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金曜日は大阪で仲間達と勉強会。赤い石の鑑別をやりました。赤い石でガーネットやスピネルは単屈折性の石ですが、ルビー(コランダム)やビクスバイト(ベリル)は複屈折性の石になります。赤い石と言うのは鑑別の世界では最も間違いやすい石の筆頭なのです。赤い石の鑑別をした時、K先生が簡単で持ち運びに容易な鑑別ツールがあれば単屈折性の石か複屈折性の石かを最低限見分けられるだけでも違うと考えられて、下の写真の物を作ってきてプレゼントしてくださったのです。K先生手作りの簡易偏光板これをどう使うかと言いますと―先ず、鑑別する石を用意します光源を用意しますそこに先ほどの偏光板を1枚置きます偏光板の上に鑑別する石を載せます 石の上からもう1枚の偏光板を回します偏光板同士の方向が同じ時は光は通過します偏光板を光を透さない状態にして石を回しながら石の明滅を見ます 複屈折性の石なら明滅します 2枚の偏光板の方向が違う時には真っ暗になります光源がない時は携帯電話が使えますしかも携帯電話の画面は偏光板の役目を果たすのでこの上に石を載せ、1枚の偏光板を光を通さないようにして携帯の上で石を回し、明滅するかどうかで単屈折性の石か、複屈折性の石かを簡単に見分けることが出来るのですこちらは複屈折性の石です三枚目の偏光板は、左右で方向の違う偏光板です複屈折性の石だと、この偏光板を上から当てると色が違って見えます二色鏡の代わりになるんですね色の違い分かりますか?いかがですか?簡単なツールですが、とても使えるツールですね。この10円玉ほどの大きさの偏光板をK先生にいただいた時、感動しました。鑑別で使う偏光器も二色鏡も、とても高価なものです。この偏光板を、工夫とアイデアで作ってくださったK先生に感謝申し上げます。話は変りますが、最近、私は楽天ブログの機能変化について行けず、使いにくさを感じていました。ブログを始めたばかりの頃の鉱物ブログを書くという基本の主旨に戻り、今後は鉱物の話(ジュエリーも含む)を主体に書くことにしました。更新は時々になると思いますが、また、遊びに来てください
2013年11月03日
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サントリー山崎蒸溜所の敷地のど真ん中を府道が通っている。この道を真っすぐ、ゆるやかな坂を登った奥に椎尾神社の鳥居が見える。この府道は元はこの神社の参道だったようだ。山崎蒸溜所の中を通る府道外に展示されている蒸溜釜椎尾神社の鳥居椎尾神社に到着静かな参道椎尾神社の前身は西観音寺この時節、つわぶきの花が愛らしい二つ目の鳥居椎尾神社参道を進む手水舎階段を登ると、何やら大勢の人が…この日(11月11日)は偶然、椎尾神社の大祭だった苔むした石垣と階段山の水が流れ、小さな水車が回る壱の鳥居に戻る真っすぐ歩くとJR西日本の山崎の踏切帰りも踏切で電車待ち電車通過は2,3台は待たされるね早くわたらないと、すぐに次の電車が来てしまう椎尾神社はサントリー山崎蒸溜所の奥にあるので、サントリー所有の神社だと思う人もいるみたいだが、元は僧・行基が聖武天皇の念持仏の十一面観音像を本尊に創建した慈悲尾山信善谷西観音寺という奈良時代からある寺だった。明治の廃仏毀釈で西観音寺は廃寺となり、椎尾神社となった。サントリーがこの地に蒸溜所を模索していた頃、椎尾神社は荒れ果てていたという。創業者の鳥井信治郎は村人と協力して、椎尾神社を復旧した。92年前の1924年(大正13年)11月11日に山崎蒸溜所は完成し、竣工式が行われた。この日を祝って毎年11月11日にサントリー社主催で、椎尾神社の「秋の大祭」が執り行われ、工場長をはじめ作り手、地元・島本町の関係者が多く参列する。私達が行った日がまさにその11月11日(金)。これは、きっと神さんが呼んでくれはったんやね。そう、思っておこう。ちなみに椎尾神社の神さんは昔は椎尾大明神で現在は素戔嗚尊、聖武天皇様、後鳥羽天皇様だそう。山崎蒸溜所の隠れた名所・椎尾神社一度訪れてみて
2016年11月14日
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