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私の学校では,月曜日の打合せに,必ず「生徒指導コーナー」が確保されています。 きょう,二人の不登校児について嬉しい進展の報告がありました。 一人は,昨年3学期から来れなくなっていた5年生のA子さん。最近,放課後登校ができるようになったそうです。親しい友だちが迎えに行き,絶対誰もいなければという条件で放課後登校して担任達と過ごしたとのこと。 もう一人は,6年生のB男君。今年度ほとんど登校できなかったのだけど,きょうひさしぶりに登校したと言うことです。たった1時間とのことですが,嬉しい前進です。人気ブログランキングへ
2006.06.05
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生徒指導主事になりました。今日の会議では,各学級の様々な問題のある児童が共通理解事項として出されました。ADHD,自閉症,不登校。やはり,不登校事例が3例ほど出されました。今年の私の仕事は,かなりやりがいがありそうです。人気ブログランキングへ
2006.04.10
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C子が,水・木・金と3日間続けて朝から教室で過ごしている。 月曜日の校長発言(「C子は,養教が出かけていると教室に行く。」)に怒っていた養教も笑顔。 担任からの情報では,C子は友だちにこれを予告していたというのだが・・・人気ブログランキングへ
2005.11.19
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気がつけば,3週間近くもご無沙汰してしまった。 私の人生の根本に関わる問題のため,(もちろんこれを読むみなさんのほとんどが「人生の根本に関わる問題を抱えているわけですが・・・) 空白期間を作ってしまいました。 この間,書き込みをしていただいた方には,ご返事できなくて申し訳ありませんでした。今は,今後の日記の中に返事があるだろうと言うことでご理解いただきたいと思います。 ところで,C子のその後です。 C子への対応と言うことで,委員会がもたれた後,いままで遠慮していた(?)クラスの子どもたちが急に保健室にやってきて色紙のような物を置いていきました。その色紙はベッドの上に(C子により)投げられていました。(養教談) その色紙を見せてもらいました。 書いているのは,すべて男子でした。そして,内容は「軽いのり」の今時の6年生の口調で書かれたものでした。 私は,我が子の不登校初期の頃を思い出してしまいました。 行為自体は尊いのですが,内容に誠意がない。穿って言えば,やれと言われたからやった。しかも楽しんでいる。それを指導した先生の「誠意のなさ」(言い過ぎであれば,「指導方針」)が透けて見えてしまう。 書き込みに,「先生のような人が我が子の学校にもいたら・・」と書いてくださったがいました。しかし,それは私を理想化しています。私は普通の先生と変わりありません。この日記を見ている方は,ここからだけで判断しているから理想化しがちですが,他の面では「いい先生」といえない面がたくさんあります。 その意味で,上の6年担任には私より優れた多くの面があります。だから,その後,様々な努力をしています。 C子も,すこしずつ出席する授業が増えてきました。人気ブログランキングへ
2005.11.12
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我が校のA子がこの1ヶ月すっかり教室の友達の輪の中にとけ込んで,1学期の心配は何だったのかと思うこのごろです。しかし,今度はこの約3週間ほどとなりのクラスのC子が保健室で過ごすことが多くなっています。 やはり,1学期のA子の時のように,きょうついに校長の招集がかかった。A子をどうにかしよう,このまま定着してはいけない,という思いからです。そこが,この校長のいいところです。校長:とにかく,何らかの関わりを始めよう。私は,あしたから毎朝「握手作戦」を始める。教頭:放っておくことはできない。関わることこそ担任の努めだし,教育といえる。養教:A子は今のままでいいのだろうかと,今苦しんでいます。私 :A子は,きょう私にサインを送ってきました。教室に戻るタイミングを見計らっているように見えます。働きかけを再開するチャンスと思います。担任:私は,腫れ者にさわるような思いでいました。でも,関わりを再開したいと思います。人気ブログランキングへ
2005.10.11
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「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」 文科省のホームページで検索しても見つかりませんので,概要を書きます。 不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行うとき,校長は,下記の要件を満たすとき,指導要録上出席扱いとする事及びその成果を評価に反映する事ができる。(1)保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれている事。(2)インターネット,Eメール,テレビ,郵送,FAX等を活用して艇庫湯される学習活動である事(3)訪問等による対面指導が適切に行われていることが前提(4)当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムである事(5)校長は,その状況を十分に把握すること(6)学校外の機関・施設で相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること(7)学習内容が学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること人気ブログランキングへ
