全13件 (13件中 1-13件目)
1
私の通うお寺で,恒例の夏休み子ども会が催されました。 そこに,久しぶりに中学1年生のY君が現れました。Y君は,前にも1度書いたことがあるのですが,以前は,よくおじいちゃんといっしょにお寺に参詣に来ていました。 ところが,小学校卒業近くから不登校状態となりました。私も個人的にいろいろおじいちゃんの相談に乗っていました。 Y君は,学校だけでなく,機を同じくしてお寺にも入れなくなりました。その様子を見ていると,学校の中に入れない状況も想像することができました。 初めは,おじいちゃんと一緒に来ても駐車場から降りようとしませんでした。次は,車で待機してるというY君を見に行くと,眠って(眠ったふり)いました。やがて,一緒に車に乗っても来なくなりました。 1月程前,おじいちゃんから近況を聞く機会がありました。 それによると,実にサポートに恵まれているなと思いました。箇条書きしますと, 1.学校が熱心で,きめ細かい援助をしている。校外の不適応指導教室「ふれあい教室」に通い始めたということであった。 2.父親が再婚して,家には新しい母親とその連れ子が来て,幸せな雰囲気にあふれていた。 3.知り合いの方の紹介で,専門医の指導を受けて始めた。 Y君の2学期は,良い方向に向かっているなと思いました。
2006.08.23
コメント(2)
今週末,先生方に各学級の遠足の時の集合写真を提出してもらいました。話題になっている子どもの名前と顔を一致させるためです。 私のとなりの机の先生が提出するときに,「○○さんは学校に来てないので写真はありません。」と言いながら出しました。名前だけでも,と言いかけ,「校長先生が分からないと・・」と言うと,「校長先生は何回か訪問しているので顔は分かります。」ということでした。 私は,生徒指導主事でありながら何もできない歯がゆさを感じているところでしたが,これを聞いて安心しました。人気ブログランキングへ
2006.05.27
コメント(2)
新しい学校に来て,生徒指導主事になって,1ヶ月。生徒指導に力の入っている学校です。定められた計画に従って生徒指導に関わる会合を何回か持ちました。そして,不登校或は不登校傾向の児童が3,4人いることが判りました。しかし,いまだに見えてきません。何が見えないって,・・・ずっと来ない子の顔が見えないのは当然として(写真ぐらい見せて欲しい)時々来るという子もどの子か分かりません。前任校の3倍の500名余りの規模ともなるとこういう感じかな。ましてや,それ以上の規模ともなるとなかなか前任校のような一人一人の子のプロジェクトチームとも行かないかなと思ったりもしてます。とはいっても,私は生徒指導主事。あきらめるわけにいきません。なるべく早く,一人一人に適正なケアとフォローができる体制を作るべく頑張りたいと思います。人気ブログランキングへ
2006.05.04
コメント(3)
久しぶりに自分のページを開き,ログインしました。毎晩遅くまで仕事をし,土日も忙しく,精神的にもゆとりなく,この3,4ヶ月過ぎてしまいました。それでも,毎日誰かが訪れてくれているのですね。先日は,同僚の一人が検索をかけて訪れてくれたそうです。今度,転勤になるのをきっかけにまた書き込んでいきたいと思います。きのうは,これまでお世話になった小学校での離任式。いつも辛い日です。やんちゃ坊主が神妙な顔で真剣に私の話を聞いていたり,恥ずかしがり屋の女の子がすんなりと握手をしたり,,,,保健室登校をしていた二人の卒業生の女の子も,まるで教室には入れなかったことなど無かったかのような自然な笑顔でした。
2006.04.01
コメント(3)
C子は、毎日学校へ通っているので「不登校」とは言えない。 しかし、このごろ教室にはほとんど通ってない。言わば「不登級」と言ったところか。このごろの彼女の本拠地は保健室。養護教諭はひとりしかいないので、養護教諭もあの手この手でなるべく保健室から出そうと努力している。 今朝の養護教諭の報告では、C子曰く、「教室へ行くと、私の机だけ別世界の物のような感じがする。」と言ったそうだ。 私は考えた。彼女に問いたい。「だから、どうしたいの?」「別世界でいいじゃないの。」「それでも、その机に着席していると、苦しいの?」人気ブログランキングへ
2005.10.24
コメント(2)
主に「多忙」のため,久しぶりの書き込みになります。この間,書かなかったにもかかわらず毎日10人前後の方が訪問してくれていて,ありがたいことと思います。 さて,最近私の知り合いのお孫さんが不登校状態になっている事を聞きました。Y君は中学二年生。きょう,詳しい状況を聞いたので,私のできる範囲でアドバイスしました。 今は原因を探る段階を過ぎて,見守る段階に入ったようです。私も,今後見守りながら,アドバイスしていくと伝えました。
2005.10.02
コメント(0)
25日が2学期の始業式。超多忙な日々が始まりました。 ところで,2学期の8月はたった数日ですが,全校はおろか学級でもなかなか全員出席とは行かないものです。それが,当然です。大人でも,この暑さには敵わない。夏休みのリズムから回復するのはしんどい。 スタートの2日間のA子は,とてもいい表情をしていました。それなのに,なぜと誰もが思ってしまいます。 私は,担任に言いました。「そういう子は精一杯演じているんだよね。辛ければ,辛いという顔をすればいいのに,それができない何かがあるんだろう。」 中2の兄も休んでいるらしい。人気ブログランキングへ
