P-Blog アイデア&インプレッション

2007.07.30
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参議院選挙が開票され、自民党が歴史的敗退、民主党が大勝という結果になりましたが、政局が不安定になるというのとは別の不安を感じ出しました。

まず、比例代表制のおかげで、大勝した場合、あまり票を得ていない人やよくわかんない人も当選してしまっているわけですが。ここに問題が発生する可能性を感じます。
2年前の9.11郵政選挙で自民が大勝した時もそうですが、ほんとわけのわかんない人も、比例代表で当選してしまいます。それは、それで、そういう仕組みなんだから仕方がないとはいえ。いきなり、国会議員が極端に増えると、国会議員を支える仕組みを管理しきれる体制が出来るのか不安を感じています。
たとえば、史上初の国会議員キャディが登場したわけですが、彼の政治活動をサポートするスタッフをきっちりとつけることが出来るのでしょうか。
言って見れば、キャディのいないゴルフ選手がたくさんいて良い試合が出来るかということです。
まあ、党の執行部の言うとおりにして、一票を稼ぐための要員なら、そんなスタッフなんか形だけでいいんでしょうが。実際に、公約をあげて、日本をこのようにしたいということで、そのためには、いろいろ調べたり、どのような手続きで話を通せばいいとか、問題解決をするためには、どこに問題点があって、だからこそここを直すようにすればいいとか、そういう事を議員と共に考えそれぞれの位置で下働きなどをするスタッフというのが必要なんですよね。
そうしないと、ただの多数決要員にしかないということになってしまいます。
急成長をしたおかげで、戦力不足に陥ることで、国会議員らしくない国会議員が増えるのではないかと思います。
ここんところ、自民党の閣僚の方々の事務所経費とかいろんな不祥事がいっぱいあるのですが、小泉政権で躍進したおかげと、改革に不必要な人を追い出した影響で、議員は多いけどスタッフ不足も含め、管理体制が出来ていなかったのが原因のように思うんです。


次ぎに、二大政党の問題
今回、二大政党化が進んだわけですが、二大政党になれば、意見が対立して、バランスが取れると思われがちですが。非常にバランスの悪い状態になるような気がします。
たとえば、閣僚のいる自民党がAという意見を出し、民主党がBという意見を出したとします。参議院で通らないとなるとなると、自民党が表向きBという意見に直してきて、実質はAという、名目と内容が捻れた法案を出してきて、取り込んで通してしまうという事が起きたりします。
また、国民のことを考えると、C案やD案が最適と思われることも、二大政党に採用されなかったら、その案は葬り去られてしまうという事も出てきます。
まあ、二大政党もメリットはあるわけなので、否定はしませんが、デメリットも理解しておく必要もあるかと思います。

それ以前に、党の方針というのは、知恵を合わせて作るものだと思うのですが、プレーに集中出来ないキャディのいないゴルフ選手が寄り集まっても、知恵を集めるといういいプレーはできないと思うし、良い試合にならないと思うんですよね。





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最終更新日  2007.08.01 19:39:16
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