つきあたりの陳列室

つきあたりの陳列室

2005.01.05
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カテゴリ: Sport
***大山加奈

03年11月のワールドカップ(WC),04年05月のアテネ五輪最終予選(OQT),同 07月のワールドグランプリ(WGP),そして同08月のアテネ五輪本番もTV観戦した. WC後のVリーグも,予選ラウンドのJT戦と決勝ラウンドのパイオニア戦を観た.

大山加奈は応援せずにはいられなくなる選手だ.苦しい状況でも明るい声を出すこと の辛さは,スポーツ未経験者にも伝わってくる.木村沙織のように天然ボケのかわい さとも,栗原のようなどこか張りつめた雰囲気ともちがう.話し方や態度の折り目正 しさが気持ちいい.雑誌やテレビのインタビューもずいぶん見たが,表情とか,使う 言葉からして,あの礼儀正しさは間違いなく身に染みついたもの,家族や部活から受けた躾に他なるまい.

とはいえ,選手として未熟な部分が多いのも事実のようだ.レシーブ,ブロックなど はまだ世界のトッププレーヤーから見ても,国内トップ選手と比べても未熟らしい. レシーブはかなり改善しているらしいが,まだまだ上達しなくては国内リーグでもしばらくは厳しい局面が見られると思われる.

大山が所属するVリーグの東レ・アローズは昨期,準優勝だった.しかし今期は主力 が欠けたとはいえ,戦術の修正が上手くいっていないらしく,10チーム中9位と予想外の低迷に驚いた.主力の攻撃陣,レフト・アダムス,センター・富田と向井が怪我で出場を減らしたり,休んでいる.とはいえレフト大山,センター荒木や西脇などの個人成績はさほど悪くない.5-7位くらいならともかく,下から2番目を低迷するようなチームだとは思われていない.

若手主体で,主力選手が抜けた穴を埋めきれていないのだろう.しかし具体的にどこが負けにつながる要因なのかが分からない.どうも複合的な要因のように思われる.悪いパタンにはまり,悪循環に陥っているような時期もあった.最近は,四強の一角に食い込んできたJTと西の横綱的チーム・NECを破り,悪循環から抜けつつあると思わせた.しかしその後も,勝っておかしくないゲームをあっさり落としたりして,不安が残る.

若手とはいえ,大山や荒木は日本代表の経験もあり,常に注目され,期待がかけられ る立場だ.監督もそうした選手を育てる使命感があるだろう.そういう立場が心理的にチームの方針に微妙な影響を与えているかも知れない.しかし,それは避けては通れないプレッシャーだ.復活の手がかりは,足下の小さなとっかかりのようなものだと思う.毎日の気の遠くなるような練習の中から,その手がかりを掴んでほしい.

とにかく大山の元気の良いプレーは見ていてぱっと気持ちが明るくなる.多くのファンがそういうことを感じているみたいだ.単にパワーや技術でなく,単に人柄だけでなく,色々なものが彼女を少し特別な選手にしている.いつまでも見ていたくさせる選手だ.がんばってほしい.

**更新


**メモ
起床915,往駅1113,着駅滞留1145-1155.ローソンで月マガ(カペタとベック)立読.帰りNに送ってもらう.復駅2237,風呂2400+,就寝2500+.





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Last updated  2005.04.15 17:07:09
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inalennon @ Re[1]:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子(09/19) フィンちさん >この世は なんてままなら…
フィンち@ Re:「記憶の中の源氏物語」 三田村雅子 「人生のままならなさ」への強烈な疑問と,…
inalennon @ Re:4年はあっという間(03/04) ハオさん >バーチュー&モイヤー組見…
ハオ@ 4年はあっという間 バーチュー&モイヤー組見ました。 優雅…

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