続・男はつらいよ (再発売)(DVD) ◆20%OFF!
 第1作の公開が8月27日で、第2作が同じ年の11月15日だから大急ぎで作ったものなのだろうが決してできは悪くない。
 むしろ映画黄金期のプログラムピクチャーのような安定感がある。
 寅さんが、実の母親から冷たい言葉を投げつけられたことを、半ば自慢話のように、裏の工場の若い連中に話して聞かせる場面など、さすがだ。
 山崎努が若い。
 もともとがテレビドラマなのだから、短期間で作るのに慣れていたのかもしれない。

 まだ続きを作るかどうかはっきりしていなかったこともあるのだろうし、設定にほかの作品との齟齬があるようだ。
 葛飾商業で英語を習っていたが退学した、ということになっているが、後の作品で寅さんは中学を出ていないので高校に入れない、という話がある(「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」)
 また、第1作の終わりに出てきたハガキで、さくらが出産したことを知っていたことになっているのに、この映画では帰ってきて初めて知ったようなことを言う。

(と、細かく詮索するのは野暮というものなのだが、つい性分で)

 NHK-BSで見たのだが、山本晋也と渡辺俊雄の解説が役に立つ。
 話はテレビ版に基づいているそうだ。そりゃそうだ、話ができていなければ、短期間では作れまい。
 恩師(東野英治郎)の名が坪内逍遙ならぬ坪内散歩というあたり、インテリが作っているなあと思わせられる。(逍遥というのはそぞろ歩き、すなわち散歩のこと)
 映画の中で先生が何度も口にしていたのは杜甫の「贈衛八処士」。


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Last updated  2005.08.13 10:20:31
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