2005.08.29
コメント(1)
危ぶんでいたC子が登校してきた。月曜日の登校だから心配ないか。1週間程度だから,風邪のようなもの。あわてず,さわがず見守っていたのが良かったかもしれない。ただし,担任は週末,手だてを講じたらしいが・・・。姉と比べて強いのかもしれない。友だち関係で自分に注意を引いたのかもしれない。 安心しきれないところはあるが,ひとまずほっとした。
2005.06.20
コメント(0)
6年生のA子が明るい表情で毎日教室で過ごすようになって喜んでいたのもつかの間,数日前から今度は優等生のC子が変な休み方をしているようだ。 母親が校長室に相談に来たとか,欠席の理由が「学校に来たくない。」とか,怪しい。なぜ,早くプロジェクトチームをつくらないかと思う。今年は特に,ものすごく忙しい。私なども,期限切れの仕事を5,6件抱えている。そういう中,あらたな仕事を抱え込みたくないという意識が,または,「何とかなるだろう」という意識がはたらいているのだろう。 しかし,C子の姉も危なかった。注意深く見守っていく必要がある。非常に個性の強い担任にも原因の一部はあろう。A子の前担任も今のC子の担任だった。
2005.06.17
コメント(0)
このブログを読まれている方,もしかすると私が理想的な教師のように錯覚されているかたもあるかもしれません。私は,皆さんのお近くにいる先生方とそんなに変わった存在ではありません。未だに満足な指導ができなくて悩む毎日です。最近も悩みが多く,このブログを書く手も鈍りそうになります。しかし,短期間の内にたくさんの方々のアクセスとリンクをいただいて,ほんの少しの自信をいただいてます。愚痴めいた事は,これくらいにして・・・ 実は,今回は苦い思い出です。10年くらい前でしょうか。高学年の学級を持ったとき,私(担任)の言動が引き金になって不登校児を作ってしまったと悔やんだ事がありました。 B君は華奢な体つきでしたが,やはり頭もよく明るく元気な子でした。そして,わたしも張り切っていました。今も多くの教師が思うように,そのころの私は,自分の学級は欠席の少ない元気な学級にしたいと願っていました。具体的には,1ヶ月間欠席0の月を夢みていました。 私のクラスは,B君が1学期,五月雨的に休んでいる事が心配でしたが,2学期初めの8月(私の県では8月に1週間ほど授業がある)が欠席0を達成しました。たった1週間でも,8月の0は難しいのです。それが,9月も中旬まで0行進が続いたのです。未熟な私は,B君がやっと登校してるのも分からずに,学級全体に毎日のように励まし続けました。これが,B君に相当のプレッシャーになったのでしょう。B君の長い不登校の日々が始まる事となってしまいました。
2005.06.15
コメント(6)
同じ学校で,翌年にはBちゃんという不登校の女の子に出会った。父親が5人の子どもを残して出奔していた。母親がはたらいている昼間,雨戸を閉めて兄弟達が引きこもっていた。下から2番目のBちゃんは,やっと歩けるようになっていた妹の面倒を見て学校を休んでいた。 不登校児には,何か行事がきっかけになって登校する事がよくある。ある日,Bちゃんを陸上競技大会をきっかけに友だちを迎えに行かせたが失敗した事があった。 私があきらめて,校長に報告したとき,校長は厳しく「もう1回言ってきなさい。」と指導した。このとき,私の不登校に関する知識は,「無理しない。あまり登校刺激しない。」程度の知識しかなかったし,おそらく日本全体がその程度の関わりだったように思う。 このBちゃんは結局1年後には,遠足をきっかけに登校するようになった。(詳述は,後日)私がこのとき学んだ事は,一人の不登校児を再登校させるには,一般的なセオリーはないのだ。一人一人ケースは違うのだという事であった。 大事な事は,再登校の日まであきらめずに,一人の不登校児に寄り添って行く事である。毎日毎日共に悩み挑戦していく事である。
2005.06.01
コメント(2)
3.約束を守って帰宅したら,思い切り甘えさせてやる事
2005.05.31
コメント(0)
もう14年ほど前になります。新任校の3年生担任になりました。O君は,3年生第1日目から,母親に無理矢理手を引かれてやってきました。彼は,泣きじゃくって「学校はいやだ。」と言っています。わけをよくよく聞くと,好き嫌いの多いO君は前担任のように,或はそれ以上に私が給食に厳しいと思っていたようです。ですから,「無理に食べなくてもいいんだよ。」というと,この子の不登校は2.3日で終わったように記憶しています。 ある人に言わせれば,甘やかしと見るでしょうが,ある意味で甘やかしは大切です。この場合,給食が原因と言うより,母子分離不安型の不登校といえます。この種の不登校は,どこの学校でも毎年のように発生してるのではないでしょうか。新学期の時期に多く見られます。大抵は長くても1ヶ月以内に解決しています。解決のポイントは次の3つです。 1.登校の前に毎朝クリア可能なめあてを母子で話し合う。 例えば,「今日は1校時まで頑張ろうね。」 2.1度決めた約束(めあて)は厳しく守る。 たとえ,泣きじゃくっても,後ろ髪引かれても,予定を変更せずに子どもを学 校に置いて来る。しかし,「1校時」と約束したら,「2校時までいられそうだ ね。」などと言わない。(勿論自分で言うならいい。)(つづく)
2005.05.31
コメント(0)
全13件 (13件中 1-13件目)
1