いいこと探検家の人生冒険ポジティブ日記

いいこと探検家の人生冒険ポジティブ日記

2005.06.12
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※今日は、いつもとは文体を変えています。

※よく「気を氣と書いているのは何か意味があるのですか」
  という質問を頂きますが、今日の日記がその応えになる
  かも知れません。




耳で聞くよりも心で聴き、
心で聴くよりも気で聴くことを心がけよ。            



【荘子:人間世篇】





言っているが、「気で聴け」という言葉には初めて出
会った。


実に奥が深い。


ある解説書によると「気で聴くとは、固定観念や既成
の概念にしばられず、虚心や無心の境地で相手のこと
ばを受け入れること」となっている。

確かにその通りだが、少し物足りない感じがする。

せっかくの荘子の想いを表現しきっていないように思
うのは私だけだろうか。


ここで荘子の言う「気」とは「氣」のことだと考える
と分かりやすい。


あらゆる方向からのエネルギーを表している。

だから、米(こめ)はエネルギーの塊であり、アメリ
カはパワーの集積地だから米国というのだ・・・・ろう。

おそらく、荘子の言う「気」も「氣」であり、宇宙に遍在し
充満しているエネルギーあるいは超微細粒子、最近では





◆大宇宙は氣が本体



この考えに則れば、大宇宙は「氣」が大本で、すべて
がここから発生している。

わたしもあなたも、彼も彼女も、動物も植物も、水も
鉱物も、地球も月も、惑星も恒星も・・・・・・・・・・・・・・・、
そしてそれらの間の空間もすべて、元はと言えば「氣」
なのだ。



初めに光りありき。


この神聖な光でさえ、無限のエネルギーのうちで人間
に認知される範囲に限定されてしまっている。

光は氣であり、氣は光なのである。

見えるものも見えないものも光であり氣なのだ。


私たちは、それを常に感じているはずだ・・・・近ごろは
感じられなくなっている人が多いようだが・・・・。

だから、「氣で聴く」というよりは、「氣で感じる」
という方が正鵠を得ているのかもしれない。


すべては「氣」という同じものから成っているとする
と、人間だけでなく森羅万象が一心同体だから、すべ
て共鳴しあえるはずだ。

こんな気持ち(氣持ち)で聴くことが、まさに「氣で
聴く」、つまり「誠実に聴く」ということなのだろう。




◆メタヴァースの記憶



我々の宇宙は、マルチヴァースのひとつ(ユニヴァース)
とされている。


しかも、この宇宙が生まれる前には無数のメタヴァース
が存在したという。



そこでは限りない星が生まれ、生命が生まれ、文明が生
まれ、文化が生まれ・・・・そして死んでいった。


しかし全てが失われたわけではなく、すべてを記憶して
いる。


その記憶の媒体が「氣」なのだ。



だから氣を感じ、氣と共鳴したとき、あらゆる智慧が得ら
れることになる。


何かの願望を達成したいとき、その願いを氣として発する
ことで、かつて存在した「同じ体験」と共鳴・調和し、
眼前に現実を引き起こすのだ。


これが私が考え、実践している「夢実現」の原理である。


すべての夢は叶うようになっているのだ。


なぜならば、メタヴァースからのすべての記憶がこの宇宙
に引き継がれているからだ。


無限のメタヴァースでは、すべてが経験済みのことなのだ。




◆氣と氣を共鳴させる



今日のテーマは、「五感では、ある存在の表層しか捉
えられない。だから、氣と氣を共鳴させて、その存在
を丸ごと感知せよ」と言い換えることができるのでは
ないだろうか。


次のようなことを考えてみよう。


なぜ目があるのか?

・・・・それは認知できないものを見えるようにするため。


なぜ耳があるのか?

・・・・それは認知できないものを聞けるようにするため。


なぜ鼻があるのか?

・・・・それは認知できないものを臭えるようにするため。


なぜ舌があるのか?

・・・・それは認知できないものを味わえるようにするため。


なぜ皮膚があるのか?