2005.09.05
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10年以上も前に私が出会ったBちゃんという女の子とB君という男の子について書いた事があった。きょうの研修会で,またその子たちへの対応について,悔やまれる事を思い出した。 10年以上も前では普通の事だったかもしれない。(もしかすると,今も普通の事かもしれない。)どちらも,大規模校だった。担任の私は,教頭や校長の指導を受けながら,もがいていた。むなしい思いで家庭訪問を続けていた事を思い出す。私以外はだれも家庭訪問をしなかった。 今ふり返って,客観的に見れば,担任がある程度「熱心」であったのがよかったかもしれない。しかし,逆かもしれない。その二人のその後の情報はない。B君たちの学年の成人式の日,クラス会があり私も呼ばれたが彼の姿はなかった。 ところで,今と当時とで違うところは,次の3点だと思うがどうでしょうか。 1.不登校についての研究が進み,文科省の指導が浸透してきた。 2.各学校で,担任だけに任せるようなことなく,不登校対策委員会のような組織が対応するようになってきた。 3.教頭(校長)が関係機関と連携をとりやすい環境が整ってきた。 また,学校の対応からは離れるが,親としてもただおろおろと悩むだけでなく,行動するようになってきているなと,私のブログを訪問する方々の日記を読ませていただいて思いました。悩まない教師も,悩まない親もダメです。悩み続ける中から,いつのまにか解決へと結びついてくるのです。人気ブログランキングへ
2005.08.12
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今日出席した研修会で学んだことによると,本県では各学校で以下のような取組をしているはずです。みなさんのところはいかがでしょうか。 1.2日以上欠席した児童生徒への家庭訪問の実施 2.担任と学年主任(教頭,養護教諭)など実態に応じたペアでの家庭訪問 3.病気と不登校の早期見極め(不登校の最初は病気の症状を訴える事が多 い) 4.学校復帰支援チーム(校長,教頭,生徒指導主事,学年主任,担任,養護教諭,スクールカウンセラー,学校医,民生児童委員,指導主事等で編成) 5.不登校児童生徒への校長による家庭訪問人気ブログランキングへ
2005.08.04
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昨夜、研修でA先生のご主人にあった。今まで話す機会はなかったが、初めて話をする機会ができたので、奥様のA先生に今でも感謝していること、そして、息子が今元気に大学に通っていることを伝えた。 この方は私より年下であるが、最年少で中学校の校長になって2校目である。感心したのは、奥様に感謝の気持ちを伝える私に対して非常に謙虚であったこと。 立派な話をしてその内容に感心しても、その傲岸不遜な表情・態度を見てがっかりする場合があるが、やはり、謙虚な態度は気持ちがいい。人間性の高さを感じさせられる。人気ブログランキングへ
2005.07.26
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中3になって徐々に登校する日が増えてきました。 その一番大きな力となったのは新しい担任のA先生(女性)のやる気だったと思います。A先生は,少し多すぎと思われるほど電話をかけてきました。しかし,ちょうど息子にとってもそうした程度の登校刺激を受け入れる事のできる段階に来ていたのだと思います。 教師を始め「少し不登校について知識のある人」は,子どもが不登校状態になると,しばらく登校刺激を与えるのを差し控えようと思うようになります。それが,悪く言えば「放っておく状態」につながります。これは,特に中学校に多く見られるように思います。 息子の場合,私の尊敬する故校長先生の指示によって,真摯に動いてくれたA先生のお力によって再登校へつながっていったと思います。 息子は,保健室登校をするようになりました。人気ブログランキングへ
2005.07.23
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息子は中2時代,ほとんど登校できなかった。部活の中心的存在だったので,大事な試合の頃になると部活をやりに登校するなどという事はあった。 その,中2時代に非常に印象に残っている事がある。それは,何月の事だったか記憶が薄くなってしまったが,修学旅行のことである。学校で,なんとか息子も修学旅行に連れて行ってやろうと努力してくれたのである。旅程は,大阪まで飛行機で行って,その後神戸まであちこち訪問してバス旅行するというものであった。 ところが,教室などと同じなのか,どうしてもバスや車のような空間を持つ乗り物に乗れないという状況が続いていたので,特別に校長先生だけ息子と別ルートで電車に乗って神戸まで行ってくれたのであった。 ここまでしてくれた校長先生に私は無条件で尊敬と感謝の念を抱いた。その後仕事などで会うたびに,現況を報告していた。しかし,その校長先生は,息子の大学進学を報告しないうちに,癌を患い亡くなってしまった。人気ブログランキングへ
2005.07.22
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昨日の職員打合せで,校長提案の「皆勤賞」はあっさりと承認されました。それでも,今までのように担任が発行するよりはいいと思います。 それはさておき,今日は今年度に入って4回目の全校(172名)無欠席日。といっても,どうも気づいているのは私だけの様子。声高に知らせようと思いましたが,皆さん忙しそうだし,「皆勤賞反対」の私が全校無欠席を喜ぶのは矛盾していることに気づき,ついに最後まで黙っていました。 ところで,きょうは火曜日でしたが,前3回の無欠席日は3週続けて木曜日。何か意味があるのかなと話題になりました。
2005.07.12
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うちの校長が皆勤賞を出そうと考えている。 我が校ではいままで校長が発行する皆勤賞はなく,それぞれ担任の判断でやっていた。学期末になると忙しい中ほとんどの担任が皆勤賞を発行していた。今の学校に来て5年目になるが,1年目に学級を持った私は皆勤賞を発行しなかった。その理由は,次の3つにまとめられる。 1.皆勤賞に(多忙時に作るほどの)価値を認めないから。 2.体の弱い子や不登校気味の子にとっては辛いと思われるから。 3.担任や校長が発行する賞状は,もっと別のことについてであるべきと思うから。 私は,自分が小学生の頃はよく病欠をしていたが,高校時代は全く休まなかった。しかし,無欠席を目標としていたわけではない。高3がもう終わろうという頃,たまたま「このまま行くと皆勤賞ものだな」と気づいたのだ。一流校の劣等生だった私は,こんなことで表彰なんてされてたまるかというプライドを持っていた。そこで,ある日一日ずる休みをした。これで,皆勤賞を免れた。後にも先にも,ずる休みはこのときだけである。 校長から意見を求められたら,私は上の3つについて言おうと思う。
2005.07.09
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A子は登校すると,毎日まっすぐ保健室に入っていました。ほとんど養護教諭にべったりの毎日でした。養教は,一生懸命面倒を見ていました。しかし,彼女にも仕事は山ほど有り,そのうち疲れが出てきました。そばで見ている我々は,助けの手を出したいけどどう出したらいいか分かりません。そのうち養教は新校長に相談しました。新校長は即座に対応してくれました。具体的には以下のとおりです。 1.校長を中心に,職員室組(教頭,教務,養教,主事,用務)と担任を交えて 何回か対応を協議しました。状況の報告や対応の仕方の共通理解を持ちました。 2.養教の要望と校長の指示により,1日1回は教頭・教務・校長のいずれかが個人授業をする事になりました。 3.教務の私は,毎週の週案(週の授業案)を自分の分のほかにA子専用のものを作りました。 4.定期的に養教か担任の家庭訪問を続けました。 5.その他様々な手を打ちました。 私は,おもに書写(国語)と理科を担当しました。マンツーマンで会議室で教え始まった最初の日,私は「今1番やりたい事は何?」と聞いてみました。すると,彼女は「早く教室には入れるようになりたい。」と答えました。わたしは,「近いな。」と思いました。 5月の初めから朝親友と登校してそのまま教室に入って,自分のロッカーにかばんを置く事ができるようになりました。しかしまだ他の友だちが来る前に保健室にこもってしまいました。初めてのクラブ活動(料理・手芸クラブ)には,参加する事ができました。 5月下旬の運動会には欠席しました。今まで殆ど休まず,保健室だけには来ていたので,変化の兆しを感じました。 運動会後2,3日した頃でしょうか,登校したA子に担任が「このまま教室で勉強しちゃおうか。」というと,そのはずみでそのまま今日まで何事もなかったようにみんなと学校生活を送っています。 職員室組は,大歓声です。
2005.06.08
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様々な対応の仕方がありますが,今回はわたしの勤務校の最近の例を紹介します。 6年生のA子は,昨年後半から五月雨的に学校を休むようになっていました。今中学生の兄が小学生のとき集団のなかにとけ込めず,やはり危ないところがありましたから,私は「やはり」と思いました。そして,3学期から保健室登校が始まりました。教室には入れなくなったのです。しかし,この問題は担任・教頭・校長・養護教諭だけで解決しようとしていました。職員室で何となく分かっていた私は,教頭と飲んだとき,「我が子に不登校経験のある教師の意見など聞きたくないんでしょうね。」と皮肉を言いました。 4月に,新任の校長が赴任してきました。彼は,前の校長とは対応が違いました。勿論,保健室登校が長引いて,養護教諭が音を上げ始めた事もありますが,やはり「ツルの一声」の威力は大きいです。(明日に続く)
2005.06.06
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