・・・・それは認知できないものを自覚できるようにするため。


※「自覚」は、「触感(感触)」とした方が分かりやす
  いかもしれない。


そして、見て、聞いて、臭って、味わって、触れたとき、
われわれはその対象になれるのだ。

花に、虫に、空に、雲に、星になれるのだ。


五感がなければ、何ものも認知することはできない。

いや、五感があるが故に、五感がなければ(五感を超
えた感覚で)丸ごと認知できるはずの存在を、限定的
にしか認知することができないのかもしれない。


そして「五感を超えた感覚で認知する」というのが、
「氣を媒体として聴く」と言うことではないだろうか。

このとき、われわれは、花、虫、空、雲、星「そのも
のに」なるのだ。




◆五感を超える宇宙の実相



五感は、本来認知できないものを肉体を用いて感知す
るものだから、自ずと限界がある。


肉体は物質しかも有機体だから、温度にしても音量に
しても、また匂いの元になる物質の濃度などに対する
許容範囲が極めて狭いのだ。


先ずこの当たり前のことを自覚しておきたい。


われわれ人間にとっては、感知できることよりも感知
できない(認知できない)ことの方が遙かに多いのだ。



見えるものは、見えないものとつながっている。

・・・・可視不可視一体。


聞こえるものは、聞こえないものとつながっている。

・・・・可聞不可聞一体。


臭うものは、臭わないものとつながっている。

・・・・有臭無臭一体。


味のあるものは、味のないものとつながっている。

・・・・有味無味一体。


触感できるものは、触感できないものとつながっている。

・・・・触感無触感一体。


これらのことを「氣を媒体として」丸ごと感知できれば、
宇宙の実相に多少なりとも近づくことができるのでは
ないだろうか。


ところで、口で言うのは簡単だが、どうすれば会得で
きるのだろうか。


私のような凡人が頭であれこれ考えるよりも、先人
から学べばいい。


すでにその境地に至った人が存在していた。


詩人の「金子みすゞ」さんだ。

彼女は詩作を通して、この課題を実に見事にクリアして
いる。


 ☆大漁


  朝焼け小焼だ大漁だ  

  大羽鰮(いわし)の大漁だ。

  浜は祭りのようだけど

  海のなかでは何万の

  鰮のとむらいするだろう。  



 ☆星とたんぽぽ


  青いお空の底ふかく、

  海の小石のそのように、

  夜がくるまで沈んでる、

  昼のお星は眼にみえぬ。

  見えぬけれどもあるんだよ、

  見えぬものでもあるんだよ。


  散ってすがれたたんぽぽの、  

  瓦のすきに、だァまって、

  春のくるまでかくれてる、

  つよいその根は眼にみえぬ。

  見えぬけれどもあるんだよ、

  見えぬものでもあるんだよ。



何という豊かな感受性。

彼女の氣がすべてを包み込み、そして彼女もとろける
ように融合している。

何というやさしさ。

これが「氣で聴く」ということなのか。

荘子の言葉を簡潔に、それでいて重厚に表現している。




他人が知らない言葉や概念を、その人が知っている言
葉で説明すること。

他人がイメージできないことを、その人がイメージで
きる譬えで提示すること。

この二つは、私が講演や執筆でいつも心がけていること
だが、完成までにはほど遠い状態だった。


ありがたいことに、今日のテーマはこれを発展させる
方法を教えてくれた。



見えないものを見えるようにする方法。


それは、「氣で話せ」ということ。


これが、先の二つの心がけをより効果的なものにする
だろう。


「口で話すより心で話せ、心で話すより氣で話せ」と
いうわけだ。


あとは、実践するだけだ。




◆実践しよう!




見えるものと見えないもの

聞こえる音と聞こえない音・・・・・・


その境界はどこにある?


探したって分からないよ


すべては光、すべてはエネルギー、すべては氣


氣と氣を共鳴させると、

すべてが観えてくる、

聴こえてくる


氣で観て、氣で聴いて、氣で話す


このとき、すべてはひとつとなって、響き合う





真昼の星を観る。

地中の根を想う。

先人のこころを察する。


そうすると観えてくる、聴こえてくる、感じてくる

みんなの温かい心、自然の恵み、天の声・・・・


ただただ、感謝、ありがとう。




私から始めよう!


はじめの一歩を踏み出そう!





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最終更新日  2005.06.12 09:36:10
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